昨年末から今年にかけて、ハイレゾに関する記事や番組が目につくようになりました。ソニーは木村カエラを起用して「ソニーはハイレゾ」というコピーでCMを展開しています。また、パナソニックもテクニクス・ブランドを復活して、ハイレゾ市場に参入しています。ハイレゾのダウンロード・サイトもビクターが「HD-Music」を立ち上げて参入し、パナソニックもヨーロッパから配信をスタートするというアナウンスしたことで、ハード、ソフト面で活性化し始めて来たようです。さらに昨年12月には宇多田ヒカルがUSBメモリーにハイレゾ音源を収録して販売を始め、今年大物アーティストが数十万という数でUSBメモリーにて販売を企画しているという情報も出てきています。

また、車メーカーもメルセデスを始め、プジョーなどヨーロッパ車はカーステレオでUSBによるハイレゾ対応を進めていて、USBによるハイレゾ再生環境も増えて来ているようです。

USBの他にもmicro SDを利用した製品も出てきました。Astell&Kernのハイレゾオーディオプレーヤー「AK240」はブルーノート・レーベルのアルバム75枚をセットで販売しています。

ハイレゾでいろいろフォーマットやメディアが出てきますが、困るのはユーザーですね。どのフォーマットが今後主流になるのか決まらないとなかなかハード購入に繋がって行きませんから。

フォーマットについては、DSDはパソコン無しで聴ける環境が整備されれば市場が大きくなる可能性はあると思いますが、現状のままだと一部のマニア向け製品になってしまうのでは無いかと感じています。また、データ量も大きい為、配信にはなかなか向いていないのでは無いので、メモリー販売が良いのではないかと思います。

メディアとして一般的になるのはUSBメモリーでは無いかと私は考えています。現在発売されているハイレゾ対応のオーディオ・システムのほとんどがUSBの挿入口が付いていますし、カーオーディオも同様だからです。ユーザーもある程度のサイズがあるので扱いやすいですし、パソコンにもUSBの挿入口が標準で付いています。

これからさらにUSBでハイレゾを楽しめるようにするにはパソコン無しでも簡単に音楽が聴けるということが重要になってくると思います。

しかし、現在のUSBの挿入口のある再生機は、インターフェースが貧弱で表示部分も狭いので、メタデータの表示やプレイリストの作成などをパソコンに頼るものが多いのが現状です。パソコンに慣れている人はそれでも大丈夫かもしれませんが、スマートフォンやタブレットの普及で一般の人がパソコンを持たなくなる方向で進んでいる中、オーディオ・メーカーには是非パソコンを利用しない、ユーザー・フレンドリーなインターフェース開発を期待したいです。カーステレオは、ナビが必ず付いているので、ユーザー・インターフェースをタッチパネルを利用して開発できるメリットがあります。

出来れば家庭用のオーディオ・システムとカーステレオのユーザー・インタフェースが似たようなものにすることでもっと一般にUSBを利用して音楽が楽しめるようになれば、ハイレゾ市場はもっと大きくなるのではないかと期待していますし、それを推進するのが今年なのでは無いかと思っています。

家電で重要なのは標準化だと思います。ハイレゾ製品を家電にするためには標準化がキーワードではないでしょうか?

人気ブログランキング
ON the ROAD特設サイト