2022年12月31日
独善コミック大賞2022
やってきました、今年もきました、独善コミック大賞2022のお時間です。
年始に暇だなと思ったとき、今はWebで簡単に読めるものも多いのでぜひ参考にしてみてもらえたら。
この賞もなんだかんだで10年以上やっているし、マンガを紹介する媒体も増えてるし、そろそろこう、紹介とかレビューとかのお仕事をいただいてもいいんじゃないか、この中に担当の方はいらっしゃいませんか、などと小声でアピールしつつ、今年も張り切ってまいりましょう。
世知辛い世の中で、漫画だけが明日を照らす光ですよね。気持ちの悪いことを言いました。
さて、今年の結果はこちらです!
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第10位
マリッジトキシン/依田瑞稀
(既刊2巻、以下続刊)
「使い手」と呼ばれる殺し屋が暗躍する世界で、殺しだけをして生きてきた主人公の「毒使い」が、様々な事情から結婚詐欺師の手を借りて婚活を始めるというお話。いろいろぶっ飛んだ設定ながら、絵がめちゃくちゃ綺麗だし、バトルシーンもわくわくするしで、読み応えがすごいです。ふいに見える人と人同士のシンプルな優しさも沁みます。ぜひ。
第9位
NEETING LIFE ニーディング・ライフ/筒井哲也
(既刊上巻、以下続刊)
会社を若くして退職した男が、ニーティングという、ニートとしての生活を始めるお話。家から徹底的に一歩も出ない、人と会わない、食事もゴミ出しもすべて部屋の中で完結できるようにシステムを構築して生活を突き詰める姿は、そこまでやるかという気持ちもありながら、少し羨ましくも見えます。しかしながらそんな生活だけでは終わらず、家から一歩も出ないのに巻き込まれる様々な欲望や社会現象。アパートの一室のみでここまでストーリーを広げられるというのは本当にすごいなと思うしかありませんでした。是非。
第8位
最強地縛霊と霊感ゼロ男/池田恵介
(既刊2巻、以下続刊)
いわゆる「事故物件」と呼ばれるアパートの一室を借りた男。そこには最強の地縛霊少女が憑りついていたのだが、男が霊感ゼロのためになに一つ感じるものがない…というコメディ。最初は頑張る幽霊が空回るだけの話かなと思うのですが、徐々に幽霊の過去なども明かされていき、その願いや望みに切なくなります。諦めていた自分の願望がふいに与えられるという展開は、やはりどんなふうに形を変えても素敵だなと思います。地縛霊といっても全然怖くないからぜひ。
第7位
オナ禁エスパー 竜丸短編集 /竜丸
(全1巻完結)
こんなタイトルの漫画を紹介することを非常に悩みましたが、おもしろかったものは仕方がない…3作品収録の短編集なのですが、表題作などは本当にぶっ飛んでるなという印象です。その名の通り、ある行為を禁止することで超能力が使えるという世界で、地球に迫る危機を食い止めようとする男子中学生のお話なのですが…本当に、めちゃくちゃ頭もよくて知識も豊富で才能にも恵まれた人がこういうバカな設定を全力で描いたとき、どんな大変なことになるかということがよくわかります。いろんなものの無駄遣い。それゆえかっこいい。あくまで自己責任で、ぜひお読みください。
第6位
白山と三田さん/くさかべゆうへい
(既刊4巻、以下続刊)
ひょんなことから付き合い始めることになった高校生の白山君と三田さん、そしてその周囲が織り成すコメディ。「地味カップル」という言葉が示すように、二人は美男美女でもなければ、燃えるような恋をしているわけでもない。しかし愛しい。常に「なにしてんだこの人たち…」という気持ちにさせられながら、それを面と向かって否定する人もおらず、ただ当たり前に生きている人々に気付けば夢中にさせられ、不思議な優しさに包まれ、奇行とリアクションで笑わせてもらえるとても素敵な作品です。ぜひ。
第5位
ほうしょうぶしゃくらいいこ/安芸勘谷
(読切)
ジャンプ+というアプリで掲載された読み切り作品。滑舌が悪いことに悩む主人公の女の子が、放送部の部長と関わり、少しずつ変わっていくお話です。よくあるコンプレックス克服ストーリーかと思いきや、それだけに収まらない展開の秀逸さ、一つ一つの通過点の美しさが本当にお見事です。目新しい展開は特にないとはいえ、こうもまっすぐに丁寧にいろんなことを描かれると、涙腺が弛まずにはいられませんでした。短くも大事なことが全部詰まっている。サクッと読めますので、今すぐにでもぜひ。
第二次世界大戦が終わって数年後の京都で、西洋料理人であり料亭の長女でもある主人公が、さまざまな事情で15歳年下の男性と再婚し、そこからはじまる恋愛模様や料亭の立て直しなどの物語。出てくる料理も丁寧で美味しそうなものばかりですが、なにより繊細な人間関係の描写にぐいぐい引き込まれました。恋愛面はかなり焦らされる部分もありますので、そこも含めてゆったりと楽しむといいと思います。ぜひ。
第3位
とある”能力”を持った高校生の女の子と、その能力を偶然見てしまったことで友達になった同級生の女の子を中心に進むお話。2人が仲良くなっていく青春ほのぼのストーリーかなと思いながら読み進めると、若さや人間のあやうさみたいなものが常に流れていて、ずっと不穏さを感じ、続きが気になって仕方のない作品です。生きていく中でどこか感じてしまう陰鬱さ。子供のころにしていた夢想。文学作品からの引用などなど、要素は盛りだくさん。3巻完結なので、なんとか最後まで読んでほしい。読後はとても爽やかです、ぜひ。
第2位
わが子ちゃん/峰なゆか
(既刊2巻、以下続刊)
(既刊2巻、以下続刊)
「アラサーちゃん」や「AV女優ちゃん」などでも有名な峰なゆかさんの、実体験を元にした妊娠出産レポート漫画。今年は我が家にも子供が産まれたのですが、この漫画内で峰さんに起こったことがわりと起こり、「未来日記か」と感じるほど妊娠出産あるあるが詰め込まれた作品に思えました。そんな中で、今までなんとなくおかしいと思うけど言えなかったことなどをバスバスと描いてくれる。価値観のアップデートは常にしなくてはいけないから、こういった作品が世に出てくれるのは本当に感謝です。ともかく僕が自分で「イクメン」とか名乗り始めたら殺してほしい。そう思ったくらいにおすすめです。
人間とチンパンジーの間に産まれた「ヒューマンジー」である主人公のチャーリーを中心に巻き起こる、様々な事件や問題。人間や社会とは一体何なのかという重いテーマを常に考えさせられながらも、台詞回しやアクションもめちゃくちゃかっこよくてまったく飽きさせない怒涛の展開が本当にすごいです。海外ドラマを一気見してしまうみたいな感覚に非常に近い。チャーリーがすごくキュートだし、かっこいいし、しかし表情が読めないためにどこか怖さもあって、彼がこの先どこへ向かうのか気になって仕方ないです。ハリウッドで映画化するべきじゃないかこれは。ぜひ。
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以上、今年の漫画でございました。
前述の通り今年は子供が産まれたり、本業の演劇も出演1本、短編作演出1本、長編作演出1本とそこそこにいろいろあった年でした。嫌なニュースばかりですべてを投げ出したくなるときもありましたが、今は結局できることを一個一個丁寧にしてくしかないなというところに落ち着いています。演劇も子育てもたぶん全部そうなんじゃないかなって。知らんけどな!
適度にフィクションで息抜きをしながら、また来年も頑張っていきましょう、お互いに。
それでは、よいお年を!
善雄
2022年07月01日
P.S.富山にいます、善雄
ご無沙汰してます、善雄です。
気がつけば暑い以外の思考が浮かばなくなる昨今、いかがお過ごしですか。
僕は今、地元である富山に帰ってきております。
先日ゴジゲンのYoutube生配信でもお話させていただいた(というか言わされた)のですが、めでたく妻との間に授かることのできました新しい命が、夏に産まれる予定でして、
その出産のため、つまりは自主的な産休育休と称し、久しぶりの故郷滞在と決め込んでおります。
里帰り出産の場所が奥さんの実家でないことに驚く方もいらっしゃるのですが、僕としてはどこでもよく、
しかしながら東京で借りている家はエレベーターなしの4階という過酷な環境で、妊娠してからというもの妻は常に階段で息切れし、踊り場に着くたび柵に手をかけながら遠くを見つめる日々だったので、このままでは無理だ、仮ににこの部屋で陣痛が来てもこの急な階段を1階まで降ろすことすらできないと早々に除外。引っ越しもなにかと難しかったため、別の方法を検討していたところ、2年ほど前に亡くなった祖父母の家がそのまま空き家でしかも平家という好条件だったため、転がり込ませていただきました。
そんなわけで、亡き祖父母の家を借り、父の車を借りて妊婦健診に通ったりのパラサイト生活をしながら、子が無事に生まれてくることを待っています。無事生まれたとてそれは君の父のおかげではほぼないが、子がそれに気付くのはきっとずっと後だから大丈夫。
富山滞在中にお会いしたい方も行きたい場所も多々ありますが、ほとんど動けない身重の妻のサポートがなによりも優先のため、出かけることも難しい日々です。普通にフルタイムで働いてる人はどうしているのだろうとしか思えない…
(同じ劇団所属の目次さんが声を務めるCM)
あくまで個人の考え方としてですが、授かる前から産休育休はとれるなら絶対とろうと思っていたので、今こうできているのはよかったと思っています。不安もありますが、自分や家族が後悔ないのが1番いい。
とはいえ、会社勤めと違い、働かなくては収入のない自由業。
脚本・演出・俳優に加え、文章を書いたり、映像編集などができます。
脚本・演出・俳優に加え、文章を書いたり、映像編集などができます。
富山でできるお仕事や、楽しいことがあればお声がけいただけたら幸いです。
今はすべての家事を担いつつ、劇団献身の奥村君やろりえの奥山さんが脚本演出を務める「ノリウチ!」という企画にオリジナルゲームを作って納品したり、
11月末から行う予定の自劇団ザ・プレイボーイズの脚本など公演準備をしたりして、過ごしています。
ザ・プレイボーイズ第10回公演
「きみ、僕の世界のなんなのさ」
作・演出:善雄善雄
2022年11月25日(金)〜12月4日(日) @シアター711
無事生まれて少し落ち着いたら、この稽古が始まる前、だいたい秋頃に東京に戻る予定です。
この間、なにかご縁ありましたらぜひに。
とりあえずは鮎釣りが解禁されてるので経験したいのと、アルプスといういいサウナが近くにあるらしいので行っておきたい。
富山に遊びに来たい友達も、お待ちしております。
善雄
善雄
2021年12月31日
独善コミック大賞2021

善雄です。
今年も年末がやってきましたね。今この時間も飛び交っているであろう「よいお年を」という言葉は、「よいお年をお迎えください」の略というのは紛れもない事実なのですが、「よいお年を」を単体で使いすぎて、「お迎えください」まで言われるとなんだか違和感を感じるようにすらなりました。
たとえるならそう、メンチカツがハンバーグを揚げたもの、って言われたときのいやたしかにそうなんだけどなんか違う気がする!みたいな感覚です。
マジでどうでもいい情報をお伝えしたところで、独善コミック大賞2021の発表です。
毎年恒例、善雄が1年間で出会った漫画を勝手にランキング形式で紹介する、独り善がりのコミック大賞。
今日は名前だけでも覚えて帰ってもらえたら。
それでは、はりきってどうぞ。
第10位
吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
(既刊18巻、以下続刊)
今年アニメ化もした漫画。不死身なのにちょっとしたことですぐ死んで、砂と化してしまう吸血鬼のドラルクと、吸血鬼ハンターロナルドを主軸に巻き起こるコメディ。シーンのテンポ感、セリフのワードセンスがめちゃくちゃ秀逸で、コメディとしてのクオリティがとても高く、なおかつ倫理観がしっかりしていてただただ楽しく読み進められます。ハンターといっても人に害をなすものだけを狩り、そのほかは人間と共存しているという世界観もとても素敵。お子さんにもおすすめしたい作品です(とても軽い下ネタも出てくるけど)。ぜひ。
第9位
一夜を共に過ごした男女と、そこから朝食を食べるまでを描く、一話完結型のお話。終わってほしくない夜をいくら引き伸ばしたところで、朝日と共に終わりがやってくる寂しさと切なさ、そして朝の爽やかさが混在していて、あの言葉にできない時間帯に目をつけて切り取るだなんてすごい!とただただ思いました。関係が続こうが終わろうが、一緒に過ごした時間があって、それはたった一夜かもしれないけど人生の中でも特別な時間になりうる。多少の性的な描写がある回もありますが、ない回もあります。なんかちょっと切なさとかを感じたいときにおすすめです。
ひとりでしにたい/カレー沢薫・ドネリー美咲
(既刊3巻、以下続刊)
30代で特に悩みもなく生きてきた女性が、憧れていた伯母さんがマンションの部屋で孤独死したことをきっかけに、自らの孤独死リスクを下げ、なおかつ自分1人の人生を全うすることを目指すストーリー。老後に2000万必要、年金あるかもわかりません、全部自己責任ですと平気で言ってくるこの国で、幸せを求めずともひとりで最後まで生き抜くだけのことがどれほど難しいかという現実を突きつけられながら、なにに頼るべきか、どう備えるべきかということなども教えてくれます。内容は重めのことも多いですが、楽しく読める工夫も満載で素敵です。ぜひ。
第7位
(既刊5巻、以下続刊)
近年増え続けているように感じる、いわゆる「転生もの小説をコミカライズした作品」なのですが、その中でも頭ひとつ抜けているんじゃないかと感じる漫画です。志なかばで死んだ魔術オタクが、才能にも環境にも恵まれすぎてる第7王子に生まれ変わり、国政にもノータッチでひたすら魔術の研究と実戦で無双するというストーリー。まだ少年なのに強すぎる主人公が、すごく強大な敵なのに知的好奇心を優先させつつ研究しながら叩きのめすアクションシーンは圧巻です。展開自体おもしろく読めますが、作画の熱量が半端じゃない。どれだけ派手に描けば気が済むんだ。これは褒め言葉です。
第6位
僕とロボコ/宮崎周平
(既刊5巻、以下続刊)
少年ジャンプに昔からある、めちゃくちゃやっていいよっていうギャグ漫画枠。そういう認識なものでただただ楽しく笑いながら読み進めていたのですが、巻を重ねるごとに、なぜだろう、めちゃくちゃ泣いてしまっています。ギャグ漫画なのに、と自分が少し心配になっていますが、笑わされたあとまっすぐな描写とか見せられると泣きやすいのは昔からなので大丈夫です。感情ってそういう、複合的なものが波みたいになってできてると思うんですけどいやこの話は長くなるからやめよう。ともかくいろんなパロディでふざけまくっているように見せながら、ふいに見える登場人物たちの優しさが胸を打ってきます。ぜひ。
第5位
見た目も弱そう、特に鍛えているわけでもない主人公のツヨシが、その才能だけで最強と呼ばれ、最強を目指して襲いかかってくる格闘家を返り討ちにしまくる物語。どんな努力も才能には敵わず、望まない才能は人を幸せにしてくれないのかなどということも考えながら、ツヨシが世界の覇権をかけて闘う強者どもを赤子の手をひねるように倒していく姿は圧巻です。またこの男、ヒーローらしさのかけらもなくて器が小さく、キレ方もネチネチしているという別の怖さもあり、フリーザの最終形態が出てきた時のような不気味さがあってぞくぞくさせてくれます。誰にも負けてほしくない。続きが気になって仕方ない漫画です。
第4位
太陽と月の鋼/松浦だるま
(既刊3巻、以下続刊)
「累」で有名な松浦だるま先生の最新作。武士として生きることにこだわる主人公には、とある秘密があって…。描写がとても丁寧なので、読みはじめは普通の時代劇かな?とすら思うのですが、次々起こる怒涛の展開に目が離せません。1巻は特に素晴らしすぎる。妖艶にすら思える描写も台詞も美しすぎます。2巻からは少し展開が変わり、風呂敷を広げている時間なのだろうと感じますが、これが結末に向けて収束していくときにとんでもない爆発が見れるのではないかと今から楽しみです。
「累」で有名な松浦だるま先生の最新作。武士として生きることにこだわる主人公には、とある秘密があって…。描写がとても丁寧なので、読みはじめは普通の時代劇かな?とすら思うのですが、次々起こる怒涛の展開に目が離せません。1巻は特に素晴らしすぎる。妖艶にすら思える描写も台詞も美しすぎます。2巻からは少し展開が変わり、風呂敷を広げている時間なのだろうと感じますが、これが結末に向けて収束していくときにとんでもない爆発が見れるのではないかと今から楽しみです。
第3位
ルックバック/藤本タツキ
(全1巻完結)
(全1巻完結)
この作品をあらためて紹介すべきかとても悩みましたが、今年はやはり避けて通れない…。わずか144ページの読み切りに詰められた構成の見事さ、セリフがそこまで多くないのに伝わる情報量、なにより作中で積み重ねられていく時間と想いに号泣せずには読み進められませんでした。筆を折りたいと感じる瞬間、なにを差し置いても描かねばと思う瞬間など、クリエイターの端くれとして胸に刺さるものがありすぎる。作り手でなかったとしても、2人の関係性の描き方だけで泣けたと思います。セリフ改訂炎上騒ぎなども含め、すげぇなぁと思いました。僕はその議論に参加したくないですが、作者が選んだことがすべてと思っています。ぜひ。
第2位
暁のヨナ/草凪みずほ
(既刊37巻、以下続刊)
(既刊37巻、以下続刊)
だいぶ前から名作の呼び声高い本作ですが、恥ずかしながら今年初めて無料公開を機に読み始めまして、大名作だったことをあらためてご報告させていただきます。王様の子供としてなに不自由のない生活を送っていた主人公の少女ヨナが、ある夜突然すべてを失い、そこから少しづつ成長していくという物語。少女漫画の恋愛要素もあり、仲間を集めて闘う、伝説の龍の能力などといった少年漫画的要素もあり、盛り沢山でとてもおもしろいです。キャラも全員魅力的ですが、ともかくヨナが素敵すぎる。守られるだけではなく、自分自身が強くなりたいと願い、実際にそうなっていくさまはとんでもない読みごたえがあります。この作品の大団円(願望)を読むまでは死ねない。ぜひ。
第1位
スキップとローファー/高松美咲
(既刊6巻、以下続刊)
(既刊6巻、以下続刊)
前から話題になっていたこの漫画、ようやく読めました。みつみちゃんという官僚を夢見る女の子が、石川県からはるばる東京の進学校に入学し、その素直さが周囲の人間も少しずつ変えていくという物語。まずこのみつみちゃんがかわいいのなんの…。孫を可愛がる気持ちで永遠に愛でていられる、とんでもなく愛すべきキャラクターです。そしてこの子が時には傷つきながらも、持ち前の真っ直ぐさでスクールカーストとか人間関係のすれ違いとか分断とかをぶち破っていってくれる姿に、涙腺は緩みっぱなし。本当のところなんて言わなきゃ伝わらないんだから、素直な気持ちを口にできたらそれが1番最強だ。ほかのキャラもみんな素敵で、大事なことは全部この人たちが教えてくれると思います。話が進むごとにどんどん愛が深く、おもしろくなる作品です。ぜひ。
以上、僕の今年の漫画でした。
コロナもようやく落ち着いたなーって感じの年末で、まぁまたこれから増えたりもすることもあるのでしょうけれど、うまく息抜きしながらこの先もやっていけたらいいですね。
また家にいなきゃいけないことにでもなったら、参考にしていただければ幸いです。
今年はいろいろ頑張ったような、いつも通りのような、結構休んだような、いろんな感覚が混在しています。
きっとそれは何年か後に振り返ったとき、あの年はああだったなーとわかることなんだと思います。
なんとなく睡眠検定の1級を取得したりもしたので、ただ寝てたと思われる可能性もあり、それはそれでよしとする。
今年印象に残ったことは、M-1優勝時の錦鯉の抱擁と、秋篠宮邸を去るときの眞子さまと佳子さまの抱擁でした。
抱き合うことが難しくなった世の中で、そこに関係性とかをより深く感じるようになったからかもしれません。
こうして世の中が変わっていくと、琴線に触れるものもまた変わっていく。
変に意固地になることなく、その折々でいろんなものを楽しめたらと思います。
それではよいお年を(お迎えください)!
善雄
以上、僕の今年の漫画でした。
コロナもようやく落ち着いたなーって感じの年末で、まぁまたこれから増えたりもすることもあるのでしょうけれど、うまく息抜きしながらこの先もやっていけたらいいですね。
また家にいなきゃいけないことにでもなったら、参考にしていただければ幸いです。
今年はいろいろ頑張ったような、いつも通りのような、結構休んだような、いろんな感覚が混在しています。
きっとそれは何年か後に振り返ったとき、あの年はああだったなーとわかることなんだと思います。
なんとなく睡眠検定の1級を取得したりもしたので、ただ寝てたと思われる可能性もあり、それはそれでよしとする。
今年印象に残ったことは、M-1優勝時の錦鯉の抱擁と、秋篠宮邸を去るときの眞子さまと佳子さまの抱擁でした。
抱き合うことが難しくなった世の中で、そこに関係性とかをより深く感じるようになったからかもしれません。
こうして世の中が変わっていくと、琴線に触れるものもまた変わっていく。
変に意固地になることなく、その折々でいろんなものを楽しめたらと思います。
それではよいお年を(お迎えください)!
善雄