splinter from an ever changing face end
END / Splinters From An Ever-Changing Face (2020)

1. Covet Not
2. Pariah
3. Absence
4. The Reach Of Resurrection
5. Fear For Me Now
6. Hesitation Wounds
7. Captive To My Curse
8. Evening Arms
9. An Apparition
10. Every Empty Vein
11. Sands Of Sleep

ENDの1stアルバム。
Closed Casket Activitiesからのリリース。

US出身のハードコアバンドです。
カナダにもTHE ENDというマスコアバンドがいましたが別物です。
COUNTERPARTSのBrendan Murphy(Vo)、FIT FOR AN AUTOPSYのWill Putney(Gt)、元SHAI HULUDのGreg Thomas(Gt)、REIGN SUPREMEのVoのJay Pepito(Ba)、元THE DILLINGER ESCAPE PLANのBilly Rymer(Ds)というハードコア/メタルコア界隈の人が集まったスーパーバンドです。
こういうメンツが集まってどんなサウンドを実践しているのかというと、各メンバーがやっている(やっていた)バンドとはタイプの異なる荒々しいクラスト/ハードコア。
グラインド/パワーヴァイオレンスのやかましいブラストビートやクラストコアらしい汚さを噴き上げるDビート、スラッジコアばりに叩き落とすスローパートなどを駆使したスタイルなのでNAILSやFULL OF HELL、SECT、日本のバンドだとFRIENDSHIPなどが好きな人に刺さるバンドだと思います。
このバンドは前EPも凄く良かったんですが、本作でさらにレベルアップした印象。
ドラミングの手数が圧倒的に増えたことでブラストビートもDビートも前のめりなスピード感がグッと上昇。性急に叩き込んでいくキレの良さが際立ったことでファストパートそのものの魅力が増したのは勿論、スローとファストのメリハリも良くなっています。
Brendanのスクリームは喚きのやかましさが高まって殺気満々。EPの頃からCOUNTERPARTSで聴かせる激情スクリームとは違う暴力的な吠え方をしていましたが、本作では前EPにあったマッチョな野太さを減らして、より鋭くて刺々しいスクリームに聴こえます。これはBrendanが吠え方を変えたというよりはVoに掛かっているザラついたノイジーなエフェクトがキツめになっていることが大きいのかなと。

パワーヴァイオレンス系のけたたましいブラストビートで爆発的に突撃し、Dビートで荒っぽさを高め、後半はヒリついたブレイクでダークに消えていく#1。
続く#2は鉛色のヘヴィリフをガツガツと振り落としていくスロー/ミドルテンポのハードコアナンバー。
淀んだアルペジオのイントロから冷気に覆われたブラストの爆走や突撃Dビートへ雪崩れ込み吠え散らかす#3。
#4はカオティック要素込みの汚らしいリフでつんのめるTRAP THEMっぽいクラスト/ハードコアナンバー。
#5はキレ味鋭いハードコアリフを中心にブラストとDビートで駆け抜け、乾いた冷気とノイズにまみれたスラッジパートで締める曲。
重苦しいスラッジパートでドンドコドコドコ儀式的に聴かせる#6。進むに連れて濃くなってくる鬱々とした凶悪さが良い。
#7はFULL OF HELLばりにハイテンションなブラストパートの合間に鬱屈したDビートの疾走や単音リフの疾走を挟み込み、最後は冷酷のテンポを落とす曲。
CONVERGEっぽい高音フレーズを添えながらDビートで荒々しく突撃する#8。カオティックコア系のやかましい落としや暗黒性の強いスローパートなどでファストパートとのコントラストを効かせてます。
#9はヴァ-ヴァ-とクラストらしい暴力リフを振り回してDビートで突撃し、ラストはゆっくりと暗黒面に堕ちていくアルバム後半のハイライトナンバー。
ギターのフィードバックとドラムロールでスタートする#10は激しくのたうつブレイクを経てDビートんp突撃に切り替えるクラストコアナンバー。
ラストの#11は冷たいメロディと渋いヘヴィリフを合わせた鈍足の演奏に当たり散らすようなブチ切れスクリームを乗せたダークな曲。

とても良いです。
でもこの検索し辛いバンド名はどうにかならなかったんですかね。

評価:★★★★★