AS I LAY DYINGからNick Hipa(Gt)が脱退していたことが明らかになりました。
https://www.blabbermouth.net/news/guitarist-nick-hipa-explains-his-departure-from-as-i-lay-dying/
去年からNickの脱退は一部で報じられていましたが、Nick本人から公式に脱退が発表されました。
Nickは『既にバンドとは個人的にもビジネス的にも1年以上距離を置いている』とし、『その期間にバンドが行っていたのはマーチャンダイズの宣伝と新しいライヴの告知のみだった』と苦言を呈しています。
バンド脱退の理由としては『再結成をした意味や道すじが時の経過と共に崩れ去り、そこに参加していくことを自分の中で正当化することが出来なかったから』と説明。
これは『残ったメンバーやバンドに関わっている人たちを批判するものではない』と前置きをしつつ、『音楽の力のみに焦点を当てることで達成できることはある。しかし自分の記憶や経験からして、(ああいった事件を起こした)自分達が活動することで他人を虐待したり敬意を欠いたり傷つけたりすることを容認するという犠牲を支払うことにもなってしまう。そんな道を再び歩く気は自分の中にない』とのこと。
最後は『バンドの才能や確固たる野心は紛れもない。今後も成功する音楽をリリースし素晴らしいビジネスを築いていくだろう。全てのことが彼らのために上手くいくことを願っている』とバンドにメッセージを残しています。
活動再開を発表した当時、メンバー全員が集まって胸の内を話す動画を公開していましたが、そこでも最後まで苦悩している雰囲気があったのがNickでした。
一旦バンドに参加してみたものの、共に活動していく中で「やっぱりこれは正しいことではない」と思ってしまったのかもしれない。ビジネスとして割り切って活動することが出来ないほど真面目で誠実な人柄なんでしょうね。
AILDが活動を続けることに対して僕は賛成派なのでバンドを批判する気は全くないのですが、Nickが思ってることも理解は出来るのでまぁ仕方ないことなのかなと。
Nickは音楽活動継続の意思もあるそうなのでそちらに期待したいです。
Nickがいる黄金期の編成でAS I LAY DYINGを観ることが出来て本当に良かった…。
ただ最近リリースした新曲を聴く限りニックのどことなく和を感じる独特のメロディとテクニックを兼ね備えたソロがアズアイにはやっぱり必要だと感じてしまいました、、、(曲は流石のカッコよさ笑)
ニック参加の最後のアルバムが最高傑作だっただけに残念過ぎる、、、