THE VOYNICH CODEを観てきました。

ポルトガルのシンフォニックデスコアバンドが2度目の来日!!
2ndはUnique Leaderからリリースされるなど徐々に知名度を高めている印象です。
僕は今回が観るのは初めてでした。

僕が会場に御降臨されたのは20:30頃
客入りはかなり少ない…。
多分50人くらい。
客層はかなり若く、また若干の内輪感を感じておじさんの僕にとってはちょっと居心地が...。


観始めたのはA GHOST OF FLAREから。
バンド自体は昔から知っていたけど、音源もあまり聴いたことがなくライヴを観るのも初めて。
シングルギター体制のベーシックな4人組でした。ベースはSABLE HILLSにも在籍しているUeda(Ba)でした。
25分ほどのライヴでしたが、演奏はタイトだしパフォーマンスも全力投球でかなり良かったです。
古き良きメタルコア感とモダンな部分が上手く調和している印象を受けました。


トリのTHE VOYNICH CODEが登場したのが21:40頃。
ライヴは2ndの1曲目から2曲目の流れでスタート!!

セットリスト

1. Hypnopompic
2. Slave To A Machine
3. A Flicker Of Life
4. Cleansed Soul
5. Unholy Catastroph
6. Cage Of Innocence
7. The Last Grain
8. The Darkest Side Of Truth
9. Glass Vest
10. Hell's Black Heart


nelson the voynich code

andre the voynich code


50分ほどのライヴでした。

まずライヴは良かったです。
ツインギターかつベースレスな4人編成で、ベースとオーケストレーションの同期音源に合わせて演奏していくスタイルでしたが、トリガーがバチバチの高速バスドラ連打を中心とした激烈なドラミングとテクニカルにシュレッドしていくツンギターの絡みがとても綺麗で上手い。それでいてブラストビートの爆走から叩き落とすようなブレイクダウンへの落差など、デスコアらしい筋肉質な面もしっかりと備えているからライヴならではの迫力も充分にありました。
惜しむらくは観客の少なさ。
最前列すら埋まらないくらいに少なく、加えて後ろのほうで様子見している人も多数。別に激しいモッシュが発生していたわけではないのにハードコア系のフロアになっちゃっていたのが非常に残念でした。
小柄なガッチリ体型だったNelson Rebelo(Vo)は濁りの強い低音グロウルを吐き出していてローに凄みがあるのがメッチャ良い。そんでもってガテラルや高音スクリームなどを織り交ぜた声色の変化の付け方も巧みでした。端正なイケメンが汗だくになりながらステージを歩き回り、両手でマイクを掴んで吠え立てる姿がかなり格好良く、曲間の「アリガトウゴザイマス!」や「タノシイデスカ!?」といった日本語を使ったMCも好青年な雰囲気。ただやはり観客の少なさから彼が「みんなもっと前へ来いよ!」と手招きするアクションを何度もするもフロアの状況は全く変わらなかったのが悲しい。「Unholy Catastroph」ではヤケクソ気味にフロアへ下りてきてぽっかり空いたモッシュスペースで吼え散らかしてたり、ライヴ後半では「日本はポルトガルからめっちゃ遠いんだよ。凄い長い時間をかけてここまで来たんだ。日本に来られて本当に嬉しいんだ」みたいなことをMCで言ってたのにあまり伝わってなかったりと孤軍奮闘も空しく...。
ステージ上手側のVinicius Cunha(Gt,Vo)とステージ下手側のAndré Afonsø(Gt)はきっちりと整った刻みが精確。細身でのっぽなViniciusは頭を大きく振りながらギターを弾き、時折バッキングVoでVoラインを補佐。割とおとなしめに演奏していたAndréのほうがリードやソロを担当しており、テクニカルなパートは黙々とこなしていました。
セットリストは2ndやその前のEP、シングルの曲が中心。
どの曲も怒涛の爆走と豪胆なブレイクダウンというデスコア好きならテンションが上がるポイントをしっかりと抑えていて凄くライヴ映えする。
ライヴ自体も滞りなく進行していたんだけど、後半の「The Darkest Side Of Truth」でイントロのオーケストレーションの音がいきなり途切れ、全パートの電源が落ちるというアクシデントが発生。メンバーも困惑しつつステージ上の電源周りをイジること10分、マイクや楽器の音がまず復活して、同期音源も復活してライヴ続行。なんだかんだでバンドと会場の一体感が一番高まったのがこの回復した瞬間かもしれない。
そこからのラスト2曲は特に何事もなくライヴは終了。


急遽の来日決定だったことも災いしてか、集客がイマイチだったのが残念でした。
デスコア好きだけでなく、BORN OF OSIRISとかが好きな人にも刺さる要素のあるバンドだと思います。
分からんけど、体感的にはもう日本には来てくれないんじゃないか?なんて思ったり...。