あさってからでもいいかな…

お前が舵を取れ。

2020年02月

EXHORDERからVinnie LaBellaが脱退!!

vinnie labella exhorder

EXHORDERからVinnie LaBella(Gt)が脱退しました。

https://www.blabbermouth.net/news/exhorder-parts-ways-with-founding-guitarist-vinnie-labella/


脱退の詳しい理由や後任などについては現時点で明らかにされていません。


マジか…。
オリジナルメンバーだとKyle Thomas(Vo)よりもVinnieのほうがバンドをコントロールしていると思ってたので、色々掛け持ちしてるKyleが抜けることがあってもVinnieはが抜けることはないと思ってました。

これでKyleのソロバンドみたいになってしまったな。
でも観てみたいバンドなんだよな。

SIGNS OF THE SWARM Japan Tour 2020 @ 浅草橋MANHOLE 02/20 感想

SIGNS OF THE SWARMを観てきました!!

去年の1月に来日して以来なので約1年振り2回目!!
去年も浅草橋MANHOLEで観ました。

僕が会場に御降臨されたのは19:40頃。
客入りはかなり良かったです。
平日なのに100人以上のお客さんが入ったそうな。
前回はガラガラだったのでこの動員アップはとても嬉しかった。
客層はほぼ若者で女性比率も高めという、デスコア系のライヴだといつも通りの光景でした。



VICTIM OF DECEPTIONとHOTOKEが荒れたモッシュピットを作り、SIGNS OF THE SWARMが登場したのが21:10頃。
ライヴは2ndの2曲目からスタート!!

セットリスト

1. The Failed Breed
2. Mouth Sewn Prophets
3. Final Phase
4. Nightcrawler
5. Lost Within Destruction
6. Cesspool Of Ignorance
7. Crown Of Nails
8. Undying Fidelity
9. Tempting Death
10. Lifeless Visitors
-Encore-
11. Cowards Deathbed
12. Malevolent Enslavement

約60分のライヴでした。

まず来日してくれたSIGNS OF THE SWARMに最大限の感謝を。
新型コロナウイルスのせいで来日することにリスクが伴う中、スケジュール通りに来日してくれました。本当にありがとうな。
そして来日に漕ぎ着けてくれたプロモーターにも最大限の感謝を。
新型コロナウイルスのせいで日本では様々なアーティストが中国込みのアジアツアーを中止しています。SoTSも元々は中国公演を含んだアジアツアーでした。なのでこの日本公演も「中国公演のキャンセルに伴い日本公演もキャンセルします」となっても仕方ない状況でした。しかしプロモーターが中国公演がキャンセルになっても日本公演は行えるよう航空券を再手配するなど動いてくれたようです。恐らくそういった手配だけで結構な赤字が出ているのではないかと思います。それでも日本のファンのため、バンドのためにこのジャパンツアーを実現させてくれたことには感謝しかありません。本当にありがとうな。
メンバーはBaなしの4人編成。
去年の来日時は5人編成でしたが、あれからJimmy Pino(Ds)が脱退してBobby CrowがBaがDsにチェンジするという編成変更がありました。Bobbyは元々1stではDsだったため「フォーマンスのクオリティが下がることはないだろうな」なんて思っていましたが、やはりその予想通りで、ブルデス由来の怒涛のスピードや残虐性とハードコア由来の筋肉質なタイトさを共存させたデスコアサウンドはただただ強い。前任者にも引けを取らないBobbyの激烈なドラミングにヒゲモジャでクマさんみたいなCory Smarsh(Gt,Vo)と清潔感ある見た目のJacob Toy(Gt)がゴリゴリのリフを合わせていく演奏は強靭に引き締まっていてヨレがない。デスコア系のバンドってみんな演奏上手いけど、SoTSもその例に漏れずかなり上手いかった。メンバーチェンジのマイナスを全く感じさせなかったのは流石でした。
そしてDavid Simonich(Vo)の多彩なVoワークもぶっ飛んでましたね。グロウルやハイピッチの喚き、ゴヴォゴヴォのガテラルにエグみの強いピッグスクイールと細かい切り替えが凄まじい。特にガテラルやピッグスクイールといったブルデス系のVoがピカイチに良くて最高に下劣でした。褒め言葉ですよ。Davidは長身で体格が良くて手足が長いからライヴにおいての大きなアクションも非常にステージ映えしてVo面でもステージングの面でも大活躍。そういやDavidは袖を切落としたCATTLE DECAPITATIONのTシャツを着ていて「キャトデキャは来日してくれるのかなぁ?」なんて思ったり。
フロアではモッシュに興じる人が手足をブンブン回りにガンガンぶつかりに行ってて僕もまぁほどほどにぶつかられたんですが、VoDやHOTOKEのほうがモッシュの激しさは上でした。Davidが「サークルピットだ!回れ回れ!!」って煽っても発生しないことがあったり、「ここでモッシュ起きるんだろうな」っていうビートダウンパートでも起きなかったりと、"不発"で終わる場面がしばしば。まぁ前回は一人しかモッシュしてなくて最終的には誰一人モッシュしてない状況だったのでアレに比べたらちゃんと複数人でモッシュしていて良かったなとは思いましたが。
セトリは最新作の3rdと2ndからが大半で1stからは1曲のみ。
バンドの知名度を一気に上げた出世作の2ndからの楽曲は当然ファンからの歓声も大きく、「Nightcrawler」や「Cesspool Of Ignorance」あたりはフロアの反応が非常に良かったです。
アンコールでも2曲きっちりと演奏してくれ、ライヴ終了後は最前のファンと笑顔で握手したりハイタッチしたりと積極的に濃厚接触していたんだけど、そういったファンとの交流を嫌がってる素振りも全くなくてサービス精神に溢れた良い人たちだなぁと。

前回より良かったです。
MCで「去年初めて日本に来られて凄く良い体験が出来たからまた戻って来られて感謝しているよ」みたいなことを言っていましたが定期的に来日出来るくらいの人気バンドになってくれたら嬉しいし、そうなるだけのポテンシャルを持ったバンドだと思います。

KNOTFEST JAPAN 2020 タイムテーブル発表!!

knotfest japan 2020 timetable

KNOTFEST JAPAN 2020のタイムテーブルが発表されました。

https://knotfestjapan.com/timetable


1日目はANTHRAXから、2日目はSUICIDE SILENCEから行けばいいな。

なんにせよ無事開催されればいいけど。

FETID 来日決定!!

fetid japan tour 2020

FETIDの来日が決定しました!


東京
6/24(水) 新宿DUES
6/25(木) 小岩Bushbash
6/26(金) Wildside Tokyo
6/27(土) 町田NUTTY'S

埼玉
6/28(日) 坂戸Riddim



本ツアーにはANATOMIAが帯同予定で、6/26の公演はMASTERのサポートになるとのこと。


FETID初来日!!!

これは熱いですね。
にしても東京をだいぶ細かく回るんですね。

このバンドを知らないって人は去年リリースされた1stアルバムを是非聴いてみて。
腐敗臭まみれのオールドスクールデスで最高なので。

ABLAZE MY SORROWがBlack Lionと契約!!

ablaze my sorrow black lion

ABLAZE MY SORROWが新たにBlack Lion Recordsと契約を交わしました。

http://www.metalstorm.net/events/news_comments.php?news_id=37688


リリース時期は明かされていませんが、バンドはニューアルバムのレコーディングに入るとのこと。


再結成メロデス組の中で順調に活動出来てるのがこのバンドってのがちょっと意外。
再結成アルバムも良かったからニューアルバムも変わらないメロデスを届けて欲しいな。

KK'S PRIEST結成!!

kk's priest

元JUDAS PRIESTのK. K. Downing(Gt)がKK'S PRIESTを結成しました。

https://www.blabbermouth.net/news/k-k-downing-joins-forces-with-tim-ripper-owens-and-les-binks-in-new-band-kks-priest/


メンバーは以下の通り。

・ Tim "Ripper" Owens - Vo
・ K. K. Downing - Gt
・ A. J. Mills - Gt
・ Tony Newton - Ba
・ Les Binks - Ds


バンドは2020年中にアルバムリリースを予定しているとのこと。


JUDAS PRIESTも2バンドいる時代がやってきてしまいましたなぁ。
K. K.をはじめ、Tim "Ripper" OwensにLes Binksと元JPが3人。

K.K.やっちまったなぁ感はあります。
自分からバンドを脱退したくせにGlenn Tipton(Gt)がパーキンソン病でツアーに出られず代役をAndy Sneap(Gt)にしたら「どうして俺にオファーしないんだ!?」ってグチグチ文句言ったり、自分の後任としてバンドに加入したRichie Faulkner(Gt)を「雇われメンバー」とディスったりと、やってることが完全に姑。バンドにいた頃は「KK社長!!リスペクト!!!」って感じだったのに脱退してから凄い勢いで株を下げたよね。

でも正直なことを言えばTim "Ripper" Owensの歌うプリーストは観てみたい。
Ripperの歌う「Sinner」や「Exciter」や「Painkiller」を聴いてみたい。

ただ「Painkiller」やれる?
Les Binksで大丈夫?
ドラムがショボいと全部ショボくなるよ?

知らない2人を調べたらTony NewtonってVOODOO SIXのメンバーなんだって。
「VOODOO SIX懐かしい!!」って思ってたら今でもちゃんと活動してるそうな。

ACRANIUS 来日決定!!

acranius japan tour 2020

ACRANIUSの来日が決定しました!!


大阪
3/6(金) SOCORE FACTORY

東京
3/7(土) 西永福JAM

チケット: ¥8000



VULVODYNIAの代打としてドイツのACRANIUSって凄い!!
むしろ代打のほうが強力なんじゃないかってレベル。
VULVODYNIA同様デスコア好きにも刺さるバンドだよ。

「VULVODYNIAキャンセルなら払い戻すかぁ…」なんて考えてたけどこれはそのまま行きますねぇ。

VULVODYNIA 来日キャンセル!!

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VULVODYNIAの来日がキャンセルになりました。


新型コロナウイルスの影響で中国公演は一足早くキャンセルになっていましたが、日本でも感染が拡大していることを受けて、アジアツアー全体がキャンセルになったとのこと。


コロナウイルス原因のキャンセルが遂にメタル界隈でも起きてしまったか…。


でもこればっかりは仕方ない。
海外の人からしたら日本でどの程度コロナが流行ってるのかなんて分からないだろうし、というか日本人すら把握出来てないし、そんな状況じゃあ「怖いから日本行きたくねぇ」ってなっても仕方ない。

残念だけどね。

SPIRIT ADRIFTがCentury Mediaと契約!!

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SPIRIT ADRIFTが新たにCentury Mediaと契約を交わしました。

https://www.centurymedia.com/newsdetailed.aspx?IdNews=24028&IdCompany=3


ニューアルバムは2020年中のリリースを予定しているとのこと。
また、バンドからはEric Wagner(Gt)とChase Mason(Ba)がGATECREEPERに専念するため脱退。そしてNate Garrett(Vo,Gt)はSPIRIT ADRIFTに専念するためGATECREEPERを脱退したようです。
これで両バンドを掛け持ちしているメンバーはいなくなりました。

20 Buck SpinからCentury Mediaは出世、だよな。
去年のアルバム良かったもんな。
でもニューアルバムの北米リリースは20 Buck Spinからのようで。

ニューアルバムがどんな作風で来るのか楽しみですね。

ALCEST 来日決定!!

alcest japan tour 2020

ALCESTの来日が決定しました!!


名古屋
4/30(木) 池下CLUB UPSET

大阪
5/1(金) 心斎橋CONPASS

東京
5/4(月) 代官山UNIT



いいにおいのする!!!

なんだかんだでALCESTは未だに1度も観たことないんだよな。
今回は行けそうな気がする!!
ALCESTならENSLAVEDのような悲劇は起こらないから大丈夫だよね!! 

NERVOSA Japan Tour 2020 @ WildSide Tokyo 02/06 感想

NERVOSAを観てきました!!

女性トリオのスラッシュメタルバンドが初来日!!
東京3Days!!
壌メタルおじさんとして観に行かないわけにはいかないってことで行ってきました。


僕が御降臨されたのが19:10頃。
お客は多分70人くらい。
WildSide Tokyoは元々狭いハコなのでそれなりに埋まっているように見えました。
恐らく3日ある中で一番お客が少なかったのがこの1日目なんじゃないかと思う。
3日目はソールドアウトしたらしいしね。


まず登場したのがBUTCHER ABC。
はるまげ堂のオーナーがやっているデスメタルバンドで、前々から観たいとは思っていたけど観るのは初めて。
以前はトリオ編成だったようですが、この日はFECUNDATIONのGtを加えた4人編成でした。
さらにバンドの演奏中には『モッシュピットデスマッチ』と称したプロレスの試合が行われるというライヴとしてはかなり特殊な形式で行われました。
『ファイト・クラブ』みたいに観客が取り囲む中、フロア中央で正統派(?)レスラーとヒールレスラーがパイプ椅子やギター、鎖といった凶器を使ってバンバンやり合っていて、その試合のBGMとしてバンドが演奏している感じ。
そんな状況だから当然観客はステージよりプロレスのほうを観ちゃう。そりゃそうなるよ。血糊を使った出血演出とか派手だし、どうやったってプロレスのほうを観ちゃうだよ。観ちゃうだよ。
もはやBUTCHER ABCよりプロレスがメインでした。
僕、生でプロレスを観るのは初めてだったんだけど、もう単純に「痛そう…」って思っちゃいました。
パンチやキックは所謂プロレスの「ンンッ!!」ってやつなんだけど、パイプ椅子を敷き詰めたフロアにバックドロップで投げたり、脚立に登ってフロアに倒れてる相手へフライングボディプレスしたりする場面は思わず「ヒエェ怖いンゴ」ってタマヒュン。あれはやる側もやられる側も絶対痛いンゴ。床はマットじゃないし。
でもWildSideの狭いフロアであそこまでアクロバティックにやれるのは凄いですね。流石プロですね。
試合は30分くらいで正統派レスラーの勝利となり、最後はBUTCHER ABCの演奏で綺麗に締め。
ちなみにヒールレスラーの入場曲はBUTCHER ABCなんだってさ。



NERVOSAが登場したのは20:30頃。
ライヴは3rdの2曲目からスタート!!

セットリスト

1. Horrordome
2. ...And Justice For Whom?
3. Intolerance Means War
4. Arrogance
5. Hostages
6. Enslave
7. Time Of Death
8. Guerra Santa
9. Kill The Silence
10. Raise Your Fist!
11. Vultures
12. Masked Betrayer
13. Fear, Violence And Massacre
14. Death!
15. Never Forget, Never Repeat
16. Into Moshpit

約70分のライヴでした。

紛うことなきブラジル産ジャーマンスラッシュでした。
"日本人が作る本格トルコ料理"みたいな表現になってっけども。
観ていて思い出すのはやっぱりDESTRCUTIONやSODOM。
音源と同じくライヴでも"闇雲に突貫しない置きにいったジャーマンスラッシュ"。トリオ編成の演奏から繰り出される邪悪なリフや激しく吐き捨てていくVoワークなど、影響をビンビン感じさせました。
メンバーは初めての日本でのライヴを凄く楽しんでいたように思います。少なくとも僕にはそう見えました。
Fernanda Lira(Vo,Ba)は最前に何度も身を乗り出してベースをギターのように掻き鳴らし、しゃがれた吐き捨てで観客を扇動していて、スーパーエネルギッシュ。MCも簡潔にバシッと決めて毎回しっかりとフロアから歓声が上がっており、かなりライヴ慣れしている印象を受けました。「日本に来られてとても嬉しい」「みんな来てくれてありがとう」と何度も言ってたところも好感度が上がるよね。
Prika Amaral(Gt,Vo)はFernandaほどはっちゃけずにどっしりと構えてギターをザクザク刻んでいく。要所で悪い笑顔をしながらメロイックサインを頭に乗せたりなんかして観客へのアピールも欠かさない。
2人共「顔は目立つからやめときな。ボディだよボディ」みたいなスケバン的威圧感と南米らしい陽気なノリが同居していて凄く良いキャラでした。
唯一Luana Dametto(Ds)だけは華奢でメタルとは無縁そうな女性でした。
なんというか、サッカーのワールドカップでブラジルの国旗を頬にペイントして会場で応援してそう。
そんでその姿をハーフタイムのテレビ中継で映されてそう。
ライヴはファストなスラッシュナンバーを演奏し続けるという「緩急なんてクソ食らえ!」と言わんばかりの勢い特化型。スラッシュらしくてとても良い。
演奏は所々でスラッシュビートがズレたりトリオ故にギターソロで音が薄くなったり、そのソロやヘロヘロだったりすることもあったけど、疾走疾走ひたすら疾走な姿勢の前には些細なことで、マイナス面を上回る潔さが光っていました。
セトリは新譜を中心に3枚のアルバムや初期EPからバランスよく選曲。
良くも悪くも「NERVOSAと言えばこれ!」みたいな曲が(少なくとも日本では)まだない状態だからどの曲も反応が良かった。後半の「Death!」や「Into Moshpit」といったタイトルを叫ぶコーラスを持った曲はバンドと観客で一体感が生まれていて特に良かったと思います。個人的には「Intolerance Means War」や「Enslave」といったキラーなリフを刻む曲が最高でしたね。
アンコールはありませんでしたが、フルセットでやってくれたので全然問題なし。

ニューアルバムをリリースしたら是非ともまた来日して欲しいですね。

最後に。
メンバーにセクハラ紛いのことして喜んでたおっさんは今月中に武漢行ってそのまま帰ってくんなよな! 

VIO-LENCEとSACRED REICHが来日キャンセル!!

true thrash fest 2020 cancel

TRUE THRASH FEST 2020に出演予定だったVIO-LENCEとSACRED REICHがキャンセルになりました。


両バンド共、日本だけでなくオーストラリア、ニュージーランドのツアーもキャンセルになりました。
その代わりとしてAT WARとEVIL INVADERSが出演するとのこと。


最悪だ…。
もう最悪だ…。

バンドのキャンセルだけでなくTTFが最終回っていうのも最悪だ…。

なんかもう駄目だ…。



【続報】
true thrash fest 2020 final

追加でSTALKERとMARTYRの来日が決定しました。
しかし、追加としてアナウンスされていたAT WARがキャンセルとなり、MIINDWARSもキャンセルとなってしまったようです。

SACRED REICHとVIO-LENCEのキャンセルに関してはビザの関係でキャンセルになったらしく、その原因がVIO-LENCE側の不手際とプロモーター関係者からは話が出ています。
SACRED REICHはDsを除く3人が既にビザを取得していたらしいのですが、VIO-LENCEの5人とSRのDsの計6人はビザ取得の手続きを放置していたそうで、直近になって慌てて取得しようとするも間に合わなくなり、プロモーター側がなんとか現地の発給先に掛け合ってクリアするもバンドはオーストラリアとニュージーランドを含むツアーの中止を宣言してしまったとのこと。

なんかもう。
なんかもうアレだ。
なんかもう駄目だ。 

OLD MAN GLOOM Japan 2020 @ 新代田FEVER 02/03 感想

OLD MAN GLOOMを観てきました!!

leave them all behind 2020のエクストラ公演!!
本公演のほうはCAVE INがそこまで好きではないのでパスしてこっちでOMGを観てきました。
POWER TRIPも大阪だけでなく東京のエクストラ公演があれば良かったのに…。

今回のライヴはOLD MAN GLOOMやCAVE IN、ZOZOBRAで活躍したCaleb Scofield(Ba,Vo)を偲ぶスペシャルセットということでOMGの曲だけでなくZOZOBRAの曲もやるとのことでした。


僕が会場に御降臨されたのは18:50頃。
会場の入りは超寂しい。
多く見積もって50人ほど。
2020年に入ってからは客入りの良いライヴばかりが続いていたので、ガラガラなライヴは久々。
まぁOMGがFEVERを満員状態に出来るとは思ってなかったし、もっと小さいハコでやればいいのにとは思ったけども。



最初に登場したのはWEST TOKYO PANIC SYNDICATEという2人組。
観るのは初めてだし今回のライヴの出演者として発表されるまで全く知らないユニットでした。
ステージ真ん中に卓のような機材を置き、そこから「ピッ!!…ピッ!!…」と電子音の反復が流れる中で男2人が交互に絶叫したり嗚咽を漏らしたりゾンビのような呻き声を出したり。エフェクトを掛けて詐欺グループの元リーダーや紙兎ロペみたいな声色に変えることも。
ぶっちゃけ全く意味が分からなかった。どういうテンションで観ていればいいのかが全く分からなかったのでひたすらジッとしてました。
フロアは静まり返っていて、あれは"聴き入ってる静けさ"ではなく"引いちゃってる静けさ"だったと思う。
一応、終わった後には拍手が起こっていたけど、僕にはどう楽しんだらいいのかが最後まで分かりませんでした。



続いてFRIENDSHIP。
ライヴは1stの1曲目からスタート!!

1. Rejected
2. Vertigo
3. Abuse
4. Slaughterhouse
5. Punishment
6. Fiend
7. Compton
8. Life Sentence
9. Execution
10. Hatred

約30分ほどのライヴでした。

FRIENDSHIPは良いですね。
観るのは久々だったと思いますが、変わらずの轟音豪腕っぷりでスカッとするライヴでした。
Dビートとブラストビートを猛烈に叩き込んで暴れ倒し、急転直下のダウンテンポでスラッジーに叩き落とすの繰り返しが最高にヘヴィ。
怒気に満ちたVoも迫力たっぷりで、黒々とした演奏とぶつかり合って混ざってサウンドのエクストリーム性が増長していく様が素晴らしかったです。
曲間はフィードバックノイズで繋いで次々に演奏していく無愛想なスタイルもクール。
2020年はPALMにFRIENDSHIPと格好良いクラスト/ハードコアが観られて大変満足です。



そしてトリのOLD MAN GLOOM!!
ライヴは3rdからスタート!!

セットリスト

1. Zozobra
2. Gift
3. ?
4. Sleeping With Snakes
5. To Carry The Flame
6. Burden
7. Simia Dei
8. The Cruelest Cut
9. Soon To Follow
10. Emanate
11. Invisible Wolves
12. A Distant Star Fades

約70分のライヴでした。

事前アナウンスでZOZOBRAの曲もやるとは聞いていたけど、まさか1曲目から楽曲のほうの「Zozobra」をやるとは…。
3rdはこの「Zozobra」という27分半の曲オンリーのアルバムなんだけど、それを頭に持ってくるという攻めの姿勢を感じましたし、ZOZOBRAセットってこれも込みで言ってたのかなと。
Calebの後を引き継ぐ形で加入したCAVE INのStephen Brodsky(Ba,Vo)はステージ中央に陣取り、ステージ上手側にAaron Turner(Gt,Vo)、下手側にNate Newton(Gt,Vo)という陣形で3人が代わる代わるVoを取っていく様は前回CONVERGEの前座で観た時と何ら変わってなくて違和感は全くありませんでした。
AaronがメインVo的な立ち位置で野太く吼えてる時間が最も多かったんだけど、StephenのシャウトやクリーンVo、Nateの荒っぽいスクリームなど三者三様の個性がハッキリと出ていました。個人的にはNateのスクリームが凄く格好良かったですね。
1曲目から長尺曲でしたが、その後は淡々と演奏。
3曲目は多分新曲だったと思う。
ハードコアっぽい疾走パートがある曲でなかなか良さげ。
ライヴの後半はZOZOBRAセットということでZOZOBRAの曲のみを演奏。
CAVE INのAdam McGrath(Gt)がゲストとして登場してギターを持ち、AaronがVoに専念する編成で演奏された「The Cruelest Cut」は小汚くドッタンバッタン疾走するクラスト/ハードコアナンバーでフロアの盛り上がりもかなり良い。ギターを持たずにステージをウロウロしながら吼えまくるAaronの姿に視線は釘付け。ハードコアバンドのフロントマンらしいアクションで実にイイ。
Aaronがステージから捌けた「Emanante」と「Invisible Wolves」ではENDONのVoがメインVoを取って演奏。
最後の「A Distant Star Fades」もAaron抜きAdam入りの4人編成で演奏し切ってライヴは終了。
思ってたよりもZOZOBRAセット長かったです。


最初のは本当に良く分からなかったけどOLD MAN GLOOMとFRIENDSHIPは良かったです。
Aaronは5月にSUMACでも来日予定なのでまた観られるのが楽しみですね。

CYHRA 来日決定!!

cyhra japan tour 2020

CYHRAの来日が決定しました!


東京
6/12(金) 渋谷CYCLONE
6/13(土) 渋谷CYCLONE

名古屋
6/14(日) HUCK FINN

大阪
6/15(月) VARON

チケット: ¥6800



多くの人が気にしてることはただ一つ。

Jesper Stromblad(Gt)は来るのか?

最近のライヴではJesperじゃなく、元THE CROWNのMarcus Sunesson(Gt)が代役を務めているみたいだし…。
確かJesperが最後に日本に来たのってLOUD PARK 06なんだよね。
つまり僕は1度もJesperを観たことがない…。
2009年のIN FLAMESとLAMB OF GODとUNEARTHのスリーマンの時は既にNiclas Engelin(Gt)だったしNIGHTRAGEの初来日の時にもJesperが来る!って発表されて結局キャンセルになったし。

まぁJesperが来ても来なくてもチケットは売れそうだけどね。

ACCEPT 来日決定!!

accept japan show 2020

ACCEPTの来日が決定しました!!

https://clubcitta.co.jp/001/accept/


神奈川
4/24(金) CLUB CITTA'
4/25(土) CLUB CITTA'

チケット: ¥9000



1日目は『Balls To The Wall』を中心としたセットリスト、2日目は『Metal Heart』を中心としたセットリストとなるとのこと。


いつの間にかトリプルギター体制になってる!!
再結成以降、往年のメンバーが次々と抜けて最早Wolf Hoffmann(Gt)のソロプロジェクトみたいになってるけど、Mark Tornillo(Vo)だけはなんとか残ってますね。

"完全再現"ではなく、"そのアルバムを中心としたオールタイムベスト"ってのがポイントかと思う。
行くとしたら土曜かな。

RECKLESS LOVE 来日決定!!

reckless love japan tour 2020

RECKLESS LOVEの来日が決定しました。


東京
4/4(土) 代官山UNIT

大阪
4/5(日) 心斎橋SUNHALL

チケット: ¥7500



2017年以来3年振りの来日ですね!
EVPがRECKLESS LOVE呼ぶってのはなんだか意外。
あれからニューアルバムがリリースされたわけでもないけど、今年リリース予定なんだろうか?
だとしたらリリース前に新曲が聴けるかも?

RECKLESS LOVEはなんだかんだで来日したら必ず観に行ってるから今回もなんだかんだで行く気がする…。
土曜だし。

KNOCKED LOOSE Japan Tour 2020 @ 渋谷Club Asia 01/29 感想

KNOCKED LOOSEを観てきました!!!

去年9月のBLOODAXE FESTIVAL 2019以来なのでまだ半年も経ってない中での再来日。
どうやらアジアツアーの一環でまた日本に寄ってくれたようです。ありがたや。
今回はレーベルメイトのSANCTIONも一緒ってことでそちらも楽しみにしていました。


KNOCKED LOOSEしか観られなかったんだけどね!!!


定時ダッシュに失敗し、SANCTIONを見逃すという大失態を犯してしまいました。
仕事が終わって退勤したのが20:00頃。もうこの時点でトリ前のCRYSTAL LAKEがライヴ中だったなじゃないかと思う。
泣きながら急いで向かい20:30頃にはなんとか会場に御降臨されることが出来たのでKLには間に合ったけど、テンションはダダ下がり。
メッチャSANCTION観たかった…。


会場の入りはほぼ満員。
この日はFEVER 333の東京公演と丸被りでファン層的にもいくらか被っていたバンド同士だと思うんですが、影響は全くなかったですね。
ちなみにFEVER 333のほうも赤坂BLITZを満員にしていたそうです。


KNOCKED LOOSEが登場したのは20:40頃。
ライヴは2ndの2曲目からスタート!!

セットリスト

1. Trapped In The Grasp Of A Memory
2. intro ~ All My Friends
3. Belleville
4. Oblivion's Peak
5. Forget Your Name
6. ...And Still I Wander South
7. A Serpent's Touch
8. Denied By Fate
9. The Gospel
10. Mistakes Like Fractures
11. Deadringer
12. Billy No Mates
13. Counting Worms

約45分のライヴでした。

個人的には去年のBLOODAXEよりこの日のライヴのほうが良かったです。
バンドのパフォーマンスどうこうというよりは音響の差が出ていたように思います。
チッタよりAsiaのほうが音響的に優れているのか。ザクザクゴリゴリ刻むリフの鋭さが際立っており、輪郭が潰れることなくエッジを効かせて図太く仕上げられたギターサウンドが滅茶苦茶気持ちイイ。もうこんなんメタルでしょ。
ドラムはスパンスパンとスネアの抜けが良く、不穏なベースやドコドコと荒っぽいバスドラの上を軽やかに跳ねていて演奏全体にキレを感じさせました。
Bryan Garris(Vo)の上ずった悲痛なスクリームはスタジオ音源よりもライヴのほうが声にディストーション的な濁りやブチ切れ感が少なめ。やや線の細さはあるものの直情的な生々しさがあって幾分"エモい"。Bryanの高音スクリームと対をなすIsaac Hale(Gt,Vo)の低音グロウルは威圧感たっぷりで逞しく、2人による"少年 × ガチムチ"のBL的Voラインが最高でした。
このバンド、他のメンバーがゴリゴリにハードコアやメタルっぽい見た目なのにBryanだけは端正な顔立ちの青年っていうギャップもまた面白いですよね。Bryanだけは女性ウケしそうな清潔感がある。
セットリストは2ndからの曲が多め。
2ndのほうが好きな身としては大満足のセトリ。
「Mistakes Like Fractures」や「Trapped In The Grasp Of A Memory」といった人気曲は当然バチクソに格好良かったですが、タフな音像の中にもデスメタルらしいドロッとした質感がある「Forget Your Name」が良かったですね。「Denied By Fate」の荒々しくキャッチーな疾走感も非常に格好良かった。
フロアはデカめのモッシュでキッズが暴れ回り、ステージダイヴもひっきりなし。ステージ上手側のフロアへダイヴする人がやたら多くて、あのあたりに立ってた人らは大変そうだなぁなんて思いながら観てました。
アンコールはなく、Bryanが「ラスト2曲!!」と宣言して1stから2曲演奏してライヴはサクッと終了。

バンドとしての勢いを強く感じるライヴでした。
SLIPKNOTのCorey Taylor(Vo)がお気に入りの若手バンドとしてこのKNOCKED LOOSEの名前を挙げていましたが、今後はもっと大きな存在になるんじゃないかと思います。

MORK GRYNINGがSeason Of Mistと契約!!

mork gryning season of mist

MORK GRYNINGが新たにSeason Of Mistと契約を交わしました。

http://www.season-of-mist.com/news/mörk-gryning-2020-02-11


現在、バンドはニューアルバムのレコーディングに取り掛かる予定とのこと。


再結成したMORK GRYNINGがニューアルバムですってよ。
メロディックなブラックメタルが好きな人から熱い(?)支持を受けているバンドですが、2005年にアルバムをリリースして以来になるのでもし今年中にリリースされたとしても15年振りですってよ。
再結成してもこうやってちゃんとアルバムを作る方向で活動してくれるのは嬉しいわね。

ところで一緒に再結成記念ライヴをやったA CANOROUS QUINTETはニューアルバムとか作る予定ないんです?
あとは再結成してニューアルバム作るって言ってたのに音沙汰のないDAWNは何してるんです?

EXTREME THE DOJO Vol.33 @ 恵比寿LIQUIDROOM 01/28 感想

EXTREME THE DOJO Vol.33に行ってきました!!

PHILIP H. ANSELMO & THE ILLEGALSを観てきました!!
KING PARROTとPALMも観てきました!!

元々は去年の4月に予定されていた公演でしたが、メンバーの急病により延期になり、2020年の1月になったのでした。
僕は4月の段階で既にチケットを買っていたので気分的には実質タダみたいな。

今回の公演はPhil Anselmo(Vo)が自身のバンドを率いてPANTERA時代の曲を演奏するということで、会場に集まったファンは恐らくほぼPANTERA目当てだったと思います。勿論僕もそうです。
ただこの"PhilがPANTERAの曲をやる”ことに関してはファンの間でも賛否両論のようで「Abbott兄弟がいないのをいいことにPANTERAの曲で金稼ぎかよ」とか「PANTERAの遺産にクソを掛ける行為だ」などといった海外ファンの否定的なコメントはちらほら見ました。まぁネットにわざわざ意見書く人なんて大抵は否定的だからね。
でも僕のようにメタルを聴き始めた頃には既にPANTERAは解散状態で観る機会が全くなかった人間にとっては、こういうことをやってくれるのは非常にありがたいわけで。Philだってバンドの声としてバンドに貢献してきた人間なんだからこういうことをやる権利は当然あるはず。"PANTERA"って名乗っちゃったらファンの反感を買ったり権利関係などでややこしくなったりするだろうけど、ソロでやる分には全然問題ないと思います。



僕が会場に御降臨されたのは19:20頃。
仕事が少し長引いて開演時間にはちょっと間に合いませんでした。

会場の入りは満員状態。
どうやらチケットはほぼソールドアウト状態だったようで、フロアにも通路にもギッシリ人が詰まっていました。


中ではPALMがライヴ中。
観るのは去年2月のNEUROSISとCONVERGEの前座以来だったのでほぼ1年振り。Bloodaxeの時は見逃しちゃったからね。
PALMはメタルシーンというよりはハードコアシーンで活躍しているので、この日の客層にとっては馴染みのないバンドなのかもなぁなんて思ってたんだけど、バンドはいつも通りの突撃クラスト/ハードコアをぶちかましていてフロアのウケもかなり良い。
格好良いもんな。根がハードコアではあってもメタル好きにも刺さるリフがあるし、荒っぽい疾走ビートがメチャンコ良いもんな。
うるさい音楽が好きな人の琴線に触れるバンドだと思う。
「日本はメタルシーンもハードコアシーンも小さいけど、COFFINSやBUTCHER ABCやKANDARIVASみたいな格好良いバンドもいるから是非日本のバンドにも目を向けてシーンを盛り上げていって欲しい」というMCも非常に温かみがあって良かったです。
ラストは"Peace And Fuck!!! Domination!!!"のギャングコーラスが楽しい「Holy Outsiders」で締め。
非常に素晴らしかっただけに最初から観られなかったことだけが悔やまれます。



続いてオーストラリアのKING PARROT!!
ライヴは1stの2曲目からスタート!!

セットリスト

1. No Coincidence
2. Entrapment
3. Ten Pounds Of Shit In A Five Pound Bag
4. Disgrace Yourself
5. Dead End
6. Need No Saviour
7. Piss Wreck
8. Dead Set
9. Hell Comes Your Way
10. Psychotherapy And Valium
11. Lizard
12. Scattered
13. Bozo
14. Home Is Where The Gutter Is
15. Shit On The Liver
16. Silly Ol' Mate

約50分のライヴでした。

何故か登場SEがゴダイゴの「ガンダーラ」英語Verで笑うw
このバンドを観るのは2017年のジャパンツアー以来2回目。
そういえばあの時も前座にPALMでしたね。
四方八方に飛び散るクラスター爆弾の如き爆裂ブラストビートやバタバタと小汚いDビート/スラッシュビートを軸にした突撃グラインドコアは爽快感すら感じるほどのハイテンションっぷり。一部ではスラッシュコアなんて呼ばれ方をすることからも分かる通り、スラッシュやデス、クラストなどをミックスしたサウンドなのでスタジオ音源だと曲によってクロスオーヴァースラッシュ風だったりデスメタル的だったりするんですが、ライヴにおいては暴力的なまでの突撃精神が前面に出ていて徹頭徹尾グラインドコア。爆走を際立たせるためスローパートにおける南部系の泥臭いグルーヴやスラッジのヘヴィネス、デス/ドゥーム的な粘着性などもこってりと図太くて爆走パートを際立たせるだけでなく、そのパート単体でも魅力的でありました。
演奏陣の中ではToddy(Ds)の上手さが特に際立っていました。ヴァリエーション豊富な爆走を見事に叩き分け、整合性と荒っぽさを両立させながら演奏を加速させていく様は本当に素晴らしかった。あれだけ高速で連打しているのに一打一打が潰れずにクッキリと跳ねて聴こえてくるからブラストビートに滅茶苦茶キレがありました。
3年前はスキンヘッドだったのに今回はかなり髪が伸びていたYoungy(Vo)は存在感がピカイチ。
絞殺寸前の鶏みたいなビャービャーギョエギョエの高音スクリームは好き嫌い分かれるでしょうけど、あのアブないブチ切れ感は唯一無二。ラリってんのかな?と思う目つきでステージを徘徊して叫び散らし、ペットボトルの水をフロアに撒き散らす。2~3曲終わるたびにばんばん水を撒いていたので恐らく最前からフロア中央にいた観客はびしょ濡れになっていたんじゃないかと。前回来日した時もこの水撒きパフォーマンスはやっていたんだけど、その時は水を掛けられて怒ったキチガイおばさんがYoungyに対して水を浴びせ返すなんてことがありました。当然今回はそんな無粋なことは起こらなかったです。
MCの第一声で「ワタシハジャガイモォー!!」を決めてウケを頂いていたSlatts Slattz(Ba)はその愛嬌たっぷりのキャラクターがとても良かった。太っちょで背の小さい薄毛でヒゲだらけのおじさんという見た目からして愛嬌があるのに曲間ではビールを何本も開けて「カンパーイ!!」なんて笑顔で言ってて可愛いかよ。
前回のジャパンツアーよりも長いフルセットでやってくれたのも良かったです。



トリはPHILIP H. ANSELMO & THE ILLIEGALS!!
ライヴは2ndの1曲目からスタート!!

セットリスト

1. Little Fucking Heroes
2. Choosing Mental Illness
3. Bedridden
4. Photographic Taunts
5. Mixed Lunatic Results
6. The Better
7. Mouth For War
8. Becoming
9. Yesterday Don't Mean Shit
10. Strength Beyond Strength
11. Goddamn Electric
12. Walk
13. Domination / Hollow
-Encore-
14. A New Level

約80分のライヴでした。

ライヴが始まるとすぐにフロアにあった柵が引っこ抜かれて観客の頭上をサーフしていく。久々に柵サーフを見ましたね。
そんでPhilはやっぱカッケェな。
メンバーがゾロゾロと登場して準備してPhilがゆっくりとマイクの前に立った時のあのどっしりとした佇まいが歴戦の戦士感バリバリ。
睨みつけるように観客の盛り上がりを見渡して満足そうにゆっくりと頷き、ガムを噛みながらマイクスタンドを掴んで野太い濁声で吼え立て、曲が終わると短く「センキュ!」と言ってステージに背を向けるその一連の動きがひたすらに格好良い。
ライヴの序盤はTHE ILLEGALSの曲を立て続けに演奏。
THE ILLEGALSって1stの時点ではデスもグルーヴもスラッシュもサザンも一緒くたになった雑多なモダンメタルだったけど、2018年にリリースされた2ndでは完全にデスメタル方向へとシフトしていて、今回のライヴもその2ndからの曲がメインだったため、ドロっとしたスローパートであったり、半音階のトレモロをビロビロ掻き毟るブラストビートの爆走であったりとアンダーグラウンド色がかなり濃い。Phil自身も「THE ILLEGALSはエクストリームメタルバンドだ」的なことをMCで言ってましたね。
Philはグロウルしたりゲロり気味のハーシュVoを吐いたりと、デスメタル的アプローチのVoスタイルをみせていて、PANTERAやDOWNよりSCOURに近い。歌心無しでひたすら邪悪に吐き出すだけのVoがなんだか新鮮。
観客のほとんどはPANTERAナンバーを期待していたと思うけど、THE ILLEGALSの曲に対しても大きな歓声が沸いていました。まぁTHE ILLEGALSの曲に対してというよりはPhilのご機嫌を損ねないように、という配慮が大きかったように思います。でもいくらPANTERAナンバーをやって欲しいからってといって曲間でPhilやバンドに向けてPANTERAコールをするのはあまりに失礼。そりゃ聴きたいのはPANTERAだけど、それをバンドに要求するのって無粋で頭が悪いね。
このTHE ILLEGALSのセットが意外と長くて、多分30分くらいはやっていたと思います。
「あれ?もしかしてこのままPANTERAナンバーやらないんじゃね?Phil機嫌悪い?」なんて思ったのは僕だけじゃないはず。
亡くなったCORROSION OF CONFORMITYのReed Mullin(Ds)への追悼の意を込めて演奏された渋いバラード「The Better」で温かい拍手に包まれた後、遂にその時が!!

「この中にPANTERAのライヴを観たことがないって奴はどのくらいいる?」

Philのこの一言に沸く観客。
よかった…。ちゃんとPANTERAやってくれるのか。
僕は興奮よりも安堵のほうが大きかったかもしれません。

「じゃあ最初はMouth For War」
と、特にサプライズ感を出すこともなく言い放ち、アッサリと繰り出される名曲。
デケデンデンデンデンデンデンデン!!デケデンデンデン!!デン!!デン!!とあのリフが聴こえてきた瞬間、フロアが大きくグワングワンと波打っていくのがハッキリと見える。モッシュピットどうこうではなくフロア全体が波打ってる。Voパートは当然の如く大合唱。Philが歌わなくても済むくらいの馬鹿デカい合唱。
みんなこれを聴きにきたんだもんな。こうなるよな。
続く「Becoming」や「Yesterday Don't Mean Shit」もどっしりグルーヴする演奏に合わせて「オイ!オイ!オイ!」とフロアが縦に揺れ続け、コーラスでは大合唱という漢臭くて熱狂的な盛り上がり。
ファストな「Strength Beyond Strength」ではこの日一番のサークルが発生。柵を抜いておいてよかったね。
「Goddamn Electric」はフル尺じゃなく、「Strength ~」からのメドレーみたいな形でしか演奏してくれなかったのがちょっと残念でしたが、その次が大名曲「Walk」。
引くぐらい盛り上がってるw
リッ!!スペw!!なコーラスではPALMやKING PARROTのVo、SIGHの川嶋夫妻やその娘さんがステージに登場して大合唱するというお祭り状態。
本編ラストの「Domination / Hollow」のメドレーにアンコールの「A New Level」もかなりの盛り上がりでしたが、やはり「Walk」の熱狂っぷりが際立っていました。
Philはどの曲もそれなりに歌えていたと思います。多分、高音を張り上げる系の曲はだいぶキツくなるんでしょうけど、今回演奏された曲は観客に振ったりしながら無難にこなしていました。

「もっとPANTERAの曲やってくれてもいいのよ?」

恐らくあの場にいたほとんどの人がそう思ったでしょう。
まだまだやって欲しい曲があり過ぎる。
挙げてたらキリがない。

とはいえPhilにはDOWNとしての来日もして貰いたいので、出来ればそっちでも来てくれよな!!

TWILIGHT FORCE Japan Tour 2020 @ 新宿BLAZE 01/26 感想

TWILIGHT FORCEを観てきました!!
GRAILKNIGHTSも観てきました!!!

2017年以来、約2年半振り!!!
ヘッドライナーとしては初の来日!!!

あれからVoやDsのチェンジがあり、ファンをヤキモキさせましたが無事2度目の来日を果たしました。
去年リリースされた新譜がとても良かったので来日決定のニュースが出た時から観に行くことは決めてましたけど、前回ほどのワクワク感はなかったというのが正直なところ。色々とあったからこればっかりは仕方ない。


僕が会場に御降臨されたのは17:50頃。
その時点で物販は既にTシャツが全て売り切れ。前回と同じであまり用意してなかったんだろうか?
会場の埋まり具合はかなり良かったです。最終的には8割くらい埋まってたと思います。


最初に登場したのはCHAOS O SANCTUARYという日本のバンド。
初めて観るバンドでした。後々MCでも言ってましたが、この日が初ライヴだったそうです。
Vo、Gt、Ba、Ds、Keyという5人組で編成的にはGALNERYUSと同じ。
Voは外国の方のようでMCの曲紹介は英語。でも日本語もしっかり話せる。
サウンド的には日本的なクサさのあるメロディックパワーメタル。編成だけでなくサウンド的にもGALNRYUSっぽさがありました。初期DARK MOOR的なクサさも所々あったかな。
V系っぽいアピアランスのGtが速弾きソロやクサメロリードなどで目立っていて、演奏はなかなか良かったです。
VoはRoy Khan(Vo)みたいな中音域をメインに歌うスタイルだったんだけど、ライヴ中ずっと左耳のイヤモニを押さえて歌い辛そうにしており、声の音量や音程が安定しない。なのでこのバンドの曲を全く知らない自分には歌メロの輪郭が掴めなくてどうにもノり切れませんでした。やっぱりメロパワ系のライヴはVoのパフォーマンスがライヴのクオリティに直結すると思うので、ライヴを重ねてそこが改善されればもっと良くなる気がします。
ところでCHAOS O SANCTUARYの「O」って何の「O」なんでしょうね。TYPE O NEGATIVE的な「O」なんでしょうか。




続いてドイツのGRAILKNIGHTS。
スーパーヒーローの格好をしたツインギター編成の5人組。
一部のメタルファンの間では話題になっていたバンドですが、まさか来日するとは。
聖杯を守るために戦っているヒーローという設定をライヴでも活用し、ステージ中央に安っぽゲフンゲフン!!!輝きに満ちた聖杯が飾ってある中でライヴはスタート。
フォークメタルやメロディックロックっぽさのあるパワーメタルで演奏は若干のイモ臭さがあるものの、メンバーの筋肉推しなアクションやヒーローポーズが観客にウケていて反応は上々。
赤、青、緑、黄色、紫とそれぞれ色分けされた衣装とフェイスペイントをしているのでステージがとても華やかでイイ感じ。
曲間ではちょっとした寸劇があり、ステージにガイコツ顔の魔人みたいな敵が登場。メンバーが驚き慄いてる間にアッサリ聖杯を持ってかれるw
でも持ってかれてもそのまま何事もなかったかのようにライヴは続行。
メンバーの「イッショニキンニクー!!タイソー!!」の言葉共に観客と一緒にちょっとしたエクササイズをするなど、色々と趣向を凝らしている盛り上げ上手な面が光っていました。
ライヴの終盤になると序盤に出てきたガイコツの魔人が聖杯を持って再びステージに登場。何故か手にはビニール傘を持っており、おもちゃの剣を持ったメンバー達と対峙して最終決戦へ。お互いに切り合おうとぶつかる場面で突然のスローモーション。この映画あるあるにはフロアからは温かい笑いが起こってましたが、見事GRAILKNIGHTSが勝利。剣で切られて倒れた魔人がビニール傘をパッと開いたところもウケてましたね。
個人的に楽曲的にはそこまで刺さるものはなかったんですが、エンターテイメント性が高くて楽しいライヴでした。



そしてトリのTWILIGHT FORCE!!!
ライヴは3rdの1曲目からスタート!!

セットリスト

1. Dawn Of The Dragonstar
2. Queen Of Eternity
3. Long Live The King
4. To The Stars
5. There And Back Again
6. Enchanted Dragon Of Wisdom
7. Winds Of Wisdom
8. Battle Of Arcane Might
9. Flight Of The Sapphire Dragon
10. Gates Of Glory
-Encore-
11. Blade Of Immortal Steel
12. The Power Of The Ancient Force

約90分のライヴでした。

冒頭で「観る前は前回ほどワクワクしてなかった」と言いましたが、ライヴが始まっちゃえばそんなこと関係なしに楽しいんだよな。
今回もトワフォらしいファンタジックな魅力に溢れたメロパワナンバーの数々にバッチリやられてしまいました。
1曲目の「Dawn Of The Dragonstar」から演奏のクオリティやVoパフォーマンスは圧倒的。
メンバーチェンジによる痛手を全く感じさせないあたりは流石でした。
新加入のAllyon(Vo)は黒い衣装に身を包み、ゆっくりとステージを闊歩しながら歌っていくクールなタイプであり、観客への煽りはそれほどせずにあくまで"魅せる側"というスタンス。無邪気な笑顔と大きなアクションで観客と一緒に盛り上げていこうとしていた前任のChrileon(Vo)とは全くタイプの異なるフロントマンでした。なので、こちらが大声でメロディを合唱すると「ワオ!お前ら凄いな!おいみんな見てみろよ!とんでもない盛り上がりだぜ!?」みたいなリアクションをしてくれたChrileonのエンターテイナー気質な部分が失われてしまったのが少々残念に思えたのは事実です。とはいえ、AllyonにはAllyonの良さがあり、フロントマンらしい堂々としたステージングはバンドにもフィットしているように見えました。Voパフォーマンス的にも申し分なく、高音連発の歌メロをしなやかに伸びていくハイトーンでしっかりと歌えていた印象。高音がツラそうな場面やマイクが声を上手く拾えていない部分などがあったりもしましたが、3rdの曲はどれもスタジオ音源と遜色ないクオリティでした。
ブロンドの長髪をなびかせながら細かく動き回るLynd(Gt)とAerendir(Gt)の忍者エルフによるギターコンビはステージ映えしますなぁ。どちらも細身で手足が長くてステージングも似てるから時々どっちがどっちだかわからなることもあるんだけど、髪の色がちょっと違うのでそこで判断。Lyndはピロピロと流麗なリードを決めまくりで、前回以上に目立っていたと思う。
Horne(Ba)は変わらずニコニコした可愛いホビット。Horneの両肩にLyndとAerendirがそれぞれ足を乗せてギターを弾くパフォーマンスもしっかりやりました。
新De'AzshことIsak Olsson(Ds)は前任De'AzshのDaniel Sjogren(Ds)にも劣らない駆け足なドラミングでメロパワらしい軽やかさ。所々で他の楽器陣やシンフォアレンジと噛み合ってなかったり手数を減らしてリズムを整えていたりする場面などがありましたが、大きく崩れることはなかったです。
Blackwald(Key,Vo)は演奏よりも曲間のMCでの活躍が目立っていました。おとぎ話のナレーションのような皺くちゃな声で観客に語り掛け、曲間でもファンタジックな世界観が壊れることは無し。あの声で「アリガトウゴザイマス!!」って言ってところはウケてましたね。観客とのコール&レスポンスでは「フフフフフ!!!ハハハハハハハ!!!」という魔王のような笑い声を観客に要求するなど、面白くて新鮮でした。
セトリは新譜からが中心ながら前2作からもバランス良く選曲。
新譜からの「Queen Of Eternity」はフロアから起こるコーラスの合唱が大きく、早くもライヴの定番になりそうな予感がビンビン。個人的には新譜から特にお気に入りだった「Long Live The King」を聴けたのが良かった。やっぱりこの曲、フォーク的なお祭り感があってライヴでもメチャクチャ楽しい。
新譜の曲の反応が良かったとはいえやっぱり前2作からの曲は盛り上がりが別格。
Blackwaldが2ndからの「To The Stars」をコールした時の大歓声に"Calling Your Name!! Calling Your Name!!"の掛け声のデカさといったら。
1stの「Enchanted Dragon Of Wisdom」ではビニール製の緑色のドラゴンがフロアを観客の上をポンポン跳ねるというお祭り的な演出が。「大丈夫。危険なドラゴンじゃないよ」なんてメンバーは言ってたけど、結局僕のほうには飛んでこなくてちょっと残念。この曲のラストの”ウィーズダーム!!”とハイトーンを張り上げる場面ではAllyonがわざと音程を外して「あれ?ノドの調子が悪いな?」みたいな寸劇パートがあり、Allyonは竜のションベンこと「Dragon Piss」を飲んで見事にハイトーンを決めるというライヴならではの演出も楽しめました。この「Dragon Piss」はこの後もHorneがステージ袖から何度か運んで来てAllyonに飲ませるもテレビでよくある万引き主婦みたいな高音ヴォイスになったり元詐欺グループのリーダーみたいな低音ヴォイスになったりと、おふざけとして大活躍。こういうコミカルなやり取りもイイですね。
ビニール製のドラゴンが再度登場し、フロアを跳ね回ってた「Flight Of The Sapphire Dragon」ではAllyonがChrileonよりも原曲に忠実に歌えていて流石だなと。この曲は特にChrileonがコーラスでフェイクしていたのが印象に残っているんですけど、Allyonは飄々と歌えてました。
アンコール1発目では3rdの大曲「Blade Of Immortal Steel」を披露し、Allyonが途中から日本刀を持って歌うなどタイトルに掛けていたところもありましたが、この曲の主役は何と言ってもLynd。中盤の長尺ギターソロパートを一人でバッチリ弾きこなしていてフロアからの歓声を一身に浴びていました。
アンコールラストは当然"古代の力のパワー"こと「The Power Of The Ancient Force」。イントロのKeyメロディから大合唱が起こり、コーラスの掛け合いもこの日一番の合唱っぷり。この曲のブリッジの高音部分はAllyonでもだいぶキツいようで無理せずフェイクしながら歌っていました。でもChrileonは何故かこの部分をフェイクなしで歌うことがあったんだよな。


メンバーが代わろうともやっぱりトワフォは良いバンドだなぁと思いました。
強い楽曲とブレない世界観を持ってるバンドは強いですね。
本当に楽しいライヴでした。

SUMACとBAPTISTの来日が決定!!

sumac baptists 2020 japan tour

SUMACとBAPTISTSの来日が決定しました!!


東京
5/1(金) TSUTAYA O-WEST

名古屋
5/2(土) HUCK FINN

大阪
5/3(日) 東心斎橋CONPASS

東京
5/6(水) 新代田FEVER ※BAPTISTSの出演は無し

チケット: ¥6000 (東京公演1日目のみ¥6500)



SUMACだけでなくBAPTISTSまで観られるのですか!!!
ってことは両方に在籍してるNick Yacyshyn(Ds)はぶっ続けで叩かなきゃいけないってこと!?
それは大変だわー。

東京の1日目は絶対行かなきゃ!!
SUMACといえば灰野k…ウッ…あ、頭が…。

AS I LAY DYING "Shaped By Fire Asia Tour 2020" @ LEGACY台北 01/22 感想

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AS I LAY DYINGを観てきました!!!!

復活AILDのアジアツアー!!

インド!!タイ!!マレーシア!!シンガポール!!フィリピン!!台湾!!香港!!
日本は無し!!
出所したばかりのTim Lambesis(Vo)が入国出来ないから仕方ない!!

だから台湾行ってきたよ!!
初台湾!!
てか初海外!!!

日本から出たことがありませんでしたが、遂に海外へ行ってしまいました。
まさかは初めて海外へ行くその理由が「メタルバンドのライヴを観るため」になるとは思わなか…まぁ薄々してたか。
観光とか全然興味ないもんな。ライヴのついでくらいじゃないと観光なんてしないもんな。
台湾は海外旅行初心者にとって行きやすい国だと聞いていたので海外旅行ビギナーな自分にもちょうど良いかと思いました。
日程的にはシンガポールや香港のほうが良かったんですが、ガポールに行くとTHE OBSESSEDが観られなくなるので即却下。で、香港はほら、あっちでヤバいデモあったじゃん?治安的に問題ありそうじゃん?AILD観るために行ったはずがデモに巻き込まれていつの間にか僕も口元バンダナで隠して金属バットと火炎瓶持って警官隊に突撃してる可能性あるじゃん?リアルAS I LAY DYINGしちゃう可能性あるじゃん?
ってことで台湾にしたのです。

で、僕の中での台湾の印象って

・ 親日
・ CHTHONIC

しかなかった。
臭豆腐とかパイナップルケーキとか細かく言えばあるけど、ザックリ言っちゃえば上記2つの印象しかなかったわけです。
あとは10年ほど前に妹が旅行で台湾に行ったことがあるんですけど、家に帰ってきた妹に「台湾どうだった?」と訊いたら、「くっせぇ。マジでくっせぇ。どこ行ってもくせぇ。二度と行かない。日本最高」みたいなことを言っていて、大学生僕は「そうか。台湾はとても臭い国なんだな」という偏見を持ったくらいでした。


僕が日本を出たのは1/22の朝。
9:30頃の便だったため成田空港には7:00くらいには御降臨されておきたいと思い、5:00起きで出発しました。
前日は台湾に行くワクワク感と「寝過ごしたらどうしよう」という心配で全然寝らんなかったよね。深夜3:00くらいまでギンギンに起きてて1時間半くらしか寝られなかったよね。
1泊しかしないので荷物はほぼなし。
下着類1着と歯ブラシ歯磨き粉、タオル、神戸ショコラとハッピーターンを1袋ずつバッグに詰めて行きました。

成田空港に御降臨されてからは航空券を発券して所持金を台湾ドルに両替。
台湾ドルの単位は「元」で1元あたり日本円で3.6円ほど。
僕は1万5千円換えて3500元くらい用意しました。
1泊しかしないし無駄にたくさん持っていく必要ないだろうと思ったんですが、結果的にこれで充分な金額でした。

8:00頃に「そろそろ行くか」とゲートに向かうとそこには出国待ちの長蛇の列が。
「物販?なんかのライヴの物販なの?」ってくらいにゾロゾロゾロゾロ並んでました。
ただ列は長いんですけど、進んでいくスピードは速くて割とあっさりゲートまで辿り着きました。
そして航空券とパスポートの軽いチェックを挟んで金属探知機のゲートで見事に引っ掛かるというね。
僕の持つ熱きメタルハートが…ではなく普通にベルトの金属が引っ掛かりました。
なので帰りの便はちゃんと荷物入れのほうにベルトを入れて引っ掛かることなく通過しましたよ。学習しました。

飛行機は少し遅れながらも問題なくテイクオフ。
自分、飛行機に乗るのも10年振りくらいだったため飛び立つ瞬間は若干緊張。
席は一番後ろの窓側という、エコノミーの中では最強クラスに良い席でした。
リクライニングし放題で最高かよ。
航空券を発券する時に「御希望の席はございますか?」と訊かれたので「どこでもいいです」と答えたら一番良いとこを用意してくれたみたいです。

フライト中はAILDの予習をしたり備え付けのディスプレイで映画を観たり。
映画のラインナップに劇場で見逃していた『ゾンビランド』の続編があったので観ました。めっちゃありがたかったですね。
帰りの便では同じく見逃していた『アド・アストラ』を観ようと思ったですが、英語の中国語字幕しかなかったので断念。

フライト時間は3時間半ほど。
時差は日本から1時間遅れなので日本⇒台湾だと時間が巻き戻ったようなお得感がちょっとだけありました。
到着したのは桃園空港という空港。
台北には桃園空港と松山空港という2つの空港があって桃園のほうが台北の街からは遠い場所にあるそうな。
空港からはバス、タクシー、MRT(電車)があって僕はバスを選択。
台北まで結構な距離があるのに90元と鬼安い。ちなみにMRTを使っても150元とかなり安いです。自宅の最寄駅から成田空港までの電車賃が高かったので余計に安く感じました。
バスは高速道路を使って台北へ向かったのですが、窓から見える景色は日本とほぼ変わらなかったです。

台北駅に到着してからは予約したホテルのある西門町という街へ徒歩で移動。
台北からかなり近いところにある街で、かなり都会的なところでした。飲食店や雑貨店がたくさんあって日本で言うところの原宿的な雰囲気。勿論それは言い過ぎよ。
高速道路から見えた景色と同様に台北の街全体も風景的には日本と大差なし。
セブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニはいたるところにあって、マックや吉野家やスシロー、しまむらなんかもありました。

ホテルでチェックインを済ませて部屋に入ってみると何故かダブルベッドが2つ。
アイエエエエエナンデ!?ダブルベッドフタツナンデ!?
おっさん一人が1泊するだけなのに…。
部屋にはタオル、歯ブラシ歯磨き粉、飲料水のペットボトル2つ、シャンプーにボディソープなどが用意してあって、僕が事前に用意していた物は一切使う必要がありませんでした。1泊3500円ほどで安い部類に入るホテルだったと思うんですがとても清潔でしたし、ただ寝るだけの僕にとってはとても良いところでした。せっかくなので2つのダブルベッドを無駄にゴロゴロ転がりました。

ライヴまでは時間があったので荷物をホテルへ置いて街をブラブラ。そのへん散歩。略してそんぽ。
ファミマでAILDのチケットを発券した後、腹が減っていたので細い路地で見つけた屋台で謎の食べ物を食べました。
モヤシなどの野菜や謎の肉を謎の粉で和えてトルティーヤみたいなのでクルクル巻いた謎の食べ物。ケンタッキーのツイスターみたいなやつ。確か40元くらい。
きなこ味の甘みがある食べ物でそんなに美味しくもなかったけど不味くもなかったです。
でもその謎の食べ物の味うんぬんより驚いたのが屋台のおばちゃんの対応。
「1個くれ」と僕が注文すると屋台のおばさんは「わかった」と言ってまず持っていたタバコ1発深ーく吸ってフゥゥゥゥゥっと煙を大きく吐き出した後、一呼吸おいてからその手のまま作り始めました。
衛生的にもマナー的にも日本でやったら即アウトなやつww
「こ、これが台湾クオリティ…w」と笑っちゃいましたけどね。
これの後に食べた胡椒餅ってやつはスパイシーな肉まんみたいで美味しかったです。これが50元くらいでした。どれもこれも食べ物が安過ぎでした。

会場のLEGACY台北へは徒歩で行き、御降臨されたのは16:30頃。
着いた時にはサウンドチェック中で、爆音がガンガン外に漏れていました。テンション上がるぅ!!!
でも聞こえてくるのはAILDではなく、前座のバンドでしたね。
17:00近くになると物販の列が出来始めたので並び、無事にツアーデイト入りのTシャツとバンドロゴのピンバッジを買うことが出来ました。
Tシャツは1000元でピンパッジが100元。それぞれ3600円と360円くらいなので値段的には日本の物販と大差なかったです。
物販購入後はTシャツをそのまま着込んで入場待機列へ。
整理番号はなかったので完全に並んだ順番での入場でした。入場時のドリンク代なども当然ありませんでした。
入場は18:30頃からスタートし、僕はかなり前のほうで待機。
LEGACY台北は1000人ほど収容出来る大きなライヴハウスで、最前以外はフロアを仕切る柵が一切ないだだっ広い会場。
ステージは高めで観やすく、外観のボロさに反して会場内はかなり綺麗でした。


入場してからはソワソワしっぱなし。
正確には物販列に並んでる時からずっとソワソワしてたんですけど、入場してからは5割増しでソワソワ。

遂にAS I LAY DYINGを観られる!!
本当に観られるのか!?
僕は本当にこれからAS I LAY DYINGを観るのか!?
今さらキャンセルになったりしないよな!?
ああどうしようどうしよう

心の中はずっとこんな感じでした。
だってさ、今まで一度も観たことがなく、そうこうしている内に日本では観ることが出来なくなってしまったバンドを遂に観られるんですよ?そりゃあ挙動不審にもなりますよ。
僕がAILDに出会ったのは高一の時。3rdがリリースされた2005年でした。
2005 ~ 2008年頃のAILDってLOUD PARKや何かしらのサポートアクトとして頻繁に来日するバンドでした。
今じゃ信じられないかもしれないけどあの頃のAILDってメタルコア勢の中でもよく来日するバンドの筆頭だったんですよ。
なので当時の僕は学生で金がなかったしAILD目当てでそれらのライヴに行ってもどうせAILDの持ち時間は少ないんだろうなと思って全然観に行かず、「どうせまた来日するだろ」なんて軽く思っていました。
しかし2007年の4thが本国でスマッシュヒットして続く5thや6thでバンドの人気が世界的にどんどん高まるとパッタリ来日しなくなってしまい、更にはTimが殺人教唆の罪で逮捕されAILDは活動休止と、僕にとってはつくづく縁のないバンドでした。活動休止中は「もう一生観ることはないのかも」とすら思っていました。
そんなバンドを今から観るっていうのに冷静でいられるわけがない。
今思い出してもちょっとドキドキしますね。

会場の入りは最初かなりガラガラのユルユルでしたが、最終的には8割ほど。
ギュウギュウではありませんでしたが、かなり埋まってました。
客層は圧倒的に若者が多かったです。


19:00頃になると前座のSEKUMPULAN ORANG GILAというバンドが登場。
後で調べてみたらマレーシアのバンドだったそうな
メンバーはVo、Gt × 2、Ba、Dsというベーシックな編成に笛と小太鼓の両方をこなすメンバーがいる特殊な6人組。
ライヴはインドっぽいオリエンタルなメロディな流れる中、メンバー全員がフロアに向かって手を合わせて軽くお辞儀するという民族感の強い始まり方。
サウンドもポストプログレ的展開やアジアンテイストの強い民族アレンジ、お経のようなクリーンVoといった要素を絡めて聴かせていく東洋西洋ミックスされたメタルコアで面白さはありました。
ただ音響が滅法キツかった。
民族楽器担当は鼓のような小太鼓をポンポコポンポコ叩きつつ、時折笛に持ち替えてピーヒョロやるんだけど、その笛の高音が鼓膜にガンガン突き刺さってくる。しかも途中でGtの片方まで笛を吹き始める場面があり、耳への破壊力がさらに増してかなりキツかったです。


SOGの出番が30分ほどで終わり、遂にAS I LAY DYINGか!!と色めき立っていると、ステージ上のセットチェンジは進んでいるものの、前座用のドラムセットが一向に撤去されずにむしろ微調整されてる。
そして会場ステージ側の左右天井隅に設置されたモニターには「INFERNAL CHAOS」の文字。
ここで初めて前座が2バンドいることを知ったのでした。


15分ほどして登場したのがそのINFERNAL CHAOSという台湾のバンド。
あれ?CHTHONICのJesse(Gt)おるやん!!
ってことで前座2バンド目はJesseの別バンドでした。
サウンドはキレ味の鋭い刻みや単音リフを武器に疾走とブレイクを繰り返すメタルコア。個性という意味では1バンド目のほうが高かったかもしれないけど、色んな面で明らかにこちらのほうがレベルは高い。
Voの立ち振る舞いはコア系シンガーらしいアジテーションが感じられて堂に入っていたし、演奏も堅実。分かりやすい疾走感やリフがあって楽曲的にもメジャー品質。観客の反応もこちらのほうが良くて、1バンド目のフロアの空洞だけは無駄にデカいおざなりなモッシュピットとは違った割としっかりしたモッシュピットが出来ていました。もしかして現地では人気のあるバンドだったのかしら?
こちらも大体30分ほどのライヴでした。



さぁ次はいよいよAS I LAY DYINGだ!!!

会場のモニターにも「AS I LAY DYING」の文字!!!



前座2バンドが終わった段階でステージは幕で隠され、期待感がいっそう高まる。
僕のソワソワ感も最高潮に達し、立ったままずっと小刻みに縦揺れしてる。
周りの人からしたら「何あいつ、おしっこ我慢でもしてんの?」って見えたかもしれない。


待つこと約30分
遂に会場が暗転。
大歓声が轟く中、幕が開いていき、BGMとして流れてくる新譜7thの1曲目「Burn To Emerge」!!!
ゆっくりとメンバーが登場し、ライヴは7thの2曲目からスタート!!!

セットリスト

1. Blinded
2. Through Struggle
3. Within Destruction
4. Redefined
5. The Sound Of Truth
6. Forsaken
7. Shaped By Fire
8. The Darkest Nights
9. An Ocean Between Us
10. Gatekeeper
11. A Greater Foundation
12. My Own Grave
13. 94 Hours
-Encore-
14. Nothing Left
15. Confined

約70分のライヴでした。
体感的には5秒のライヴでした。



AS I LAY DYINGを観てしまいました。
僕はAS I LAY DYINGを観てしまったのです。


目の前にはTim Lambesis(Vo)がいたのです。
Nick Hipa(Gt)が、Phil Grosso(Gt)が、Josh Gilbert(Ba,Vo)が、Jordan Mancino(Ds)がいたのです。

Nickが「Blinded」のイントロリフを刻み、Timの咆哮で疾走を開始してからはもうずっと興奮状態でした。興奮してない瞬間が一切なかったんじゃないかと思うくらい。

だってセットリスト見てください。

休憩ポイントある?
名曲しかないよ?

自分が長年聴いてきた名曲が目の前でどんどん演奏されていくのに冷静でいられるわけがないんです。
無心で頭を振り、クリーンパートで合唱し、拳を突き上げました。
とてつもない高揚感でした。
でもそれだけ興奮出来るのは楽曲の再現度が恐ろしく高いから。
メンバー全員ひたすら上手い。演奏やVoでガッカリさせられた曲が1曲もなかった。どんなに好きなバンドのライヴでも「あぁ、この曲はCDのが良かったな」って思うことがあるのにAILDはそれが一切なかった。これは本当に凄いこと。
NickとPhilの刻むリフはスタジオ音源と全く同じクオリティでメチャクチャ感動。爆音の中でもギターサウンドの輪郭が潰れることなくちゃんとソリッドに聴こえたのもAILDの持つギターワークの素晴らしさがストレートに伝わってきて何も文句ない。ソロは全てNickが担当しており、フラッシーなシュレッドも完璧。CDで聴いていたあのフレーズだ…と感無量。Philが目立つ場面はあまりなかったんですが、バッキングのリフを確かな強度で刻みつつ、Nickのリードにハモる場面も多々あって、やはりこの2人のギターチームは最高だなと思った次第。「The Sound Of Truth」は2人のコンビネーションが最大限に活きたメロディックなギターワークが聴けて泣きそうになりました。
Jordanのドラミングも完璧。そして跳ね回るスネアがひたすらにキャッチー。AILDって元々キャッチーかつスムーズなリズム展開を持った楽曲が多いけど、それがライヴだとスタジオ音源以上に活きる。頭が振りやすいリズムばっかりなんですよね。
TimのVoは新譜と同様にマッチョ感より枯れたしゃがれ感を強く感じるスクリームで、ハードコア/メタルコアというよりメロデス的な響きをするようになってるなと改めて思いました。そんな変化があってもTimのスクリームは未だに格好良いんですよね。獣のように獰猛なのに老獪な渋みと艶があって唯一無二のVoなんですよね。Timのやったことを肯定する気は全くないけど、それでもメタルシーンに復帰してくれて本当に良かったと思います。
Timのスクリームと対を成すJoshのクリーンVoですが、これまたとんでもなく凄かった。どの曲も激情的なまでに絶唱。新譜の曲って張り上げるように歌うクリーンパートがかなり多いんだけど、どれもフェイクせずにちゃんと原曲通りの音程でブチかましてくる。Joshの歌唱力マジパネェ。
ライヴパフォーマンスとしては主にTimがステージ上をのしのし歩き回ってフロアを扇動し、Joshもちょこちょこ煽るくらいで、Gtの2人は定位置からそれほど派手には動かないためベテラン的な落ち着きがありました。佇まいもコアというよりはメタルでした。
大体2曲ごとに挟むTimのMCは簡単な曲紹介が主で「盛り上がってるかお前ら!?」みたいなオラオラ系の煽りをほぼしないのは意外でした。犯罪を犯してしまったから過度に強い言葉は自粛しているのかな?なんて思ったり。「また俺たちのことを受け入れてくれてありがとう」といった感謝の言葉もちらっと述べていて、復活したとはいえまだ反省中の身であることを自分自身に言い聞かせているようにも見えました。
フロアの盛り上がり方は日本も台湾もさほど変わりませんでした。
ただ唯一違ったのは台湾だと後ろからあまり押されなかったこと。
僕は最前付近にいたんですけど、日本のように後ろからギュウギュウ押されることが全然なかった。人と人の距離は近くても前へ前へ行こうとする人がいないのか、かなり快適に観ることが出来ました。これが台湾では普通のことなのかたまたま今回だけそうだったのかは分かりませんが良かったです。
セトリは7thと4thからが多めで1stと5thからは無し。
やはり4thの曲はファンからの人気が高いんですね。フロアから起こるクリーンパートの大合唱っぷりは痛快でした。まぁクリーンパートの大合唱は4thに限らなかったけども。
新譜からは「My Own Grave」が圧倒的に人気でした。Timが「次はニューアルバムからだ」と言うたびにフロアからは「My Own Grave」を求める声が多数上がるほど。名曲だもんな。
特に印象に残ってるのが「The Darkest Nights」。Nickが煌くトレモロを掻き毟って爆走するDEAFHEAVENっぽいポストブラックなインストから連なるように演奏されたんだけど、原曲からキーが上がっていて、どこか爽やかな雰囲気がプラスされているのが新鮮でした。
「Within Destruction」や「Gatekeeper」といったスラッシーな疾走ナンバーはサークルピットの速度が上がってみんな楽しそう。
アンコールは鉄板の2曲。
「Confined」終わりには天井でクラッカー?がパァン!!とハジけて銀のテープが宙を舞う晴れやかなエンディング。
フロアをバックにしたメンバー全員との写真撮影を終えた後、Nickが投げたピックをなんとかゲットすることができました。Nickありがとう。

終演後は会場の入り口で公演のポスターを無料で配っていましたが、僕は貰わずに帰りました。多分貰った後にいらなくなるだろうなと思ったので。



はぁ...。

早くまたAS I LAY DYING観たい…。

一度観たらすぐにまた観たくなる。
完全にシャブやで。

こんなに素晴らしいバンドが来日出来ないなんて日本にとってはとてつもない損失だと思います。
でも法律なら仕方ないね。
もしAILDが再びアジア近辺を回ることがあればまた遠征して観に行こうと思います。


あ、台湾2日目はお寺や屋台がいっぱい並んでる市場みたいなところに行きました。
台湾旅行楽しかったです。
そんなに臭くなかったです。我慢出来る臭さでした。 

最後に今回の遠征で掛かった経費をザッと。
ライヴ関連の部分だけでザッと。

航空券
45000円(1月後半~2月頭は中国が旧正月なため普段より帰りの便が高め)

チケット代
6500円

台湾での交通費
2000円

宿代
3500円

こんなところだと思います。
参考になれば幸いです。
あとはスマホを台湾のどこでも自由に使いたかったのでauの世界データ定額っていうサービスを使いました。
これを使うとWi-Fiがなくても980円/24hでどこでも通信出来るので僕はオススメします。

VIO-LENCEにBobby Gustafsonが加入!!

bobby gustafson

VIO-LENCEに元OVERKILLのBobby Gustafson(Gt)が加入しました。

https://www.blabbermouth.net/news/vio-lence-recruits-former-overkill-guitarist-bobby-gustafson/


バンドはBobbyを加えた編成でTRUE THRASH FEST 2020にて来日予定です。


今年のTTFには僕も行く予定なんですが、VIO-LENCEにBobby加入なんてより楽しみになりましたね。

このままBobbyが残り続けるのか一時的なものなのかは分からないけど個人的には残って欲しいなぁ。

SLAUGHTER TO PREVAIL Japan Tour 2020 @ 渋谷CYCLONE 01/20 感想

SLAUGHTER TO PREVAILを観てきました!!!

ロシアのデスコアバンドが初来日!!
本来はUSのLORNA SHOREも一緒に来日するはずでしたが、CJ McCreery(Vo)の解雇によりキャンセルになってしまいました。
まぁStP観られるだけでも全然良いよね。


僕が会場に御降臨されたのは19:30頃。
会場の埋まり具合はかなり良い感じ。
ロナショアのキャンセルなんて全く感じさせないほどにしっかりと埋まっていました。
客層は若い人が多く、メタルのライヴに比べたら女性比率も高め。コア系はちゃんと若いファン層を確立出来てて羨ましいです。


StP以外で観ることが出来たのはトリ前のDEFYING DECAYというタイのバンドのみ。
メンバーと機材がやたら多くてステージ上はゴチャっとしていましたが、やっているサウンドも割とゴチャっとしていた印象。
女性Keyやターンテーブル担当のメンバーがおり、メタルコアやヌー/オルタナメタルなどをミックスしたコア系のサウンドはフロアの縦揺れを意識したような弾むミドル/アップテンポの曲が多くてフロアの反応も悪くなかったです。
ゴチャっとした音のせいで曲を知らない状態だとリフやメロディの輪郭が掴み難く、「とりあえずリズムにノっとくか」って楽しみ方にはなってしまいましたが、メンバーの全力なパフォーマンスは観ていて気持ち良かったです。特にBaは最後の曲でフロアに演奏するなど、頑張っていました。
ただVoはあんまり歌えてなかったですね。スクリームが演奏に埋もれちゃうしクリーンVoはからっきしでした。彼らのライヴ中で一番の盛り上がりをみせたLINKIN PARKの「Faint」もこの曲最大の山場である絶唱コーラスを当たり障りのないスクリームで誤魔化しちゃってて「いやそこはちゃんと歌えないと駄目でしょ」なんて思ったり。
待ち時間は40分ほどでした。



そしてトリのSLAUGHTER TO PREVAIL!!
ライヴは1stの3曲目からスタート!!

セットリスト

1. Chronic Slaughter
2. Russian Hate
3. Death
4. Born To Die
5. Agony
6. Beast
7. Misery Sermon
8. New Song
9. Hell
-Encore-
10. King

約50分ほどのライヴでした。

『ジョーズ』のテーマソングをバックに登場するメンバー…ってあれ?VoとBaとDsしかいないじゃん…。

まさかのGt不在。
しかも2人。

今までKey不在とかBa不在ってライヴは何度も経験していたし、本来2人いるGtが1人だけだったライヴも幾度となくありました。
でも完全なるギターレスは初めて。ギターパートは同期音源で対応していたので音が薄いってことは全くなくてゴリゴリの刻みもピロピロのテクデスリフもちゃんと聴こえていましたが、スタジオ音源そのままなのでやっぱりライヴの音としては"綺麗"過ぎた。そこが少しだけ残念でした。
メンバーはステージに出てきた時から全員あの魔人みたいな金属マスクを装着しており「SLIPKNOTみたいにマスク付けたままでライヴやるのかな?」なんて思ったんですが、Alex Terrible(Vo)は途中であっさり脱ぎ捨てていました。あ、そのマスクに関しては結構そういうラフな感じなのね。オッケオッケー大丈夫です。ちなみにMike Petrov(Ba)は最後までちゃんと付けてました。
演奏はコア系らしい筋肉質な厳つさに溢れていて非常にモダン。Evgeny Novikov(Ds)によるトリガー感強めにバチバチ鋭く高速でアタックするバスドラが激烈で、ギターに代わってサウンドの刺々しさを高めていました。実に良かったです。
そして誰もが気になってたAlexのVoパフォーマンスですが、噂通りの化け物でしたw
威圧感のある野太いグロウルを圧倒的声量で終始ガンガンぶつけてくる。咆哮する中にも清濁を織り混ぜていましたが、圧の強さは常に変わらずどんな声色でも声量が衰えることはなし。どうやらとんでもなく人間離れした喉をお持ちのようで。途中、マイクを通さずにマッチョなグロウルで吠え立てる場面がありましたが、マイクなしでも半端ない声量。YouTubeなどで話題になるのも分かるくらいにズバ抜けた本物のパワー系グロウラーでした。見た目も総合格闘家みたいでメッチャ強そうでした。なんたってロシアだもんな。
セトリは1stとデビューEPから半々ずつと新曲が2曲。「Agony」のほうは既に発表済みの新曲でしたが、もう一つは未発表の新曲。タイトルは「Demolition」と言っていたと思います。恐らく次のアルバムに入るんでしょう。その「Demolition」、爆走からビートダウンへ叩き落とすStPらしさ満点の曲で、ファンがガッカリすることはまずないだろうと思えるデスコアナンバーでした。
フロアの盛り上がりはどの曲でも高く、フロア中央のモッシュピットも手足ブンブン系のハードコアスタイルのモッシュが乱発。爆走パートよりもブレイクダウン/ビートダウン時のほうが圧倒的にモッシュが激しくなっていたあたり、バンドの支持層がメタルよりもハードコア寄りであることが如実に表れていました。

ヘッドライナーとしては少し短めではありましたが、Alexの化け物っぷりが実感出来た満足度の高いライヴでした。
願わくばGtもちゃんといる編成で観てみたいですね。


ライヴ終了後、渋谷CYCLONEの階段を上がっていくと途中でCRYSTAL LAKEのVoとCROSSFAITHのVoがいるのを発見。
「StPを観に来てたんかー」と内心ちょっと驚きつつも気づいていないフリをして帰りましたとさ。

THE OBSESSED / KADAVAR / CHURCH OF MISERY "Doom Is The Law" @ 渋谷GARRET 01/18 感想

THE OBSESSEDを観てきました!!
KADAVARとCHURCH OF MISERYも観てきました!!

THE OBSESSEDもKADAVARも初来日!!
まさかTHE OBSESSEDが来日するとはね。Wino(Vo,Gt)おじいちゃんが来日するとはね。
Soundworksは本当にビックリすることをしてくれるよね。
こうなるとあのドゥームメタルバンドやあのスラッジメタルバンドも来日出来るのでは?なんて思ってしまいますよね。

僕が会場に御降臨されたのは18:30頃。
開場時間に間に合ったため整理番号を呼ばれるのと同時に入場しました。

フロアの埋まり具合はかなり良い。
OBITUARYの時と大差ないくらいに満員状態。
どうやら当日券は10枚ほどしか出なかったようで最終的にはソールドアウトしたそうな。
満員のGARRETは地獄やでぇ。


トップバッターはCHURCH OF MISERY!
ライヴは1stの1曲目からスタート!!

セットリスト

1. Killfornia (Ed Kemper)
2. Lambs To The Slaughter (Ian Brady/Myra Hindley)
3. Brother Bishop (Gary Heidnik)
4. El Padrino (Adolpho Constanzo)

約30分ほどのライヴでした。

トップバッターから既に満員状態。そりゃこのメンツならトップから観たいよね。
去年観た時からGtが代わってた気がしたんですが気のせい?
CoMは去年のEYEHATEGODの追加公演などでも観ましたが、いつ観ても格好良いですね。
出演バンドの中では最もメタル寄りのサウンドでした。
ネットリと土臭いリフを弾ませてグルーヴしていく重低音に身を委ねると気持ち良く頭を振れる。
好きなアルバムである4thから2曲もやってくれたのが嬉しかったり。
フロアの盛り上がりも上々でモッシュは起こらないまでも各々マイペースに揺れていましたね。


続いてKADAVAR!!
ライヴは1stの5曲目からスタート!!

セットリスト

1. Creature Of The Demon
2. Into The Wormhole
3. Black Sun
4. The Old Man
5. Demons In My Mind
6. Die Baby Die
7. Come Back Life
8. All Our Thoughts

約40分ほどのライヴだったと思います。

ロックらしい勢いのあるライヴでした。
フロントに立つChristoph Lindemann(Vo,Gt)とSimon Bouteloup(Ba)はヒゲ面で上半身素肌にチョッキというムサい格好。Simonのほうはメチャクチャ長身でガチムチ系。Christophのほうも体格は良かったですね。
唯一Christoph Bartelt(Ds)だけは細身の長身でキラキラのラメが入った洋服をピッチリ着こなしており、60~70年代のロックスター風な見た目でした。
演奏は非常によく纏まっていてトリオ編成ながら演奏の厚みも申し分なし。Simonのブリブリなベースラインが太くてでバッチリ効いていた印象で、アンサンブルに適度な風通しの良さを残しつつもグイグイとドライヴしていくハードロックらしい格好良さに溢れてました。サイケ感の全くないアンサンブル重視の骨太感がスタジオ音源よりも遥かに良かったです。これぞライヴバンド。
これはフルセットでも観たくなりますね。




そしてトリのTHE OBSESSED!!
ライヴは4thの1曲目からスタート!!

セットリスト

1. Sodden Jackal
2. Climate Of Despair
3. Skybone
4. Tombstone Highway
5. Brother Blue Steel
6. To Protect And To Serve
7. Punk Crusher
8. Streetside
9. Daughter Of An Echo
10. Sacred
11. Streamlined
12. Endless Circles
13. Neatz Brigade
14. Lost Sun Dance
-Encore-
15. Decimation

約70分ほどのライヴでした。

KADAVARに続きこちらもトリオ編成。
Winoおじいちゃんの鳴らすギターはKADAVARよりも粗くて深いディストーションが掛けられていて幾分もメタル仕様。
ただそのギターサウンドで何度かトラブルが発生していて、音量や音色が安定しない場面が見受けられました。
それでもライヴは大きく滞ることはなく、バンドはテンポ良く続けて演奏していたと思います。
Winoおじいちゃんはふてぶてしいへヴィリフを大味に鳴らしながら荒っぽくしゃがれた歌声をマイクにぶつけていくロッカーらしい佇まい。タトゥーだらけの体に白髪だらけの長髪でそんなパフォーマンスだから未だにある種の不良感みたいなものが滲み出てるのが良かった。でもMCは普通のおじいちゃんって感じで「日本に来られて嬉しいよ。ありがとう」って優しそう。というかWinoおじいちゃん。CoMやKADAVARのライヴも普通に観てたし、楽屋に戻る時、演奏をスマホで録画していた観客の前を通るのにスマホのカメラを自分が遮ってしまわないように屈んで移動したりしてましたからね。優しいかよ。
Baはサポートだったようですが、ボウボウと埃っぽくブーストして肥大した重低音がかなり良かったですね。ギターとユニゾンして肉厚なヘヴィリフに仕上げたり、ギターがリードを取る場面ではしっかりとドゥームリフの役割を果たしていました。ベースとして当然の役割を果たしていただけなんだろうけどそれが本当に良い仕事っぷりでした。
セトリは3rdが中心。
個人的にはここもかなり嬉しいポイントでした。
THE OBSESSEDってサトゥルヌスのジャケの2ndが代表作としてよく取り上げられるけど、僕は3rdが一番好きなんですよ。一番へヴィでストレートにドゥームメタルしているのは3rdですし、あのダークさは他のアルバムにはないので。THE OBSESSEDの2ndを聴いて「あんまりヘヴィじゃないな。なんか違うな」と思った人には是非とも3rdを聴いて頂きたいです。
フロアの盛り上がりは前の2バンドより落ち着いていた気がします。
勿論、演奏が終わった時の拍手や歓声は大きかったですが、ライヴ中はワイワイせずに聴き入っている人が多かったかな。
アンコール前にはTHE OBSESSEDの休止中に活動していたSPIRIT CARAVANの「Lost Sun Dance」をセルフカバーしていましたが、この曲は再結成以降のライヴでも結構頻繁にやってるみたいですね。
良いライヴってあっという間に過ぎて「え?こんなに時間経ってたの!?」ってなることが多いですが、THE OBSESSEDはその逆で、良いライヴを長い時間堪能出来たと思ったら「え!?まだこれだけしか時間経ってなかったの!?」ってなるという。THE OBSESSEDの泥濘サウンドにあてられて時間感覚が狂ってたのかもしれません。


ここ数年、ドゥーム/スラッジ系の来日が飛躍的に増えていて、しかもそのどれもが(東京では)集客的に成功してる感があり、マジでドゥーム/スラッジの波が日本にも来ているんじゃないかと思います。
300人クラスの会場とはいえ、THE OBSESSEDが2日間とも満員に出来るなんて、ちょっと前だったら考えられなかったんじゃないかな。
このままドゥーム/スラッジがメタルの他のサブジャンルに負けないくらいどんどん人気になっていったら嬉しいですね。

ASAKUSA DEATHFEST 2020 開催決定!!

asakusa deathfest 2020

Asakusa Deathfest 2020の第一弾ラインナップが発表されました。


東京
10/30(金) 新宿DUES
11/1(土) 浅草GOLD SOUNDS
11/2(日) 浅草GOLD SOUNDS
11/3(月) 浅草GOLD SOUNDS
11/4(火) 小岩BUSHBUSH

【出演バンド】
・ SCHIRENC PLAYS PUNGENT STENCH
・ SQUASH BOWELS
・ PUTRID PILE
・ METALUCIFER
・ NERVOCHAOS
・ SKELETHAL
・ SECOND TO NONE
・ NEUROTICOS
・ ENCOFFINIZED
・ INSINNERATOR
・ DIARRHEA
・ KANDARIVAS



メンバー同士の訴訟問題でバンド名が使えないPUNGENT STENCHのVoが一人でやってる"ほぼほぼPUNGENT STENCH"が11/1と11/3のヘッドライナーとのこと。
前夜祭の10/30は一人ブルデスことPUTRID PILEがヘッドライナーで11/2はMETALUCIFER、後夜祭の11/4はSQUASH BOWLSがヘッドライナーだそうな。

豪華なメンツですね。
PUNGENT STENCHは一昨年にあった全過去作の再発でやっと手を出すことが出来たのでこの機会に是非観ておきたい。
PUTRID PILEやSQUASH BOWELSなども楽しみですが、個人的にはSKELETHALも楽しみ!
1stが凄く良くてその前のデモのコンピ盤も買ったのでライヴにも期待してしまう。
ENCOFFINIZEDは知らないバンドだったんですが、去年1stをリリースしてるんですね。試聴してみたら腐臭強めのオールドスクールデスで良い感じ。

去年台風で行けなかった分のチケットが1枚あるので今年はそれをどこかの日で使おうと思います。

-SYMPHONIC METALIZATION- MAJESTICA vs Ayasa @ 渋谷STREAM HALL 01/12 感想

MAJESTICAを観てきました!!

Tommy Johansson(Vo,Gt)率いるREINXEEDがMAJESTICAと改名しての来日!!
REINXEED時代にも来日したことはなかったのでファンからしたら待望の初来日だったのではないかと思います。
今回はヴァイオリニストのAyasaとのカップリング公演ってことで、なかなか異色の組み合わせで個人的にはどちらも楽しみにしていました。勿論MAJESTICAが目当てですけどね。


僕が会場に御降臨されたのは16:40頃。
開演時間が17:00だったので「多分トップバッターはAyasaだろうからそんなに急いで行くこともないかな」なんて思ってたんですけど、割と早く到着しました。

会場の入りは結構良い感じ。
満員ではないものの前から後ろまで埋まっていて、7割くらいは埋まってるように見えました。

なのでとりあえずフロア中盤あたりに空いているスペースを見つけたのでそこに移動してドリンクを飲みながら待っていると、

「あの…」

と、隣にいた見知らぬおっさんから話しかけられました。
「なんだろう?」と思い、「はい」と返事をすると、そのおっさんは

「ここ、人来るんですけど…」

と、僕が今まさに立っている場所を指差して言ったのでした。
最初、僕は全く意味が分からなくて「は?え?」と訊き返しました。
いやだってスタンディングのライヴで、最前でもないフロアの中で「ここ人来るから空けといて」なんて言われると思わないじゃないですか。突然「ここに人来るよ」なんて言われても「そうですか」って思うだけじゃないですか。
少し経ってから「お前が立ってるそのスペースに私の知人が立つ予定だから空けとけ」って意味だと理解したんですが、おっさんはすぐさま

「あ、じゃあいいです…」

と言ってそのまま話しかけてくることはありませんでした。



なんやねんお前!!!



ここスタンディングのライヴやぞ!?指定席じゃねーんだよ!どこにいたって自由なんだよ!
自分が無茶苦茶なこと言ってることにも気付かず、さも「いいですよ自分が譲歩しますよ私のほうが大人の対応してるでしょ?」みたいな空気醸し出しやがって。
訳のわからんこと言われて軽くイラっとしました。
普段ならドリンク飲み終わった後に一旦フロアを離れて容器を捨てに行くんだけど、この日は終演までその場から一歩たりとも動いてやりませんでした。僕は性格が良いので。



さて、そんなこんなイラっとしながらステージを見てみると、ステージのバックにはMAJESTICAの1stのアートワークがデカデカと掛けられていました。
「あーはいはい。なるほどね。MAJESTICAのフラッグをバックにAyasaは演奏するわけね。あるよね。前座だとよくあるよねそういうの」なんて思いながら待っていると17:00ちょうどに会場は暗転。
そこからBGMが流れてくるのですが、

あれ?これMAJESTICAのメロディだぞ?

聞こえてくるのは「Alliance Power」のメロディを用いた壮大なオーケストレーション。
「え?まさかうせやん…」なんて思ってステージを見ていると登場するTommyをはじめとしたMAJESTICAの面々。

マジか…MAJESTICAが先なんか…。
早く来といてよかったー!!

と驚きと安堵が入り乱れているうちにライヴは1stの1曲目からスタート!!


セットリスト

1. Above The Sky
2. Rising Tide
3. Welcome To The Theater
4. The Way To Redemption
5. No Fate
6. Temple Of The Crystal Skulls
-Bass Solo-
7. The Rat Pack
8. Magic Still Remains
9. She's Gone
10. Night Call Girl
-Encore-
11. We Must Go Faster
12. Alliance Forever


約80分のライヴでした。

最初のMCで「MAJESTICAとしては初めて日本に来たぜ!というかこれがMAJESTICAとして初めてのライヴなんだぜ!」みたいなことを言ってました。REINXEED時代もそんなに頻繁にライヴをやるバンドではなかったですし、このMAJESTICAもそんな感じになるのかな?
ライヴのクオリティはまずまずといったところ。
Tommyのハイトーンは細くもハツラツとしており、時々音程が甘くなるもスタジオ音源と変わらない伸びやかさ。まぁ全ての曲でスタジオ音源からキーを下げていたんですけどね。それでも高音がツラそうな場面は結構ありました。原曲のキーがエグ過ぎるんだよな。
TommyのVoをサポートするように積極的にVoを取っていたのがChris David(Ba,Vo)。艶のある中音域でTommyの高音とハモったり、カウンター的にメインVoやバッキングコーラスを取るなど、かなりの活躍っぷりでした。ベースソロでは途中にDEEP PURPLEの「Mistreated」をちょろっと歌ってましたね。
ってな感じでVoパフォーマンスは割りと良かったのですが、演奏は若干アレなところがありました。
サポートDsは安定した演奏で土台をしっかりと支えていたのですがギターにやや難ありでした。
Tommyのギタープレイはソロも含めて悪くなかったんですが、Alex Oriz(Gt,Vo)のリードがどうにもおぼつかない。音程がヘロヘロでずっこけるようなリードを弾いたりそもそもちゃんと弾いてなかったり。Tommyがリードを弾いてる時に普通に腕組んで眺めている場面なんかもあって「いやいやwそれじゃツインギターである意味ないやんw」なんて思うことも。ちゃんとスピーディーなシュレッドを決めている曲もあったしソロタイムでもエモーショナルにギターを鳴かせていたのでスキル不足ってわけじゃなさそう。ってことはリハ不足?そういや弾けてなかったのはMAJESTICAの曲ばかりだった気がしたな。
SABATONとして何度か日本に来ているTommyもフロントマンとして日本のステージに立つのは今回が初めてだったわけですが、MCを含めて客あしらいは非常に堂々としていて格好悪さは一切なし。煽るところではしっかり煽り、曲間は簡潔な曲紹介や観客への感謝の気持ちを述べるなどダレることのない運び方で「上手いもんだなぁ」と失礼ながら感心してしまいました。
セットリストはMAJESTICAの曲とREINXEEDの曲が半々といったところ。
Tommyがギターを持たずVoに専念して披露されたSTEELHEARTの「She's Gone」カバーは意外でしたが、せっかくならMAJESTICAでもREINXEEDでもいいからオリジナル曲をやって欲しかった気も。
REINXEED期の曲でいえばアンコールで演奏された「We Must Go Faster」は好きなアルバムからの曲だったのでテンション上がりましたね。
不満だったのはMAJESTICA屈指の名曲「Father Time」をやらなかったこと。分かる、分かるよ、キーがコーラスのキーが高過ぎるよな。だからやらなかったんだよな。でもそれでもやって欲しかったんだよ。あの曲メチャクチャ好きなんだよ。もし再来日することがあったら是非ともやって欲しい。おじさんとの約束だ。
最後の「Alliance Forever」を演奏し終え、メンバー全員が観客に手を振ったりお辞儀をしたりしてお別れの挨拶をしている時にはもう大団円的ムードが会場中を包み込んでおり、個人的には帰りたさがMAXになっていたんですが、なんとかグッと堪えて続くAyasaを待つことに。


20分ほどのセットチェンジを挟んでAyasaのライヴはスタート。
MAJESTICA目当てだったお客さんはいくらか帰っちゃってフロアに少し余裕が出来ていましたが、それでも見栄えが悪くなるほどではなくて大多数のお客さんが残っていたと思います。
今回はバンド編成でのライヴということで、V系っぽい見た目のGtと長髪の女性Ba、普通のおじさんDsをバックにAyasaがヴァイオリンを弾く形でライヴは進行。
ぶっちゃけ1曲も知らない状態でライヴを観ていて『進撃の巨人』のOP曲くらいしか知ってる曲はなかったんですけど、結構楽しめました。個人的にはライヴの中盤にやったJ-POPっぽいメロディのバラードと終盤にやったパワーメタルっぽい疾走ナンバーが良かったです。
いやーAyasaさん、綺麗ですね。
「なんで私の出番が後なのか」「MAJESTICAのライヴの終わりがオーラス過ぎてみんな帰っちゃうんじゃないかと思った」みたいなことを言っていましたが、華やかさという意味ではMAJESITCAよりトリに相応しかったかもしれません。
緩くも丁寧なMCのウケが良く、おじさん達の笑いや拍手の多い温かい空間になっていました。
ライヴの中盤からは若井望(Gt)が加わってツインギター体制に。
ただまぁメインはヴァイオリンなのでツインギターだからどうこうってことはあまりなかったかな。ギターソロなどはあったけども。
アンコールではTommyが再びステージに登場してGary Mooreの「Over The Hills And Far Away」を演奏。
原曲にヴァイオリンが使われているためバッチリ嵌っていましたね。まぁ去年9月にあったMetal WeekendでもAyasaをゲストにこのカバーはやっていたので驚きは少なかったですが、コーラスは合唱出来るので楽しかったです。

面白い組み合わせのイベントだったと思います。
ちなみに2日目はMAJESTICAがトリだったそうな。

CORROSION OF CONFORMITYのReed Mullinが死去

reed mullin corrosion of comformity rip

CORROSION OF CONFORMITYのReed Mullin(Ds)が亡くなりました。

https://www.blabbermouth.net/news/corrosion-of-conformity-drummer-reed-mullin-dead-at-53/


享年53歳でした。

Neil PeartやSean Reinertに続いてReed Mullinも亡くなるなんて。
1月はロック/メタル界のドラマーが相次いで亡くなってますね…。

Reedはどっしりとパワフルなドラミングだけでなく、味のある渋い歌唱が格好良くてセルフタイトル作は全編ReedがVoを取れば良かったのになんて思ったりもしました。
ここ数年は健康的な問題を抱えていたとのことですが、それにしたって早過ぎる。
せめて一度くらいライヴを観てみたかった。

R.I.P. Reed Mullin...
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メタルとラジオとユニークをこよなく愛する、そんなブログ。まぁでも、楽し・・・かった、よね?
俺、先いってっかんな!!

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  • ATRAMENTUS / Stygian (2020)
  • UNDEATH / Lesions Of A Different Kind (2020)
  • EXARSIS / Sentenced To Life (2020)
  • DISAVOWED / Revocation Of The Fallen (2020)
  • ORANSSI PAZUZU / Mestarin Kynsi (2020)
  • BLOODSOAKED NECROVOID / Expelled Into The Unknown Depths Of The Unfathomable (2020)
  • BENEDICTION / Scriptures (2020)
  • DARK TRANQUILLITY / Moment (2020)
  • PRIMITIVE MAN / Immersion (2020)
  • DRACONIAN / Under A Godless Veil (2020)
  • MINDTAKER / Toxic War (2020)
  • THRASHWALL / ThrashWall (2020)
  • LIK / Misanthropic Breed (2020)
  • FINNTROLL / Vredesvavd (2020)
  • HAVUKRUUNU / Uinuos Syomein Sota (2020)
  • INCANTATION / Sect Of Vile Divinities (2020)
  • OF FEATHER AND BONE / Sulfuric Disintegration (2020)
  • AFTERBIRTH / Four Dimensional Flesh (2020)
  • WOLFHEART / Wolves Of Karelia (2020)
  • MORS PRINCIPIUM EST / Seven (2020)
  • FACELESS BURIAL / Speciation (2020)
  • SLAUGHTER MESSIAH / Cursed To The Pyre (2020)
  • VENOMOUS CONCEPT / Politics Versus The Erection (2020)
  • COUNTLESS SKIES / Glow (2020)
  • IMPERIAL TRIUMPHANT / Alphaville (2020)
  • MORK GRYNING / Hinsides Vredes (2020)
  • EXPANDER / Neuropunk Boostergang (2020)
  • AESMAH / Walking Off The Horizon (2020)
  • SPIRIT ADRIFT / Enlightened In Eternity (2020)
  • UMBRA VITAE / Shadow Of Life (2020)
  • COSMIC PUTREFACTION / The Horizons Towards Which Splendour Withers (2020)
  • UADA / Djinn (2020)
  • DGM / Tragic Separation (2020)
  • NAPALM DEATH / Throes Of Joy In The Jaws Of Defeatism (2020)
  • STATIC-X / Project: Regeneration Vol.1 (2020)
  • EXOCRINE / Maelstrom (2020)
  • SOUL GRINDER / Chronicles Of Decay (2020)
  • SKYFOREST / A New Dawn (2020)
  • KATAKLYSM / Unconquered (2020)
  • AGES / Uncrown (2020)
  • PROTEST THE HERO / Palimpsest (2020)
  • WARTOOTH / Programmed Dichotomy (2020)
  • SVALBARD / When I Die, Will I Get Better? (2020)
  • DEMOLIZER / Thrashmageddon (2020)
  • VOLTURYON / Xenogenesis (2020)
  • FORETOKEN / Ruin (2020)
  • SIX FEET UNDER / Nightmares Of The Decomposed (2020)
  • EARTH ROT / Black Tides Of Obscurity (2020)
  • TRICK OR TREAT / The Legend Of The XII Saints (2020)
  • CENOTAPHE / Monte Verita (2020)
  • OMEGA INFINITY / Solar Spectre (2020)
  • CARACH ANGREN / Franckensteina Strataemontanus (2020)
  • VALDRIN / Effigy Of Nightmares (2020)
  • DEVILDRIVER / Dealing With Demons - Vol.1 (2020)
  • AMARANTHE / Manifest (2020)
  • CYTOTOXIN / Nuklearth (2020)
  • SKELETAL REMAINS / The Entombment Of Chaos (2020)
  • ANAAL NATHRAKH / Endarkenment (2020)
  • KILL THE LIGHTS / The Sinner (2020)
  • INEXORUM / Moonlit Navigation (2020)
  • AVERSIONS CROWN / Hell Will Come For Us All (2020)
  • HEATHEN / Empire Of The Blind (2020)
  • I AM DESTRUCTION / Nascency (2020)
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  • HEATHEN FORAY / Weltenwandel (2020)
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  • ...AND OCEANS / Cosmic World Mother (2020)
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ニュース
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  • REVOCATIONからDan Gargiuloが脱退!!
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  • OBSCURAにJeroen Paul Thesselingが再加入!!
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  • NERVOSAからFernanda LiraとLuana Damettoが脱退!!
  • OBSCURAからSteffen Kummerer以外全員脱退!!
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  • WILDERUNがCentury Mediaと契約!!
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  • DARK TRANQUILLITYからNiklas Sundinが脱退!!
  • BODOM AFTER MIDNIGHT 結成!!
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