THE BAY STRIKES BACKを観てきました。
2日目!!!
1日目が大変良かったのでこの2日目も期待していました。
1日目はTESTAMENTに全く期待せずに観たらメチャクチャ良かったという誤算もあったので、むしろこの2日目のほうが期待値は高かったかもしれません。
2日目は全バンドがセットリストを変えてくるということも発表されていたので、何を演奏するのかにもワクワクしていました。
1日目に即枯れして大不評だった物販はネット販売されることが発表されていたので最初からガン無視を決め込み、この日は開場時間近くに御降臨。
客入りはかなり寂しい。
明らかに1日目のほうが多くて、この日は5~6割くらい。
みんな忘れてしまったのか?
THRASH DOMINATIONは1日目より2日目のほうが良いことが多かったじゃないか。
トップバッターはDEATH ANGEL!!
ライヴは1stの5曲目から6曲目の流れでスタート!!
セットリスト
1. The Ultra-Violence ~ Mistress Of Pain
2. 3rd Floor
3. Relentless Revolution
4. Son Of The Morning
5. Aggressor
6. Seemingly Endless Time
7. Thrown To The Wolves
45分ほどのライヴでした。
「The Ultra-Violence」はいつも通りイントロ部分のみを演奏して、そのまま「Mistress Of Pain」へ。
この段階で昨日とは全く違うんだけど、7曲全て変えてくるというね。
Mark Osegueda(Vo)はこの日も絶好調っぷりを維持していて、声の通りが非常に良かった。決して盛り下げない熱いMCも1日目と同様に冴えていてフロントマンとしての優秀さをみせつけていました。
Rob Cavestany(Gt)もかっこよ。低い体勢でギター刻むのかっこよ。
1日目に感じたライティングの素晴らしさは2日目も同様でメンバーへのスポットライトの当て方や光の散らし方が非常にスリリングでした。
セトリ的にはこの日のほうが初期の曲が多め。
初期曲の中で特にウケが良かったのは「Seemingly Endless Time」。1日目にやらなかった時点でこの曲は絶対2日目にはやるだろうと思っていたけど、期待していた人が多かったのか爆走イントロでモッシュが荒れる荒れる。
この日新譜から選曲されたのは「Aggressor」。この曲ではTedがネックが赤く光るギターを弾いていて、ちょっとだけ目立っていました。
そして「Thrown To The Wolves」。ライヴが進んでいってもこの曲を全然やってくれないから「もしかして2日目もやってくれないの!?」なんて思ってたら最後の最後にやってくれましたよ。もうこの曲が好き過ぎるんだよな。僕にとってはリアルタイムだったデスエンの新譜の1曲目。カッッッッケーーーーー!!!って当時ぶっ飛んだよね。未だにライヴで聴いたらイントロの刻みでぶっ飛ぶ。爆走開始するところでぶっ飛ぶ。コーラスでぶっ飛ぶ。長めの間奏からメインリフに回帰するところでぶっ飛ぶ。最高。フロアのウケも良くてイントロのメインリフが合唱になり、爆走開始でモッシュが荒れてコーラスも全力シンガロング。
それまでの6曲も良かったんだけど、最後に「Thrown To The Wolves」がきたことで全部ぶっ飛んでしまいました。
続いてEXODUS!!
ライヴは1stの1曲目からスタート!!
セットリスト
1. Bonded By Blood
2. Body Harvest
3. And Then There Were None
4. Piranha
5. Only Death Decides
6. Iconoclasm
7. Brain Dead
8. Metal Command
9. Fabulous Disaster
10. The Toxic Waltz
11. He's A Woman - She's A Man (SCORPIONS Cover)
65分ほどのライヴでした。
1曲目から「Bonded By Blood」はズルくない?
怪獣出てきて即スペシウム光線みたいなもんじゃんか。
情緒がないよ情緒が。
…なんてことを思うはずがなく。
演奏始まる前のあのグオオオオオオってSEで多くの人は何が始まるかを感じ取り、演奏開始0.5秒で全員ブチ上がり。コーラスはフロアからタイトル大合唱。
Zetro(Vo)のバイキンマンVoは好調で絶叫の突き抜け方がなかなか良い。観客のEXODUSコールに対して"No!! Tokyo!! Tokyo!!"とバンドへの歓声を東京の観客に向けた粋なところも見せてきてカッケーかったです。
また、これは気のせいかもしれないんだけどこの日はGary Holt(Gt)とLee Altus(Gt)のギターサウンドが1日目より良かったように感じました。1日目のようなカサつきがなくなって、クランチーな図太いザクザク感が強まっていて迫力が増していた気がしました。これはもしかしたら自分の立ち位置のせいかもしれない。1日目は遠めからでこの日はステージに割と近い位置で観ていたから。だとしたら1日目ももっとステージに近い位置で観たら良かったな。
そしてDEATH ANGELに続いてまさかEXODUSも曲を全入れ替えしてくるとは。
古くからのファンにとっては間違いなくこの日のセットリストのほうが良かったと思うはず。
1stから4曲、2ndから1曲、3rdから2曲と初期の曲に偏った選曲で、1日目にしか参加できなかった古参のファンは大激怒案件かもしれない。レアな選曲で4thの「Only Death Decides」なんかもあったり。僕、EXODUSは何度も観てきたけど、4thの曲をライヴで聴いたのはこれが初めてでした。欲を言うなら4thならタイトルトラック「Impact Is Imminent」のほうが聴きたかったな。
「Fabulous Disaster」という大名曲を経て1日目にやらなかった「The Toxic Waltz」を演奏し、ラストはSCORPIONSのカバーという変化球。ステージにMark Oseguedaを呼び込んでZetroと共に歌うというこのイベントならではの特別感がある終わり方でした。
最後はTESTAMENT!!
ライヴは2ndの1曲目からスタート!!
セットリスト
1. Eerie Inhabitants
2. The New Order
3. Trial By Fire
4. Into The Pit
5. Disciples Of The Watch
6. The Preacher
7. A Day Of Reckoning
8. Musical Death (A Dirge)
9. Over The Wall
10. The Haunting
11. Burnt Offerings
12. Raging Waters
13. C.O.T.L.O.D.
14. First Strike Is Deadly
15. Do Or Die
16. Apocalyptic City
17. Alone In The Dark
85分ほどのライヴでした。
事前の告知通り、この日は1stと2ndの曲によるスペシャルセットということでその2枚のアルバムの完全再現でした。(2ndは途中のインストを省いたり、1stはラストの曲順が代わってたりはしてるけど)
1日目に感じた音響の良さはこの日も全く変わりなしで、そんな最高の環境で聴ける2ndと1stの名曲の数々にブチ上がらないはずがない。
Chuck Billy(Vo)が重量感たっぷりに歌い上げ、Eric Peterson(Gt)とAlex Skolnick(Gt)のよるギタープレイは冴え渡り、Steve DiGiorgio(Ba)がそれを支え、Chris Dovas(Ds)のタイトなドラミングがテンポを完全にコントロールするという、アルバムよりこのライヴのほうが良い音を出しているんじゃないかと思うほどに強力。視覚的に盛り上げるためのCO2の噴射とかむしろ邪魔でしかなくて、バンドの演奏だけで充分に魅力的なライヴをしていました。
僕は2ndよりも圧倒的に1stのほうが好きなので、ライヴ後半のほうがテンションは上がりました。
多分だけど2ndより1stが好きな人のほうが多いからこの曲順にしているんだと思う。
「The Haunting」や「Burnt Offerings」などの格好良いのになかなかライヴでは聴けない曲が素晴らしい音響と鉄壁の演奏の元で再現され、それがひたすら続いていくという極楽。スラッシュ極楽。
この日のハイライトは「Apocalyptic City」のAlexによるギターソロ。「First Strike Is Deadly」のクラシカルな叙情ギターソロも好きだけど、僕は「Apocalyptic City」の泣きまくるギターソロが好きなんですよね。これをAlexがちゃんと再現してくれて本当に素晴らしかった。個人的にはこの曲をアルバム通りラストに持ってきて欲しかったんだけど、最後はフロアと合唱できる曲のほうが良いという判断だったのか「Alone In The Dark」に。コーラスの高音部分は今のChuckが歌うにはちょっと厳しいらしく観客に振ったりフェイク気味に歌ったりしていましたが、そんなことはお構いなしに大盛り上がり。ラストはCO2を噴射しまくっての大団円でした。
行ってみて分かりましたが、2日目とも参加して完成するタイプのイベントでした。
2日参加することでDEATH ANGELとEXODUSはフルセットライヴ1日分相当の楽曲を堪能でき、TESTAMENTは各日で異なるフルセットライヴが楽しめるというね。
でもこうなるとTHRASH DOMINATIONって神イベントだったなと改めて思いましたね。
3バンド開催だったと大体どのバンドも60~80分くらい持ち時間あったもんね。
最終的には「またスラドミに行きてぇなぁ~」と思いましたとさ。
2日目!!!
1日目が大変良かったのでこの2日目も期待していました。
1日目はTESTAMENTに全く期待せずに観たらメチャクチャ良かったという誤算もあったので、むしろこの2日目のほうが期待値は高かったかもしれません。
2日目は全バンドがセットリストを変えてくるということも発表されていたので、何を演奏するのかにもワクワクしていました。
1日目に即枯れして大不評だった物販はネット販売されることが発表されていたので最初からガン無視を決め込み、この日は開場時間近くに御降臨。
客入りはかなり寂しい。
明らかに1日目のほうが多くて、この日は5~6割くらい。
みんな忘れてしまったのか?
THRASH DOMINATIONは1日目より2日目のほうが良いことが多かったじゃないか。
トップバッターはDEATH ANGEL!!
ライヴは1stの5曲目から6曲目の流れでスタート!!
セットリスト
1. The Ultra-Violence ~ Mistress Of Pain
2. 3rd Floor
3. Relentless Revolution
4. Son Of The Morning
5. Aggressor
6. Seemingly Endless Time
7. Thrown To The Wolves
45分ほどのライヴでした。
「The Ultra-Violence」はいつも通りイントロ部分のみを演奏して、そのまま「Mistress Of Pain」へ。
この段階で昨日とは全く違うんだけど、7曲全て変えてくるというね。
Mark Osegueda(Vo)はこの日も絶好調っぷりを維持していて、声の通りが非常に良かった。決して盛り下げない熱いMCも1日目と同様に冴えていてフロントマンとしての優秀さをみせつけていました。
Rob Cavestany(Gt)もかっこよ。低い体勢でギター刻むのかっこよ。
1日目に感じたライティングの素晴らしさは2日目も同様でメンバーへのスポットライトの当て方や光の散らし方が非常にスリリングでした。
セトリ的にはこの日のほうが初期の曲が多め。
初期曲の中で特にウケが良かったのは「Seemingly Endless Time」。1日目にやらなかった時点でこの曲は絶対2日目にはやるだろうと思っていたけど、期待していた人が多かったのか爆走イントロでモッシュが荒れる荒れる。
この日新譜から選曲されたのは「Aggressor」。この曲ではTedがネックが赤く光るギターを弾いていて、ちょっとだけ目立っていました。
そして「Thrown To The Wolves」。ライヴが進んでいってもこの曲を全然やってくれないから「もしかして2日目もやってくれないの!?」なんて思ってたら最後の最後にやってくれましたよ。もうこの曲が好き過ぎるんだよな。僕にとってはリアルタイムだったデスエンの新譜の1曲目。カッッッッケーーーーー!!!って当時ぶっ飛んだよね。未だにライヴで聴いたらイントロの刻みでぶっ飛ぶ。爆走開始するところでぶっ飛ぶ。コーラスでぶっ飛ぶ。長めの間奏からメインリフに回帰するところでぶっ飛ぶ。最高。フロアのウケも良くてイントロのメインリフが合唱になり、爆走開始でモッシュが荒れてコーラスも全力シンガロング。
それまでの6曲も良かったんだけど、最後に「Thrown To The Wolves」がきたことで全部ぶっ飛んでしまいました。
続いてEXODUS!!
ライヴは1stの1曲目からスタート!!
セットリスト
1. Bonded By Blood
2. Body Harvest
3. And Then There Were None
4. Piranha
5. Only Death Decides
6. Iconoclasm
7. Brain Dead
8. Metal Command
9. Fabulous Disaster
10. The Toxic Waltz
11. He's A Woman - She's A Man (SCORPIONS Cover)
65分ほどのライヴでした。
1曲目から「Bonded By Blood」はズルくない?
怪獣出てきて即スペシウム光線みたいなもんじゃんか。
情緒がないよ情緒が。
…なんてことを思うはずがなく。
演奏始まる前のあのグオオオオオオってSEで多くの人は何が始まるかを感じ取り、演奏開始0.5秒で全員ブチ上がり。コーラスはフロアからタイトル大合唱。
Zetro(Vo)のバイキンマンVoは好調で絶叫の突き抜け方がなかなか良い。観客のEXODUSコールに対して"No!! Tokyo!! Tokyo!!"とバンドへの歓声を東京の観客に向けた粋なところも見せてきてカッケーかったです。
また、これは気のせいかもしれないんだけどこの日はGary Holt(Gt)とLee Altus(Gt)のギターサウンドが1日目より良かったように感じました。1日目のようなカサつきがなくなって、クランチーな図太いザクザク感が強まっていて迫力が増していた気がしました。これはもしかしたら自分の立ち位置のせいかもしれない。1日目は遠めからでこの日はステージに割と近い位置で観ていたから。だとしたら1日目ももっとステージに近い位置で観たら良かったな。
そしてDEATH ANGELに続いてまさかEXODUSも曲を全入れ替えしてくるとは。
古くからのファンにとっては間違いなくこの日のセットリストのほうが良かったと思うはず。
1stから4曲、2ndから1曲、3rdから2曲と初期の曲に偏った選曲で、1日目にしか参加できなかった古参のファンは大激怒案件かもしれない。レアな選曲で4thの「Only Death Decides」なんかもあったり。僕、EXODUSは何度も観てきたけど、4thの曲をライヴで聴いたのはこれが初めてでした。欲を言うなら4thならタイトルトラック「Impact Is Imminent」のほうが聴きたかったな。
「Fabulous Disaster」という大名曲を経て1日目にやらなかった「The Toxic Waltz」を演奏し、ラストはSCORPIONSのカバーという変化球。ステージにMark Oseguedaを呼び込んでZetroと共に歌うというこのイベントならではの特別感がある終わり方でした。
最後はTESTAMENT!!
ライヴは2ndの1曲目からスタート!!
セットリスト
1. Eerie Inhabitants
2. The New Order
3. Trial By Fire
4. Into The Pit
5. Disciples Of The Watch
6. The Preacher
7. A Day Of Reckoning
8. Musical Death (A Dirge)
9. Over The Wall
10. The Haunting
11. Burnt Offerings
12. Raging Waters
13. C.O.T.L.O.D.
14. First Strike Is Deadly
15. Do Or Die
16. Apocalyptic City
17. Alone In The Dark
85分ほどのライヴでした。
事前の告知通り、この日は1stと2ndの曲によるスペシャルセットということでその2枚のアルバムの完全再現でした。(2ndは途中のインストを省いたり、1stはラストの曲順が代わってたりはしてるけど)
1日目に感じた音響の良さはこの日も全く変わりなしで、そんな最高の環境で聴ける2ndと1stの名曲の数々にブチ上がらないはずがない。
Chuck Billy(Vo)が重量感たっぷりに歌い上げ、Eric Peterson(Gt)とAlex Skolnick(Gt)のよるギタープレイは冴え渡り、Steve DiGiorgio(Ba)がそれを支え、Chris Dovas(Ds)のタイトなドラミングがテンポを完全にコントロールするという、アルバムよりこのライヴのほうが良い音を出しているんじゃないかと思うほどに強力。視覚的に盛り上げるためのCO2の噴射とかむしろ邪魔でしかなくて、バンドの演奏だけで充分に魅力的なライヴをしていました。
僕は2ndよりも圧倒的に1stのほうが好きなので、ライヴ後半のほうがテンションは上がりました。
多分だけど2ndより1stが好きな人のほうが多いからこの曲順にしているんだと思う。
「The Haunting」や「Burnt Offerings」などの格好良いのになかなかライヴでは聴けない曲が素晴らしい音響と鉄壁の演奏の元で再現され、それがひたすら続いていくという極楽。スラッシュ極楽。
この日のハイライトは「Apocalyptic City」のAlexによるギターソロ。「First Strike Is Deadly」のクラシカルな叙情ギターソロも好きだけど、僕は「Apocalyptic City」の泣きまくるギターソロが好きなんですよね。これをAlexがちゃんと再現してくれて本当に素晴らしかった。個人的にはこの曲をアルバム通りラストに持ってきて欲しかったんだけど、最後はフロアと合唱できる曲のほうが良いという判断だったのか「Alone In The Dark」に。コーラスの高音部分は今のChuckが歌うにはちょっと厳しいらしく観客に振ったりフェイク気味に歌ったりしていましたが、そんなことはお構いなしに大盛り上がり。ラストはCO2を噴射しまくっての大団円でした。
行ってみて分かりましたが、2日目とも参加して完成するタイプのイベントでした。
2日参加することでDEATH ANGELとEXODUSはフルセットライヴ1日分相当の楽曲を堪能でき、TESTAMENTは各日で異なるフルセットライヴが楽しめるというね。
でもこうなるとTHRASH DOMINATIONって神イベントだったなと改めて思いましたね。
3バンド開催だったと大体どのバンドも60~80分くらい持ち時間あったもんね。
最終的には「またスラドミに行きてぇなぁ~」と思いましたとさ。