2006年08月10日
軍人恩給(年金)には最低保障制度が整備されていた 軍人恩給の光と影 (3)
話が重くて読まれる方も重いと思うが、書くほうも気が重い。しかし、恩給問題は旧軍人の年金問題でもあり、ほとんど政府が実態を公表してないので多くの国民は実態を知らない。1回でも述べたが、日本遺族会が自民党の熱烈な支援団体の理由も、靖国問題でなく恩給という金の問題なのだ。もうひとつは、帝国軍隊での中国などでの残虐行為の実態がほとんど旧軍人からおこらないのはこの恩給をもらっている恩義からなのだ。旧軍人と家族は、戦前の戦争の残虐行為がひろまると、恩給制度も批判を浴びることを恐れている。
さて、旧軍人と家族への生活保障は2種類あり、生きてかえった軍人への生活保障としての「軍人恩給」と、戦地で死んでしまった軍人の家族・親類への保障と戦争で障害をうけた軍人への生活保障、これらは「援護年金」という。政府の管轄は、軍人恩給は総務省、援護年金は厚生労働省だ。
軍人恩給は一定年数以上軍務に服して退職した場合に支給される。これを最短恩給年限といい、兵士・下士官は12年、准士官以上は13年。ただし戦争に従軍した場合、期間が上積みされる。1ヶ月が3ヶ月分となる。さらに一定年数(実在職3年以上)勤務して最短恩給年限に達しない場合、一時恩給が支給される。
ただし、長期間勤務したにもかかわらず低額の恩給受給者を救うために最低保障制度が1966年に設けられた。平成17年度における最低保障の適用率は全受給者の9割を越えている。また、1988年に物価の引き上げと公務員の賃金引上げに対応してスライド方式が導入された。
軍人恩給は現実に何人にいくら払われているのか。平成17年の資料では総額1兆円、118万人だという。そのうち本人が死亡した場合、奥さんに「普通扶助料」という遺族年金が支給される。「扶助料」は夫の恩給の半分だが、これも最低保障制度があり、最低保障は年額55万円となっている。118万人のうち、すでに軍人であった旦那は約半分死亡して遺族の妻65万人が受け取っている。
政府は発表しないので、2005年3月16日の参議院予算委員会での政府答弁によると「平成16年3月末現在で旧軍人の普通恩給は一番高いグレードで、現存されている旧大佐の人で年額285万円、一番低い旧兵隊の人は年額59万3千円だ。」
別の調査では2004年8月時点で、平均月額は6万8千円、国民年金の平均5万2千円より3割がた高い。
もちろん、掛け金はゼロ、厚生年金や共済年金の併給はOKなので、ありがたい年金だ。ただし、あくまでもうわさだが、ほぼ13年の勤務を経た軍人の年齢は80歳くらいなのに、へらないのはなぜか、養子縁組などして、本人や奥さんが死んでももらっているという黒いうわさがある。国の審査が甘いとも言われる。
(つづく)
さて、旧軍人と家族への生活保障は2種類あり、生きてかえった軍人への生活保障としての「軍人恩給」と、戦地で死んでしまった軍人の家族・親類への保障と戦争で障害をうけた軍人への生活保障、これらは「援護年金」という。政府の管轄は、軍人恩給は総務省、援護年金は厚生労働省だ。
軍人恩給は一定年数以上軍務に服して退職した場合に支給される。これを最短恩給年限といい、兵士・下士官は12年、准士官以上は13年。ただし戦争に従軍した場合、期間が上積みされる。1ヶ月が3ヶ月分となる。さらに一定年数(実在職3年以上)勤務して最短恩給年限に達しない場合、一時恩給が支給される。
ただし、長期間勤務したにもかかわらず低額の恩給受給者を救うために最低保障制度が1966年に設けられた。平成17年度における最低保障の適用率は全受給者の9割を越えている。また、1988年に物価の引き上げと公務員の賃金引上げに対応してスライド方式が導入された。
軍人恩給は現実に何人にいくら払われているのか。平成17年の資料では総額1兆円、118万人だという。そのうち本人が死亡した場合、奥さんに「普通扶助料」という遺族年金が支給される。「扶助料」は夫の恩給の半分だが、これも最低保障制度があり、最低保障は年額55万円となっている。118万人のうち、すでに軍人であった旦那は約半分死亡して遺族の妻65万人が受け取っている。
政府は発表しないので、2005年3月16日の参議院予算委員会での政府答弁によると「平成16年3月末現在で旧軍人の普通恩給は一番高いグレードで、現存されている旧大佐の人で年額285万円、一番低い旧兵隊の人は年額59万3千円だ。」
別の調査では2004年8月時点で、平均月額は6万8千円、国民年金の平均5万2千円より3割がた高い。
もちろん、掛け金はゼロ、厚生年金や共済年金の併給はOKなので、ありがたい年金だ。ただし、あくまでもうわさだが、ほぼ13年の勤務を経た軍人の年齢は80歳くらいなのに、へらないのはなぜか、養子縁組などして、本人や奥さんが死んでももらっているという黒いうわさがある。国の審査が甘いとも言われる。
(つづく)
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この記事へのコメント
1. Posted by
田口朝光
2006年08月12日 08:39
堀さん大活躍ですね。いつも面白く読ませていただいています。インドの記事なんか面白かったです。
さて、小生もこのたびブログを始めました。覗いてみてください。
身体に気をつけて今後もご活躍ください。
さて、小生もこのたびブログを始めました。覗いてみてください。
身体に気をつけて今後もご活躍ください。
2. Posted by 空襲戦死者遺族
2007年06月14日 12:57
軍人の時の階級によって、差別するのもおかしいと思います。この前、どこかで、旧日本兵が、見つかったとかいう話があった時、本当だったら、2億か3億恩給がもらえると放送されていました。 普通の戦死者は、武道館で、天皇陛下に御参りしていただくのみ
軍尊民卑ですね。日本は平和国家ではないのでしょうか。
