October 22, 2006
菊花賞を追加しました。/とらっくばっく競馬
October 15, 2006
秋華賞を追加しました。/とらっくばっく競馬
September 29, 2006
スプリンターズS、凱旋門賞を追加しました。/とらっくばっく競馬
July 28, 2006
キングジョージIV&クイーンエリザベスダイヤモンドSを追加しました。/とらっくばっく競馬
July 23, 2006
一瞬の1位でも、1回限りかもしれない1位でも、素直に楽しんでも良いのかもしれない。
トップ50ワールドリーディングホース発表のお知らせ 〜ディープインパクトが1位にランクイン!〜
Let It Ride.com: Global Top 10
ディープがランキングで1位。結構な数のメディアにこの事が大きくとらえられているように思う。日本馬として初めて、という事にあわせて、やはりディープインパクト人気も大きいのだろう。
今のところ日本国内でしか走っておらず、世界レベルでの評価が疑問というのもわからんでもないが、レーティングはIFHAで認められたものであり、あまりそのことをネガティブにとらえる必要は無いように思う。少なくとも、この時点で世界No.1という称号を戴冠することは、素直に賞賛できる。特に、宝塚記念の125という数字は、天皇賞春でこのレートがついても構わないと思っていたぐらいなので、(結果的についた)数字自体に不満はない。
ただ、ここでNo.1になれたこと自体は、ついているのは確か。このレーティングの期間は1月〜7月で、大きなレースは各国クラシックと、ドバイデー、ロイヤルアスコット、サンクルー大賞に加え、米国いくつか、ヨーロッパいくつかぐらい。クラシックを別にすると大レースはやや少なめで、レーティングが低めになることも十分にあり得る。
で、ドバイデーが123で留まり、ロイヤルアスコットやらサンクルー大賞やらでレーティング上位馬がやや不振気味で、結果的にレーティングが全体的に低めだったのは大きく影響しているだろう。IFHAの過去のランキングを見る限りでは、1-7月の期間でも、2005年はGhostzapperが128、2004年はSmarty Jonesが128、2003年はDWCのMoon Balladですら126と、125でこの時期トップを取る事はあまりない。125でトップをもらったディープインパクトは、ラッキーといってもまあ問題はなかろう。
とはいえ、ある点では結構驚いたのも確か。JRAでは、宝塚記念におけるディープインパクトのレーティングを124しかつけていない。ということは、どこで1ついたのか。確か、こういう時は外部からの指摘だよなぁと思う。そもそも2着との着差4馬身にレーティングの差が9ついているのだが、普通に考えてもつけすぎで、さらにプレレーティングの値からもどうやってこの値を出したのかイマイチわかりにくい、と124自体の根拠もやや怪しい。しかし、その値のさらに上をいく値をつけて来たわけで、各国のハンデキャッパーの中でも評価はJRAよりもさらに上だった事を想像させる。
で、プロ・ハンデキャッパーの評価はそれはそれとして、印象で評価をつけるLet It RideのGLOBAL TOP 10でもとうとうディープが1位になった。ずっとHurricane Runがトップだったのだが、サンクルー大賞と宝塚記念でひっくり返った、ということだろうか。
こちらでトップをとった方が、ある意味驚いた。メディア系の人(といってもばりばりの記者とは限らない)と普通のファンの双方の投票によるランキングなので、あくまでレースを見た印象によるもの。ということは、ディープインパクトのレースはテレビもしくはインターネットで見てるかどうか、というレベルなわけである。それでも1位に配置されてしまうのだから、ある意味この馬のレースは「見ていて明らかに強い」という事でもある。他の国の人に見ていて強いとか、見たいとか思わせる競馬ができた馬が過去にいたか、ということでもある。レーティングといった比較的機械的に出る数字以上のものを感じてしまう。
まあ、いずれにせよ、キングジョージでHurricane Run、Electrocutionist、ハーツクライのどれかが勝てば、それが様々なランキングでトップを取るだろう。ある意味、一瞬の1位だと思っているし、凱旋門賞の勝利がなければ1位への復帰もないだろうから、凱旋門賞がどんな競馬になるかわからない事を考えれば、最初で最後の1位かもしれない。とはいうものの、こういう一瞬はある意味楽しんでも良いのかもしれないなぁと、今回はつくづく感じてしまうのである。
IFHA(国際競馬統括機関連盟)から、『トップ50ワールドリーディングホース』が発表されましたのでお知らせいたします。
今回の発表は、2006年1月1日〜2006年7月10日までに施行された世界の主要競走を対象としています。
宝塚記念優勝のディープインパクトは125ポンドで、現時点でハリケーンラン・シロッコと並び、日本馬として初めての首位に立ちました。
Let It Ride.com: Global Top 10
1. Deep Impact (remains #1)
2. Hurricane Run (remains #2)
3. Electrocutionist (remains #3)
4. Heart's Cry (remains #4)
5. Shirocco (remains #5)
ディープがランキングで1位。結構な数のメディアにこの事が大きくとらえられているように思う。日本馬として初めて、という事にあわせて、やはりディープインパクト人気も大きいのだろう。
今のところ日本国内でしか走っておらず、世界レベルでの評価が疑問というのもわからんでもないが、レーティングはIFHAで認められたものであり、あまりそのことをネガティブにとらえる必要は無いように思う。少なくとも、この時点で世界No.1という称号を戴冠することは、素直に賞賛できる。特に、宝塚記念の125という数字は、天皇賞春でこのレートがついても構わないと思っていたぐらいなので、(結果的についた)数字自体に不満はない。
ただ、ここでNo.1になれたこと自体は、ついているのは確か。このレーティングの期間は1月〜7月で、大きなレースは各国クラシックと、ドバイデー、ロイヤルアスコット、サンクルー大賞に加え、米国いくつか、ヨーロッパいくつかぐらい。クラシックを別にすると大レースはやや少なめで、レーティングが低めになることも十分にあり得る。
で、ドバイデーが123で留まり、ロイヤルアスコットやらサンクルー大賞やらでレーティング上位馬がやや不振気味で、結果的にレーティングが全体的に低めだったのは大きく影響しているだろう。IFHAの過去のランキングを見る限りでは、1-7月の期間でも、2005年はGhostzapperが128、2004年はSmarty Jonesが128、2003年はDWCのMoon Balladですら126と、125でこの時期トップを取る事はあまりない。125でトップをもらったディープインパクトは、ラッキーといってもまあ問題はなかろう。
とはいえ、ある点では結構驚いたのも確か。JRAでは、宝塚記念におけるディープインパクトのレーティングを124しかつけていない。ということは、どこで1ついたのか。確か、こういう時は外部からの指摘だよなぁと思う。そもそも2着との着差4馬身にレーティングの差が9ついているのだが、普通に考えてもつけすぎで、さらにプレレーティングの値からもどうやってこの値を出したのかイマイチわかりにくい、と124自体の根拠もやや怪しい。しかし、その値のさらに上をいく値をつけて来たわけで、各国のハンデキャッパーの中でも評価はJRAよりもさらに上だった事を想像させる。
で、プロ・ハンデキャッパーの評価はそれはそれとして、印象で評価をつけるLet It RideのGLOBAL TOP 10でもとうとうディープが1位になった。ずっとHurricane Runがトップだったのだが、サンクルー大賞と宝塚記念でひっくり返った、ということだろうか。
こちらでトップをとった方が、ある意味驚いた。メディア系の人(といってもばりばりの記者とは限らない)と普通のファンの双方の投票によるランキングなので、あくまでレースを見た印象によるもの。ということは、ディープインパクトのレースはテレビもしくはインターネットで見てるかどうか、というレベルなわけである。それでも1位に配置されてしまうのだから、ある意味この馬のレースは「見ていて明らかに強い」という事でもある。他の国の人に見ていて強いとか、見たいとか思わせる競馬ができた馬が過去にいたか、ということでもある。レーティングといった比較的機械的に出る数字以上のものを感じてしまう。
まあ、いずれにせよ、キングジョージでHurricane Run、Electrocutionist、ハーツクライのどれかが勝てば、それが様々なランキングでトップを取るだろう。ある意味、一瞬の1位だと思っているし、凱旋門賞の勝利がなければ1位への復帰もないだろうから、凱旋門賞がどんな競馬になるかわからない事を考えれば、最初で最後の1位かもしれない。とはいうものの、こういう一瞬はある意味楽しんでも良いのかもしれないなぁと、今回はつくづく感じてしまうのである。
July 07, 2006
「殿下、カワカミプリンセスをお買いになってはいかがでしょうか」と誰か勧める人はいないのだろうか。
ダーレー・ジャパンの中央馬主登録見送り - 競馬ニュース : nikkansports.com
SANSPO.COM > 競馬:吉田照哉氏が伊オークス馬購入
ダーレーの馬主登録が蹴られたらしい。理由としては資産要件を満たさなかったからとのこと。ダーレーで資産要件を満たさないのなら、誰が資産要件を満たすねん、という微妙なツッコミはさておき、JRAの馬主登録基準というのが良くわからんというのは昔からの事。
というか、JRAのサイトで馬主になるための資料というのがどうも見あたらない。Googleで馬主登録基準というので検索すると、第5回我が国の競馬のあり方に係る有識者懇談会 日本馬主協会連合会資料というのに出てくるが、資産要件は軽種馬生産馬主の場合、代表者の所得が2年連続1100万円以上で、法人の資本金が1000万円以上でかつ代表者が50%以上出資、さらに牧場が15ha以上、繁殖牝馬6頭以上、などである。
これを見ると、なんか、決して条件が緩くない軽種馬生産馬主と一般馬主を分けてる理由が良くわからない。あと、資産要件も「資産」なので、負債でがんばればなんとかなりそうだし、2年分の瞬間最大風速でも良さそうなので、正直まともな会計知識がある人ならこんな条件は付けねぇだろ〜、という気がしないでもない。
ちなみに、同じキーワードで検索した結果、内閣府の市場開放問題苦情処理推進会議報告書の再フォローアップについてという平成9年の情報が出てきて、その中に、「6-(3) 日本中央競馬会の競馬番組における外国産馬の出走枠及び海外居住者の馬主登録に関する規制の緩和」というのがあったりする。なんかJRAでは平成7年から対応しているらしいが、10年たっても相変わらずミッションの成果が出ていないらしい。
いずれにしても、地方で馬主になっているのだから、落とす条件は資産要件ぐらい、という事なのだろう。あとは地方の厩舎にお金を落としながら、中央を目指すのが当面できるやり方なのだろうか。
まあ、馬主がどんな人であろうと、確実に預託料を払って馬を預けてくれるならそっちのほうがありがたいところも、美浦の倒産一歩手前の厩舎なら少なくないだろう。最近各所でリストラが終わった流れをJRAもうけて、そういう厩舎をつぶすために資産条件があってあえて馬主になる人を制限しているのなら、その部分については反対しないのだが。
一方、吉田照哉氏はイタリアオークス馬をご購入、さらに英国で走らせるらしい。吉田照哉氏はいうまでもなく各国で馬主になって馬を走らせている。JRAで日本人以外が馬主になるのにひぃひぃ言っているのに、その他の国では日本人が大手を振って馬主になっているのだから、違和感がないほうが不思議な感じがする。
ちなみに、友駿は一口馬主でオーストラリアや米国で共同馬主になっている。シンガポールのスターレーシングももうお馴染みである。すでに日本的な意味での共同馬主すら、世界各国に出て行っているのである。共同馬主に参加している人達は、その国では立派に馬主と認められるのが普通であり、いわばサラリーマンレベルの収入の海外馬主が山ほどいる、ということになる。
それなら、いっそのこと、海外で馬主になる事を法律で禁止してしまったほうが現実的ではなかろうか、という気分になってくる。そんな事を考えていると、そういえばJRAはピルサドスキーを買って、直後は海外で実質的な馬主になってたなぁ、という記憶が無いわけでもない。海外の制度ならばリースがあるが、JRAの制度ではリースはない。確かに法律で禁止されていたら、エアグルーヴが国際GI馬になれてよかった、じゃないやJRA自体が法律違反になってそれはそれで大変だったのかもしれない。まあ、そんな法律はJRA、というか農水省も作れないのだろうが。
こんな事を考えていると、こここそ、ダーレーは意趣返しじゃないが、日本の圧勝したオークス馬、カワカミプリンセスを購入、そして船橋か岩手に転厩、そこからJRAのGIを目指してみるのはどうだろうか、と提案したくなる。どうせトライアルを使うのなら、どこに所属していても変わらないだろうし、地方の馬主資格はあるのだからなんら問題はない。もしくは、香港に所属、直接国際レースのエリザベス女王杯を目指すのも良い。それとも、オークスの1〜5着を全て買ってしまって、地方の各地域から秋華賞を目指すとかいう手もあるか。そういう爆発的な方法も面白いかもしれない。
実際のところ、ユートピアを買ったのはこの流れのごく始まりだったのかもしれない、と将来思い起こすことになったりして。まあ、ディープが買われなければ当面はJRAも気にしないのかもしれないが。いずれにせよ、実際の環境というか、現状がよめているとは思えない判断もあるのだなぁという気がしてならない。
中央競馬の馬主登録の適否について調査審議する馬主登録審査委員会が4日、都内で開かれた。UAE(アラブ首長国連邦)のシェイク・モハメド殿下が出資する(株)ダーレー・ジャパンの社長名で申請された案件は、出席した委員全員が反対。今年中の認可は見送られることになった。
SANSPO.COM > 競馬:吉田照哉氏が伊オークス馬購入
社台ファーム代表の吉田照哉氏が、今年のイタリアオークスを圧勝したディオニシア(牝3、父テハノラン、母エッシーズメイド、母の父リンケージ)を購入したことが4日までに明らかになった。
米国産のディオニシアは、2歳時にGI伊グランクリテリウムで牡馬相手に2着に健闘。6月19日のイタリアオークスでは、日本でもお馴染みのスミヨン騎手が手綱を取って、2着馬を6馬身突き放す圧勝でGI初制覇を遂げていた。通算成績は14戦9勝。オーナーの変更に伴い、ディオニシアはイタリアのR・メニケッティ厩舎から英国のL・クマーニ厩舎に転厩する。
ダーレーの馬主登録が蹴られたらしい。理由としては資産要件を満たさなかったからとのこと。ダーレーで資産要件を満たさないのなら、誰が資産要件を満たすねん、という微妙なツッコミはさておき、JRAの馬主登録基準というのが良くわからんというのは昔からの事。
というか、JRAのサイトで馬主になるための資料というのがどうも見あたらない。Googleで馬主登録基準というので検索すると、第5回我が国の競馬のあり方に係る有識者懇談会 日本馬主協会連合会資料というのに出てくるが、資産要件は軽種馬生産馬主の場合、代表者の所得が2年連続1100万円以上で、法人の資本金が1000万円以上でかつ代表者が50%以上出資、さらに牧場が15ha以上、繁殖牝馬6頭以上、などである。
これを見ると、なんか、決して条件が緩くない軽種馬生産馬主と一般馬主を分けてる理由が良くわからない。あと、資産要件も「資産」なので、負債でがんばればなんとかなりそうだし、2年分の瞬間最大風速でも良さそうなので、正直まともな会計知識がある人ならこんな条件は付けねぇだろ〜、という気がしないでもない。
ちなみに、同じキーワードで検索した結果、内閣府の市場開放問題苦情処理推進会議報告書の再フォローアップについてという平成9年の情報が出てきて、その中に、「6-(3) 日本中央競馬会の競馬番組における外国産馬の出走枠及び海外居住者の馬主登録に関する規制の緩和」というのがあったりする。なんかJRAでは平成7年から対応しているらしいが、10年たっても相変わらずミッションの成果が出ていないらしい。
いずれにしても、地方で馬主になっているのだから、落とす条件は資産要件ぐらい、という事なのだろう。あとは地方の厩舎にお金を落としながら、中央を目指すのが当面できるやり方なのだろうか。
まあ、馬主がどんな人であろうと、確実に預託料を払って馬を預けてくれるならそっちのほうがありがたいところも、美浦の倒産一歩手前の厩舎なら少なくないだろう。最近各所でリストラが終わった流れをJRAもうけて、そういう厩舎をつぶすために資産条件があってあえて馬主になる人を制限しているのなら、その部分については反対しないのだが。
一方、吉田照哉氏はイタリアオークス馬をご購入、さらに英国で走らせるらしい。吉田照哉氏はいうまでもなく各国で馬主になって馬を走らせている。JRAで日本人以外が馬主になるのにひぃひぃ言っているのに、その他の国では日本人が大手を振って馬主になっているのだから、違和感がないほうが不思議な感じがする。
ちなみに、友駿は一口馬主でオーストラリアや米国で共同馬主になっている。シンガポールのスターレーシングももうお馴染みである。すでに日本的な意味での共同馬主すら、世界各国に出て行っているのである。共同馬主に参加している人達は、その国では立派に馬主と認められるのが普通であり、いわばサラリーマンレベルの収入の海外馬主が山ほどいる、ということになる。
それなら、いっそのこと、海外で馬主になる事を法律で禁止してしまったほうが現実的ではなかろうか、という気分になってくる。そんな事を考えていると、そういえばJRAはピルサドスキーを買って、直後は海外で実質的な馬主になってたなぁ、という記憶が無いわけでもない。海外の制度ならばリースがあるが、JRAの制度ではリースはない。確かに法律で禁止されていたら、エアグルーヴが国際GI馬になれてよかった、じゃないやJRA自体が法律違反になってそれはそれで大変だったのかもしれない。まあ、そんな法律はJRA、というか農水省も作れないのだろうが。
こんな事を考えていると、こここそ、ダーレーは意趣返しじゃないが、日本の圧勝したオークス馬、カワカミプリンセスを購入、そして船橋か岩手に転厩、そこからJRAのGIを目指してみるのはどうだろうか、と提案したくなる。どうせトライアルを使うのなら、どこに所属していても変わらないだろうし、地方の馬主資格はあるのだからなんら問題はない。もしくは、香港に所属、直接国際レースのエリザベス女王杯を目指すのも良い。それとも、オークスの1〜5着を全て買ってしまって、地方の各地域から秋華賞を目指すとかいう手もあるか。そういう爆発的な方法も面白いかもしれない。
実際のところ、ユートピアを買ったのはこの流れのごく始まりだったのかもしれない、と将来思い起こすことになったりして。まあ、ディープが買われなければ当面はJRAも気にしないのかもしれないが。いずれにせよ、実際の環境というか、現状がよめているとは思えない判断もあるのだなぁという気がしてならない。
July 04, 2006
エスピノーザに依頼して大成功したダンス、失敗したアサヒ。
'Mood Squares Accounts in CashCall Mile - bloodhorse.com
Pletcher's 'Wait' Pays Off in American Oaks - bloodhorse.com
ハリウッドパークの独立記念日前のイベント、キャッシュコール招待マイルとアメリカンオークス。ハリウッドパークは牝馬の芝の拠点を目指すつもりなんだろうか。確かに、場所ロスからすぐ、空港の近くで、招待レースにして外国からの馬をよびやすいし、さらには客はよびやすいところにある競馬場なのだが。
で、キャッシュコールってこんな単語聞いたことないと思ったら、消費者金融の会社みたいね。電話やWebで条件話すといくらかお金を貸してもらえるんだけど、まあレートをみてびびらなくもない。日本の競馬ではそういう冠のレースはないが、女子ゴルフでいうとプロミスレディスあたりか。結局、高額の招待レースを連発しているだけに、それなりのスポンサーがいるのかもしれないなぁとなんとなく思ったりする。
それはさておき、レースはダンスインザムードは圧勝、アサヒライジングは2着。
ダンスインザムードは残り3ハロンから一気に行って、差しきった格好。これを見た時は、ああエスピノーザに頼んで大正解、彼は日本で乗っていたからサンデー産駒が末脚を爆発させる傾向があるのでそれなりのところで仕掛ければよいのも分かっているし、一方直線があって無いようなハリウッドパークの仕掛け所も分かっていてサンデー産駒の脚を余すこともないだろうし、さらにダンスインザムードのキャラも知っていた可能性は高いと。藤澤師の騎手依頼はうまいなぁ、もちろん馬が強いのは分かっていたがよくこんなうまく騎手を選んできたなぁと感心したもんである。ちなみに、Bloodhorseの記事も借りを返したと、キャッシュコールにかけて良い趣。
エスピノーザにそれなりに感心した次の日のアメリカンオークス。7/4にレースと勘違いして生で見れなかったのだが、ビデオで見た限りは、何て下手くそな乗り方をしてるんだこれは、という感じ。アサヒライジングは1枠からやや出遅れた格好で、その後ずーっと外目を回って、ダンスインザムードと同じようなところから押されて押されて、やっと2着馬に届いたのがゴール。1着馬のWait a Whileはずっと前を駆け抜けていたところ。エスピノーザは出が悪かったけどまあこの感じで走れたので良かったといってるわけである。
これを見たらそりゃ「善臣連れてこい」と言いたくもなる。正直オークスのレース(〜2000mまで)をやったほうが良かったんじゃないかとおもわなくもない感じ。こっちは、今まで強気に先行して好成績を出してたりするわけである。最内枠を持ってたら同じレースをすると思うのがまあ普通だわなぁと。さらに、父も母父も瞬発力を出すタイプではない。サンデーの孫、と教えられたとして同じ感じで乗ったとしたらそりゃ駄目やろ、というところ。抜けた馬との差は確かに大きかったが、そこまでの流れを見るとどうしようもない感じのレースでは無かっただけに、もったいない感じがしないでもない。
あと、レースを終わったところで、なんか96年の菊花賞を思い出したなぁと。別にこの2頭で勝負したわけではないが、完全に勝っていたロイヤルタッチ(アサヒライジングの父)を信じられないところから差してきたダンスインザダーク(ダンスインザムードの全兄)というのが、偶然ながら今回の違いを示してるんじゃないかとなんとなく感じてしまう。(ロイヤルタッチもラジオたんぱ杯3歳Sでは瞬発力を見せていたが。)
それにしてもロイヤルタッチの仔が国際GI馬になる大きなチャンスを逃して、もったいないなぁというのが元ロイヤルタッチファンとしての本音なのかもしれないが。
The Japanese star Dance in the Mood, whose connections were disappointed when she ran second in the 2004 American Oaks (gr. IT) on the Hollywood Park turf, provided redemption Saturday when she romped to victory in the $750,000 CashCall Invitational Mile (gr. IIIT).
Pletcher's 'Wait' Pays Off in American Oaks - bloodhorse.com
Asahi Rising was attempting to give Japan back-to-back victories in the American Oaks after Cesario's smashing victory in 2005.
"My filly broke slow out of the gate," Espinoza said. "It was her first time in this country. I didn't have a choice (but to rally late), but the owners are happy. They didn't know she could run from off the pace."
ハリウッドパークの独立記念日前のイベント、キャッシュコール招待マイルとアメリカンオークス。ハリウッドパークは牝馬の芝の拠点を目指すつもりなんだろうか。確かに、場所ロスからすぐ、空港の近くで、招待レースにして外国からの馬をよびやすいし、さらには客はよびやすいところにある競馬場なのだが。
で、キャッシュコールってこんな単語聞いたことないと思ったら、消費者金融の会社みたいね。電話やWebで条件話すといくらかお金を貸してもらえるんだけど、まあレートをみてびびらなくもない。日本の競馬ではそういう冠のレースはないが、女子ゴルフでいうとプロミスレディスあたりか。結局、高額の招待レースを連発しているだけに、それなりのスポンサーがいるのかもしれないなぁとなんとなく思ったりする。
それはさておき、レースはダンスインザムードは圧勝、アサヒライジングは2着。
ダンスインザムードは残り3ハロンから一気に行って、差しきった格好。これを見た時は、ああエスピノーザに頼んで大正解、彼は日本で乗っていたからサンデー産駒が末脚を爆発させる傾向があるのでそれなりのところで仕掛ければよいのも分かっているし、一方直線があって無いようなハリウッドパークの仕掛け所も分かっていてサンデー産駒の脚を余すこともないだろうし、さらにダンスインザムードのキャラも知っていた可能性は高いと。藤澤師の騎手依頼はうまいなぁ、もちろん馬が強いのは分かっていたがよくこんなうまく騎手を選んできたなぁと感心したもんである。ちなみに、Bloodhorseの記事も借りを返したと、キャッシュコールにかけて良い趣。
エスピノーザにそれなりに感心した次の日のアメリカンオークス。7/4にレースと勘違いして生で見れなかったのだが、ビデオで見た限りは、何て下手くそな乗り方をしてるんだこれは、という感じ。アサヒライジングは1枠からやや出遅れた格好で、その後ずーっと外目を回って、ダンスインザムードと同じようなところから押されて押されて、やっと2着馬に届いたのがゴール。1着馬のWait a Whileはずっと前を駆け抜けていたところ。エスピノーザは出が悪かったけどまあこの感じで走れたので良かったといってるわけである。
これを見たらそりゃ「善臣連れてこい」と言いたくもなる。正直オークスのレース(〜2000mまで)をやったほうが良かったんじゃないかとおもわなくもない感じ。こっちは、今まで強気に先行して好成績を出してたりするわけである。最内枠を持ってたら同じレースをすると思うのがまあ普通だわなぁと。さらに、父も母父も瞬発力を出すタイプではない。サンデーの孫、と教えられたとして同じ感じで乗ったとしたらそりゃ駄目やろ、というところ。抜けた馬との差は確かに大きかったが、そこまでの流れを見るとどうしようもない感じのレースでは無かっただけに、もったいない感じがしないでもない。
あと、レースを終わったところで、なんか96年の菊花賞を思い出したなぁと。別にこの2頭で勝負したわけではないが、完全に勝っていたロイヤルタッチ(アサヒライジングの父)を信じられないところから差してきたダンスインザダーク(ダンスインザムードの全兄)というのが、偶然ながら今回の違いを示してるんじゃないかとなんとなく感じてしまう。(ロイヤルタッチもラジオたんぱ杯3歳Sでは瞬発力を見せていたが。)
それにしてもロイヤルタッチの仔が国際GI馬になる大きなチャンスを逃して、もったいないなぁというのが元ロイヤルタッチファンとしての本音なのかもしれないが。
June 26, 2006
帝王賞を追加しました。/とらっくばっく競馬
June 25, 2006
単勝オッズ50倍以上の馬を3たび2着に連れてきているディープインパクト。
スポニチ Sponichi Annex 速報:インパクト ダントツ人気1.1倍
ディープインパクトの単勝オッズは前日で1.1倍、現時点でJRA-VANから出るオッズが1.2倍。ただ、時系列オッズを見ていると最終的には1.1倍に戻ってもおかしくないなぁという雰囲気もなくはない。一方、他の馬にも売上がそれなりに上がって来ているのは注目点か。昨日の夜の時点では下手したら6番人気以上が単勝オッズ50倍以上、と見ていたがもう少しマシ、とはいえ最終5〜6頭がそうなりそうな気配である。
一方、いくつかblogの予想を見てみると、結構ナリタセンチュリーとかファストタテヤマとかバランスオブゲームとか人気なのね。ほとんどのところが◎ディープで、まあそれは妥当なのだが、2着としては結構強気な予想が少なくなかったりする。
そこで、少し気になったのでGIで単勝50倍以上の馬がどれぐらい来ているのか、ざっと結果を取ってみた。以下例のごとくTargetのデータだが、JRA、芝GIでここ5年、すなわち2001年の宝塚記念からのデータである。
まず、全体成績は[3,8,6,601]。勝率0.5%、連対率1.8%、複勝率2.8%で期待値が単勝42円、複勝40円。まあいろんな馬のデータを集めただけなので勝率、連対率、複勝率はこんなもの。ただ、期待値もかなり悪い。
この3勝は、イメージしやすいだろう。ノーリーズン(皐月賞)、イングランディーレ(天皇賞春)、ヘヴンリーロマンス(天皇賞秋)である。
一方、2着はと言われるとなかなか思いつきにくい。しかも8頭もいるし。で、あげていくと、
マイネルデスポット(菊花賞)、アメリカンボス(有馬記念)、ファストタテヤマ(菊花賞)、タップダンスシチー(有馬記念)、シーイズトウショウ(桜花賞)、チューニー(オークス)、シックスセンス(皐月賞)、アドマイヤジャパン(菊花賞)
となる。偶然ながら13番人気が4頭いる。
3着の6頭まで来るとなおさらわかりにくいが、
リキアイタイカン(マイルチャンピオンシップ)、シンコウルビー(オークス)、コンコルディア(阪神JF)、ウイングレット(秋華賞)、ダンスインザムード(天皇賞秋)、ストラタジェム(天皇賞春)
である。
こう見てみると、2着は菊花賞と有馬記念ばかり。逃げないにしてもほぼ前に行って残った、もしくは後ろから突っ込んできたというレースがほとんどか。ただ、後ろから突っ込んできた馬でも本当に後ろからというより、中段後方目という馬が多い。
一方の3着は比較的距離の幅は広く、また逃げもあれば好位からすっと抜けて出てきたという馬がないわけでもないし、リキアイタイカンなどは後ろからつっこんできた印象か。
全体を通じた傾向としては、スローで後半速度が上がったレースがほとんどというところ。
ただし、ディープのレースが2つあったりするのは気になるところ。意外と人気通りは連れてきていないということでもある。ディープの勝ったレースの2着は、
新馬:コンゴウリキシオー 2番人気
若駒S:ケイアイヘネシー 6番人気
弥生賞:アドマイヤジャパン 3番人気
皐月賞:シックスセンス 12番人気
ダービー:インティライミ 2番人気
神戸新聞杯:シックスセンス 5番人気
菊花賞:アドマイヤジャパン 6番人気
阪神大賞典:トウカイトリック 5番人気
天皇賞春:リンカーン 2番人気
であり、アドマイジャパンを別にすると、人気あり、人気薄、の順番で連れてきており、今回は人気薄の方、という見方も出来なくもない。人気薄とはいっても、オッズはともかく極端な穴馬はシックスセンスだけだが。
中距離とみれは穴馬の台頭は限りなく少ないが、ペース等を考えるとそれなりの穴馬があってもおかしくない。なんだかまとまりのない結論だが、中穴ぐらいはあってもいいのかなぁ、ぐらいのというところだろうか。
ちなみに、ディープ1着で2着がそれなりに堅ければ3着がやや人気薄が来ている点も注意したほうが良いだろう。1-2-3番人気で決まったのは3頭が抜けていた弥生賞だけで、どちらかにやや穴っぽい馬が来ている。とはいえ、ディープ頭だけに、3連単のオッズは決してよくはないのだが。
第47回宝塚記念(25日・京都11R2200メートル芝13頭、G1)前日発売の最終オッズ(午後5時30分現在)が24日発表され、単勝は、G15勝目を狙うディープインパクトが1.1倍の圧倒的1番人気となった。大きく離れてリンカーンが15.2倍、コスモバルクが19.7倍で続いている。
ディープインパクトの単勝オッズは前日で1.1倍、現時点でJRA-VANから出るオッズが1.2倍。ただ、時系列オッズを見ていると最終的には1.1倍に戻ってもおかしくないなぁという雰囲気もなくはない。一方、他の馬にも売上がそれなりに上がって来ているのは注目点か。昨日の夜の時点では下手したら6番人気以上が単勝オッズ50倍以上、と見ていたがもう少しマシ、とはいえ最終5〜6頭がそうなりそうな気配である。
一方、いくつかblogの予想を見てみると、結構ナリタセンチュリーとかファストタテヤマとかバランスオブゲームとか人気なのね。ほとんどのところが◎ディープで、まあそれは妥当なのだが、2着としては結構強気な予想が少なくなかったりする。
そこで、少し気になったのでGIで単勝50倍以上の馬がどれぐらい来ているのか、ざっと結果を取ってみた。以下例のごとくTargetのデータだが、JRA、芝GIでここ5年、すなわち2001年の宝塚記念からのデータである。
まず、全体成績は[3,8,6,601]。勝率0.5%、連対率1.8%、複勝率2.8%で期待値が単勝42円、複勝40円。まあいろんな馬のデータを集めただけなので勝率、連対率、複勝率はこんなもの。ただ、期待値もかなり悪い。
この3勝は、イメージしやすいだろう。ノーリーズン(皐月賞)、イングランディーレ(天皇賞春)、ヘヴンリーロマンス(天皇賞秋)である。
一方、2着はと言われるとなかなか思いつきにくい。しかも8頭もいるし。で、あげていくと、
マイネルデスポット(菊花賞)、アメリカンボス(有馬記念)、ファストタテヤマ(菊花賞)、タップダンスシチー(有馬記念)、シーイズトウショウ(桜花賞)、チューニー(オークス)、シックスセンス(皐月賞)、アドマイヤジャパン(菊花賞)
となる。偶然ながら13番人気が4頭いる。
3着の6頭まで来るとなおさらわかりにくいが、
リキアイタイカン(マイルチャンピオンシップ)、シンコウルビー(オークス)、コンコルディア(阪神JF)、ウイングレット(秋華賞)、ダンスインザムード(天皇賞秋)、ストラタジェム(天皇賞春)
である。
こう見てみると、2着は菊花賞と有馬記念ばかり。逃げないにしてもほぼ前に行って残った、もしくは後ろから突っ込んできたというレースがほとんどか。ただ、後ろから突っ込んできた馬でも本当に後ろからというより、中段後方目という馬が多い。
一方の3着は比較的距離の幅は広く、また逃げもあれば好位からすっと抜けて出てきたという馬がないわけでもないし、リキアイタイカンなどは後ろからつっこんできた印象か。
全体を通じた傾向としては、スローで後半速度が上がったレースがほとんどというところ。
ただし、ディープのレースが2つあったりするのは気になるところ。意外と人気通りは連れてきていないということでもある。ディープの勝ったレースの2着は、
新馬:コンゴウリキシオー 2番人気
若駒S:ケイアイヘネシー 6番人気
弥生賞:アドマイヤジャパン 3番人気
皐月賞:シックスセンス 12番人気
ダービー:インティライミ 2番人気
神戸新聞杯:シックスセンス 5番人気
菊花賞:アドマイヤジャパン 6番人気
阪神大賞典:トウカイトリック 5番人気
天皇賞春:リンカーン 2番人気
であり、アドマイジャパンを別にすると、人気あり、人気薄、の順番で連れてきており、今回は人気薄の方、という見方も出来なくもない。人気薄とはいっても、オッズはともかく極端な穴馬はシックスセンスだけだが。
中距離とみれは穴馬の台頭は限りなく少ないが、ペース等を考えるとそれなりの穴馬があってもおかしくない。なんだかまとまりのない結論だが、中穴ぐらいはあってもいいのかなぁ、ぐらいのというところだろうか。
ちなみに、ディープ1着で2着がそれなりに堅ければ3着がやや人気薄が来ている点も注意したほうが良いだろう。1-2-3番人気で決まったのは3頭が抜けていた弥生賞だけで、どちらかにやや穴っぽい馬が来ている。とはいえ、ディープ頭だけに、3連単のオッズは決してよくはないのだが。
June 22, 2006
宝塚記念を追加しました。/とらっくばっく競馬
June 21, 2006
GI級が4頭揃った結果という可能性も強ち無理な話ではない。
馬券日記 オケラセラ@馬耳東風: 世界のGI級 函館で初戦3着に敗れる
山内厩舎のスタッフが吠えまくって惨敗したことでそこかしこで話題になっているコンゴウダイオー。世界のGI級という、その言葉だけでネタになりそうなものがあったのは確かだが、まあ、藤田が調教が駄目っぽいみたいなオチをつけたのがネタっぽさに輪をかけている。
ただ、このレース、実際の所タイムが超抜群に良い。勝ったエーシンダームスン1.10.7は同日同コースの500万条件戦のタイム1.11.1より良く、500万の基坂特別(勝ちタイム1.10.3)でも3着相当。それどころか、負けたコンゴウダイオーと4着のマイニングゴールドまで前日の未勝利戦(1.11.3)と同じタイムで走っており、正直吹くのものも分からんでもないという感じである。
そもそも、新馬の最初の2日間に下ろす馬というのは、それなりに仕上がっている事に加えて、期待馬が少なくない。そこで、1996年〜2005年で、新馬戦の最初の2日間(2001年までは函館のみ、以降函館・福島・阪神・2006京都)の1200m戦のタイムを、同じ2日間にあった未勝利戦および500万条件のタイムと比較してみた。その結果、500万を超えた(よりよいタイムを出した)例はなく、未勝利戦を超えた場合でも以下の3Rのみだった。
05 1函2 5R 1.09.9 アドマイヤカリブ 新馬戦
05 1函1 6R 1.10.8 ヒシリーガル 未勝利戦
04 2福2 5R 1.08.8 マイネルレコルト 新馬戦
04 2福2 5R 1.09.2 ミラクルポイント 新馬戦(2着)
04 2福2 3R 1.09.2 ピアニスト 未勝利戦
97 1函1 5R 1.11.0 アグネスワールド 新馬戦
97 1函2 3R 1.11.2 マチカネエンムスビ 未勝利戦
アドマイヤカリブはGI級と言われたが骨折、ミラクルポイントは2戦目を圧勝したあと走ることなく抹消。あとの2頭は言わずと知れたGI馬である。
ここで、上と同じようにエーシンダームスンのレースを並べると、こんな感じになる。
06 1函2 12R 1.10.3 ダンスオブサロメ 基坂特別(500万)
06 1函2 12R 1.10.6 メイショウアモーレ 基坂特別(500万)(2着)
06 1函2 5R 1.10.7 エーシンダームスン 新馬戦
06 1函2 12R 1.10.7 アイラブマキシマム 基坂特別(500万)(3着)
06 1函2 9R 1.11.1 マイノチカラ 500万条件戦
06 1函2 5R 1.11.2 アンソロジー 新馬戦(2着)
06 1函2 5R 1.11.3 コンゴウダイオー 新馬戦(3着)
06 1函2 5R 1.11.3 マイニングゴールド 新馬戦(4着)
06 1函2 9R 1.11.3 ステキナブロンコ 500万条件戦(2着)
06 1函1 6R 1.11.3 フラワーパス 未勝利戦
(基坂特別は3着までのみ掲載。)
これだけ並べてみると分かるが、上位の4頭はかなりいいタイムで来ていることが分かる。
前後半のLAPは新馬戦34.3-36.4が、500万条件戦が34.8-36.3、基坂特別が33.9-36.4で、基坂特別は3角1,2番手は下から2頭に沈んでいる事を合わせて考えると、前に行ったアンソロジー・コンゴウダイオーはかなり厳しいペースを前に行って良く残ったという見方もあるのかもしれない。競馬に慣れ、それなりのペースで走れるようになったら、後半も踏ん張れ、かなりの結果が出せるようになるかもしれない。
そう考えると、実際エーシンダームスンは世界のGI級、それ以外の3頭も普通にGI級の可能性がある、と書いてしまっても強ち大嘘ではないかもしれない。なんでこのレースに出してしまったのか、という方が山内師の失敗だったかもしれないぐらいである。
もちろん、2着以下は次以降勝ち上がる必要があり、加えてこの若駒の時期にこれだけの成果を出したことで故障しない事も必要になるのだけれども。
レースではコンゴウダイオーはスタートして2番手につけると、逃げるアンソロジーに並びかけるようにして直線へ。しかし、鞭が何発入れられても伸びる気配はなし。 3番手につけていたエーシンダームスンにあっさり抜き去られ、アンソロジーにも遅れを取り、差してきたマイニングゴールドをクビ差しのいで 3着を確保するのが精一杯。勝ち馬とは3馬身半差、完敗だった。
山内厩舎のスタッフが吠えまくって惨敗したことでそこかしこで話題になっているコンゴウダイオー。世界のGI級という、その言葉だけでネタになりそうなものがあったのは確かだが、まあ、藤田が調教が駄目っぽいみたいなオチをつけたのがネタっぽさに輪をかけている。
ただ、このレース、実際の所タイムが超抜群に良い。勝ったエーシンダームスン1.10.7は同日同コースの500万条件戦のタイム1.11.1より良く、500万の基坂特別(勝ちタイム1.10.3)でも3着相当。それどころか、負けたコンゴウダイオーと4着のマイニングゴールドまで前日の未勝利戦(1.11.3)と同じタイムで走っており、正直吹くのものも分からんでもないという感じである。
そもそも、新馬の最初の2日間に下ろす馬というのは、それなりに仕上がっている事に加えて、期待馬が少なくない。そこで、1996年〜2005年で、新馬戦の最初の2日間(2001年までは函館のみ、以降函館・福島・阪神・2006京都)の1200m戦のタイムを、同じ2日間にあった未勝利戦および500万条件のタイムと比較してみた。その結果、500万を超えた(よりよいタイムを出した)例はなく、未勝利戦を超えた場合でも以下の3Rのみだった。
05 1函2 5R 1.09.9 アドマイヤカリブ 新馬戦
05 1函1 6R 1.10.8 ヒシリーガル 未勝利戦
04 2福2 5R 1.08.8 マイネルレコルト 新馬戦
04 2福2 5R 1.09.2 ミラクルポイント 新馬戦(2着)
04 2福2 3R 1.09.2 ピアニスト 未勝利戦
97 1函1 5R 1.11.0 アグネスワールド 新馬戦
97 1函2 3R 1.11.2 マチカネエンムスビ 未勝利戦
アドマイヤカリブはGI級と言われたが骨折、ミラクルポイントは2戦目を圧勝したあと走ることなく抹消。あとの2頭は言わずと知れたGI馬である。
ここで、上と同じようにエーシンダームスンのレースを並べると、こんな感じになる。
06 1函2 12R 1.10.3 ダンスオブサロメ 基坂特別(500万)
06 1函2 12R 1.10.6 メイショウアモーレ 基坂特別(500万)(2着)
06 1函2 5R 1.10.7 エーシンダームスン 新馬戦
06 1函2 12R 1.10.7 アイラブマキシマム 基坂特別(500万)(3着)
06 1函2 9R 1.11.1 マイノチカラ 500万条件戦
06 1函2 5R 1.11.2 アンソロジー 新馬戦(2着)
06 1函2 5R 1.11.3 コンゴウダイオー 新馬戦(3着)
06 1函2 5R 1.11.3 マイニングゴールド 新馬戦(4着)
06 1函2 9R 1.11.3 ステキナブロンコ 500万条件戦(2着)
06 1函1 6R 1.11.3 フラワーパス 未勝利戦
(基坂特別は3着までのみ掲載。)
これだけ並べてみると分かるが、上位の4頭はかなりいいタイムで来ていることが分かる。
前後半のLAPは新馬戦34.3-36.4が、500万条件戦が34.8-36.3、基坂特別が33.9-36.4で、基坂特別は3角1,2番手は下から2頭に沈んでいる事を合わせて考えると、前に行ったアンソロジー・コンゴウダイオーはかなり厳しいペースを前に行って良く残ったという見方もあるのかもしれない。競馬に慣れ、それなりのペースで走れるようになったら、後半も踏ん張れ、かなりの結果が出せるようになるかもしれない。
そう考えると、実際エーシンダームスンは世界のGI級、それ以外の3頭も普通にGI級の可能性がある、と書いてしまっても強ち大嘘ではないかもしれない。なんでこのレースに出してしまったのか、という方が山内師の失敗だったかもしれないぐらいである。
もちろん、2着以下は次以降勝ち上がる必要があり、加えてこの若駒の時期にこれだけの成果を出したことで故障しない事も必要になるのだけれども。
宝塚記念に見る「圧倒的強者vsその他」の報道の構図と、状況が酷似するブラジル戦と。
スポニチアネックスOSAKA 競馬:ディープインパクト別次元の存在 25日、京都11R・宝塚記念、先行予想
宝塚記念、とりあえずディープインパクト対12頭という構図ができあがっており、しかも、上述の記事のように、「ほとんどの場合」ディープインパクトが負けることはないだろう、というコンセンサスができあがっている。まあ、色々なケースがあるからなんとも言えないが、どういうレースになってもディープがかなりの高い確率で勝つだろう。
で、こういう場合、マスコミはどういう反応を取るのかを考えると、それはそれで面白い。紙面を埋めるためにも、全員がディープを誉めるわけにはいかないのである。
パターンとしては、
1.ディープ誉めまくりであきらめる
上の記事もそうだが、【宝塚記念】凱旋門賞日本代表、ディープのためのレース!、【宝塚記念】ディープ負けられない!勝てば5冠で最速10億円ホースに、ディープ負けられない、宝塚記念で凱旋門賞へ弾みなど。
インパクト目つきが違う〜宝塚記念なんてのもある。
2.最初から2着、3着を探す
リンカーン“第2の軸”〜宝塚記念が露骨だが、ほかの記事でもぼちぼちそういう話から入っている。
3.微妙なデータ(得意だとか、負けた事がないとか)を出してくる
メジャー高速馬場で一矢〜宝塚記念 京都は高速馬場で相性が良く、皐月賞の時計はディープ以上とか。
ハット初対決に意欲満々/宝塚記念 初対決は勝負付けがすんでないとか。
アイポッパー藤田騎乗はプラス/宝塚記念 鞍上替と得意の京都とか。
タテヤマ得意の京都なら〜宝塚記念 いくら得意の京都でもファストタテヤマまで持ってくるかとか。
ちなみにblogでは蛸坊主氏がディープインパクトは道悪の宝塚記念では飛べないと書かれていたりする。
4.別の人気者のネタで書き続ける
いうまでもなくコスモバルクをもちあげる。
バルク 怪物退治へ手応え上々、燃えるバルク!真っ向勝負だ/宝塚記念、バルク迫力満点追い切り〜宝塚記念、バルク五十嵐冬、中央制覇へ/宝塚記念、バルク、進化した「北の怪物」…25日宝塚記念などなど多数あり。
ただ、ほとんどの所は最近までコスモバルクを完全に忘れてた気が。少なくとも日経賞8着とかはすでに忘れられた結果らしい。
5.宝塚記念とは全く関係ないネタでまとめる
ディープの注目度にNHK動いた、インパクトの凱旋門賞、NHKが生中継 凱旋門賞の中継の話。気が早すぎる。
こんな感じになっており、内容はともかくとしてその気になって読めば結構どれも面白いのは事実。まあ、参考にして読む時は、無理にひねった可能性も低くないので、注意する必要はあるだろうけれども。
で、こういう状況と微妙な対応、どっかで見た気がしないでもない。
状況:
ワールドカップ・ブラジル戦、とりあえず「世界王者」対「酷評が多いチーム」という構図ができあがっており、しかも「ほとんどの場合」ブラジルが2点差で負けることはないだろう、というコンセンサスができあがっている。まあ、色々なケースがあるからなんとも言えないが、どういうゲームになってもブラジルがかなりの高い確率で勝つだろう。
対応:
で、こういう場合、マスコミはどういう反応を取るのかを考えると、それはそれで面白い。紙面を埋めるためにも、全員が必要以上に日本に期待があるような書き方をするわけにもいかないのである。
以下略...各社のサイトを回ってみてください。
ディープインパクトはもはや国内レベルを飛び越えた存在。勝負の世界に「絶対」はないが1頭、別次元のところにいる。4冠を達成したGI天皇賞・春から7週あいて万全と思える調整過程。取りこぼすシーンは想像できない。
宝塚記念、とりあえずディープインパクト対12頭という構図ができあがっており、しかも、上述の記事のように、「ほとんどの場合」ディープインパクトが負けることはないだろう、というコンセンサスができあがっている。まあ、色々なケースがあるからなんとも言えないが、どういうレースになってもディープがかなりの高い確率で勝つだろう。
で、こういう場合、マスコミはどういう反応を取るのかを考えると、それはそれで面白い。紙面を埋めるためにも、全員がディープを誉めるわけにはいかないのである。
パターンとしては、
1.ディープ誉めまくりであきらめる
上の記事もそうだが、【宝塚記念】凱旋門賞日本代表、ディープのためのレース!、【宝塚記念】ディープ負けられない!勝てば5冠で最速10億円ホースに、ディープ負けられない、宝塚記念で凱旋門賞へ弾みなど。
インパクト目つきが違う〜宝塚記念なんてのもある。
2.最初から2着、3着を探す
リンカーン“第2の軸”〜宝塚記念が露骨だが、ほかの記事でもぼちぼちそういう話から入っている。
3.微妙なデータ(得意だとか、負けた事がないとか)を出してくる
メジャー高速馬場で一矢〜宝塚記念 京都は高速馬場で相性が良く、皐月賞の時計はディープ以上とか。
ハット初対決に意欲満々/宝塚記念 初対決は勝負付けがすんでないとか。
アイポッパー藤田騎乗はプラス/宝塚記念 鞍上替と得意の京都とか。
タテヤマ得意の京都なら〜宝塚記念 いくら得意の京都でもファストタテヤマまで持ってくるかとか。
ちなみにblogでは蛸坊主氏がディープインパクトは道悪の宝塚記念では飛べないと書かれていたりする。
4.別の人気者のネタで書き続ける
いうまでもなくコスモバルクをもちあげる。
バルク 怪物退治へ手応え上々、燃えるバルク!真っ向勝負だ/宝塚記念、バルク迫力満点追い切り〜宝塚記念、バルク五十嵐冬、中央制覇へ/宝塚記念、バルク、進化した「北の怪物」…25日宝塚記念などなど多数あり。
ただ、ほとんどの所は最近までコスモバルクを完全に忘れてた気が。少なくとも日経賞8着とかはすでに忘れられた結果らしい。
5.宝塚記念とは全く関係ないネタでまとめる
ディープの注目度にNHK動いた、インパクトの凱旋門賞、NHKが生中継 凱旋門賞の中継の話。気が早すぎる。
こんな感じになっており、内容はともかくとしてその気になって読めば結構どれも面白いのは事実。まあ、参考にして読む時は、無理にひねった可能性も低くないので、注意する必要はあるだろうけれども。
で、こういう状況と微妙な対応、どっかで見た気がしないでもない。
状況:
ワールドカップ・ブラジル戦、とりあえず「世界王者」対「酷評が多いチーム」という構図ができあがっており、しかも「ほとんどの場合」ブラジルが2点差で負けることはないだろう、というコンセンサスができあがっている。まあ、色々なケースがあるからなんとも言えないが、どういうゲームになってもブラジルがかなりの高い確率で勝つだろう。
対応:
で、こういう場合、マスコミはどういう反応を取るのかを考えると、それはそれで面白い。紙面を埋めるためにも、全員が必要以上に日本に期待があるような書き方をするわけにもいかないのである。
以下略...各社のサイトを回ってみてください。
June 19, 2006
言われている以上にメンツが揃ったように見える宝塚記念。
ラジオNIKKEI 競馬実況HP | 【宝塚記念】(京都、25日)〜ディープインパクトら13頭が登録
なんかディープの壮行レースとか言われている宝塚記念だが、その割にはメンバーは悪くないというか、想像以上に良いメンバーが。後ろに重賞での成績を書いてみるとこんな感じ。
ディープインパクト:GI4勝、GII3勝、GI2着1回
リンカーン:GII2勝、GI2着3回
ダイワメジャー:GI1勝、GII1勝、GIII1勝、GI2着1回
アイポッパー:海外GI2着1回、GI3着1回
シルクフェイマス:GII3勝、GI2着1回
ハットトリック:GI2勝(うち海外1勝)、GIII2勝
カンパニー:GII1勝、GIII1勝
バランスオブゲーム:GII5勝、GIII1勝
ナリタセンチュリー:GII2勝
ファストタテヤマ:GII2勝、GI2着1回
コスモバルク:海外GI1勝、GII2勝、GIII1勝、GI2着2回
トウカイカムカム:オープン特別勝1
チャクラ:GII2勝
ということで、アイポッパーとトウカイカムカム以外の11頭は重賞2勝以上、それもカンパニー以外はGIIを2勝以上である。それに、GI勝ち4頭に加え、GI2着が4頭もいる。プレレーティングの値の全体的に110以上と、例年の宝塚記念と比べてもそれほど悪くない感じがする。
1頭抜けているとか、今のところ2番手であろうハーツクライがいないだとか、前走イマイチだった馬が少なくないとかいうのは分からんでもないが、仮に1頭抜いてもそれなりのメンツに思えるのは私だけだろうか。上位の馬の成績を見る限りでは、前走スカした成績でもその次にひっくり返せるタイプの馬が少なくない事もかなり気にかかる。あまりに下手な走りを見せるとあっさりひっくり返りそうなメンツで、なんだか壮行試合と言われる割には、例えばビワハヤヒデやメジロマックイーンが勝った、もしくはオグリキャップが負けた宝塚記念なぞに比べるとかなりしっかりしたメンツにまで思えるのだが。それなりに勝ちを意識して全馬が走れば、予想以上に面白いレースになる感がしないでもない。
もちろん、ディープの陣営としては、メンツが揃ったといってもここをあっさり勝たないと次に勝ち負けなどと言えないということだろうから、本気で勝ちに来るのだろうが。
25日(日)に京都競馬場で行われる第47回宝塚記念(3歳上GI・芝2200m)の特別登録申込馬(出走馬決定順)は以下の通り。
なんかディープの壮行レースとか言われている宝塚記念だが、その割にはメンバーは悪くないというか、想像以上に良いメンバーが。後ろに重賞での成績を書いてみるとこんな感じ。
ディープインパクト:GI4勝、GII3勝、GI2着1回
リンカーン:GII2勝、GI2着3回
ダイワメジャー:GI1勝、GII1勝、GIII1勝、GI2着1回
アイポッパー:海外GI2着1回、GI3着1回
シルクフェイマス:GII3勝、GI2着1回
ハットトリック:GI2勝(うち海外1勝)、GIII2勝
カンパニー:GII1勝、GIII1勝
バランスオブゲーム:GII5勝、GIII1勝
ナリタセンチュリー:GII2勝
ファストタテヤマ:GII2勝、GI2着1回
コスモバルク:海外GI1勝、GII2勝、GIII1勝、GI2着2回
トウカイカムカム:オープン特別勝1
チャクラ:GII2勝
ということで、アイポッパーとトウカイカムカム以外の11頭は重賞2勝以上、それもカンパニー以外はGIIを2勝以上である。それに、GI勝ち4頭に加え、GI2着が4頭もいる。プレレーティングの値の全体的に110以上と、例年の宝塚記念と比べてもそれほど悪くない感じがする。
1頭抜けているとか、今のところ2番手であろうハーツクライがいないだとか、前走イマイチだった馬が少なくないとかいうのは分からんでもないが、仮に1頭抜いてもそれなりのメンツに思えるのは私だけだろうか。上位の馬の成績を見る限りでは、前走スカした成績でもその次にひっくり返せるタイプの馬が少なくない事もかなり気にかかる。あまりに下手な走りを見せるとあっさりひっくり返りそうなメンツで、なんだか壮行試合と言われる割には、例えばビワハヤヒデやメジロマックイーンが勝った、もしくはオグリキャップが負けた宝塚記念なぞに比べるとかなりしっかりしたメンツにまで思えるのだが。それなりに勝ちを意識して全馬が走れば、予想以上に面白いレースになる感がしないでもない。
もちろん、ディープの陣営としては、メンツが揃ったといってもここをあっさり勝たないと次に勝ち負けなどと言えないということだろうから、本気で勝ちに来るのだろうが。
June 14, 2006
完全に忘れられかけた3冠の3走目ながら、それなりに話題になる結果は現れるもので。
18-Year-Old Jara Guides Jazil to Belmont Victory - bloodhorse.com
ということで、米国3冠レースのBelmont StakesはJazilの勝利。そもそも誰が興味を持つのか、と言ったノリで"A Belmont that only gamblers could love"だとか"Belmont Stakes Lacks Significant Pop"とか"Anti-climactic Belmont is here"言いたい放題いわれている。ベルモントS自体は「チャンピオンのテスト」と言われるが、バフェット師は「残り物のテスト」ととまで言ってたとか。
こういうレースは往々にして話題を作ることがあるが、ここでは18歳のジャラ騎手がクラシック初勝利。日本でも東京ダービーを18歳の町田騎手が勝利したが、こちらでも18歳が勝利。出遅れをカバーする会心の騎乗との評価がなされている。
で、この日はベルモントパーク競馬場に行ったので、そのレポートまで。
まず、競馬場まで。Penn StationからLIRR(Long Island Rail Road)という電車。いつもは開催日でも直通電車が数本出てるだけ、という感じなのだが、今日はばんばん直通がでる状況。30分に一本ぐらい出ている。1時頃に電車に乗ろうとすると、わ、けっこういるわ、という感じ。もっとも、あっさりイスに座れたりするし、それほど電車は混んでいなかったのだが。


競馬場について、そのままスタンドへ。入場料$5を払って、DRF($5)と記念プログラム($4)を買って、まずは食事をするためにぶらぶらと。ベルモントパークは競馬場としてはものすごく広いのだが、スタンドから馬場までがJRAの競馬場に比べるとかなり近く、あまりそこに立って見るのが難しい。スタンド内は昔の京都競馬場というか、むき出しのすこしがらんとした感じで、広くて天井が高いが無愛想な感じ。パドック側というか、コースと逆側は公園という感じ。




7年前に来た時にはBelmont Stake Sandwichというのがあったのだが、今日はそれはなし。ビール飲みながら、BBQポークを食う。こっち側はピクニック気分というか、そこらへんのテーブルで家から持ってきたオードブル食べてるのも結構いる。もちろん、私のように飲んでる人はたくさんいる。
馬券は手売りとマシンが半々ぐらいだが、どちらもマークシートはほとんど使わず、マシンはタッチパネル、人の場合は口頭で注文。人がたくさんいる日は時間がかかって仕方ないといえばその通りだが、普段はそれほど混まないのでこれで十分なのだろう。
マシンの場合はあらかじめバウチャーを入手するなどしないといけないのだが、人が多くてどこでバウチャー買うのかも分からん...口頭は例によって英語が伝わらん、と思ったが担当者も手際が悪いようで、かなり時間がかかってる例散見。NYRAが儲かってない理由が分からんでもないというか...せっかくこれだけ客が来てるのに、NYRAカードのプロモーションもやってないし。



この日は7R〜11Rまでグレードレースがずーっと続く。7R・芝1マイルのJust A Gameはスクラッチが2頭あり4頭立てだったが、BCマイル3着馬Gorellaが最後の最後で豪快に差し切り。8RのWoody Stephens Breeders' Cupはダート7FのGIIで、前に行ったSongsterが勝利。




そしてここからが本番。3歳牝馬限定GI・ダート1マイルのエイコーンS。ケンタッキーオークスからの折り返し組もかなりおり、それなりのレベルの1戦。日本のようにパドックで馬見せるというよりは、単純に馬を歩かせている程度なので、ほとんどの馬は日本ほどかりかりしておらず、おっとりしている感じ。それでも3歳牝馬だけあって、ややパドックでも落ち着きがない。その中でも1頭かなり暴れていたのがBushfire。立ち上がって手間をかけていた。



入場、ゲートイン後、Miraclous Missがなんとゲートに引っかかったみたいで、出走が遅れる。Miracluous Missはゲートを開けて一旦出て、戻ったものの、結局スクラッチ。まあ、6番枠、ゲートの前に1頭だけ出てきたのを見ると、Barbaroを一瞬思い浮かばせ、嫌な雰囲気だっただけにある意味スクラッチしてくれたのはホッとしたところ。で、結構この間微妙に長い時間があって、何やってんだぁ...と思ったら、なんとこの間にWonder Lady Anne Lまでスクラッチ。ここら辺で回りにいたアメリカ人が暴れて激しくやじり始める。
それはさておき、レースは逃げたBushfireとその後ろにいたHello Libertyの行った行ったのレース。Bushfireは暴れた感じでHello Libertyも落ち着きなかったように見えただけに意外だったが、結果としてはマイル戦でもあり、そちらのほうがよかったのかもしれない。そういえばBushfireはケンタッキーオークスでも人気あったなぁと終わったあとに気がついたり。
次のレースはマンハッタンH(芝1.25マイル、GI)。北米移籍後のGrey Swallowが見たかったのだが、やはりよい馬体だなぁと。ただ、白くなりすぎかもしれないが。このレース、芝の内回りなのだが、ベルモントパークの中でも非常に小さいコース。といいながらもマイル以上はあるのだが。レースは直線前にいった2頭に後ろから来た2頭が詰め、4頭並んだところでゴール。ハンデ戦らしくかなり見応えのある叩き合い。勝ったのは結局逃げ切った形になったCaciqueで、鞍上はBarbaroで次のレースに乗るはずだったPrado騎手。




そして本命のベルモントS。とはいっても、主役が欠けた格好だけではなく、2冠を走ったBrother DerekやSweetnothernsaintまで回避し、3冠完走馬がまったくいない状態。ケンタッキーダービーの2〜4着にPreaknessの3着、ピーターパンS1着ぐらいの取り合わせ。まあ、出てきた馬はそれなりにしっかりしていたが。メンバー的には物足りない感じ。


で、この日はレースをずっと2階のスタンドの後ろから見ていたのだが、ちょうどスタート・ゴールが見えない位置。パドックで馬を見て、馬券を買って、そこまで行ったらもう発走時間。そうじゃなくても人が多いのに、このレースは当然ながら特に人が多くてそれ以外のコースもほとんど見えない。
ゲートオープンからターフビジョンを見ていると、なんか出遅れた馬がいて多分終わったんだろうなぁという感じ。で、あまり途中経過は比較的単調で、前に行った馬が4角前に捕まって、4角から先頭の馬が駆け抜ける展開。Steppenwolferを中心に買ってた人間としては、ここで誰やあの馬は、あとアメリカンな展開やなぁぐらいにしか思っていなかった。あと、横にいた黒人二人組が馬券を持っていたので大騒ぎだったことぐらいか。入った後に勝った馬がJazilであることがわかったぐらいの、完全にピント外れな見方をしてしまった。
で、良く後で見たら、出遅れしたのが勝ったJazilなわけで。ビデオを見ると後ろから縫うように上がっていって、3角で一気に抜いて4角で先頭というのが良くわかる。騎手も良かったが、馬もかなり差があった感じの勝ち方。
私のほうは、馬券も当たらずに結局黄昏、と言いたいがまだこのレースが終わった7時前はかなり太陽が高いのでそんな気分でもなく、祭の後をすこし眺めたあと、疲れた体を引きずって電車に乗る長い行列に並んだところ。競馬場から駅までの間、そこら中でライセンスなしの、マークを印刷したTシャツを$5で売ってるのが日本と違うところか。まあなんでもありというところで。


ちなみに、NYタイムズにも揶揄されていたが、今でもBarbaroは人気だった。たくさんの人がメッセージを寄せてより、添え書きの中には、日本語も。写真は$45で販売されていた。ある意味、今回のベルモントSの象徴だったのかもしれない。



その他、こちらにかなりの数の写真を載せてみましたので、ご興味あるかたはどうぞ。
Jockey Fernando Jara, an 18-year-old native of Panama, patiently guided Shadwell Stable's Jazil from the rail to the outside and outdueled Bluegrass Cat to win Saturday's 138th Belmont Stakes (gr. I) by 1 1/4 lengths.
ということで、米国3冠レースのBelmont StakesはJazilの勝利。そもそも誰が興味を持つのか、と言ったノリで"A Belmont that only gamblers could love"だとか"Belmont Stakes Lacks Significant Pop"とか"Anti-climactic Belmont is here"言いたい放題いわれている。ベルモントS自体は「チャンピオンのテスト」と言われるが、バフェット師は「残り物のテスト」ととまで言ってたとか。
こういうレースは往々にして話題を作ることがあるが、ここでは18歳のジャラ騎手がクラシック初勝利。日本でも東京ダービーを18歳の町田騎手が勝利したが、こちらでも18歳が勝利。出遅れをカバーする会心の騎乗との評価がなされている。
で、この日はベルモントパーク競馬場に行ったので、そのレポートまで。
まず、競馬場まで。Penn StationからLIRR(Long Island Rail Road)という電車。いつもは開催日でも直通電車が数本出てるだけ、という感じなのだが、今日はばんばん直通がでる状況。30分に一本ぐらい出ている。1時頃に電車に乗ろうとすると、わ、けっこういるわ、という感じ。もっとも、あっさりイスに座れたりするし、それほど電車は混んでいなかったのだが。


競馬場について、そのままスタンドへ。入場料$5を払って、DRF($5)と記念プログラム($4)を買って、まずは食事をするためにぶらぶらと。ベルモントパークは競馬場としてはものすごく広いのだが、スタンドから馬場までがJRAの競馬場に比べるとかなり近く、あまりそこに立って見るのが難しい。スタンド内は昔の京都競馬場というか、むき出しのすこしがらんとした感じで、広くて天井が高いが無愛想な感じ。パドック側というか、コースと逆側は公園という感じ。




7年前に来た時にはBelmont Stake Sandwichというのがあったのだが、今日はそれはなし。ビール飲みながら、BBQポークを食う。こっち側はピクニック気分というか、そこらへんのテーブルで家から持ってきたオードブル食べてるのも結構いる。もちろん、私のように飲んでる人はたくさんいる。
馬券は手売りとマシンが半々ぐらいだが、どちらもマークシートはほとんど使わず、マシンはタッチパネル、人の場合は口頭で注文。人がたくさんいる日は時間がかかって仕方ないといえばその通りだが、普段はそれほど混まないのでこれで十分なのだろう。
マシンの場合はあらかじめバウチャーを入手するなどしないといけないのだが、人が多くてどこでバウチャー買うのかも分からん...口頭は例によって英語が伝わらん、と思ったが担当者も手際が悪いようで、かなり時間がかかってる例散見。NYRAが儲かってない理由が分からんでもないというか...せっかくこれだけ客が来てるのに、NYRAカードのプロモーションもやってないし。



この日は7R〜11Rまでグレードレースがずーっと続く。7R・芝1マイルのJust A Gameはスクラッチが2頭あり4頭立てだったが、BCマイル3着馬Gorellaが最後の最後で豪快に差し切り。8RのWoody Stephens Breeders' Cupはダート7FのGIIで、前に行ったSongsterが勝利。




そしてここからが本番。3歳牝馬限定GI・ダート1マイルのエイコーンS。ケンタッキーオークスからの折り返し組もかなりおり、それなりのレベルの1戦。日本のようにパドックで馬見せるというよりは、単純に馬を歩かせている程度なので、ほとんどの馬は日本ほどかりかりしておらず、おっとりしている感じ。それでも3歳牝馬だけあって、ややパドックでも落ち着きがない。その中でも1頭かなり暴れていたのがBushfire。立ち上がって手間をかけていた。



入場、ゲートイン後、Miraclous Missがなんとゲートに引っかかったみたいで、出走が遅れる。Miracluous Missはゲートを開けて一旦出て、戻ったものの、結局スクラッチ。まあ、6番枠、ゲートの前に1頭だけ出てきたのを見ると、Barbaroを一瞬思い浮かばせ、嫌な雰囲気だっただけにある意味スクラッチしてくれたのはホッとしたところ。で、結構この間微妙に長い時間があって、何やってんだぁ...と思ったら、なんとこの間にWonder Lady Anne Lまでスクラッチ。ここら辺で回りにいたアメリカ人が暴れて激しくやじり始める。
それはさておき、レースは逃げたBushfireとその後ろにいたHello Libertyの行った行ったのレース。Bushfireは暴れた感じでHello Libertyも落ち着きなかったように見えただけに意外だったが、結果としてはマイル戦でもあり、そちらのほうがよかったのかもしれない。そういえばBushfireはケンタッキーオークスでも人気あったなぁと終わったあとに気がついたり。
次のレースはマンハッタンH(芝1.25マイル、GI)。北米移籍後のGrey Swallowが見たかったのだが、やはりよい馬体だなぁと。ただ、白くなりすぎかもしれないが。このレース、芝の内回りなのだが、ベルモントパークの中でも非常に小さいコース。といいながらもマイル以上はあるのだが。レースは直線前にいった2頭に後ろから来た2頭が詰め、4頭並んだところでゴール。ハンデ戦らしくかなり見応えのある叩き合い。勝ったのは結局逃げ切った形になったCaciqueで、鞍上はBarbaroで次のレースに乗るはずだったPrado騎手。




そして本命のベルモントS。とはいっても、主役が欠けた格好だけではなく、2冠を走ったBrother DerekやSweetnothernsaintまで回避し、3冠完走馬がまったくいない状態。ケンタッキーダービーの2〜4着にPreaknessの3着、ピーターパンS1着ぐらいの取り合わせ。まあ、出てきた馬はそれなりにしっかりしていたが。メンバー的には物足りない感じ。


で、この日はレースをずっと2階のスタンドの後ろから見ていたのだが、ちょうどスタート・ゴールが見えない位置。パドックで馬を見て、馬券を買って、そこまで行ったらもう発走時間。そうじゃなくても人が多いのに、このレースは当然ながら特に人が多くてそれ以外のコースもほとんど見えない。

ゲートオープンからターフビジョンを見ていると、なんか出遅れた馬がいて多分終わったんだろうなぁという感じ。で、あまり途中経過は比較的単調で、前に行った馬が4角前に捕まって、4角から先頭の馬が駆け抜ける展開。Steppenwolferを中心に買ってた人間としては、ここで誰やあの馬は、あとアメリカンな展開やなぁぐらいにしか思っていなかった。あと、横にいた黒人二人組が馬券を持っていたので大騒ぎだったことぐらいか。入った後に勝った馬がJazilであることがわかったぐらいの、完全にピント外れな見方をしてしまった。
で、良く後で見たら、出遅れしたのが勝ったJazilなわけで。ビデオを見ると後ろから縫うように上がっていって、3角で一気に抜いて4角で先頭というのが良くわかる。騎手も良かったが、馬もかなり差があった感じの勝ち方。
私のほうは、馬券も当たらずに結局黄昏、と言いたいがまだこのレースが終わった7時前はかなり太陽が高いのでそんな気分でもなく、祭の後をすこし眺めたあと、疲れた体を引きずって電車に乗る長い行列に並んだところ。競馬場から駅までの間、そこら中でライセンスなしの、マークを印刷したTシャツを$5で売ってるのが日本と違うところか。まあなんでもありというところで。


ちなみに、NYタイムズにも揶揄されていたが、今でもBarbaroは人気だった。たくさんの人がメッセージを寄せてより、添え書きの中には、日本語も。写真は$45で販売されていた。ある意味、今回のベルモントSの象徴だったのかもしれない。



その他、こちらにかなりの数の写真を載せてみましたので、ご興味あるかたはどうぞ。
June 04, 2006
後ろから外めを来た馬が上にくるあたり、罪作りな馬場という気がしないでもなかったり。
香港馬ブリッシュラックがV/安田記念 - 競馬ニュース : nikkansports.com
安田記念はブリッシュラックが快勝。あれだけの差をつけたということは、やっぱり去年は不利が効いたんだろうか、という気になる。
もっとも、ここまでの東京競馬場の馬場への印象が効いたなぁというか、効き過ぎというか。なんせ逃げ・先行・内枠有利、直線は内へというのがモロに出たというか。4月半ばからの府中の2開催中、芝1600mのレースは先週まで17レースあったが、勝ち馬の中で4角の通過順位が10番手以降だったのは5つ。5月以降の11レースでは2つで、最内を着いてきたロジックと他馬より1秒程度早い上がり3Fで来たエンターティナーに限られる。一方外回して届かなかったエアメサイアのイメージもあるから、有利不利の印象はぬぐいようがないかもしれない。
で、結果的に軽めの外、というか内にみんながつきすぎてそのすぐ外を回ったらいい感じだったブリッシュラック、そしてそのさらに外のジョイフルウィナーが来てるのだから、完全にやられた格好。逆に、内ではアサクサデンエンこそ抜けてきたが、ダンスインザムードをはじめ馬群でもがいてたか、無理に内に寄せすぎてつぶれたかのパターン。こういう展開だとテレグノシスが大外から飛んで来そうなのだが、逆にユタカへ乗替りでうまく乗られすぎたか、というところ。
それに、ラップが 12.4-11.0-11.4-11.6-11.7-11.5-11.4-11.6とかなりきつくなっているだけに、前行った馬がダイワメジャー以外ほぼ全滅だったのも後ろから行った馬には有利に働いたか。1分32秒台の勝ちタイムで上がり34.5だが、ブリッシュラックとアサクサデンエンは33.8で上がっている。
いずれにせよ、普通に乗っていけたレースを、みんなあまりに馬場を気にしすぎていろいろと練りすぎて、結果が向かなかった感がしないでもない。多分香港の騎手は東京競馬場の馬場状態について、日本の騎手のような思いこみはなかっただろう。その差も多少はあったのかなという気もする。力のいるGIだったからこそ、展開もほかのレースとは異なり、こういう結果になったという見方も出来るだろうが。
しかし、HKJC、リリース早えーよ。まあ、少なくとも短距離GIは香港と日本の壁ほとんどなくなったなぁという感じでもある。しかし、香港の人達は、聞いたことない日本馬を外して、まずは良く知ってる馬のボックスで持ってると、それで3連単20万馬券取れたのだから、ある意味ついているというか、なんというか。
単勝3番人気の香港馬ブリッシュラック(セン7)が直線で一気に抜け出し、前走チャンピオンズマイル(香港)に続くG1連覇を果たした。好スタートから道中は中団やや後ろのラチ沿いを追走。4角すぎに先行集団が内側へ殺到すると、わずかにあいた外のスペースを突いて鋭く伸び、後続に2馬身半差をつけて快勝した。
安田記念はブリッシュラックが快勝。あれだけの差をつけたということは、やっぱり去年は不利が効いたんだろうか、という気になる。
もっとも、ここまでの東京競馬場の馬場への印象が効いたなぁというか、効き過ぎというか。なんせ逃げ・先行・内枠有利、直線は内へというのがモロに出たというか。4月半ばからの府中の2開催中、芝1600mのレースは先週まで17レースあったが、勝ち馬の中で4角の通過順位が10番手以降だったのは5つ。5月以降の11レースでは2つで、最内を着いてきたロジックと他馬より1秒程度早い上がり3Fで来たエンターティナーに限られる。一方外回して届かなかったエアメサイアのイメージもあるから、有利不利の印象はぬぐいようがないかもしれない。
で、結果的に軽めの外、というか内にみんながつきすぎてそのすぐ外を回ったらいい感じだったブリッシュラック、そしてそのさらに外のジョイフルウィナーが来てるのだから、完全にやられた格好。逆に、内ではアサクサデンエンこそ抜けてきたが、ダンスインザムードをはじめ馬群でもがいてたか、無理に内に寄せすぎてつぶれたかのパターン。こういう展開だとテレグノシスが大外から飛んで来そうなのだが、逆にユタカへ乗替りでうまく乗られすぎたか、というところ。
それに、ラップが 12.4-11.0-11.4-11.6-11.7-11.5-11.4-11.6とかなりきつくなっているだけに、前行った馬がダイワメジャー以外ほぼ全滅だったのも後ろから行った馬には有利に働いたか。1分32秒台の勝ちタイムで上がり34.5だが、ブリッシュラックとアサクサデンエンは33.8で上がっている。
いずれにせよ、普通に乗っていけたレースを、みんなあまりに馬場を気にしすぎていろいろと練りすぎて、結果が向かなかった感がしないでもない。多分香港の騎手は東京競馬場の馬場状態について、日本の騎手のような思いこみはなかっただろう。その差も多少はあったのかなという気もする。力のいるGIだったからこそ、展開もほかのレースとは異なり、こういう結果になったという見方も出来るだろうが。
しかし、HKJC、リリース早えーよ。まあ、少なくとも短距離GIは香港と日本の壁ほとんどなくなったなぁという感じでもある。しかし、香港の人達は、聞いたことない日本馬を外して、まずは良く知ってる馬のボックスで持ってると、それで3連単20万馬券取れたのだから、ある意味ついているというか、なんというか。
June 03, 2006
安田記念を追加しました。/とらっくばっく競馬
May 30, 2006
昨年同様厩舎で夏を過ごすのならば、とても注目したいところ。
サムソン瀬戸口師「使って使って菊本番」 - 競馬ニュース : nikkansports.com
ダービーはメイショウサムソンが2冠。ビデオで見たレースの限りでは、善臣が良いいい感じで逃げたというか、青葉賞と同じレース展開をして、結果としてメイショウサムソンのちょい差しに敗れたというか。ラップで比較すると、上が青葉賞で下がダービー。馬場は違うがラップはかなり近い。
12.6 - 11.1 - 12.0 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.5 - 13.0 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 12.2
12.6 - 11.8 - 13.0 - 12.8 - 12.3 - 12.7 - 12.9 - 12.5 - 12.0 - 11.5 - 11.8 - 12.0
まあ、あの感じならメイショウサムソンにはどうやっても勝てなかった印象で、善臣の仕事としては十分にこなしたか。もっと早いタイムで走り切ればと言われるかもしれないが、多分メイショウサムソンが軽くついて来ただろうし、結果として2着より上は難しかったのではないか。
メイショウサムソンは、想像よりも遙かに強かった。というか、皐月賞の強い競馬や、2400mどころかもっと持ちそうな血統から、想像の範囲と言えば範囲ではあるものの、それにしても強かった感じ。馬場などで追い込みが全然決まらなかったというのはあるものの、分かっていても行けなかったのだから力の差というのも確か。もちろん、状況に動じず、自分の競馬をし切った石橋騎手の好騎乗はいうまでもない。
3大種牡馬と外国種牡馬の産駒以外でのダービーはミホノブルボン以来だが、ある意味その時と同じように納得の勝利で、かつ血統的にも、大物を出すオペラハウス×実はSSと変わらない評価のダンシングブレーヴと、悪いどころかむしろ良いぐらいのポイントか。混戦と考えたほうが誤っていたという気を少しばかり持たせる。
で、状況を考えれば3冠は大きな期待がかかる。アドマイヤメイン以外の馬は少し差がありそうだから、夏からの上がり馬が相手になりそうである。
昨年と同じくいい状態で3冠に向かう格好だが、やはり同じく厩舎で夏を過ごす可能性の話をしている。ダービー後は普通放牧が常識と思っていたが、ここ2年連続してこういう話が出てくると見方も少し変わってくる。
去年は慎重に慎重を重ねた結果、出来る限りの事をしたいという結果が夏も手元におくということになったというイメージがある。結果として3冠を達成したわけだが、少しでも気が抜ける瞬間がなかったからか、菊花賞、そして負けた有馬記念はかなり疲れがたまっていたという話もある。放牧・リフレッシュ後の2レースが好調なだけに、なおさらそういう印象をうける。
そこで今年のメイショウサムソンである。荒武者うんぬんと言われるものの、やはり慎重にすすめて3冠を狙うということなのだろうか。調教師としては放牧に出すよりも手元においておきたいということなのだろうか。限りある馬房を埋めてしまうのだから、簡単な選択ではないはず。(瀬戸口厩舎の場合、2歳馬が少ないのかもしれないが。) いずれにしても、3冠に向けて自分の手元で現状の維持に努める、ということなのだろうか。いろいろ良くわからないことがあるが、放牧に出すことも先を見据えて重要なことなのかもしれないが、放牧やその後の調整のリスクよりも目の前に置いておく方がやりやすいということなのだろう。
もし、このまま放牧に出さず、かつそれで3冠達成してしまったら、ある意味、競馬の常識が変わるのかもしれないなぁと思ったりもする。そういう意味でも注目したいなぁと思う。
今後について瀬戸口師は「しばらく様子を見て放牧に出すか、厩舎に置くか決めたい。今のところは宝塚記念は考えていない。使って、使って菊本番に行ければ」と語った。
ダービーはメイショウサムソンが2冠。ビデオで見たレースの限りでは、善臣が良いいい感じで逃げたというか、青葉賞と同じレース展開をして、結果としてメイショウサムソンのちょい差しに敗れたというか。ラップで比較すると、上が青葉賞で下がダービー。馬場は違うがラップはかなり近い。
12.6 - 11.1 - 12.0 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.5 - 13.0 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 12.2
12.6 - 11.8 - 13.0 - 12.8 - 12.3 - 12.7 - 12.9 - 12.5 - 12.0 - 11.5 - 11.8 - 12.0
まあ、あの感じならメイショウサムソンにはどうやっても勝てなかった印象で、善臣の仕事としては十分にこなしたか。もっと早いタイムで走り切ればと言われるかもしれないが、多分メイショウサムソンが軽くついて来ただろうし、結果として2着より上は難しかったのではないか。
メイショウサムソンは、想像よりも遙かに強かった。というか、皐月賞の強い競馬や、2400mどころかもっと持ちそうな血統から、想像の範囲と言えば範囲ではあるものの、それにしても強かった感じ。馬場などで追い込みが全然決まらなかったというのはあるものの、分かっていても行けなかったのだから力の差というのも確か。もちろん、状況に動じず、自分の競馬をし切った石橋騎手の好騎乗はいうまでもない。
3大種牡馬と外国種牡馬の産駒以外でのダービーはミホノブルボン以来だが、ある意味その時と同じように納得の勝利で、かつ血統的にも、大物を出すオペラハウス×実はSSと変わらない評価のダンシングブレーヴと、悪いどころかむしろ良いぐらいのポイントか。混戦と考えたほうが誤っていたという気を少しばかり持たせる。
で、状況を考えれば3冠は大きな期待がかかる。アドマイヤメイン以外の馬は少し差がありそうだから、夏からの上がり馬が相手になりそうである。
昨年と同じくいい状態で3冠に向かう格好だが、やはり同じく厩舎で夏を過ごす可能性の話をしている。ダービー後は普通放牧が常識と思っていたが、ここ2年連続してこういう話が出てくると見方も少し変わってくる。
去年は慎重に慎重を重ねた結果、出来る限りの事をしたいという結果が夏も手元におくということになったというイメージがある。結果として3冠を達成したわけだが、少しでも気が抜ける瞬間がなかったからか、菊花賞、そして負けた有馬記念はかなり疲れがたまっていたという話もある。放牧・リフレッシュ後の2レースが好調なだけに、なおさらそういう印象をうける。
そこで今年のメイショウサムソンである。荒武者うんぬんと言われるものの、やはり慎重にすすめて3冠を狙うということなのだろうか。調教師としては放牧に出すよりも手元においておきたいということなのだろうか。限りある馬房を埋めてしまうのだから、簡単な選択ではないはず。(瀬戸口厩舎の場合、2歳馬が少ないのかもしれないが。) いずれにしても、3冠に向けて自分の手元で現状の維持に努める、ということなのだろうか。いろいろ良くわからないことがあるが、放牧に出すことも先を見据えて重要なことなのかもしれないが、放牧やその後の調整のリスクよりも目の前に置いておく方がやりやすいということなのだろう。
もし、このまま放牧に出さず、かつそれで3冠達成してしまったら、ある意味、競馬の常識が変わるのかもしれないなぁと思ったりもする。そういう意味でも注目したいなぁと思う。
例えば4角やバックストレッチに仮設スタンドを置いたら客は増えるんだろうか。
SANSPO.COM > 競馬:【ダービー】アドマイヤメイン、逃げ粘るもクビ差2着に涙
雨の影響と言ってもいいだろうか、ダービーの入場者は10万人台に留まった。ケンタッキーダービーが15万人、プリークネスステークスが11万人だから、日本の競馬人気を考えれば少ないというのは確かか。まあ、この2レースはかなり天気が良かったのもまた確かだが。東京競馬場はここ最近はずーっと工事中であることを考えれば、あまり人が入ったらレース見にくいだけなのかもしれないが。
とはいうものの、ダービーは330億円以上売上があるのもまた確か。上の2Rが円換算でも130億円ぐらいと100億円ぐらいの売上だったはずなので、オークス(200億円ぐらい)はいうにおよばず、ヴィクトリアマイル(170億円強)、NHKマイルカップ(150億円強)にも及ばない売上。アメリカ人は結構ギャンブル好きだが、馬券の売り上げにはあんまり繋がっていない感じ。競馬を「見に来る人」が多い、というのが結論になってしまうだろう。雑誌を見ていても、競馬雑誌よりも乗馬雑誌の方が多いぐらいだし、レースも馬関連スポーツの一環を超えないのかもしれない。
だからこそかもしれないが、あくまで目立つレースだから来る、というのが本音か。ケンタッキーダービーだったりブリーダーズカップだったり、というのは人が入るが、普段の競馬場の寂しさは日本の地方競馬の比ではない、という気がしないでもない。すでに盛り下がりまくっているベルモントステークスについては、人が全然入らない可能性が高い。まあ、客がばんばん入って、馬券がそれにあわせてばんばん売れていたら、競馬場にスロット入れるとか入れないとかそういう議論はまあ出ないわな。
で、毎年ケンタッキーダービーやらプリークネスステークスやら、(ベルモントはでかいからかそういう話はないが)、場合によってはブリーダーズカップなんかにしても、客の数を増やすためか、レースを「見に来る」客がおおいからか、スタンド増設があるのが面白い。というか、普段あんなにスタンド維持できんやろ、というぐらい人は来ているはずである。特に、3〜4角の内馬場やバックストレッチに結構高いスタンドを建てているのが目立つ。日本人の感覚ならあんなもんで客喜ぶのかと思うが、入場料や指定席代が結構かかる(多分$60〜70ぐらいから高いととんでもない額)一方、ちゃんと人が入っているのを見ると、まあ受けてるのだろう。
仮設のシートというとイメージはF1やらインディやらで、ダービーと同日の開催だったインディ500のインフィールド側ややモナコグランプリのシケインでも結構狭いところに仮設シートがたくさん設けられていた。客増やしたいというか、安定して客の数を確保したければ指定席を増やすのが確実だろうから、JRAの各競馬場で、GIの日に恐ろしく少ない指定席が争われてる状態を考えれば、そういうソリューションもありのような気がする。東京競馬場で言えば、例えば4角近辺の障害コースにゴールは見えないがスタンド立てるとか、もしくはバックストレッチに薄目の仮設指定席を並べるあたりか。日本でそういうのが受けるかなんとも言えないが、今年のように目黒記念を同日開催にすれば、少しは競馬を見に来るパターンも増えるかと。まあ、JRA的には、というか競馬の開催的には馬券の売り上げに繋がって欲しいのだろうから見に来られるだけでは困るだろうが、日本の場合競馬場に来た客はそれなりに馬券を買うことを考えれば、そういうスタンドを置いてみるのも面白いんじゃないかと思ったりする。
ちなみに、こんな事を思ったのは、地方競馬のダービーウィークのページをみながら、意外と人入らんなぁという印象をもったこともひとつでもある。もちろん普段入ってないからスタンド整備できないのはわかるが、大レースは普段と違うお客さんを呼んでみるという話があってもよいし、それなら仮設スタンド作るという話があってもそれはそれで面白いのになぁ、とも思った次第である。
■1日の売り上げ増…入場数大幅減もダブル重賞効果
史上初めてダービー当日の最終レースに目黒記念を施行され、ダブル重賞となった28日の東京競馬場。入場人員は10万7048人で対前年比76.4%と大幅な落ち込みを見せた。昨年はディープインパクトというスターホースがいたことに加えて、ダービー前日の夜中から雨が降り天候が崩れたことが影響したようだ。ダービーの売り上げ316億3835万1200円は対前年比96.3%と微減したが、昨年はダービー前日に施行された目黒記念の売り上げは61億4595万7400円で、対前年比150.0%と1.5倍の伸び。トータルでも28日の東京競馬1日の売り上げは467億7822万7700円で同106.4%と前年を上回った。
雨の影響と言ってもいいだろうか、ダービーの入場者は10万人台に留まった。ケンタッキーダービーが15万人、プリークネスステークスが11万人だから、日本の競馬人気を考えれば少ないというのは確かか。まあ、この2レースはかなり天気が良かったのもまた確かだが。東京競馬場はここ最近はずーっと工事中であることを考えれば、あまり人が入ったらレース見にくいだけなのかもしれないが。
とはいうものの、ダービーは330億円以上売上があるのもまた確か。上の2Rが円換算でも130億円ぐらいと100億円ぐらいの売上だったはずなので、オークス(200億円ぐらい)はいうにおよばず、ヴィクトリアマイル(170億円強)、NHKマイルカップ(150億円強)にも及ばない売上。アメリカ人は結構ギャンブル好きだが、馬券の売り上げにはあんまり繋がっていない感じ。競馬を「見に来る人」が多い、というのが結論になってしまうだろう。雑誌を見ていても、競馬雑誌よりも乗馬雑誌の方が多いぐらいだし、レースも馬関連スポーツの一環を超えないのかもしれない。
だからこそかもしれないが、あくまで目立つレースだから来る、というのが本音か。ケンタッキーダービーだったりブリーダーズカップだったり、というのは人が入るが、普段の競馬場の寂しさは日本の地方競馬の比ではない、という気がしないでもない。すでに盛り下がりまくっているベルモントステークスについては、人が全然入らない可能性が高い。まあ、客がばんばん入って、馬券がそれにあわせてばんばん売れていたら、競馬場にスロット入れるとか入れないとかそういう議論はまあ出ないわな。
で、毎年ケンタッキーダービーやらプリークネスステークスやら、(ベルモントはでかいからかそういう話はないが)、場合によってはブリーダーズカップなんかにしても、客の数を増やすためか、レースを「見に来る」客がおおいからか、スタンド増設があるのが面白い。というか、普段あんなにスタンド維持できんやろ、というぐらい人は来ているはずである。特に、3〜4角の内馬場やバックストレッチに結構高いスタンドを建てているのが目立つ。日本人の感覚ならあんなもんで客喜ぶのかと思うが、入場料や指定席代が結構かかる(多分$60〜70ぐらいから高いととんでもない額)一方、ちゃんと人が入っているのを見ると、まあ受けてるのだろう。
仮設のシートというとイメージはF1やらインディやらで、ダービーと同日の開催だったインディ500のインフィールド側ややモナコグランプリのシケインでも結構狭いところに仮設シートがたくさん設けられていた。客増やしたいというか、安定して客の数を確保したければ指定席を増やすのが確実だろうから、JRAの各競馬場で、GIの日に恐ろしく少ない指定席が争われてる状態を考えれば、そういうソリューションもありのような気がする。東京競馬場で言えば、例えば4角近辺の障害コースにゴールは見えないがスタンド立てるとか、もしくはバックストレッチに薄目の仮設指定席を並べるあたりか。日本でそういうのが受けるかなんとも言えないが、今年のように目黒記念を同日開催にすれば、少しは競馬を見に来るパターンも増えるかと。まあ、JRA的には、というか競馬の開催的には馬券の売り上げに繋がって欲しいのだろうから見に来られるだけでは困るだろうが、日本の場合競馬場に来た客はそれなりに馬券を買うことを考えれば、そういうスタンドを置いてみるのも面白いんじゃないかと思ったりする。
ちなみに、こんな事を思ったのは、地方競馬のダービーウィークのページをみながら、意外と人入らんなぁという印象をもったこともひとつでもある。もちろん普段入ってないからスタンド整備できないのはわかるが、大レースは普段と違うお客さんを呼んでみるという話があってもよいし、それなら仮設スタンド作るという話があってもそれはそれで面白いのになぁ、とも思った次第である。
May 26, 2006
まるでサンデー産駒種牡馬たちミーティングのようなダービー・オークス。
SANSPO.COM > 競馬:【ダービー】SS産駒ラストダービーはフサイチジャンクが飾る!
サンデーサイレンスがもっとも強さを発揮しているレースであるダービーだが、今年がサンデー産駒最後の出走になる。日本ではすべての馬の目標はダービーだと思うが、1993年以降、ここ10年の3強種牡馬(SS,BT,TB)に持ち込み馬しかダービーを勝っていないのは、あまりに良くできた話か。
今年のそれの対象となるのはフサイチジャンク、マルカシェンク、アドマイヤメイン、エイシンテンリュー、そしてナイアガラだけである。外国産種牡馬とみるならば○外ジャリスコライトも入る。そして、ダービー馬の条件2006を考慮に入れるならば、ダービー馬はアドマイヤメインかジャリスコライトに限られてしまう。先週見せ場を作った善臣のダービー初制覇?もあるのかな、と思いながらも、今週は楽しめそうである。
で、今年はサンデーの3歳馬が例年の6〜7割程度しか登録されていないからではないだろうが、サンデー産駒以外もかなり好調である。その中でももっとも好調なのはサンデー産駒種牡馬の子供達であるのは面白い。
ただ、ずっとサンデー産駒種牡馬というのはかなり特徴があって、早熟性というか芝・ダート適正というか、牝馬に強いのがでるか牡馬に強いのがでるか、そういうもので、比較的「おいしいところ」が重ならないという印象を持っていた。なんらかの統計に基づいているというわけではなく、あくまで感覚だが。
例えば、早熟なところの牝馬のフジキセキ、クラシックの時期はスペシャルウイーク、秋から距離のびて牡馬に強いダンスインザダーク、ダートの下級条件でバブルガムフェロー、あたりの印象である。あくまで印象で、もちろん例外もあるのだが。これに、やはり微妙に種類の違う早熟性にアグネスタキオンやアドマイヤベガあたりが加わり、なんかうまく絵にできそうに思うぐらいに割れてるんじゃないかと思ったりもした。
で、今年のオークス・ダービーの出走馬、および出走しかけた馬を見ると、そのサンデー産駒種牡馬の子供たちが一堂に会するというか、比較的活躍範囲がかさなるのがこの時期(3歳夏前)・この条件(芝2400m)なのかなという気がしてきた。早熟組の最後の部分も、晩成で早めに育つ奴も、どちらも大丈夫で、距離はクラシックに強い種牡馬らしく2400mは持つと。
実際に、ダービー/オークスに子が出走したサンデー産駒種牡馬をあげると、アドマイヤベガ、ロイヤルタッチ、アグネスタキオン、フジキセキ、ダンスインザダーク、タヤスツヨシとなる。ダービーを回避したマイネルアラバンサの父スペシャルウイーク、除外されたエスエムワールドの父ステイゴールド(これも晩成っぽいが)と、まあ有力どころは(本当にダートしか走らないバブルを置くと)だいたいそろった感じ。クラシックらしく、どの馬もそれなりの結果を出さなければ出走までいけない事を鑑みれば、サンデー産駒種牡馬の集約点という見方もありなのかなと。来年以降も、この時期はサンデーの血を巡る争いになるのかもしれないなぁと思う。
もっとも、オークスはそういう期待を別に、結果的にサンデー系で上位3頭のうちの2頭は親父サンデーだったりする。親父サンデーの血がうまく伝わったからこそだろうが、やっぱり子供達と比較するならば親父の方がこの時期さらに強いんだろうなぁと思ったりもする。
10年以上に渡って日本競馬を支え、クラシックで圧倒的な強さを誇ってきた大種牡馬サンデーサイレンスにとっては、現3歳が最後の世代となる。今年のダービーには4頭がスタンバイしているが、なかでも皐月賞3着のフサイチジャンクには大きな期待がかかっている。SSと瓜二つと言われる漆黒の馬体が、新緑の東京競馬場で躍動する。
サンデーサイレンスがもっとも強さを発揮しているレースであるダービーだが、今年がサンデー産駒最後の出走になる。日本ではすべての馬の目標はダービーだと思うが、1993年以降、ここ10年の3強種牡馬(SS,BT,TB)に持ち込み馬しかダービーを勝っていないのは、あまりに良くできた話か。
今年のそれの対象となるのはフサイチジャンク、マルカシェンク、アドマイヤメイン、エイシンテンリュー、そしてナイアガラだけである。外国産種牡馬とみるならば○外ジャリスコライトも入る。そして、ダービー馬の条件2006を考慮に入れるならば、ダービー馬はアドマイヤメインかジャリスコライトに限られてしまう。先週見せ場を作った善臣のダービー初制覇?もあるのかな、と思いながらも、今週は楽しめそうである。
で、今年はサンデーの3歳馬が例年の6〜7割程度しか登録されていないからではないだろうが、サンデー産駒以外もかなり好調である。その中でももっとも好調なのはサンデー産駒種牡馬の子供達であるのは面白い。
ただ、ずっとサンデー産駒種牡馬というのはかなり特徴があって、早熟性というか芝・ダート適正というか、牝馬に強いのがでるか牡馬に強いのがでるか、そういうもので、比較的「おいしいところ」が重ならないという印象を持っていた。なんらかの統計に基づいているというわけではなく、あくまで感覚だが。
例えば、早熟なところの牝馬のフジキセキ、クラシックの時期はスペシャルウイーク、秋から距離のびて牡馬に強いダンスインザダーク、ダートの下級条件でバブルガムフェロー、あたりの印象である。あくまで印象で、もちろん例外もあるのだが。これに、やはり微妙に種類の違う早熟性にアグネスタキオンやアドマイヤベガあたりが加わり、なんかうまく絵にできそうに思うぐらいに割れてるんじゃないかと思ったりもした。
で、今年のオークス・ダービーの出走馬、および出走しかけた馬を見ると、そのサンデー産駒種牡馬の子供たちが一堂に会するというか、比較的活躍範囲がかさなるのがこの時期(3歳夏前)・この条件(芝2400m)なのかなという気がしてきた。早熟組の最後の部分も、晩成で早めに育つ奴も、どちらも大丈夫で、距離はクラシックに強い種牡馬らしく2400mは持つと。
実際に、ダービー/オークスに子が出走したサンデー産駒種牡馬をあげると、アドマイヤベガ、ロイヤルタッチ、アグネスタキオン、フジキセキ、ダンスインザダーク、タヤスツヨシとなる。ダービーを回避したマイネルアラバンサの父スペシャルウイーク、除外されたエスエムワールドの父ステイゴールド(これも晩成っぽいが)と、まあ有力どころは(本当にダートしか走らないバブルを置くと)だいたいそろった感じ。クラシックらしく、どの馬もそれなりの結果を出さなければ出走までいけない事を鑑みれば、サンデー産駒種牡馬の集約点という見方もありなのかなと。来年以降も、この時期はサンデーの血を巡る争いになるのかもしれないなぁと思う。
もっとも、オークスはそういう期待を別に、結果的にサンデー系で上位3頭のうちの2頭は親父サンデーだったりする。親父サンデーの血がうまく伝わったからこそだろうが、やっぱり子供達と比較するならば親父の方がこの時期さらに強いんだろうなぁと思ったりもする。