特別賞(特別敢闘賞)を受賞したコスモバルク(ホッカイドウ・田部、牡4)について、ビッグレッドファーム代表の岡田繁幸氏は今年初戦を日経賞(3月26日、中山、GII、芝2500メートル)と明かした上で、今のシステムを批判した。「
バルク転厩「思案中」/JRA賞 - nikkansports.com > 競馬ニュース
日経賞3着以下の場合については「堀井厩舎に転厩させる予定もあるが、同時に批判も大きい。まだどうするかは決めていない」と明言を避けた。
JRA賞の授賞式もあって岡田総帥の発言がまたまた注目を浴びている。あまり書かれていないが、今週の競馬ブックはコスモバルク特集ともいえる体制で、モノクロ2ページで田部調教師と五十嵐冬樹騎手のインタビューを、カラー3ページで岡田総帥のインタビューを掲載している。そのインタビューの内容はある程度上の部分と重なる。インタビュー、なかなか面白いのでぜひ買って読んで欲しいのだが、簡単に抜粋まで。
岡田総帥のインタビューは、中山記念を利用できない事への批判、日経賞から、転厩で問題提起したいことなどは概ね上の話と同じ。(転厩を悩む話は出ていないが。)それ以外では、忘れられているが同期のGI馬のコスモサンビームの話、コスモバルクのこれまでについての回顧、BRFとラフィアンの話、そして競馬界全体の話とひろがっている。コスモバルクは筋力があまり強くないのがこれから心配、ルメールは超一流じゃない、マイネルラブ×フォレストブリーズ(ラフィアンの募集馬にはいないからこれはコスモだな)がよく走る、なんて話が出てきている。
で、その後はかなりすっ飛んでいて、アグネスデジタルで成功したら(すでに成功している気分のようだが)アメリカに坂路がある牧場を持ちたいとか、それで生産した馬を日米英と馬を使い分けたいとかの、夢のある話。あとは、このままだとパチンコにもK-1にもPRIDEにも野球バスケサッカーにも負けてしまうという危機感と、そのために前にでていろいろと物言っていること。そして内田浩幸べたぼめ。インタビュアーのまとめがこのエントリーのタイトルにある言葉。
田部師のインタビューは所謂見所はないが、冬樹のインタビューはやはり昨年をなぞったあとに、すでに決まっている乗替へ。(岡田総帥のインタビューでも既報通りいろんな人へチャンスという意味から千葉騎手への乗替の話があった。)考え方はわかるし、「騎手は結果と外からの評価がすべて」とコメント。バルクには感謝の気持ちとも。そして次のチャンスへ向けて精進とも。
読んでみて、3人ともある種の達成感とある種の危機感、そして想いがこもった非常によいインタビューに思える。地方の壁うんぬんという話題ではなく、競馬そのものへの純粋な思いみたいなものが出ていた。まさに、落ち着いた今だから、淡々と語りながらも深みを感じる話に感じる。
ちなみに、このインタビューには後記がある。田部師と五十嵐騎手をインタビューしたのは競馬ブックの高倉さんだが、このインタビューの翌日に転厩の可能性がある事を聞いたそうである。そこで出てきたのが次の一言。「我々も含めてマスコミは、バルク陣営が苦渋の選択をしなくても済むように、何らかの行動を起こす必要があるのではないか。」このインタビューはなかなか読ませるところが多い。