我々は「ことば」に使われていないか

4.「自分」と「ことば」
ここで、「自分」と言うことばを使っているのですが、「自分」と同じような言葉として「自己」とか「自我」とかがあるのですが、その定義自体いろいろで、例えば「自我」であれば「主観的な自分」と言う定義がある一方、「精神分析」では「無意識」を指すというように、時には正反対の意味で使われることがあり、混乱を避けるためもあるのですが、ここではその「自分」が伸縮自在のだということが言いたいこともあって、「自分」で通しています。

そこで、まず「意識している自分」ですが、その中心をなしているのは、「言語」であり、その「言語」は「深層」から浮かび上がるもので、我々はそれは「自分の言語」であり、自分が使用していると思い込んでいるのですが、それが必ずしもそうではないのは、「洗脳」とか「催眠」とか言われる、他者による操作を考えればわかります。
 そういう時、我々は「自分」が「思考の道具」として使っていると思いこんでいるその「ことば」によって操られている、使われているということになるのではないでしょうか。
 
 これを書いている今も、テレビで過激な思想の持ち主によるテロが報じられています。それらの人の頭の中を考える時、人をまともにする「教育」がはたされているか、疑問があります。では、「まともな」とは何かということが問題になりますが、それを考えるカギが「ことば」ではないか、ということです。

我々は「ことば」に使われていないか

3.人本来の「はたらき」を妨げるもの
 人の「自発動」には、いろいろあります。
 例えば、「寝返り」「貧乏ゆすり」「あくび」、無数にあります。しかし、それは意識せずに起こり、起きてから気づくというものです。「寝返り」のように、気づかず終わることもあります。
 「活元運動」は、体を整えるための運動です。ですから、その運動は、「自然治癒力」の一環といてもいいわけで、「活元運動」が出ないようにするというのは、それを妨げるということです。その「活元運動」を妨げているのが、「自分」だということなのです。

 さて、「自発動」とはされませんが、ほかにも意識しないで「からだ」が動くということが幾つもあります。「心臓」など「内臓」の動き、「脳」や「神経」のはたらきなどがそうです。そうです。我々の中の「はたらき」のほとんどがそうです。
 その中に、「自然治癒力」と言われるものが含まれるわけで、それがはたらいて我々の体を正常化することになります。その正常化自体、何かのもとのはたらきを取り戻すこととも言えるでしょう。

 これが意味するのは、我々は自分の中のはたらきを妨げているのは、「自分」としたものでないか、ということなのです。そこで、その「自分」としたものが何かを問題としたいのです。

我々は「ことば」に使われていないか

2.「からだ」の「意思」は「自分」じゃない?
 「活元」について、話を続けます。

 日本全国のあちらこちらに「整体協会」の教室があります。そこへ行くと、「活元運動」を指導してもらえます。「活元運動」は、からだを緩める準備運動をすることで起きる「自発的な動き」ですが、ではそれが誰でも起きるかと言うと、そうではありません。指導を受けてもじっとして動かない人がいます。あるいは、できているようで実際は意識的運動による真似にすぎない人もいます。それで、指導者が、「準備運動の後、「ポカーンとするように」と指導するのでが、これがまたなかなか難しいようでます。


 「自発動」は、「体」の「動こう」という「意思」によるわけです。それに素直に従えば、難なくできます。しかし、初心者の多くができません。
 「その(「体」の)意思」を「これは自分(の意思)ではない」と思っているのではないでしょうか。
 そこで、「あたまを空っぽにする」と指導されるのですが、その「(空っぽに)する」のは「自分」です。その「自分」が「あたま」の中で「体」を対象化して「動かない」「いつ動くんだ」というふうにあれこれ考えて、そこから抜け出せません。我々は、知らず知らずのうちに「自分」を閉じ込めています。
 「体」の「動こう」と言う「意思」を認めると、「自発動」が起きます。「自発」と言うのは、「自分に発する」ということですから、そういう「自分」に変化したことによるとも言えます。

 その「からだ」の「意思」を認めない「自分」とは、「ことば」、あるいは「ことば」につなぎ留められた「自分」です。無論、「自発動」が起きてそれが意識に上がり「ことば」に置き換えられます。しかし、その「ことば」には違いがあります。前者は、「自発動」を抑え込み、後者は起きた「自発動」を認めるものでした。
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