クラリネット記

アマオケ中心に30年以上クラリネットを吹いています。 限られた練習時間、出費でミュージックライフをエンジョイ。 Support Wikipedia

2012年09月

公民館コンサート

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某公民館での室内楽コンサートを終えて帰宅した。モーツァルトのクラリネット五重奏はなんとか無難に終えることができた。その後、ソプラノ歌手の遠藤紗千さんの日本歌曲、イタリア歌曲、椿姫ヴィオレッタのアリアなどがあり、まあ、モツ5は前座だったわけだ。

遠藤さんのお話で、ソプラノ歌手にも色々なタイプがあり、本人はソプラノ・リリコ・レジェロなのだそうだ。ソプラノ歌手の声質には次のような分類があるらしい。

ソプラノ・コロラトゥーラ:魔笛の夜の女王のような軽やかで輝かしい。
ソプラノ・レジェロ:軽やかで最高音域を得意とする。
ソプラノ・リリコ・レジェロ :軽やかで叙情的な。
ソプラノ・リリコ:椿姫ヴィオレッタような叙情的な。
ソプラノ・リリコ・スピント :スピントは鋼鉄の意味で、トスカのように力強いソプラノ。
ソプラノ・ドラマーティコ :トゥーランドットのような劇的表現に向いている。

クララ・シューマン

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Googleを開いたら、子供に囲まれピアノを引く女性の姿が。え?クララ?と思ったら、果たしてクララ・シューマンだった。生誕193年になるらしい。天才ながら精神の病を患ったロベルト・シューマンとの間に8人の子供を生んだ。ピアニストと母、妻の兼業はさぞかし大変で、子育て時は画像のような安らかな表情ではなかったろう。

ゆうがたクインテット

「公民館で室内楽をやるのですが、モーツァルトの五重奏曲を吹いてくれませんか?」とオケ弦楽器奏者から頼まれて、二つ返事でOKした。その後、モツ5の他にも吹いて欲しい曲があるという。「何でもOK」と言って渡された曲は「ブラームスの子守歌」とソプラノ歌手の伴奏で「椿姫のアリア」で、ここまでは守備範囲だった。もう一曲は「ゆうがたクインテット」という知らない曲で、どうも子供向けにNHKが放送しているらしい。
スコアを切り貼りした簡易パート譜を見てみると、ニ長調をB管で吹くので#が4つ付いていて、さらに臨時記号がたくさん付いていてなかなか手強そうだ。YouTubeで検索してみると、その難しい部分がクラリネットのソロになっている。B管で#いっぱいのソロを吹くには自信がないので、A管に書き換えた。ニ長調はA管では最も得意な調性だ。さて、本番どうなることやら。

リハーサル

今日はラプソディ・イン・ブルーとタンホイザー序曲のリハーサルだった。偶然の一致か、両曲とも冒頭がクラリネットから始まる。ラプソディはクラリネットの完全なソロで、指揮者は「始めてもいいよ」という合図をくれるだけで指揮は振らない。

一方で、タンホイザー冒頭は下の楽譜のようにCl1stとHn3rdがメロディーを奏で、Fgが低音部、Cl2ndとHn4thが中声部を担当するCl2本、Fg2本、Hn2本の6重奏で、指揮者は指揮をかっちりと振る。

Tanhauser


自分の解釈では、4小節が1単位として、最初のアウフタクトは十分粘って次の3連符は軽めだったが、指揮者の指示は3連符も十分に粘ってということだった。この部分、何度も練習を行った。

好きなように吹いて良いラプソディと指揮者の指示が厳格なタンホイザー。その時の調子によって自由に吹けるラプソディの方が、自分には合っている気がする。
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