所属オケの次期演奏会のプログラムが「こうもり」序曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン交響曲第5番に決まった。このような古今のクラシック音楽を代表する不朽の名曲は、多くのお客様に馴染みのある反面、よく知られているだけに演奏側として怖いプログラムでもある。

3曲とも演奏したことのある曲だが、全曲をスコアを眺めながら聴き直してみた。旋律が有名であると共に隙のない緻密な構成であることを再認識した。有名曲たるゆえんである。中でもやはり「運命」は素晴らしい。ティーレマンの運命の解釈は所々やり過ぎって感じがするけど、全体として堂々としたベートーヴェンを聴かせてくれる。