人口の15~20%の人がHSP(Highly Sensitive Person)と言われています。

病気ではありませんが、「非常に感受性が強く敏感」な気質を持つ人の事です。

約5~6人に1人の割合ですので、あなたの周りにもきっとHSPの人はいることでしょうし、あなた自身もHSPかもしれません。

芸術家や作家等にも多いと言われています。


心理学者のアーロン博士の著書によると、HSPの有名人としては

アメリカ合衆国大統領のジョージ・ワシントンや詩人のリルケ、

心理学者のカール・ユングはじめ、多くの偉大な有名人の中にもHSPがいるそうです。

HSPは、HSPでない人よりもいろんなことを感じ取ることができますが、

感受性が強すぎるだけに、傷つきやすく繊細な部分もあります。

情報量が多くスピードが重視されがちな現代では普通の人以上に、多くのストレスを感じ取ってしまうと思われます。


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HSP自己診断テスト

次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ

2.他人の気分に左右される

3.痛みにとても敏感である

4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
 
5.カフェインに敏感に反応する
  
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい

7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい

8.騒音に悩まされやすい
  
9.美術や音楽に深く心動かされる
   
10.とても良心的である

11.すぐにびっくりする(仰天する)
 
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう

13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ

15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける

16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
     
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
     
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
   
19.生活に変化があると混乱する

20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む

21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している

22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた



以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、
その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

以上、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋  
               エレイン・N・アーロン [著]・ 冨田香里 [訳]


HSP研究の第一人者、エレイン・N・アーロン博士のホームページはこちら



はてなマークまだHSPのことを知らないあなたへ。HSPって何はてなマーク

  • HSPは正常な特性です。
    この特性は全人口の15~20%に見られます。
    病気と呼ぶにはあまりに多すぎる数です。
    ただ、私たちの周りにいる多数派の人たち(HSPでない人たち)にはうまく理解してもらえなかっただけなのです。
     
  • 持って生まれたものです。
    実際生物学者たちは、この特性を、ほとんど、あるいはすべての動物に存在することを発見していました。
    ショウジョウバエから魚・犬・猫・馬そして霊長類に至るまで。
    つまりこの特性は、行動を起こす前に注意深くなるという、生き残るための戦略のうちのあるタイプの表れなのです。
    実際、HSPの脳は、他の人たちの脳とすこし異なる働き方をします。

  • あなたは他の人たちよりも微妙なことによく気がつきます。
    これは、あなたの脳がより深く情報を処理し、それについて深く考えることが大きな理由です。
    ですから仮にあなたが眼鏡をかけていたとしても、かけていない人たちよりも多くのことに気がつくでしょう。

  • あなたはまた、容易に物事に圧倒されてしまいます。
    あなたがあらゆることに気がつくということは、当然強いレベルの物事、複雑で、混乱していて、
    新しく経験するようなことに長い時間さらされた時、圧倒されてしまうことにつながなります。

  • この特性は新しく発見されたものではなく、誤って理解されてきたものです。
    HSPは新しい状況に入る前に注意深くなる傾向を持っていることから、しばしば”内気”だと言われてきました。
    しかし、内気とは後天的なもので、生まれつきのものではありません。
    実際、HSPのうち30%は外向的です。
    それまでたびたび内向的と誤ったレッテルを貼られてきたのにもかかわらずです。
    他にも、引っ込み思案、怖がり、神経質などと呼ばれてきました。
    HSPの中にはそのような態度をとる人もいます。
    しかし、そうふるまってしまうのは、生まれつきのせいではなく、また基本的な特性でもないのです。

  • 敏感(繊細)さは文化によって異なった評価を受けます。
    敏感であることに価値を置かない文化(国)では、HSPは低い自尊心を持ってしまう傾向があります。
    周囲から「気にしすぎる」と言われるので、自分を普通とは違うと感じてしまうのです。
                      The Highly Sensitive Person  -  japaneseより抜粋


  •  HSP研究の第一人者、アーロン博士によると、偉大な人の中に多くのHSPがいると言うことです。

    アーロン博士による「真の」HSP有名人

    ジョージ・ワシントン アメリカ合衆国大統領
    ロバート・F・ケネディ アメリカ合衆国大統領
    イングマール・ベルイマン 映画監督
    ライナー・マリア・リルケ 詩人
    カール・ユング 心理学者
    テレサ・デ・アビラ 神秘主義者
    エレノア・ルーズベルト アメリカ合衆国大統領夫人
    エミリー・ディキンソン 詩人
    カミーユ・クローデル 彫刻家
    ジェーン・オースティン 作家
    ブロンテ姉妹 作家
    マリア・ギンブタス 考古学者

    【P子が思うこと】
    感受性が鋭く繊細なことは、一種の「能力」だとP子は思います。

    なぜなら、多くの人が感じ取れないことを感じ取っているのですから、これを能力と言わず、何と言うのでしょう。


    私が尊敬している心理学者のユングは、感性が鋭いがゆえに、素晴らしい業績を残しました。

    他にもHSPの偉人はたくさんいるのです。


    それに、繊細なことそれ自体は、別に悪いことでもいけないことでもありません。

    その証拠に、繊細なこと、感受性が強いことを

    「いけないこと」だと勝手に決め付けて繊細な人を責めたり苦しめたりしてくるのは

    繊細でない人たちばかりだからです。


    これは良く分かっていない人たちが、自分たちと違う、という理由だけで否定しているだけに過ぎません。


    つまり繊細でない人たちは、自分たちの「鈍さ」を肯定するために、

    そして「もしかしたら自分たちのほうが劣っているのではないか」という不安を打ち消すために
    彼らと違うものをもっている人たちを否定しているだけなのかもしれないのですね。


    繊細なこと、感受性が強いことそれ自体は、欠点でも悪いことでもないのです。
    それはただの「性質」に過ぎません。


    あえて言うならば、繊細なことを「上手に活かしていない」「有効活用していない」ということが欠点かもしれないと私は思っています。


    なぜなら感受性の強さ、繊細さを、有効活用していれば、それが世の中の役に立っていれば、

    それは「素晴らしい才能」として、認められやすいからです。


    繊細なこと、感受性が強いことの意味をよくわかっていない人たちが、無責任に言うことを真に受けて、

    自分の個性や能力を否定してしまうか


    自分に与えられたものを肯定し、それを「才能」と呼ばれるまでに磨き、高め続けていくかは、

    それぞれの方々の考え方次第、行動次第だと思います。


    はてなマーク「自己診断テストだけでHSPと判断していいの?」と思う方々ももちろんいらっしゃるだろうと思います。
    いろんな考え方があるとは思いますが、私は以下のように考えています。
    その内容について知りたい方は以下記事をお読み下さればと思います。

    ◆自己診断テストだけでHSPと判断していいのか



    HSP研究の第一人者、エレイン・N・アーロン博士の本
     ↓↓  自分もHSPかも、と思う方はぜひ読まれた方が良いと思います。
        なぜなら自分自身のことがよく理解できるようになるからです。
        自分や周りの人間関係に関する数々の謎も解けるかもしれません。
        ただ中身はゴッツイ堅くて読みづらいです。
        また内容についていろいろ考えさせられます。
        だから一度にどんどん読める感じの本ではないかもです。
        ただすごく読み応えあります。


    学校や会社では、非HSPが多いですが、そういう所では「皆に合わせる」ことを求められますが、それが得意なのは非HSPです。

    学校や会社は「溢れるパワーを叩き上げる」感じの場だなあと私は感じます。そして日本の学校や会社というのは、あまりHSP向きではないと思います。

    現実に「合わせる」ことも大事かもしれませんが、もともと現実の多くの場はHSP向けというよりは「多数派」の非HSP向けに作られていてHSP向けではないので、HSPにとっては合わせるだけでも大変。

    HSPにとって一番イイのは、「自分の特性を活かせる場を探し見つけること」。

    ただ特に日本では繊細さは良くないとか価値がないと考えられやすいし、HSP向きの場もなかなかあんまり見つからないと思われます。
    見つからない場合は「自分で作っちゃう」のもイイかもと思います。
    繊細な人が才能を活かせば、世の中の役に立てば、その価値と能力を認めるしかなくなるからです。