2025年07月04日

言志四録一日一言  7月4日

佐藤一斎著  渡邉五郎三郎監修  致知出版社

志は高く、態度は謙虚に

志、人の上に出ずるは、倨傲(きょごう)の想に非ず。

身、人後(じんご)に甘んずるは萎苶(いでつ)の

陋(ろう)に非ず。 (晩七十一)

志が人より高いところにあるというのは、
決して傲慢(ごうまん)な思いではない。
自分の身を持するのに人の後ろにあるというのは、
謙虚な態度であって萎縮(いしゅく)した態度ではない。

*萎苶  萎は草木が衰え縮むさま。
     苶は疲れること。つまり衰え弱ること。

hsreuse at 08:00|PermalinkComments(0)mixiチェック

2025年07月03日

言志四録一日一言  7月3日

佐藤一斎著  渡邉五郎三郎監修  致知出版社

人の長所を視る

我れは当に人の長処を視るべし。

人の短処を視ること勿れ。

短処を視れば、則ち我れは彼に勝(まさ)り、

我れに於いて益無し。

長処を視れば、則ち彼れは我れに勝り、

我れに於いて益有り。 (晩七十)

人を視るときは長所を視るようにして、
短所は視るべきではない。
短所を視ると、自分は相手より勝っていると思い、
努力しなくなるから、自分の得にならない。
長所を視れば、相手が自分より勝っていると思い、
それに近づくように努力するから、自分に有益である。

hsreuse at 08:00|PermalinkComments(0)mixiチェック

2025年07月02日

言志四録一日一言  7月2日

佐藤一斎著  渡邉五郎三郎監修  致知出版社

学問の意義

少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。

壮にして学べば、則ち老いて衰えず。

老いて学べば、則ち死して朽(く)ちず。
     (晩六十)

少年の時に学んでおけば、壮年になって役に立ち、
何事かをなすことができる。
壮年の時に学んでおけば、老いても気力の
衰えることがない。
老年になって学んでおけば、若い者を指導する
ことができ、死んでからもその名が朽ちることはない。


hsreuse at 08:00|PermalinkComments(0)mixiチェック

2025年07月01日

言志四録一日一言  7月1日

佐藤一斎著  渡邉五郎三郎監修  致知出版社

静と動

余の義理を沈思(ちんし)する時は、

胸中(きょうちゅう)寧静(ねいせい)にして

気体収斂(しゅうれん)するを覚え、

経書を講説(せつ)する時は、

胸中醒快(せいかい)にして

気体流動するを覚ゆ。 (晩四十一)

自分が正しい道筋について深く考えるときは、
胸中が静かで穏やかになって、心も体も
引き締まるように感じられる。
また、経典を講義するときは、胸中がすっきり
爽やかになって、心も体も活発に働き
めぐるように感じられる。

hsreuse at 08:00|PermalinkComments(0)mixiチェック

2025年06月30日

言志四録一日一言  6月30日

佐藤一斎著  渡邉五郎三郎監修  致知出版社

一燈(いっとう)を頼(たの)め

一燈を提(さ)げて暗夜(あんや)を行く。

暗夜を憂(うれ)うること勿(なか)れ。

只だ一燈を頼め。 (晩十三)

手元に一つの提灯(ちょうちん)をさげて
暗い夜道を行くならば、闇夜を心配することはない。
ただその一つの提灯を頼りにして前進すればいいのだ。

〇釈迦はその死期に際して「自ら燈明となれば、
 法(真理)を燈明とせよ」と阿難に教えている。



hsreuse at 08:00|PermalinkComments(0)mixiチェック