2024年07月14日

中江藤樹一日一言 7月14日

中江彰編  致知出版社

天下第一等の宝

学問には品あまたありといえども、

心をおさめる学問のみ正真の学問なり。

この正真の学問は天下第一等の事にして、

人間第一の義なり。

いかんとなれば、天下第一等の宝ある

明徳を明かにするゆえなり。
   (「春風」)

【訳】
学問にはその種類が多くあるけれども、
心をおさめる学問だけが、まことの学問である。
このまことの学問は、世界で第一番のことであり、
人間第一義なのである。なんとなれば、
世界で第一番の宝である明徳を明かにする
ことができるゆえである。



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2024年07月13日

中江藤樹一日一言 7月13日

中江彰編  致知出版社

貪(むさぼ)りと廉直(れんちょく)

むさぼるもかならず財あつまらず、

廉直もかならず財をうしなわず。
   (『鑑草』巻之六 廉貧報)

【訳】
むさぼっても、かならず財産は貯まらない。
廉直だからといって、かならず財産を
うしなうことはないのである。


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2024年07月12日

中江藤樹一日一言 7月12日

中江彰編  致知出版社

世間の財産観

よのつねの人の心得には、

貪る時は財積り、貪らざれば

財あつまりがたしと思えり。

この習いふかきによって、

きたなく惑(まど)えり。
   (『鑑草』巻之六 廉貧報)

【訳】
世のつねの人の考え方には、
むさぼる時は財産がつもり、
むさぼりをしなければ、財産は
集まりにくいものと思っている。
この習癖がはなはだしいために、
(人はいっそう)きたなく迷うのである。



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2024年07月11日

中江藤樹一日一言 7月11日

中江彰編  致知出版社

陰徳をはげむ

寿命長遠(ちょうえん)のためとて、

そくばくの財宝をついやすは、

よのつねの人の習いなり。

これらのためしにて、寿命長遠の祈祷(きとう)、

廉直(れんちょく)より大なるはなしと

よく得心(とくしん)して、貪欲(どんよく)を

すて陰徳をはげむべし。
   (『鑑草』巻之六 廉貧報)

【訳】
寿命をながく延ばすためと言って、
多くの財宝をついやすのは、世のつねの
人の習癖(しゅうへき)である。
これらの前例によって、寿命長久の
祈祷が廉直よりおおきいものはないと
得心して、貪欲の心を捨てて陰徳を
はげむことである。



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2024年07月10日

中江藤樹一日一言 7月10日

中江彰編  致知出版社

わざわいも山のように

たとえば百銭とるべきをむさぼれば、

百三銭五匁(もん)とり、

百銭与えるべきを貪れば、九十七銭五匁

あたえるごときの損得なり。

この三銭五匁の内の損得を、ちりつもりて

山となるとむさぼり、財宝につれてわざわいも

山のごとくあつまる事をわきまえず。
   (『鑑草』巻之六 廉貧報)

【訳】
たとえば、(相手から)百銭取るべき
ところをむさぼって、百三銭五匁を取り、
百銭を(相手に)あたえるべきところを
むさぼって、九十七銭五匁をあたえる
ような損得である。
この三銭五匁のうちの損得を、塵も
つもれば山となると思ってむさぼり、
財宝とともにわざわいもまた、山の
ように集まることを知らない。


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