2020年04月26日

次のとおり、山岳四団体から新型コロナウイルス感染防止に向けたメッセージが発出されましたので、お知らせします。

令和2年4月20日
<山岳四団体声明>
山岳スポーツ愛好者の皆様へ

 新型コロナウイルス感染被害は拡大の一途をたどり、ついに緊急事態宣言対象地域が全国に拡大しました。

 山小屋の従業員を感染から守り、宿泊登山者の3密による相互感染を防ぐため、多くの山小屋やスポーツクライミング施設の閉鎖が相次いでいます。

 新型コロナウイルスは、潜伏期間が長い、感染しても自覚症状がでない、一度陰性になっても再度陽性反応がでる感染者が多く見られます。このような潜在的感染媒介者には若年・壮年層が多いのも特徴です。

 全国民が、外出制限、商業施設の相次ぐ閉鎖あるいは在宅勤務等々、日々逼迫した窮屈な生活を強いられています。このような現況下で、都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身が感染するリスクを高めます。

 この緊急事態に対処するには、山岳スポーツを愛する皆様の他者への思いやり、そして何よりご自身の感染防御に専心され、事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛していただきますよう山岳四団体としてお願いいたします。

 山岳スポーツに係わる皆様の緊急事態宣言へのご理解とご協力で、感染症拡大阻止に寄与し、この未曽有の感染危機が一日も早く収束することを願っております。

 近々事態が収まり、山で、岩場であるいはスポーツクライミング施設で皆様と再びお会いできる日を楽しみにしております。

 
山岳四団体
公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会
日本勤労者山岳連盟
公益社団法人 日本山岳会
公益社団法人 日本山岳ガイド協会
 


htrchtrc at 12:09コメント(0)
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2020年03月15日

こんにちは。事務局momoです。
大変ご無沙汰しておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
我が家は全員、体調を崩すことなく元気で過ごしています


当クラブでは、現在まで、新型コロナウイルスの状況を注視しながら、今後の活動について検討を重ねてまいりましたが、会員の皆さんとともに集い安心してトレイルランニングを楽しむ環境が整うまで、活動を休止させていただきたいと考えております。

今後の活動や新年度の年会費のお支払いについては、状況を見極め、再度お知らせいたします。



htrchtrc at 17:49コメント(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月02日

週末札幌市民、俱知安町単身赴任中のF木です。
この度、故有りましてこのブログ上で2本立てで報告します。


1.秋のニセコ連峰 NISEKO LOOP

10月三連休に開催予定だったトレイルランニング セッション@ニセコは、台風19号の影響を考慮して残念ながら中止となってしまいました。

車で15分もあれば着くところに住んでいることもあり、現地はどうだったのかを報告します(個人的に行ってきました)。

台風19号の北上にしたがい、進路が定まってきました。「てんきとくらす」の登山指数は軒並みCでしたが、前日にはA評価になっていました。一方で「Windy」によると12日12時の予報は、900〜1000m付近は気温7℃、湿度63%、風速11m/sでした。

体感温度を計算できるサイト(https://keisan.casio.jp/exec/system/1257417058)によると−7.7℃とのこと。

山頂付近は風を遮るものがありませんので、それなりの装備で臨みました。

■装備について…
・スキンメッシュ(ファイントラック)
・メリノウールプラス(モンベル)
・トレントフライヤー(モンベル)
・ドライフィットハーフタイツ(ナイキ)
・オムニシールドショーツ(コロンビア)
・サンダーパスパンツ(モンベル)...履くことはありませんでした
・ネオプレインソックス(ワークマン)
・お腹にはカイロ

10月12日(土)
8:00
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五色温泉インフォメーションセンターの駐車場はほぼ満車状態でしたが、ガスが濃くイワオヌプリの山体は全く見えませんでした。すれ違う登山者はイワオを諦めて戻って来たとのことで、先人に従いイワオをカット。

10:00
2019niseko01
神仙沼までは木々に囲まれた高度を上げないトレイルを進むので、風の影響はなく、時折雲の隙間から青空が見えるくらい穏やかな天候でシェルを羽織ることなく行動できたのですが…

チセ→ニト→アンヌプリ
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高度を上げるとやはり風が強く、シェルを羽織る必要がありました。「てんきとくらす」のA評価をもとにした装備では厳しい状況だと感じました。当然のことながら、山頂で休憩することはできず直下の茂みやアンヌプリの避難小屋で休むことにしました。

17:10
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見返り坂から見える夕焼けは綺麗でしたが、高度を下げても風が吹き続け、陽が落ちてくると寒さを強く感じました。汗冷えも考慮した装備で臨んだつもりでしたが、ペースが落ち運動量が少なくなってくると体感温度は下がる一方でした。五色温泉に戻ったのは17:30になり辺りはすっかり暗くなっていました。3周を目指していたのですが、夜間の行動は低体温の危険が考えられたので、温泉へ向かったのでした…

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 (画像をクリックすると拡大します)

ニセコの山々を繋いで8の字を描く25km、累積標高2,000mの「NISEKO LOOP」。ニセコローカルのトレイルランナーは、6周半して100mileを目指すが完走者は未だ出現せず…




2.日本農村医学会学術総会

10月17日(木)~18日(金)に帯広市で開催された日本農村医学会学術総会で、鎮痛剤とトレイルランナーについて発表してきました。

2019niseko05

この学会は、医療機関に勤務する様々な職種が参加しています。トレイルランニングがどのような競技で身体にどのような影響を与えるのかを踏まえた上で、鎮痛剤の影響について研究した成果を発表しました。

なお、この研究はクラブ会員の皆さんをはじめ、「北海道アウトドアフェスティバル in ルスツ トレイルランニング大会」参加者に協力していただいたアンケート調査を元に実施しています。

通常の薬物治療は医師の診察、診断、検査の後に治療方針が決定し、薬剤師の介入があって治療に最適なタイミングで薬をのむことになります。しかし、レース前やレース中に鎮痛剤をのむことは、競技者の判断に委ねられます。

競技者は正しい情報を得ることが必要で、ベネフィットとダメージを理解することが競技後障害の発生を最小限にすることにつながると参加した医療者に伝わるよう心がけました。

■研究のポイント
・鎮痛剤のダメージは胃腸障害だけではなく、心臓や腎臓へのダメージも

・持久系運動のあとは急性腎機能障害が起こることもある
(赤いおしっこが出る理由でもある。血ではなく破壊した筋肉から放出される色素蛋白「ミオグロビン」の色。僕は初めて赤いおしっこが出た時、驚いたと同時にこれがミオグロビン尿かと感動もあった…けれども腎臓はダメージを受けている)

・鎮痛剤をのむことで競技後障害(特に腎機能障害)の発生が約2倍高まる

・鎮痛剤の情報を得ることで、鎮痛剤をのむことを控えるようになる


この研究発表に興味を持った方は、リンク先から発表スライドを見ることができます。


最後に曇り空の写真ばかりでしたから、学会帰りに撮った十勝晴れのとびっきり青い写真でこの報告を〆ることにします。

2019niseko06

 


htrchtrc at 09:40コメント(0)
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