先日、「検索数に見るロシアの人気スポーツ種目」なんてエントリーを書いた。もちろん、前回書いたのは国民が観戦するスポーツの話であり、国民自身が自分でやる運動・スポーツとなると、また話が変わってくる。それに関し、全ロシア世論調査センターの調査結果を見付けたので、それを紹介しておく。2013年3月30~31日にロシア42地域の130の居住区で1,600人を対象に実施したアンケート調査の結果ということである。

 この調査によれば、ロシア国民が自分で運動・スポーツをする頻度は、下図のとおりとなっている。経済成長である程度ゆとりができたのか、ロシア国民が体を動かす頻度は、数年前に比べて着実に向上しているようだ。

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 では、彼らが実際にどんな運動をしているのかというのを見たのが、下図である。これは、月に1度以上運動をしている回答者に限った設問なので、ご注意いただきたい。つまり、上図で「月に1~3度」以上の頻度を申告していた回答者が対象であり、全回答者の40%が該当するということになろう。下図で「複合的運動」が43%とされているが、全回答者に対する比率では約17%ということになるはずである。なお、「複合的運動」とは(図を作った後で思ったが、「総合的」の方がいいか)、具体的には、フィットネス、ヨガ、ジム運動等々を指すとのことだ。2位は、原典では「陸上競技」となっていたが、素人が投てきや跳躍種目をやっているとは思えず、ほぼ全面的にランニングであろうと判断し、そのように標記した(ひょっとしたらウォーキングとかも含まれるかな?)。重量挙げというのが入っているのが、ロシアらしい。こうやって見ると、球技をしている人って、少ないね。スキーも意外に数字が低い。さすがにロシアではゴルフは数字なしか。

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