イングランド銀:政策金利を0.25ポイント引き上げ、5.25%に
1月11日(ブル−ムバ−グ):イングランド銀行は11日、金融政策委員会 (MPC)で、政策金利のレポ金利を0.25ポイント引き上げ、5.25%とすることを決めた。予想外の結果となった。

ブルームバーグが実施したエコノミスト52人を対象とした調査では全員が、金利据え置きを見込んでいた。

中南米株:続伸、米経済指標や英利上げ受け世界需要に期待高まる
1月11日(ブルームバーグ):11日の中南米株式相場は続伸。予想を下回る米失業保険申請件数やイングランド銀行の利上げを受け、中南米からの輸出品に対する世界需要に期待感が広がった。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)中南米指数は、ニューヨーク時間午後2時11分(日本時間12日午前4時11分)現在、前日比0.6%高の2876.62。

米労働省が発表した6日終了週の新規失業保険申請件数は、約5カ月ぶり低水準となった。イングランド銀行は予想外の利上げを実施した。ギャップ・アセット・マネジメント(リオデジャネイロ)の運用担当者、イバン・ゲッタ氏は「成長の兆しが利上げの理由だ」とし、「経済が好調だという事実は、新興市場にとっては素晴らしいことだ」と述べた。

メキシコ株は、今後数日で始まる企業決算シーズンで増益決算が相次ぐとの期待から続伸。ボルサ指数は252.19ポイント(1%)高の26137.99。ブラジル市場では、化学品のブラスケムや鉄鉱石のバレ・ド・リオドセ(CVRD)が高く、指標のボベスパ指数は388.37ポイント(0.9%)高の42724.04。チリとコロンビア、ペルーの株式相場も軒並み高となっている。


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欧州株:6年ぶり高値に上昇‐利上げ観測の後退や活発な買収観測で
1月11日(ブルームバーグ):欧州株式相場は6年ぶり高値に上昇した。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は定例政策委員会後に開かれた記者会見で利上げを急いでいないことを示唆した。

独ファオントベル・インベストメント・バンキングで550億ドルの資産運用に携わるロバート・ハルファー氏は、「トリシェ総裁は次回の利上げまではしばらく時間を置く。これは、株式相場にとっては好材料だ」と語った。

公益事業大手の独エーオンとRWEは公益事業株の上げを主導した。企業買収観測から、たばこや金融サービス、化学関連企業も買いを集めた。

ダウ欧州株価指数は前日比1.7%上げて370.10。これは2000年12月13日以来の高い水準だ。ダウ欧州50種株価指数は1.8%高。ユーロ圏の50銘柄で構成するダウ・ユーロ50種は株価指数も1.8%上げた。

ECBの定例政策委員会はこの日、政策金利を3.5%で据え置くと決定。決定後の記者会見でトリシェ総裁は、これまで使用してきた物価動向に対する「強い警戒」という表現を使用しなかった。

一方、イングランド銀行は金融政策委員会(MPC)で、政策金利のレポ金利を0.25ポイント引き上げ、5.25%とすることを決めた。同銀はインフレが加速し、賃金上昇圧力が強まる可能性があると指摘した。

活発な企業買収観測

エーオンは3.3%高。RWEも1.8%上昇した。

ビジネス誌がウェブサイトで、英たばこメーカーのインペリアル・タバコは相談役を務める企業に対し、スペインのアルタディス買収に備えるよう要請したと報じたことから、インペリアルは1.4%高、アルタディスも2.4値上がりした。

水道大手の仏スエズは、グッチ・グループを率いる仏資産家のフランソワ・ピノー氏(70)が持ち株会社を通じてスエズに近く買収を仕掛けるとの観測が高まり、3.9%上昇した。

鉱山大手の豪BHPビリトンとアングロ・アメリカン、スイスの銅生産大手、エクストラータはいずれも買いが膨らんだ。

米大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)によると、プライベート・エクイティ(PE)企業が今年、鉱山会社を買収企業先のターゲットと見ている可能性があると指摘した。

英独仏の株式指標

英国のFT100指数は前日比69.40ポイント(1.13%)高の6230.10。FTオール・シェア指数は同31.14ポイント(0.98%)上げて3224.02。

ドイツのDAX指数は同120.74ポイント(1.84%)高の6687.30。HDAX指数は同61.50ポイント(1.82%)上げて3449.26。

フランスのCAC40指数は同107.85ポイント値上がりし、5609.80で終了した。

原題:European Stocks Rise to Six-Year High on Interest Rate Outlook (抜粋) {NXTW NSN JBPS5D07NBB5 }

ECB:金利据え置き,インフレ兆候を注視−追加利上げ公算大(2)
1月11日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)は11日、フランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の応札最低金利を現行3.50%で据え置くことを決めた。予想通りの結果だった。ECBは、インフレ加速の兆候がより鮮明になるまで利上げを見送る姿勢を示した。

トリシェECB総裁はこの日、金利据え置き決定後の会見で、「中期的な物価安定を確実にするため、時宜を得た確固たる手段で行動することができる」と言明した。

欧州の経済成長と通貨供給量の伸びがインフレ加速につながる恐れがあるなか、エコノミストや投資家らはECBの金利見通しを引き上げている。UBSは先週、ECBが年内に政策金利を4.25%まで引き上げるとの見通しを示した。また先物相場からみると、投資家らは9月までに0.25ポイントの利上げが2回実施されると予想していることがうかがえる。

一方、イングランド銀行は同日これより先に、金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25ポイント引き上げ、5.25%とすることを決定している。

キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の英国担当チーフエコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏は、「ECBは英中銀MPCに比べ若干予測が可能だ。ECB政策委には依然、追加金融引き締めのバイアスがはっきりと見られる」とし、「ECBが政策金利を4%まで引き上げる可能性が高い」と語った。

先物相場からみると、投資家らはECBが9月までに金利を4%に引き上げると予想している。金利先物EURIBORのインプライド金利はフランクフルト時間午後2時現在、4.18%と、昨年12月1日時点の3.77%から上昇。同金利は1999年のユーロ導入以来、平均で政策金利を16ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01ポイント)上回っている。

ドイツ連邦統計庁(FSO)が11日発表した2006年のGDP(国内総生産)成長率は2.5%と、2005年の0.9%から加速し、2000年以来の高水準となった。輸出と企業投資が成長を後押しした。

JPモルガン・チェースの欧州担当チーフエコノミスト、デービッド・マッキー氏(ロンドン在勤)は「今年初め以降発表された多くのデータがECBの予想を超えた結果だったようだ。市場関係者らの間では4%金利との予想が強く、ECBが実際にはそれ以上に利上げするかどうかを考える必要があるだろう」と指摘した。

この日の政策委員会では、上限政策金利の限界貸出金利と下限政策金利の中銀預金金利も、それぞれ4.50%、2.50%で据え置かれた。

原題:ECB Leaves Rate at 3.5%, Awaits Inflation Evidence (Update2)(抜粋) {NXTW NSN JBPIAA0UQVI9}