<お見合いの落とし穴>
49歳 男性 スポーツ用品店店員

仕事が忙しすぎて出会いがなく40半ばでお見合いをして今の妻と出会いました。
 
かなり短期間でこちらからプロポーズをして結婚したのですが
1年もしないうちに海外へ単身赴任することになりました。

妻には教師の仕事をやってもらいついてきてほしいと頼んだのですが、
すぐには辞められないということで断られ単身赴任することになったのです。

赴任したあとは休暇や連休のタイミングで帰国して家に帰ったのですが
妻が仕事で忙しく平日は帰りが遅いし日曜ぐらいしかいられないのもあって
すれ違いが増えていきました。
 
赴任したばかりのときは夜に電話を入れていたのですが教師は
教材を準備したりやることが多いためあまり構ってもらうことができませんでした。
 
だんだん軽くあしらわれるようになって電話やメールも交わすことができなくなり、
海外にいって数ヶ月も経たずに応答がなくなってしまいました。

帰国しても仕事でいないことが多く仕方なく実家に戻るかホテルに泊まって
友達や職場の仲間とあうだけになってしまいあまり帰宅することはなくなりました。

メールをしても全然返事が返ってこなくなり1年が過ぎた頃、
そろそろ赴任期間が終わるから帰ると連絡をしたら
「帰国したら離婚届に判を押してください」と返事が。
 
妻は性格の不一致を理由に離婚をしたいといってきたのでした。
 
私は離婚したくないので妻を思いとどまらせるために貯蓄と住居を自由にしていいと
いったら、妻はそれを離婚していいとみなされてしまいました。

これはまずいと思い妻が立てた代理人にかけあったのですが
財産関係はそちらが自由にして良いといったのだからもしこちらの要求に応じるつもりがない
場合は法的措置として裁判にまで発展させると脅されました。
 
ますます、ヤバイ展開になったので妻のご両親に離婚について相談したかったのですが
実は婚約や結婚式の数回しか会ったことがなく直接頼ることが難しい状態でした。

変に話がこじれてドロドロするのも嫌だったのと妻に対しての愛情表現だと
おもってまずは妻のいったとおりに離婚したあと復縁をするつもりで判を押すことに。

離婚が成立したあとは手紙を交わすのは承諾を得たので、
半年近く手紙を送っていましたが妻の住所が変わっていたことに気づいて
確認してみると家が売られたあとでした。
 
そのことについて代理人や妻の実家に連絡を入れたのですがコンタクトがとれず、
手紙を送るしかなくなったので一通送ったら冷たい答えが。

こちらは妻の状態がわからないので何をしているのか興信所など利用して妻を調べることにしました。
 
すると女友達とアイドルの追っかけに地方イベントに行っていたり
あちこち遊びまわっていることがわかりました。
 
浮気をしているかどうかはわかりませんでしたが、
妻が必ず決まった曜日だけ電話に出ないので
メールに浮気を疑っているという文面を送りました。

ところが逆に妻から抗議をされそのときに
妻がアイドルの追っかけが大好きでそれに生きがいを見出しており
その部分を伏せて結婚したということがわかったのです。
 
忙しい理由は仕事とアイドルの追っかけだったということでした。
 
そして妻から無断で家に入ったこと、あらぬ疑いから浮気調査をしたこと、
過剰な連絡に不快感があり、しかもアイドルの追っかけという恥ずかしくていえなかった
部分を知られてしまったので、2度と関わらないで欲しいと関係の断絶を申し渡されました。

かなり窮地に立たされてしまい最後の望みを賭けて妻のご両親に会って話し合うことにしました。
 
しかし、そちらのことを伝えておくので連絡を待つようにとお母様からいっていただけましたが、
お父様には
「君から誤解をさせるようなことをしたうえに娘に素行調査などしてお互いに信用が
築けていないからそうなるんだ」
と説教され仲裁を断られてしまいました。

そのあとは一応手紙で謝罪と連絡をしている理由を述べた手紙を送ったのですが
一ヶ月ほどまっても返事はきませんでした。またタイミングを図って実家に電話すると
妻からの返事待ちをするようにいわれました。

それからちょっとして妻から親を巻き込まないでと電話でいわれそのついでに
不信感と今まで溜まっていた不満を指摘され、
家を売った理由などさまざまなこと事情を聞かされることに。

しばらく連絡を立たざるを得なくなりました。
 
お互いが冷静になるように間をあけたあとこちらから離婚の話などは抜きにして
ランチに誘いとりとめのない会話をしました。
 
妻は近況を話してくれて現在の生活が充実していて趣味ややりたいことが出来るから
楽しいと話をしたあと、
「まあ、あなたが海外に行こうが行くまいがどちらにしろ離婚してたわね」といっていました。
 
私はその自分勝手さにイラっとしたのですがそこには触れずにただ妻の言い分を聞いていました。
 
頭にきてはいましたがメアドを教えてもらえたので心の距離が縮まった気がしました。
 
その日はそれだけで終えたと妻のお父様に伝え妻のことを見守っていて欲しいとお願いしました。

私は妻の言葉をキッカケにお互いの価値観の違いや本気で愛しているのか、
再婚をしたいのは何故かと考えるようになりました。
 
妻の言葉がいやにひっかかっていたからです。

そして、あまり日にちが経たないうちに妻から誘いがあって
だんだんと話す機会が増えていきました。
 
何かアイドルのコンサートなどイベントがあったりするときに呼ばれたりして
週末を一緒に過ごすことが増え、恋人のような関係になっていきました。

しばらくそんな感じで過ごしていくうちに本当に妻のことを愛していると自覚して
もう一度プロポーズしました。
 
そこでOKされ再度入籍しました。
妻が家を売ったあとに住みだしたマンションで今は同居しています。


【解説】
お見合いの欠点がよく現れているケースです。

お見合いという形だと結婚生活でだんだんとお互いのことを知り始めて
愛を深め合いいろいろな発見を楽しむのが刺激があって良いところなのですが、
お互いが自分の都合を優先して一緒にいる時間が少なくなり分かり合えないまま
感情的になりすぎてしまったのに問題があったのでしょう。

男性は海外への単身赴任をした理由に今後仕事をやっていく上で
稼ぎに問題が出てこないように配慮したのだそうですが妻に
相談せず行くと決めてしまったようです。
本当は断ることもできたのですがそれは話さなかったようす。

結婚して早い段階で離れ離れになってしまい夫婦でいる意味が途端になくなる
要因を作ってしまったのが問題でしょう。

幸いなことに妻が自分をさらけ出し恋人として付き合うことでお互いを知ることが
出来たので救われたといっても過言ではないでしょう。

変にかしこまって自分の本性を見せないで結婚するとツケが回ってくるという感じです。