あの日から今日で4年。

決まってこの時期はテレビで震災特集がくまれ、
4年経つ今でも鮮明にあの時の記憶が蘇ってきます。
そして今日は、
あの日を彷彿させる雪が舞う寒い一日となっています。


14:46分
聞きなれない携帯の地震速報の警告音が鳴り響き、
その数十秒後に激しく長い揺れに襲われました。
2階建ての建物にいた私は立っていられす、ドアを開けた瞬間、裏の民家の瓦が真上に
パンパンと音を立て割れていくのを見ました。
この世の終わりを感じたあの日から、4年。


あの日、
こんな寒い中、たくさんの方が冷たい波に飲まれ命を落とされました。
波はまるで生き物のように人間を追いかけ、飲み込み、
なすすべない無力さを感じました。
きっと逃げられたかもしれない、助かったかもしれないたくさんの小さな命も海に投げ出されました。
小学校にあがるまで、
夜な夜なおっぱいをあげ、
オムツを変え、可愛いランドセルを買い、
未来を夢見た希望の我が子を失くしたご両親方にとってどんな4年だったのか。


どれだけ寒かったか、
どれだけ苦しかったか、
痛かったか。
無念か。


本当に、
悲しい出来事ですね


命あれば何でもできる、
そう思って走ってきた4年。
でも、
大切な人を失くされた方にとっては、
心奮い立たせ踏ん張った3年を過ぎ、
4年になる今、心の疲れが出るころ
どうか心折れないよう、祈ります。


命はとても尊い、
赤ちゃんを見ていて
強く思います。
明日どうなるか、
それは誰もわからないこと、
だから、毎日を大切に生きていきたいなと思います。
誰かを想いながら過ごした一日一日の積み重ねが、1年、10年となっていくはず。


お亡くなりになった方々のご冥福を、
ご遺族の方の心が少しでも癒えることを、
いまだ行方不明の方々がいつかご家族の元へ帰れる日を、
原発事故の一日でも早い収束を、
助かられた方たちがこれからも前向きに生きていける力が湧くことを、
ただただ祈ります。