「奈須きのこ その驚異的な人気の背景」というタイトルで、奈須さんへの
ロングインタビューを中心として7ページの記事が掲載されていました。
かなり長いインタビューなので、とりあえず小見出しをピックアップします。
・始まりは98年 HP上の連載だった
・その出会いが運命を変えた
・受け入れられる喜びを知る
・ペンネームの由来
・映画はお祭り騒ぎです
・今だから明かせる 創作苦労話
続いて内容のまとめを。
・始まりは98年 HP上の連載だった
竹箒のHP上で空の境界を連載→月姫製作→同人版らっきょ出版の
流れの説明でした。
最後は講談社の太田克史さんから連絡が来るところまで。
大体聞いたことのあるお話だったんですが、月姫について
>結果、それは10万本を超える爆発的なヒットになる。
との一文が。
月姫の販売本数について公の媒体で話題になったのは自分が知る限り
初めてかと思われます。
無印月姫のみなのか、月箱を入れての本数なのかははっきりしませんが。
・その出会いが運命を変えた
太田さんとの出会いから商業版らっきょ出版までの経緯について。
何度も固辞したり、と紆余曲折あったそうです。
同じページには太田さんのコメントも掲載されていました。
・受け入れられる喜びを知る
作品における奈須さんと武内さんとの関わり、作品へのスタンスなど。
月姫製作時に、奈須さんがシナリオ執筆に没頭できるように、武内さんが資金の
援助をしていたというのはファンの間では有名なお話ですが、
> 武内さんはなけなしの貯金から毎月15万円を捻出。
>丸6ヶ月かけて奈須さんが書いたのがゲーム『月姫』のシナリオだった。
と金額がぶっちゃけられていました。
やもすると生々しい話になってしまうところですが、それだけに武内さんの
真剣さと奈須さんの才能への確信が垣間見れるエピソードだと思いました。
・ペンネームの由来
> ちなみにこのペンネーム、TRPGのゲームマスター時代、キノッピーという
>キャラクターの名前と姿をまちがって覚えていたことを仲間内でネタにされ、
>ノリで使っていたものだとか。
件のキノッピ(おそらく)
同人版らっきょを出して区切りをつけ、ゲームに専念しようと決心するも
武内さんの説得により再び小説を書くことに。そして『DDD』へ。
また武内さんのコメントも掲載されています。
大体はまんだらけHP上であった「漢話月姫」に含まれる内容ですが
コメントの最後に
> 最後にこんな思いを告白。
>「もしも今、ひとつだけ奈須になにかお願いできるとしたら、未完の小説
>『魔法使いの夜』を書いてほしい。昔のことばっかり言うって
>思われそうだけど、いつか書いてくれると信じています」
という言葉が。
これはもう本当に期待しています。
何でも『魔法使いの夜』は3部作らしく、完成しているのは1部のみだという話を
聞いたことはありますが、いつの日か出版されることを楽しみにしています。
・映画はお祭り騒ぎです
劇場版・空の境界について。
> 7回劇場に足を運んでもらうための仕掛け作りもいろいろなアイディアが
>でているらしい。果たしてどんなお祭り騒ぎになるのだろうか。
以前から雑誌のインタビューなどで示唆されている企画。楽しみです。
また、ufotable代表の近藤光さん、アニプレックスプロデューサーの
岩上敦宏さんのインタビューもありました。
インタビューの中で近藤さんは
> 心がけているのは、我を出さないこと。
>「きっと、この作品ってものすごく高い技術が必要だけど、クリエイター根性
>丸出しの映像は絶対に作っちゃいけない。あくまでもファンのために、
>なにより奈須さん、武内さんのために作りたい。もともと彼らは
>『空の境界』で商売しようとしたわけではないし。同人とか商業とか
>関係ないところで大きく支持されている。すごく夢がある話だと思うんです。
> だからこそ彼らを見守ってきた仲間が劇場というひとつの空間で一緒に
>楽しめる、そんな映画を作ります。
とのコメントがありました。
読んでいて安心でき、また映画への期待も増しました。
岩上さんも同じスタンスと思われるコメントをされています。
また岩上さんのプロフィールの中に
>「最初に『月姫』をアニメにすることができなかった」という
>積年の悔やみがある。
との一文が。
……いや、本当に。
・今だから明かせる 創作苦労話
『DDD』執筆、それ以降の流れ、今後の予定など。
>『DDD』は全3巻予定(2巻以降は書き下ろし)で、
>年内には完結させたいですね。
との奈須さんコメントが。全3巻のようです。
誌面では2巻は夏予定とのことですが、講談社BOXによると7月予定とか。
また完結後はTYPE-MOONとしての新作にかかりたいとのこと。
最後に、インタビューのラストの一文を。
> 密かにこんな思いを抱く。
>「だんだんとステージアップして、いつかTYPE-MOONがぼくの名前を
>必要としなくなったら、そのときは書きたいだけ自由に小説を
>書こうと思います。でも、それまでは両方大事にしていきたい。
> ぼくらの歩んできた道はとてもラッキーな道だと思っているので、
>ないがしろにしたくないんです。でも、ぼくにとって最大のラッキーは
>武内崇と出会えたことです」
