2019年06月10日

ツアー終了 帰宅 

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ツアー日程を全て終え、6/9(日)は本拠地埼玉県に向けてひたすら車で移動。

帰路の報告の前に、ツアー9日目の四万十町にある「おおひら」での演奏についてあまり触れていなかったのでちょっと結果報告。

「おおひら」はキーボードでの演奏となった。
初日の磐田市での”アンプのパワー不足”問題を抱えたままではあるが、スピーカーの配置やイコライジングでなんとか対応。アンプは今後の課題だな。

演奏内容は、さすがずっとツアーで回ってきただけあってトリオのコミュニケーションは仕上がっていたと思う。大西さんは最後ということもあってか、気合が入っていた。ソロはいつもより2割増しだったかな(笑)

彼女はとても頑張ったと思う。中山さんのオリジナルサウンドのトップとなるメロディを任され、ドラムのいない中、どう二人に溶け込んでいくのか。ツアー中悩んだと思う。どういうアプローチが良いのか?幅広いレパートリーの中、その曲にあったアプローチでリーダーを満足させるにはどうしたら良いのか。

結果的には最終日には答えにたどり着けたようだった。

それで肝心なピアニストはどうだったんだい?(笑)

私はいつもながらマイペースでやっていたよ。中山英二という”ビッグボス”の隣に常にいながら、それでもできる限りマイペースを守る。意外とこれが大事なことなんだ。バンドをやる上で。

技術的なことは、もうしょうがない(笑)だってツアー中は楽器を練習できないんだもん。だからそこまでに積み上げてきた能力でやるしかない。問題はそれを毎日100%発揮できるかということ。技術が足りないのは前からわかっていること。個々の技量よりもバンドサウンドのバランスが大事なのだ。ただ言えることは"全く技術が足りていないなら最初からツアーに呼ばれていない"ということ。

最終日にふさわしい良い演奏だったと思う。
演奏終了後、お店のマスターが中山さんに、
「中山さん、人選ミスだよ・・・」
と言ったのを聞いて、皆が一瞬凍りついた。

「メンバーが良すぎる」
大西さんも私もホッとする。洒落たこと言うなぁこのマスターは。。

「おおひら」の女将さんもご主人もとても品があって素敵なご夫婦だ。笑ったのは当日スタッフとしてお手伝いに来ていたご婦人のエピソード。

そのご婦人は歯が痛いと歯医者行って、歯を抜いて来た。帰り道痛くて痛くてしょうがない。ふと見るとウィンドウに飾ってあった真っ赤なベンツが目に入る。そうだ、痛みを忘れるためにこれを買って帰ろう。と、歯医者の帰りにベンツを買って帰ったと言うお話。

ぶっ飛びすぎだろ(笑)この辺りはファンキーな方が多いのか、いろいろ面白いお話を聞かせていただいた。しかし話し方や立ち振る舞いは上品だ。

ツアー日程も終了し、今度は次の日のお話。

ツアーが始まってからちょうど10日目。この日はとにかく埼玉県に向かって車で移動する日。移動ルートは高知県→徳島県(大西さんとお別れ)→淡路を通って兵庫県→京都→愛知→静岡→埼玉という通り道。

天候は晴れから曇りへ、そして静岡以降は雨となった。徳島県池田町では大西さんとお別れ。本当にお疲れ様でした。

その後淡路島のパーキングエリアでラーメンを食べ、急遽京都で中山さんのお兄さんに会いに行った。喫茶店でお兄さんを交えて談笑し、その後すぐに出発、あとはどこにも寄らずひたすら運転。ボスも私もあまり眠りもせず、話で盛り上がりながら楽しく帰った。あっという間とは言いづらいが、私の家に着いたのが夜中の11時。キーボードや荷物を降ろし、中山さんとご挨拶して部屋に戻った。

部屋に入った瞬間。今まで感じたことのない、最大級の疲労感がドッと襲ってきた。
”やっと終わった”
よほどプレッシャーを感じていたのだろう。緊張から解放された瞬間、体全身が重たくなって動けなくなった。

今回のツアーで見たもの、聞いたこと、そして演奏したこと、と吸収したことは山ほどある。多すぎる。

一番大きな、大切なことを一つ挙げるとしたら、”中山さんを待ち望んでいた人たちが各地にいた”ということ。そしてその接し方や心の底から楽しそうにお話されている方々を見て、これがどんなに凄いことなのかということを目の前で実感できたこと。

カリスマ(魅力)とはこういうことなのか。今の自分には到底できそうもない、そんな能力も持ち合わせていない。だからこそ今からでもコツコツと自身の人間性を積み重ねていかなければならない。

今回のツアーで私が得た一番大切な事。
ボスの背中を見て、自分も大きくなっていかなければ・・・
(完)
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humanresorce at 21:57│Comments(0)

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