http://news24.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1216037622/
独立行政法人理化学研究所と自然科学研究機構・生理学研究所は、サンゴ由来の蛍光タンパク質とホヤ由来の膜電位センサーとを組み合わせて、純タンパク質性の膜電位感受性蛍光プローブの感度を著しく向上させ、神経細胞や筋肉細胞の興奮現象を可視化することに成功しました。
今後、動物個体への適用を通して、脳神経系などにおける速い電気活動のパターンを高精細に観察する蛍光イメージング技術が達成されることが期待できます。
理研脳科学総合研究センター細胞機能探索技術開発チームの宮脇敦史チームリーダーと筒井秀和研究員が、自然科学研究機構生理学研究所生体情報研究系神経分化研究部門の岡村康司教授、および有限会社アマルガム(西田克彦社長)と共同で得た研究成果です。
研究チームは、ホヤの膜酵素タンパク質から取り出した膜電位センサーに、沖縄で採集したサンゴを材料に開発した2種類の蛍光タンパク質を組み入れて、蛍光性膜電位感受性プローブを開発しました。膜電位センサーも蛍光タンパク質も共に日本で行われた研究の成果で、開発したプローブを「Mermaid(マーメイド)」と命名しました。
Mermaidを遺伝的に発現させることで、脳や心臓など、興奮性の細胞から構成される器官、組織における電気活動の光学画像を取得することができると期待されます。
本研究成果は、米国雑誌『Nature Methods』オンライン版(7月11日付け:日本時間7月12日)に掲載されます。
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今後、さまざまな動物種を使ってMermaidを興奮性の細胞種に発現する形質転換個体が作製されることが期待されます。
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脳はものごとを意識する以前に、大量の情報を並列的に処理しているのです。さらに、学習や記憶も行うことができます。このため、電気的活動のパターンダイナミクスを解析することは、脳の情報処理獲得の制御を知る上で極めて重要です。
高感度の蛍光性膜電位プローブが、心臓の筋肉細胞での発現することができれば、心臓の電気生理の研究に役立つツールとして活躍します。ほかにも、非興奮性の細胞種でも発現することができれば、これまで明らかにされなかった生理的な膜電位変化を解析することができます。
実際、Ci-VSPは非興奮性の細胞種にも発現が検出されており、そうした存在の意義に迫ることができます。さらに、膜電位を指標とするようなドラッグ・スクリーニングに役立つことが期待されます。
これらの開発の基になる今回の成果は純国産です。知的財産権などに関わる抵抗もなく、日本の創薬産業界に速やかに普及することが期待されます。
(長文の為抜粋しました。詳細は以下のソースをご覧下さい)
ソース:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080712/detail.html
ダイジェスト:http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080712/index.html
画像:
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080712/image/01.jpg
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2008/080712/image/03.gif
理化学研究所プレスリリース 2008年7月12日
【参考】
自然科学研究機構 生理学研究所
http://www.nips.ac.jp/
