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// 激しい体罰 脳の一部いしゅく

子どものときに長期にわたって激しい体罰を受けた人は、受けなかった人に比べ、脳の感情などをつかさどる部分が平均で20パーセント近く小さくなっていることが、熊本大学などの研究で明らかになりました。

この研究は、熊本大学の友田明美准教授が、アメリカ、ハーバード大学のグループと共同で行ったものです。研究では、4歳から12歳までの間に、親からむちや手でたたかれるなどの激しい体罰を長期にわたって受けたアメリカ人の男女23人の脳の画像を撮影し、人種や生活環境などの条件をそろえたうえで、体罰を受けなかった人の
脳と比較しました。

その結果、体罰を受けた人は、受けなかった人に比べ、脳の前頭葉のうち感情や意欲にかかわる部分が平均で19.1パーセント、集中力や注意力にかかわる部分が平均で16.9パーセント、それぞれ小さくなっていることがわかりました。こうした脳のいしゅくは、体罰によるストレスで起きたと考えられるということです。

友田准教授は「いしゅくが見られた部分は、犯罪の抑制力にかかわるところでもあり、衝動的な行動を起こしたり、キレやすくなったりする可能性がある」と話しています。体罰と脳のこうした関係が明らかになったのは世界で初めてで、友田准教授は、研究の成果を虐待を受けた子どもへの精神的なケアの改善に生かしていきたいとしています。

>>> http://www3.nhk.or.jp/news/k10014891231000.html#