2009年08月29日

アブバとヤーバ

短歌と関係ないけど、
気になる映画の感想をひとつ
アブバとヤーバ という、スーダンと日本の老人たちを中心に撮った
ドキュメンタリー映画です

http://abubayaaba.blog42.fc2.com/


スーダンと日本、という
互いになかなか知りあうことの少ない国の
老人たちの生活

老人、と書いたけど
一般的な「年をとった人」としての老人ではなく
特定の人(年齢で区分するなら老人)の
きわめて個人的な面に触れたような気になりました


老人たちの生活を映すことは
それぞれの人のこれまでの生活と、記憶を
伝えてくれます

戦争を経験した日本の石井さん、小山さん、臼井さん
内戦を経験したスーダンのロダさん家族、その周りの村人

スーダンのロダさん達の生活は
とても隣人同士が近い、知らない人同士が近い
子供がみんなどこに行ったか分からなくて
なんだかたくさんの孫を育てているけど
その混乱と混雑が、生活のなかでうまく緩衝されているのでしょうか

日本の石井さん(気になる人です)も
貸したお金を返してもらえなかったり
子供とも連絡をとっていないようだけど
なんだか、それなりにみんな生活をしています。


もう一つの軸は日本の小山さんが学費(多分)を援助する
スーダンのアフメッドくん
遠い日本の誰かが、自分の生活を支えてくれてることは
なかなか実感がわかないようです
それがまた、何とも、ちょっと困って照れながら
日本へのビデオレターに映されている



遠い国、遠い人、遠い時代、遠いから
普段はなかなか考えない、想像できない

だけど、だから

簡単に感想を言わせてくれないこの映画は
ふとした時に
「胡坐かいたままあるけるんだよ」と言って見せてくれる
石井さんの姿とか、畑仕事のまねを延々としてくれるロダさんを思い出し、
なんだかおかしいけど、ちょっと悲しいような気持ちを刺激して
何かを考えさせてくれます。


その「何か」、が何であるかは
人それぞれ何でしょうけど






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