グルメハンターさんちゃんの珍生物試食記録

竹島水族館・飼育員の三田(さんちゃん)が図鑑や料理本にもその「味」について記されていない未知なる生物の試食に挑みます。 食べ始めたきっかけは、お客さんが館内で話していた一言「この魚おいしそう」。よく館内で聞く言葉です。水族館の魚は漁師さんが持って来てくれます。その中で、手の施しようがない・持ってくる前に死んでしまう生き物を処分せずに味まですべて伝えようと始めたこと。 <水中生物専門家である飼育員・および勇気と腹痛可能性の代償を覚悟しての試験的料理報告です。皆様はなるべく食べないようお願いします。万が一食べる機会があり、腹痛その他苦しい状態となっても、責任は負えませんのでご了承ください>

ウチワフグ

どうも、すご~くお久しぶりです。すみません。


全然更新もせず…

でも今回は、レア度の高いウチワフグです。個人的にはテンションが上がりました。

たけすいには、年に1匹搬入されるかどうか、というくらい遭遇率が低い魚です。漁師さんに話を聞いてもほとんど獲れないそうで、生きて獲れても瀕死状態なんだとか。

今回は、残念なことに死んだ状態での搬入なのですが、なんと漁師さんが「これはグルメハンターさんちゃんに食べてもらうしかない!」ということで、持って来てくれました。


いつも漁師さんにはお世話になってばかりです。



まな板の上に置くと、結構大きいんです。
姿

図鑑でよく見る姿です。レアです。


しかも、家にお持ち帰りしての調理です。


全身の表皮が、かなり固くザラザラしているので、素手で持ったりしていると指がザラザラになってきます。
おなかのウチワ部分は折りたたみ式で、お尻近くには排泄孔とは別の穴があります。
おしり

ウチワ部分に海水を含んで、ウチワ部分を折りたたむことで穴から海水をジェット噴射のように吹き出すようです。

実際に、今まで何回か搬入された中でも元気な個体は、海水を吹き出す行動が見られました。


これも、なかなか出来る経験じゃないですね。






ということで、つづく。

ヒゲキホウボウ

今回は深海生物ですよ。

名前はヒゲキホウボウ。生きて見れたら超レアな種類。タケスイでも、ほとんど持ち運ばれない種類。


食べた時も、死んだ状態での搬入。


ただ、食べたのは、数年前でここ最近は見ないです。


加工1


見た目は、頭でっかちなホウボウ。正面から見ても面白い顔なんです。

加工2


頭はデカいけど、体は細い。頭部分はプラスチックのようにカチカチ。

この仲間の種類は、個人的に好きだから、生きて展示ができるといいんですけどね。





この魚も、鱗がマツカサウオのように硬く、包丁で捌けないので、そのままフライパンで焼きました。

加工3


鱗が硬いと、焼くというよりも蒸している感じです。




大きさも20cm前後なのですぐに火は通り、完成。

完成


見た目は変わっていますが、不味くはないはずと思っていましたが、その通りで、白身でクセなどもなく美味しかったです。

ただ、体が細いので、身の量もそれなり。



ヒゲキホウボウは普通の白身魚でした。

気温も上がり、深海から熱帯へ。

前回更新からお久しぶりですね。

今年に入ってから、新聞・テレビ・ラジオなどの取材&出演をさせて頂いて、知名度も多少は上がったのではないでしょうか。でも、まだまだです。


2013年も竹水スタッフの中でオオグソクムシを一番数多く食べているのですが、今日は深海生物ではない生き物のレポートです。





今回の生き物は、深海の冷たい海とは真逆の熱帯の海にいる生き物。



カクレクマノミじゃないよ。




カエルアンコウの仲間、オオモンカエルアンコウです。

はい、分からない人はネット検索してください。



写真を載せたいところなんですが、撮ったはずがどこかに行ってしまって、大きさの違う個体の写真を載せます。



IMG_8086



この魚は、観賞魚としても売られているし、ダイバーの方たちには人気のある種類。





では、なぜ食べてしまったのか。
食べるために、わざわざ海水魚ショップで買ってきたわけでもなく、海に行って獲ってきたのでもない。



実は、竹水で飼育していた個体です。
飼育していて死んでしまった、このカエルアンコウを若手新人が勉強も兼ねて解剖したいということで、解剖していたのです。

解剖後




しかし、ただ解剖をして「勉強になったねー。良かったねー」で終わりではなく、まだ伝えられることもあると思い、せっかくだからグルメハンターとして、食べなくてはと思ったわけです。



このオオモンカエルアンコウを食べた人も、そうはいないでしょう。






身だけキレイに取り除き、また味付けなしでシンプルに焼いて頂くことにしました。

焼き




身だけにしてしまうと、普通の魚の切り身です。




すぐに火は通り実食。



臭いなど不愉快になるようなニオイはなく、身はとてもしっかりとしていて、弾力があります。

勝手なイメージでしたが、アジのように簡単に取れるのかと思っていましたが、なかなか骨から外れず、結構くっ付いています。


食べてみると、すごく淡白というわけでもなく、クセも無くて、脂身もなく、ご飯に合うさっぱりとした弾力のある白身魚・アンコウ?といったところでしょうか。

食用にされているアンコウみたいにホクホクって感じではなく、身をギュッと凝縮させて歯ごたえが出た感じ。
食後



新人くんは僕に毒見をさせてから食べていましたが、おいしいと言っていました。



次の記事は何をアップしましょうか。


これまた、いい経験でした。

思い出話

取材など受けている中で、いろいろ思い出したことがあります。

僕が小学生のころの話です。


川に住むヘラブナ。
フナ味噌にして食べました。これは小さい時に、僕が釣って来てたフナをおばあちゃんがフナ味噌にしてくれて、おいしかった記憶があります。

同じく川に住む、カワムツ、オイカワ。
これは小学生の頃に自分で捕まえたものを唐揚げにしたはず。小骨が多かったけど美味しかった。

外来種のブルーギルとブラックバス。
両方とも釣りました。ブルーギルは塩焼と唐揚げ。小骨がすごく多くて途中で食べるのが面倒くさくなったような・・・
ブラックバスは塩焼、唐揚げ、ムニエル。刺身はしていないと思います。ブラックバスは淡白で美味しかったですね。

川に住むスジエビ。
これは小学5年生の時に近くの川で捕まえて飼って、死んでしまい、たしか「エビだからおいしいよなぁ」と思って素揚げにして食べました。普通のエビの味で、この記憶はすごく残っています。

小学生の時だったかな。ワキン(金魚すくいで、よく見る金魚)。
これもたしか、飼っていて死んでしまい塩焼にしました。これもしっかり記憶に残っていて、小学生ながらに、死んでしまったのが可愛そうで、食べてあげようと思って食べて、予想よりも美味しかったのを覚えています。


昔々の話です。



ん~、小さい時から食べてますね。これが今に繋がっているのでしょうか。

グルメハンター展について

グルメハンターの企画展を見逃したという人!期間が2月3日までだったのですが、好評のため延長することになりました!次に行う企画展が3月からなので、その準備が始まるまでということになりますので、まだの方は早く見に来て下さい(。・ω・)ノ゙

食べたというのは、みなさんにインパクトがあるみたいで、色々な取材の依頼なんかも来ています。期間が延びるため、パネル内容もちょっと変えます。

ぜひぜひ、来てください(*´∇`*)

お知らせ

あけましておめでとうございます

今年も竹島水族館とグルメハンターをよろしくお願いします。


今回の更新は、ゲテモノ生物の紹介ではなく、ちょっとお知らせです。


今日から第2弾グルメハンター展が始まります(・∀・)つ

前回のグルメハンター展が数年前にやったので、その時に紹介した内容も紹介して振り返りつつ、前回グルメ企画展後にブログで紹介した生き物を紹介します。

いつもブログでしか読んでいなくてタケスイに来たことが無い人も、頻繁に来る人も是非来てください。

待ってますよ( ´∀`)つ

ケスジヤドカリ

今回はヤドカリを食べてみました。

名前はケスジヤドカリ、住んでいる水深は幅広いようで比較的浅い暖かい場所から深海までです。
たけすいでは、深海のシーズンによく搬入されます。“よく”どころか大量に持ち込まれることも・・・1回に30匹とかそれ以上の時もあり、この量は嫌がらせか?と思うくらいです。

このヤドカリ、けっこうタフで、エサも何でも食べて、しかも大きさがデカイ!大きいのはソフトボールくらいあります。だから小規模水族館のたけすいでは、大量にストックしておいても、水がすぐ汚れたりで、担当者は大変です。

けすじ3

でも、サイズは大きいのですが、イソギンチャクを背負っていて、顔をよく見ると可愛かったりします。


毎シーズン持ち込まれて水槽の中でたくさんワラワラしていて、見慣れていたせいか今まで食べてみる対象にならなかったケスジヤドカリたち。

漁師さんの一言で食べてみることになりました。

「こいつ食べれるよ。船でも食べてるよ。おいしいぞ。」

そんなこと言われたら、グルメハンターとしては食べてみるしかないですよね。


漁師さんから聞いた食べ方は、“そのまま行く”!



と、言うことだったので、そうしました。ただ本当にそのままではなく、ちゃんと殻から出して食べる部分の皮をむいてからです。


けすじ
上の写真は、皮をむいていないままです。
ヤドカリって殻から出すとこんなふうなんですよ。このプリッとしたところを食べます。


この皮は意外としっかりしているので手でむくことができ、内臓や余分なものをとります。
けすじ1


で、そのまま頂きまーす!



すっごいプリプリで、味もエビのようで、おいしかったです!!!!醤油に付けても良かったかもしれないですね。

ハサミは茹で食べたら、これまた美味しかったです。ごちそうさまでした。

けすじ2


やっぱ漁師さんは新鮮でイイもの食べてますね。

また食べる機会がありました。

さわりんプールで人気者のオオグソクムシ。前も食べたのですが、また、食べる機会があっていただくことができました。

また同じように焼きと茹でましたが、やっぱり焼いた方がニオイは強いですね。

オオグソクムシは、危険を感じたりすると、口からグレーの臭い液体を出すのですが、茹でた方は、出来上がった時に口から出てきました。臭かったです。

そして今回は、副主任の桑山さんにも食べて経験してもらいました。これで、お客さんにも伝えることができます(・∀・)つ

桑山さんは意外とイケそうな感じでした。
これで飼育スタッフは経験したのかな。
もしかしたらトダテさんがまだ?


今回茹でた方は、殻をとっているときに卵らしきものがあり、食べてみました。
たまご

これが本当に卵かはわかりませんが、たぶん卵ではないでしょうか。
ぼくはまだグソクムシの卵を見たことがないのですよ。

卵も貴重な経験なので、いただいてみましたが、味はなくて、触感が“蒸し芋”のようでした。


久しぶりに食べました。

お久しぶりな、さんちゃんです。

更新してなくて周りからもっと変なもん食えといわれてます。


さて今日は、漁師さんたちが昼間に帰って来たため明るいうちに深海生物の搬入があり、そのなかにこんな生き物がいました。

1


水族館に持ってきた時にはバラバラになっていたのですが、おそらくヒゲウミシダとい生き物じゃないかな~と思います。写真の部分は触手にあたる部分。

仕分けをしているときに思ったのが、これ食べれるのだろうか?

持った感じだと、真ん中の軸の部分は結構硬いんですけど、とりあえず、かじってみたらやっぱり硬い。
で、においも臭いんですよね。どう例えていいのか分からなかったので副主任の桑山さんとスダちゃんにニオイをかいでもらったら、

ペットショップのニオイ、ろ過槽のふたを開けた時のニオイ、メンダコが臭くなる前のニオイなどなど色々な表現が出てきました。←普通の人はわかりませんよね。


肝心の味というと、硬かったのでそれ以上はやめておきました。

魚やエビなどは食べてもある程度は大丈夫だと思うんですけど、こういうウミシダやヒトデなどわけのわからない生き物はホント危ないんですよね。

ま、ウミグモ食べた時点でかわらないですけどね。

エサっておいしいのだろうか。

「それエサですか?」

「そうですよ」

「それは食べたんですか?」

「これは…食べてないですねぇ」

「食べてみて下さいよ」

「そうですね!食べてみましょうか」

と、まぁこんな会話をお客さんとしてたわけです。



この会話のエサとは、クラゲにあげているアルテミアという小さいエビに近い生き物で、熱帯魚の赤ちゃんにエサとしても使われています。ブラインシュリンプという名前でわかる方もいると思います。

ブラインUP

ちょっと小さすぎて普通のカメラでは撮れませんでした。


全体

カップの中の色が付いているのがアルテミアです。ウジャウジャ入ってます。



これは、お客さんとも話していたのですが、世の中に食べた人はいるのだろうか?

小さすぎて食べるという考えにはならないですよね。


じゃ、僕が食べなきゃ!という流れに自然となっていくんですよね( -д-)ノ
周りは面白がって、あれ食えコレ食え言うんですよね…。


とりあえず、一人でバックヤードでちょびっとだけ食べてみました。

一人で食べた事をトダテさんに言ったら、撮影をしてくれると言うので今度は事務所でちゃんとスプーンを使っていただきました。

生きものが小さすぎるので、食べるのは“こして”からです。

こしたブライン
こすとこんな感じです。

ジェル
これをスプーンですくうと、スイーツのソースみたいじゃないですか?
僕には、マンゴーかオレンジーソースに見えました。


この量を食べるとなると、ドキドキです(゚∀゚)アヒャヒャ


食べると口の中でウジャウジャ動いてるのがわかるのか?とか、いろいろ妄想が広がっていたのですが、率直に言うと味は無い。

一匹が小さいから当たり前なのでしょうか、噛んでも味は無い。

食べる



この量のアルテミア、食べると舌触りがクリーミーで、溶いたクリームチーズみたいな感じ。


飲み込むのが何となく嫌だったのですが、エビなどに近い甲殻類なので美味しく頂きました(* ̄∇ ̄*)エヘヘ



本当はスダちゃんも一緒に食べる予定で、スダちゃんの分も用意しておいたんですけどね~(-ε-)ブーブー

また次ですね。
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