この冬の季節、漁師さんからたくさん深海生物がやってきます。

お付き合いのある凄腕漁師さんは、夜中出発で蒲郡から三重県や静岡県沖までいって数日間漁をして(台風など過酷な海況のときもあり)、夜中から明け方に帰ってきます。

疲れ切ってヘトヘトで帰ってくるのに、いつも笑顔で声もデカイ。



持ってきてくれるのは、深海150~300m付近の生き物たち。たけすいに持ってきてもらった生き物の中で、ヘロヘロで復活もできないぐらいダメージがある生き物をグルメハンターがチョスして食す。でも最近は、凄腕漁師さんの生き物の扱いがうまくなって、超凄腕漁師さんになってきているので、昔よりもかなり状態良く搬入されます。そして、担当スタッフの飼育技術も向上しているため長生きするようになってきました。



さて、そんな深海担当スタッフから、
「さんちゃんのために、知り合いからクリオネをもらった。食べてもらうためだからね。瀕死状態のもらったから食べて、感想聞かせてね。食べてよ。」






仕事中に突然言われた。
急に訪れた、北の妖精クリオネ試食。





どうなんでしょう、クリオネって食べれるのかしら。と、久しぶりに食べる機会が訪れたので躊躇しながらも調べると、よく分からない・・・「食べました。ウソです。」とか、

ちゃんとした食べた検索結果出てこないですね。イヤですね。

クリオネって、貝です。

ハダカカメガイのことを通称クリオネと呼びますが、普通あんなに小さいよく分からない泳ぐ貝を食べようなんて思わない。貝って当たると、腹痛とか酷いですよね。アサリに当たった経験あります。

食べているエサも特定の貝しか食べないとか。






検索しても、引っかからない。食べた話も聞いたことない。食べたら、もしかすると体がクリオネみたいに透明になるかもしれない。頭からヘンなものが生えてくるかもしれない。



でも、余分な事考えても仕方がないし、わざわざグルメハンターのために貰ってくれたんだし。
これは、食べてみるしかないでしょ。ね。



調理は、サイズ小さいので焼くわけにもいかず、茹でても勿体ないので、生です。生です。怖いです。


お椀の中のクリオネ。
お椀クリオネ


お椀の中に、クリオネ。不思議な感じです。



一口で、生でイキます。

指先クリオネ

「指先クリオネ」。




まずね、透明の体を噛んでみると、意外と歯ごたえがあります。味は、よく分からないですけど、他の貝と似たような貝臭さがあります。

そのまま噛み続けると、少し硬い触感の後に、苦みが襲ってきました。ニガイです。お薬より苦いです。
普通の貝じゃ~ん、なんて余裕ぶっこいていたら、やられました。衝撃ビックリです。


たぶん、内臓の苦みです。


ただでさえ、貝の内臓は苦手なのに。






飲み込むことは出来ず…。




クリオネの内臓ってあんなに苦いんですね。元気ピチピチだったら、もっと苦いのでしょうか。もしかすると、口の中を噛まれるのか。