今回は、


ついに手を出してしまった、新ジャンル。



深海ヒトデ。



深海の赤座布団、ゴカクホシヒトデ




ヒトデ類は、手を出してはダメだと思っていたんです。いや、今でもダメだと思っています。
ヒトデってよく分からないじゃない。



魚は日本全国で昔から、崇められたり、お祭りで掬われたり、釣られたり、観賞されたり、食べたり、時には超高額値が付いたりと、一年を通してどこかで見たり聞いたり話題にもされます。



女性からは「カワイイ~」なんて言われることがあれば、「キモッ!」って吐き捨てられることもあり、スルーされたりと様々な表現であったり接点があるもの。



エビやカニだって、美味そう、何人前?、カッコイイなんて言われたりもする。甲羅はお面になったり、奉納されたりと高待遇な良い扱いをされる種もいたり。






ではでは、ヒトデってどうですか。



ヒトデだね

お星様だね

手裏剣じゃん!シュシュシュッ!(タッチプールでは投げられることもあります。ボクらは、怒ります)、

キモイ!

などなど



ヒトデを見て「カワイイ~」「家で飼いたいっす」「高額でも欲しい」「是非、我が家の神棚に!」なんて言っている人は、見たことありませんね。いや、もしかしたら、ごく一部の方は言うかもしれません。



崇められることも無く

奉納とは程遠く

お祭りの出店の目玉になることも無い

見ていても、置物のようにほとんど動かない

タッチプールでは、子供達に積み重ねられ(ボクらは怒ります)、投げられ(怒ります)、小さな子に握りしめられ潰され(泣きながら潰さぬように交渉します)、死んでいると思われる時もある(生きていますアピール大)。


こんな、よく分からないけど、深海では重要な役割を果たしてしっかり生きているヒトデたち。



なぜ食べてしまったのでしょう。珍食試食をするのが私の仕事。



ゴカクホシヒトデ、毎シーズン漁師さんから搬入される、冬季深海常連生物です。


最初から食べ物ではないと脳は判断していました。






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ザルに乗るゴカクホシヒトデ。

ザルに乗っているゴカクホシヒトデなんて貴重です。滅多に見れないです。


このザル乗りゴカクホシヒトデ、実は、火を通した後の状態です。


今回は、茹でました。茹でザル乗りゴカクホシヒトデ。




茹でても、悪臭がするわけでもなく、爆発もせず、オオグソクムシのような変な液体を吐くことも無く、茹であがりました。
中身がどうなっているのか分からないため、茹で時間は適当です。この適当と言うのが、みなさんに驚かれます。



茹でても、触り心地とか変化は無く、なんとなく白っぽくなっただけです。



飼育中のゴカクホシヒトデは、体調が悪くなって来たり、死んでしまうと硬い体表がボロボロ剥がれ落ちる事があるんですが、茹でても変化無い。
予想では、どこかボロボロ剥がれるかと思ったんですけど、予想は外れました。


調理解体道具は、ヒトデの表面が硬いので、キッチンバサミを選択。右手に装備。


よく分からないので、とりあえず真っ二つに二等分します。


次に表面側の外皮を切り除いていきます。硬くて、生き物を切っている感じではありません。


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中はこのような感じでございます。

どこを、どれを食べればよいのでしょう。


とりあえず、この茶色のよく分からないデロデロしたものをターゲット。

試食開始です。


いつものように味付け無しで、そのままイートイン。





あ、あ、


あー不味い。


苦い。ニガイ。


この食べた部分は何ですか。エラですか。どこの臓器なの。


これは、2口でやめておきました。

食べるところもないし、苦いってなんですか。



やっぱり、ヒトデ類はダメです。