障害者になってみた ~発達障害のQOL~

42歳にして発達障害(ADHD・不注意型₍ADD₎)及び自閉症スペクトラムと診断された男の、闘病₍?₎と就職活動の記録です。(2015年11月に土地家屋調査士事務所に再就職しました) 障害者本人から見た世の中をなるべくわかりやすく書いてみようと思います。




とても納得のいかない出来事がありましたので、たまにはリアルな体験談をお話ししようと思います。たぶん私の発達障害特性に深くかかわっていることだと思いますが、私としては結論的なものは出せないのでご意見伺えれば幸いです。

さて、先日仕事中に駐車違反を取られてしまいました。。。
経費の基準については詳しくありませんが、今までの経験からすると駐車違反は基本的には私の車(社用車でも)を私の判断で駐車禁止の場所に停めたわけですから、違反を取られるのも自分で罰金を払うのも当然です。
ただ、例の上司から「社長に精算してもらえるように交渉してみたら?」と言われたので、経費の立て替え払いを清算するときに社長に聞いてみました。
すると、社長は気分を害した様子で「それは払えないな」と言いました。私はまあ仕方ないかと罰金以外の清算だけして、その話は終わったものと思っていました。

ところが社長はどうやら「個人的な反則金を会社で払えと言われた」と感じ、それを上司に「あいつはおかしい」とこぼしたらしく、上司から説諭が翌日ありました。いわく、交渉するというのは事前に駐禁の話を何気なく振っておいて、適当なやり方で補てんしてもらえるように誘導するということで、清算の時にいきなり聞くなど社会人としておかしい、とのことです。しかも、そういうやり方で精算してもらえるのは「仕事のできる奴だけ」なのだとか。

もちろん私でも事前に話を振っておくほうが気持ちとしては了承しやすいことは百も承知です。
しかし、経費の基準が気持ちの問題で決まるのもおかしな話なので、あえて事務的に聞いたつもりでした。それがまあ人付き合いとしては上手なやり方でないことも理解はできます。

ただ私としては、社長が「俺は仕事のできる奴の違反金は経費で出すけど、ムカつくやつの違反金は出さないぞ」というような話を自分の部下に堂々と主張するようなことは、人の気持ちとしては分かるけれど、そっちのほうが「社会人としてはおかしい」のではないかと感じるのです。

と、そんな話をド定形発達のカミさんにも家でしてみましたが、カミさんの反応も「上司の反応は当たり前じゃん」みたいな感じでした。。。

(そんなこんなで、今度の会社ももう長くないような雰囲気になってきています。)


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Japan Mensaに入会したことを以前書きましたが、一般的にはこれはあまり感心出来ることではありません。

「知能が高い」と自分で言うことは「自分は頭がいい」という自慢に取られることがほとんどだからです。実際会員でも公表している人の方が少ないようです。

メンサの入会資格は知能指数で上位2%ですから、日本の人口から考えると200万人以上が合格する可能性があるわけです。単純に学力が比例すると考えると偏差値70ですから、旧帝大やトップ私大に入ったような人はクリアできる割合がかなり高いでしょう。

しかし、知能指数は私の解釈では体力測定のようなもので、脳の反射神経や認識力、記憶の出し入れのスピードなどを測るだけのものです。つまり、「IQが高いと頭がいい」というのは「反復横跳びが早ければバレーボールがうまい」とか「身長が高ければバスケがうまい」というような理屈で、あまり的を得た表現とは思えません。

つまり、知能が高いことは頭がいいとは直結しないのです。
(ただし、確かに知能テストは「学習に有利な脳の特性」を測ることには違いないので、勉強が得意な人が多い事は間違いないと思われます)

そして、200万人が入会できるレベルの人であっても、メンサの会員は現在2000人に足りません。合格率は正確にわかりませんが、受験者の半分くらいらしいので、受けた人すべてを数に入れても4000人くらいにしかならないわけです。

意外と知名度が低いことはさておいて、知能が高い人でも0.02%しか受験せず、しかも受かってもほとんどが公表しない。それをあえて公表するのはなぜか?
きわめてタチの悪い謎かけだと自分でも思います。実際、先日の就職面接でもわざわざ履歴書に書いて落とされました。

まあ、それが良くも悪くも自分の性格を表しているんだなあ、と感じる次第です。


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今回の記事は、いつもながら私見が山盛りですので、うのみにしないようお気を付けください。

発達障害というのはそもそも理解が難しく、誤解を受けやすい障害です。噂によると支援機関や精神科医でも理解していない人がいるとかいないとか。

まず、発達障害というのは「先天的な脳機能障害」のことをいいます。
ウイングの三つ組みで言われる、「社会性・コミュニケーション・想像力」の障害については(私見です)二次障害的なものであり、障害そのものではありません。

つまり、「コミュ障だから発達障害」というのは、例えていうなら「熱があるからインフルエンザ」というようなもので、ただの風邪かもしれませんし、骨折から来る発熱かもしれません。

受診する人は現在の症状によって困りごとがあるには違いないのですが、診断の際に親や近親者の証言や記録を確認するのはそれらが「生来のものであるか、生育環境によるものであるか」を調べるためです。

発達障害は先天性のものを言うので、後天的にウイングの三つ組みのような症状が発生した場合は愛着障害とかその他の精神疾患であると診断されます。

さて、ではその「脳機能障害」がなぜウイングの三つ組みを生むのか、ということになりますが、これについては「共感能力」と「自己否定感」が問題なのだと考えられます。

人間は本来、自分で理解したことについて、自分の感情に従って、自分のやり方で行動するというのが当たり前です。当たり前すぎて文章にすると違和感があります。

しかし、発達障害者は感性が独特なので「自分の理解」や「自分の感情」を否定されがちなのです。
イメージが難しいですが、例えば周り中がヘビメタファンだったとします。中には爆音が苦手な人もいるでしょうが、そういう人に対し生まれた時から「うるさくなんかない。超楽しいじゃないか!」と言い続けたらどうでしょう?
(ひょっとしたらですが)「大きな音で頭が痛くなりいたたまれない」イコール「楽しい」という理解をしなくてはならないのではないでしょうか?

あるいは、愛着障害の記事でも書きましたが、赤信号を見て周囲の全員が「あれは青だ」と言ったら、赤く見えていても「青」と言うようになるでしょう。

物事の理解をそのようにしていったら、自分で理解して、自分の感情に従って、自分のやり方で行動するということがかなりチグハグになっていくでしょう。これが発達障害の「よくある症状」なのだと私は理解しています。

こういった症状はすなわち先天性の異常ではないので、「私はヘビメタ大好きだけど、あなたは嫌いなんだね」という理解が周りにあれば発症しないと考えられます。

しかし、「大きな音が極端に嫌い」とか、「赤いものが青く見える」ということについては先天性のものですから今のところ精神薬による一時的な対症療法しかみつかっておらず、治す方法はない、ということのようです。

そして、私はそもそもこういった先天的な症状については単に相対的に少数派だというだけで、「異常」とか「悪い事」と思っていないので、「治す」必要があるのかということにも疑問を感じています。


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