2004年07月10日

野村誠一のおもちゃカメラ CIRCUS 創刊号

fd06d343.jpg 今月創刊された雑誌CIRCUSの表紙・巻頭グラビアの撮影は野村誠一。モデルに白石美帆。
 以前、当ブログで藤代冥砂撮影のピンボケ表紙ザ・ベスト・オリジナルをとりあげたが、こちらは大胆なブレ写真。何かの偶然か、或は藤代を意識してやっているのか。面白いことになってまいりました。
 しかし、この雑誌での見所はそれだけにあらず。「玩具カメラ恋写館」と題して8ページのグラビア。モデルに青木怜。
 使用されたカメラはHOLGAとLOMO Action Sampler Flashとなっているが、フィルムがフジのRDPIII135と表記されているのでHOLGAはブローニー判の方ではなく、35ミリ判のHOLGA35AFXではないかと思う。
 トイカメラにポジフィルムを詰めてここまでの写真を撮れるのは流石である。特に見開きの写真などは、言われなければトイカメラとは判らない。蜷川実花がコンタックスでグラビアを撮るよりも技術面では数段上で、おそらくプロビアを減感したことで得られたと思われる色味も面白い。
 しかし今のトイカメラ・ブームは、思ったようには写らない意外性や時に失敗をも楽しむことにその意義がある。野村のようにほとんど完璧にコントロールされた写真を見せられてもトイカメラの魅力は半減するように思う。飽くまで技術にこだわるところが野村の限界かもしれない。また、技術を抜きにすると何もない写真になってしまうことは自身でよく理解しているはず。
 「恋写」にしても「必ずキレイに撮れるから女の子は心を開いてくれる」と発言しているように、まず技術ありき。裏を返せば「写真が下手なら恋にならない」ということ。写真技術に左右される関係性を恋とは呼ばないと思うのだが。

hustla_1_push at 02:06│Comments(0)TrackBack(0) 雑誌 

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