2004年09月27日

藤代冥砂 ROOM 3軒目 サブラ連載 (おまけあり) 

sabra_017雑誌サブラの連載第3回目、山本梓、根本はるみに続いて水谷さくらが登場。


やはりヤラセを疑う声は多いのか、

「『アイドルの部屋企画ったって、どーせヤラセでしょ!?』
某芸能事務所のマネージャーMさん、ナニ言ってんですかぁ!!
100%本物です!演出ゼロだからキャスティングが大変なんですってば!!
今回のはロリ系グラドルの大本命?水谷さくらちゃん。
噂では聞いてたけど、マジお嬢様だったんですね。
日本屈指のお屋敷街”芦屋”の邸宅にカメラ初潜入です!!」

と冒頭から怪しい雲行き。
藤代冥砂がこのページの為にわざわざ兵庫まで行くとは思えない。お嬢様の部屋と言うわりには狭くて天上も低いようだ。
本物かヤラセかは実はあまり重要ではない。荒木経惟も言っているように「写真は嘘をつく」。だから、本物に見えるか、ヤラセに見えるかがより重要なのだ。つまり、事実より見た目が大事。本物なのにヤラセに見える写真というのが最も程度の低い写真である。
この連載が多くの読者にヤラセに見えるなら、藤代冥砂の看板に傷が付くだろう。次に登場するアイドルは誰かなど最早どうでもよい。藤代がいつまで我慢できるか、どう辞めるかに興味は移る。


(おまけ)
記事ものの新連載「HELLO Good Job」が始まる。「村上龍の
『13歳のハローワーク』では決して語られることのなかったリアルでディープな憧れお仕事ハローワーク!!」とのこと。
第1回はグラビアカメラマンの前編。「長者」と「平民」を取材して記事を書いているらしいが、固有名詞は出てこない。何人かに取材して平均的にまとめたわけでもない様子で、かなり大袈裟な脚色を含み、ツッコミどころが多すぎる。
「長者」の方のカメラマンは、サブラの2枚看板である野村誠一と渡辺達夫の美化され過ぎたイメージなのか?「体脂肪率の低そうな引き締まった体」でゴルフを嗜み、「金には無頓着」な大御所なんていないと思うが。
また、「年に4、5本”ヒマな時に”引き受ける広告の仕事で受け取るギャラが、1本あたり500万円にのぼることもある」という記述もどうか。グラビアより広告の方が程度の低い仕事だという印象を与えかねないが、一般的にエロ本でヌードも撮るグラビアカメラマンには、クライアント(広告主)が嫌がるのでなかなかオファーは来ない。(雑誌自体もヌードのページがあると広告を出稿してもらいにくくなる)逆に広告カメラマンが暇なときにヌード無しのグラビアを撮ることはあるだろう。いずれにせよグラビアと広告をうまく両立させられるカメラマンは篠山、荒木、藤代など片手で足りる数しかいない。
他にもいろいろと酷い記述があるがキリがないので割愛する。
後編ではグラビアカメラマンになる方法について深く探究してくれるらしい。楽しみだ!

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hustla_1_push at 05:35│Comments(0)TrackBack(0) 雑誌 

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