写真展

2004年09月02日

グラフィティ・ライターたちのポートレート

b8eb7599.jpg南青山のBape Galleryにてカメラマンであるピーター・サザーランドが3年半かけて制作した『AUTOGRAF-NEW YORK CITY'S GRAFFTI WRITERS-』の展示。
グラフィティ・ライターたちのポートレートに、彼らのタグ(サインのようなもの?)を書き足したユニークな作品が並んだ。アートとして認められつつあるとはいえ、違法行為であるグラフィティのライターたちが写真に収まることはリスクが高く、数人を除いてはみなマスクを被ったり、Tシャツを引っぱり上げて顔を隠したり、写真のブレを利用して顔が分からないようにしたりしている。グラビアアイドルたちが肌をどこまで隠すか、或は全てを露にするかということにも似た面白さがあった。
写真技術は稚拙だが、50名以上ものライターたち(日本でも有名なKAWSやFUTURAなども)を探し出し、写真に収めたことは驚嘆に値する。
ストリートの最前線にいる者には、ベッドルームにいる者からの批判をかわすフットワークの軽さと強かさがある。続きを読む

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2004年07月06日

蜷川実花写真展 over the rainbow @ Laforet Museum Harajuku

 写真集『mika』『over the rainbow』の発売に合わせてラフォーレ原宿で開かれている写真展。7/11(日)まで。

 小生はオリジナルプリント至上主義ではないし、巨大なプリントでも写真の価値がそれに比例して大きくなるわけでもない、むしろ多くの人の目に触れる印刷物の方が重要と思っている。写真集で見れるものをわざわざ写真展に足を運んで見ようとはなかなか思わない。
 しかし、写真展の客を見れば、その写真家がどういうひとびとに指示されているかが判る。極論すれば写真展とはプリントを見る場所ではない。客層を見るべきなのである。
 ラフォーレミュージアム原宿という場所柄、若い女性客が多いとかいう大雑把な把握の仕方ではなく、彼女らがおしゃれさんなのか、やぼったいのか、少数派の男性客や年輩者にも注目したいところである。
 小生は平日の昼間に行ったのでサンプル数があまりに少なく、ここで印象を語ることは控えるが、当ブログ閲覧者に足を運ばれた方がいれば感想レポート頂ければ幸いである。続きを読む

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