すっかり春めいてきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夜も眠れぬほど心配していたセガレの就活もどうにか終了してとりあえずは卒業も決定しているとのことで、親としてはどうにか安堵しているところであります。
過去の就職氷河期に比べたら圧倒的に楽な就活だったはずなのだが、なんたて予期せぬ武漢コロナ禍によって突然の強烈な逆風。
2月中ごろに最初に出た内定が転勤前提だったこともあって辞退して、受かる確信もない次の希望先に賭けると言ったときはさすがに心配したけど、上手いこと納めたのはホント良かったですわ。
問題は今の住居から通勤で1時間程度かかるというところで、オレが勝手に勤務先に近い物件を勝手に探したりしてますよ。
まぁ今の部屋と街が気に入ってるから、しばらくは通いながら考えるとのことなんでほっとくか。
オレも一度くらい上京して様子を見に行きたいんだがなぁ・・・武漢コロナ禍で全く行けてないだけに心配は心配。ついでにミカド行きたい・・・

そしてシン・エヴァンゲリオン劇場版の公開から1週間ちょっとが経過したわけだが、皆さん劇場でご覧になられただろうか?
こんなイナカのシネコンでも、4つのスクリーンを使って1時間おきに観れるようにスケジュールが組まれていたのにはさすがに驚かされましたな。さすがは東宝東映のダブル配給。
オレは木曜日に有給を取って、妻と共に12時台の上映で一番大きなスクリーンで既に観ております。
丁度結婚の準備をしている最中にTV本編の放送が始まり、旧劇場版なんかはセガレが妻のハラの中に入ってたときに観に行ったっけなぁとか、破とQはセガレも込みで3人で観に行ったっけなぁと、その関わった期間の長さに今更ながら驚かされるし、それだけに四半世紀を経ての本当の終局には感慨もひとしおという方も、オレだけじゃなくもの凄い数の人がいることでしょう。

shf_saber_bd_1さて先月到着分のフィギュアーツは2体だったわけだが、まずは一般での発売だった仮面ライダーセイバーブレイブドラゴンから。どうやら既に再販もかかっているようだから、今でも入手しやすいのではないだろうか。
いつものように主役ライダーの最初のリリースということもあって、必要なあるべき付属品をカットした最低限の構成でのリリースとなっている。
造形はそこそこいつものフィギュアーツクオリティではあるものの、もうひとつのライダーの顔ともいえるベルトに装填されたワンダーライドブック部分のみならず、塗装もオミットされてる部分がかなり多くてそのままの状態ではかなり寂しく感じてしまう。
なんたって同じようなスケールのプライズ向け固定フィギュアや、より安価な食玩の装動でさえもワンダーライドブック部分はしっかり再現されてるだけに、ハイターゲット向けのS.H.フィギュアーツで省略されるというのはどうにも承服しがたい。
ジオウのライドウォッチはあのサイズだけにまだしょうがなかったのかもしれないが、今回のワンダーライドブックに関してはシール1枚付属させて購入者にひと手間委ねたところで何の支障もなかっただろうに、何故そういった措置を取らなかったのかが本当に理解に苦しむ。
もちろん真っ先にワンダーライドブックには、直接見えない表紙も含めてしっかり再現した。
塗装で省略されてると感じるのは、胸部と腹部に背部にかけて存在する刃の意匠が成型色のみで、マスクに繋がっている刃のメッキシルバーと色合いが異なってるところ。
上手い人は成型色の部分に色を乗せたという方もいたようだが、ここは場所が場所だけにかなり難しい。
オレもここは気になってたのでバラして手を入れかけたが諦めた。ここは多分極細の筆での塗りがベストなのだろう。
同じくマスクの右目下部にも少し塗られてない部分があるのだが、ここも塗るのが難しい。ここしっかり塗られてるだけでマスクもグッと締まるのになぁ・・・
今回まともに塗れたのは、ベルトの両脇にあるソードライバー必冊ホルダーだけである。
ホルダー部分に白を塗ってからシルバーを重ねたのと、ベルトに接続してる部分に赤を追加しただけではあるが、塗らないよりは格段に見栄えは良くなるだろう。

shf_saber_bd_2付属品は専用武器である火炎剣烈火に、手首が開手、武器持ち、構えがそれぞれ左右となっている。
火炎剣烈火も成型色で見栄えがよろしくなかったので、バラして手っ取り早くメッキシルバーを噴いてグリップ部分と剣先のシンガンリーダー部分にもシルバーを追加した。
そもそも火炎剣烈火の刀身の構成は、プロップだと刀身内部が赤地にシルバーで模様のラインが描かれてて、はめ込まれたクリア部分が透明で模様のラインに赤が入っているのだが、製品だと刀身内部がシルバーではめ込まれたクリア部分が赤のクリアパーツで再現されているので、見栄えにプロップ感がなくなってしまっている。ここは普通にプロップ同様の仕様で再現できただろうに。
幸い割と簡単にバラせるので、技術のある方はクリアパーツ部分をクリアで複製すれば、あとは塗装の工夫でプロップ同様に再現することも可能だ。
ただお手軽に刀身内部をシルバーにして、赤のクリアパーツの模様のラインに濃いめの赤でスミ入れするだけでも見栄えはグッとよくなるので、オレはこちらを選択した。
手首は必要なだけは付属してるかなとは思うが、ワンダーライドブック持ち用もあっても良かったのではないかと思う。
今回は手首の甲の部分が外れるようになってて、手首を交換するたびに甲のパーツも入れ替える仕様となっている。
なんかケチくさくも感じなくもないが、ちょっと交換が面倒だが仕様としてはこれでも問題ないだろう。
付属品で足りないのは、クローズ状態のワンダーライドブックと納刀状態を再現するためのグリップ。
真骨彫であればワンダーライドブックは開閉可能で各面もしっかり再現されていただろうが、無印のフィギュアーツであればまぁ付属はしないんでしょう。
納刀状態のグリップは今週末発売の仮面ライダーブレイズ ライオン戦記に付属とのことだが、これは普通に付属させてもらいたかった。
なんたって納刀状態じゃないと、必殺技のひとつであるいわゆるライダーキックの火龍蹴撃破の再現ができないのだから。

shf_saber_bd_3アクションは片手剣を振り回すだけなのでそんなにオモシロミは無いわけだが、左手で持たせた場合は逆手持ちにさせるなどのバリエーションが考えられるので、そこまで退屈はしない。
全体の可動域も充分ではあるのだが、右肩のドラゴンの頭部が胴体と接続していてヒンジで上下にしか動かせないので、マスクが右を向くとカブってしまうのはいただけない。
ここはヒンジじゃなくボールジョイントで2軸方向で動かせれば、1軸のヒンジよりはマスクとの干渉は避けられただろう。
面白いのは右側だけに垂れたローブ部分で、ここは軟質素材で構成されてて腰部のジョイントに輪っかで引っ掛けられて接続されている。これによって前後に動くようになってて、右足の動きに応じて任意の場所に持っていけるわけだが、腹部の模様となるべく連続するようにして、大きく離れないように心がけたい。
もし後方にめくれたような状態にしたいのであれば、熱湯にくぐして柔らかくして成型してから冷水で冷やすだけで再現できるし、戻したければ再度熱湯にくぐせば簡単に戻るので試していただきたい。
炎の剣士ということで魂エフェクトの炎を合わせたくもなるところだが、試しに手近にあったアマゾンアルファ付属の炎を合わせてみたところ、どうにもしっくりこない。
劇中で刀身全体が炎を放っていることもあって、エフェクトをまとわせた程度では思ったようにはならないようだ。


さて『仮面ライダーセイバー』本編だが、ここ数年の仮面ライダーの中では間違いなく一番の低人気なのだろう。
それこそシン・エヴァを観に行ったときにおもちゃ売り場を覗いたのだが、売れた形跡のないフルラインナップが揃っていたので、まぁそうなんだろうなと。
色んな要因があっての不人気なのだろうけど、その要因の一番は変身アイテムがクッソだせえからなのだろう。
ワンダーライドブックの表紙を開いて口上が読まれ、一旦それを閉じて装填して聖剣を引き抜くと頁が開いて変身って、それを視聴層である子供たちが真似したいのか?といえばそうではないゆえの売れ残りっぷりなのはまず間違いない。
ただ物語の本筋はゼロワンのような全編に渡る支離滅裂さを感じないし、現代社会にファンタジー世界を上手く組み込んだような世界観は決して悪くは思えないだけに、ここまでの不人気はもったいないなと強く思う。
繰り返すがゼロワンなんか比較にならないくらいに面白い。

ソードオブロゴスの剣士たちはせめてフィギュアーツで全て揃えたいなとは思っているだのが、現状まだリリースの気配が無いのは、バスター玄武神話、剣斬猿飛忍者伝、スラッシュヘンゼルナッツとグレーテル、最光エックスソードマン、サーベラ昆虫大百科の5体。
スラッシュはリリースするとしたらブレーメンとのコンパチにできるだろうし、最光もボーイズトイ同様にシャドーと絡めての展開が可能だろう。
ただし前述したように全体的な不人気っぷり。どこまで商品化されるのか全く読めないのも歯痒いところだ。
セイバー、ブレイズ、エスパーダは3冊フオームも欲しいくらいなんだけどなぁ・・・