akiba-pop for new people

渋谷系的なアニソン、ゲーソン、声優ソングの紹介&感想など

January 2020

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『わがまま☆パンケーキミックス』(2020/2/26)
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 広川恵一(MONACA)が手掛けたWebラジオ"吉岡茉祐と山下七海のことだま☆パンケーキ"のテーマ曲シングル(番組内か、コチラの動画のBGMとして耳にできます)。 
 本記事を執筆している現在では、未だ正規リリースがされておらず、コミケの企業ブースにて先行販売が行われたのみ。僕はコミケ2日目の昼頃、音泉のスペースに向かったのだが、すでに完売しており、入手は叶わず。皆も正規発売日前に予約しておきましょう。
 手に入っていないCDについて書くのはどうなのか、とも思うのだが、ラジオ内で耳にしたこの楽曲は、少しでも早く誰かに教えたいほど魅力的で、アニメ、ゲーム、声優ソングといった領域における、沖井礼二の作編曲の影響力について考えさせられたりもした。
 下記では改めて、J-POPの教科書には載らない、僕らにとっての沖井礼二的ポップスの扉を開けてみよう。
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し・ふぉ・ん『macoron』(2008/1/25)
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 し・ふぉ・んは、Ritaと涼森ちさとの二名からなるポップスユニット。本盤収録の"Dote up a cat!"は、美少女ゲームのOP曲として世に出た沖井礼二リスペクト的楽曲。
 余談だが、僕にとって、し・ふぉ・んの2009年作『murmur』は、これまで過去に聴いてきた渋谷系的アキバ・ポップのCD全ての中でも、トップ5以内に数えたいほどの大名盤。あまねく全てのインディー・ポップ好きに聴いてもらいたい。
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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない Complete Collection』(2011/12/7)
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 高坂桐乃(CV:竹達彩奈)が歌うM-2"Shine!"は強力だった。後に竹達が沖井礼二楽曲"Sinfonia! Sinfonia!!! "で歌手としてソロデビューを果たしたことによって、本曲の先駆性はより認知されていくことになる。
 ATZ recordsからリリースされていた、『クマロボクロニクル』(2015/04/25)には、コンポーザーのクマロボによるデモバージョンが収録されている。併せてチェックしておきたい。さらに言えばクマロボさんは、"はるかぜの科学"というエヴァーグリーンな声優ソングも世に送り出している方なのです。 
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Sweety『UNLUCKY GIRL!!』(2012/5/30)
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 アニメ『戦国コレクション』とのタイアップにてリリースされた、Sweetyのデビューシングル。タイトル曲"UNLUCKY GIRL!!"は、当時すでにボカロシーンにて渋谷系サウンドを彷彿とさせる数多くの楽曲を世に送り出していた、OSTER projectの作によるもの。
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フーリンキャットマーク『キュートビートシンフォニー』(2013)
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 アキシブ系同人音楽サークル、フーリンキャットマーク初期のアルバム。Cymbals好きは本盤収録の"少女アリスの憂鬱"に耳を傾けて。多くの名盤を発表しているサークルだけれど、渋谷系ギターポップという意味では、シングルコイル的な音色でジャングリーにジャキジャキ刻まれるギターが前面に出た本作の魅力は特別だ。
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『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS ANIMATION PROJECT ORIGINAL SOUNDTRACK』(2016/3/30)
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 アニメ版『CINDERELLA GIRLS』にて、田中秀和(MONACA)が制作した劇伴は、アニメBGMにおけるソフトロックやラウンジミュージックの完成形とも言えるものだった。中でもパパパコーラスに導かれる"The Girls Etiquette"はCymbalsリスナー必殺の一曲。アニメ放映前のPV内にも使用されると同時に、一部リスナーに大きな衝撃を与え、音楽面への期待感を膨らませてくれた。
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ピュアリーモンスター『IDOL∞PRISM』(2019/12/11)
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 声優アイドルユニット「ピュアリーモンスター
」のアルバム。M-01の"真っ白な地図"、まるで未だ作られぬアニメ版THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS3期のOP新曲を耳にしたような驚きが耳に飛び込んでくる。まさか、と思い調べれば作曲は滝澤俊輔さんで。ストリングス伴奏のアイドルアニメ的ポップスの模範形。

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響木アオ『電子のシンフォニー』(2018/8/17)



 これはバーチャルyoutuber響木アオが歌うエレクトロ・ボサ。今でも花澤香菜“あかいりぼん”や、『アイカツ!』の“fashion check!"が好きな人に聴いてもらいたい。

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fhána『青空のラプソディ』(2017/1/25)

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 『
小林さんちのメイドラゴン』OPテーマとなった"青空のラプソディ"のシングル。3年前に初めて聴いたときは衝撃だった。あたかも1994年〜1995年頃の小沢健二のシングル曲(まるで"強い気持ち・強い愛"のような)を思わせる、スウィートな高揚感に包まれたサルソウル風ポップソング。そして時は流れ2020。小沢健二の新曲"彗星"と、この曲を交互にリピート再生して慈しみたいね。

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『この素晴らしい世界に祝福をキャラクターソングアルバム 唄う我らに臨時報酬を! 』(2016/3/9)

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 つい最近、とあるオタク系ショップの店内BGMで、このアルバムに収められている、アクア(CV:雨宮 天)の"水色イルミネーション”が流れているのを聴いたとき、心が洗われるようだった。というのは言い過ぎかもしれないけど、嘘ではない。知らない曲だったので、すぐにその場で歌詞を頼りに検索し、このアルバムの収録曲であると判明した。ジョビンがCTIに残した録音のような、端正な声優ボサ。

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