2011年03月10日

ガスコンロ 陽が伸びる 僕が感じる違和感

a1e60232.jpgさて 今日の写真 軽トラの助手席になぜかガスコンロ??? なぜこうしたものがそこにあるのか理由はおわかりでしょうか? はい 答えは簡単 朝一番の収穫時などに 手が寒さで痺れてしまった時に これで 暖めるのですね まさに シベリア抑留を思い出します(いくつだお前)

3月に入り 今日ももう一段と暖かくなってきた そろそろ育苗ハウスを密閉状態から解放すべく サイドの裾を開けねばという時期だ これからは寒さではなくて 暖かさとの付き合い方が始まる 暑すぎても寒過ぎても 野菜はできない そこそこ寒くて そこそこの暖かさを野菜は好む そうした環境をすべて 僕が与えることなんてできないけれども できるだけ配慮するぐらいはコントロールしてあげる それが 僕の仕事です
 陽がずいぶん伸びてきた 12月には夕方5時で暗かったけど 今は5時半まで仕事ができる こうして 夏至までどんどん太陽の黄道は高く上る ああ こうしてどんどん仕事時間が延びていく 一番長い時は 夜7時半までいける おいおい・・・どんだけ働くんや と 毎年 この時期に戦々恐々となるんですね

 今日は果菜の日 ってことで 一番手のかぼちゃの種まき 直接ポットに種まきするので 山ほど種まきすることになる 今年から積極的に 固定種を使う F1ではなくて 自家採種したものを仕入れました 日本でもこうして 細々とやっているところがあるのですね
ただ 昨年のイベントなどでも話した通り 自分の畑で 野菜の種を自分で取ってということはできません また 今後それを積極的にやっていくつもりもありません 
野菜を育てて 完全無農薬で年間10品目の野菜を販売していくということは 簡単ではありません プロとして 農園をやっていくというのは 趣味の家庭菜園とは違うものです
草野球でたまの日曜日に遊びで140キロを投げるアマチュアがいたとしても プロに入って 週6日でローテーションを守りながら先発するのとは 求められるレベルが違うと言うことはおわかりだと思います

 ちょっと関係ないことかもしれませんが つい先日 外国に住む方がグループで日本に滞在する予定があり 成田空港へのついでに 僕の農園を見学したいとの連絡がありました
ま もちろん ありがたいとは思いますが 直接僕のお野菜を買っていただいているお客様でもなく 農業者でもない方が畑を見学されることの意味合い そして 訪問日が出荷日ということもあり(明日も出荷日ですが朝4時ぐらいから戦闘モードに入るのです) とても 僕一人では 対応できないということで お断りいたしました 
誤解をして欲しくないのですが 僕にとっては 畑というものは 職場です 一般の方が会社にお勤めされるのと同じで 仕事をしに行くのですね ただ 多くの方は 僕の畑に (遊びに行っていいですか? 見学に行っていいですか?)とよく言われます 逆の立場で考えてほしいのですが 僕がお勤めされている 一般の方の会社に 同じように 遊びに行っていいですか? 見学に行っていいですか?と言われたらどう思うでしょうか? もちろん その会社の商品なりを購入予定とかではなく・・・おそらくは 仕事の邪魔でしょう

 何が言いたいのか?と言えば 一般の方から見ると 農業 というものはそうしたものに見えているということなのです もちろん 僕が朝から晩まで遊んでいると思っている人はいないと思いますが 一般の人は 農業というものの実態を知らない分 ある意味 僕たち 農業者に対して 知らないうちに 自尊心を損なうようなことをしているのかもしれません 
農業の世界に入って 何度もそうしたちょっとした違和感を感じるたびに 唇をかみしめることもありました 野菜を持ってきて欲しい と仲間から言われて 持って行って いくらいくら と言うと (お金を取るの?)と びっくりした顔で言われたこともあります それが 仲間だからこそ こみ上げるものがありました そして 二度と僕はその場に野菜を持っていくことはありませんでした 

 農業の世界は 一般の世界とはずいぶんとかけ離れたものかもしれません 実際 そうなのでしょう ただ 僕は普通に野菜を作って 普通に売って 生計を立てているだけです 
特別なことは何もありません 常識をあてはめれば なんてことないのですけどね・・・なんだか 今日書いた内容は うまく伝わっているという自信がないのですけど 誤解は多少あれど その真意を汲み取っていたただければ ありがたいと思います 失礼いたしました 御不快なお気持ちになりませんように・・・

hyakusho at 23:27│Comments(0)TrackBack(0) 新規就農 

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