2007年10月26日

丸尾勝代メッツォソプラノリサイタル

26日「丸尾勝代メッツォソプラノリサイタル〜古希を記念して〜」を聴きました。
丸尾勝代リサイタル
花

26日広島県民文化センターホール 18:30開演
 丸尾勝代 
賛助出演:梶原美智子    ピアノ:花岡千春

 メッツォソプラノ丸尾勝代さんの古希を記念してのリサイタルです。メッツォの方のコンサートにはあまり伺ったことがなくて、「太めの声、迫力で押す声」という勝手なイメージを持っていました。しかし、丸尾さんのリサイタルでは柔らかな丸みのある声が感じられて、ソプラノとは違った温かさに満たされました。
 8歳から童謡を歌い始めたという丸尾さんのプログラムは「赤い靴七つの子十五夜お月さんめえめえ小山羊シャボン玉月の砂漠」という身近なメロディから始まりました。1曲1曲を大事に歌われていることが声にも表情にも現れていて、思わず聞き入りました。
 次は熊野町出身の作曲家坊田かずまの作品から、かずま作曲の童謡を6曲、歌曲を3曲。丸尾さんは「坊田かずまの会」の名誉顧問を務めていらっしゃいます。
 そして「二つの女声による小ドラマ」として「おろかな嫁さま」(瀬川拓男・詩/菅野浩和・曲)をソプラノの梶原美智子さんと演じられました。二声の調和が心地よく、民話の楽しさを立体的に味わえて、会場もリラックスしました。
 休憩後は「日本の名歌を集めて」と題して「浜辺の歌赤とんぼみぞれに寄する愛の歌」など8曲。静かに歌われた「雪の降る街を」やパリ娘のおしゃれな感じのよく出た「お菓子と娘」は特によかったように思います。
 最後の大曲は「〜六代目菊五郎の娘道成寺に寄せて」(深尾須磨子・詩/橋本国彦・曲)。安珍・清姫の激しい物語をレチタティーヴォを多用しながら描いた難曲です。丸尾さんは和服調のドレスの上に華やかな内掛けを羽織られて熱演されました。
 アンコール曲の前奏が始まって客席の雰囲気がほどけたのは、その曲が「川の流れのように」であることがわかったからです。古希に相応しい、また茶目っ気あふれる選曲で、楽しい雰囲気のうちにリサイタルが終了しました。会場の雰囲気からも、丸尾さんがお弟子さん方からとても愛されている先生なのだと感じられました。歌を大切にして、その曲本来のものを表現しようとされる熱意の伝わってくるリサイタルだったと思います。どれも表情豊かで、ときにはユーモラスな表現がエネルギッシュで若々しく、また愛らしく感じられました。

ふれあいコンサートチラシ
 さて、28日(日)日赤広島看護大学での「第5回ふれあいコンサート」では丸尾さんがリサイタルと同じ坊田かずまの曲を歌われます。「かに願かけたお手手の門狐の嫁入り青葉のトンネル七夕おどり」の童謡6曲と「つりがね草はぐれ島赤い絵日傘」の歌曲3曲。ピアノは上杉智穂さん、ナレーションをが務めます。子供たちの器楽演奏もあり、楽しいコンサートなので、ぜひお出掛けください。

 日本赤十字広島看護大学男性健康づくりグループ主催
第5回 ふれあいコンサート
10月28日(日) 13:30開演
日赤広島看護大学学園祭会場ソフィアホール
  廿日市市阿品東1-20 (0829)20-2800 
     入場料300円(小学生以下無料)
Posted by hyo_gensya2005 at 23:58│Comments(0)TrackBack(0) 声楽 | 朗読

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