磐田の病院医師 ブラジル人家族に暴言 
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150128/CK2015012802000084.html 

救急病院で働いてましたが、夜間救急は現場の応急処置で手一杯で、事務能力は、ほとんど機能してません。診断書や紹介状作成する余力なんてないですよ。件の病院も、夜間救急では、診断書を出さないと定めていたそうです。 

以前の勤務先も、夜間の事務能力上げようとして、医事課の夜勤始めたら、2ヶ月のうちに約半分が辞めて、病院の機能自体が麻痺しました。 

事務仕事やろうとする人は、夜勤なんてやりたがらないです。募集しても夜勤があると分かると誰も入ってきません。社会の仕組みがそのように出来ているのです。 

医事にさける人件費を倍増すれば話は別なんでしょうけど、それを実現するためには医療費を大幅に上げる必要があります。要は、倍のサービスを要求するなら、倍のコストを払えってことなんです。 

あと、自分が患者として、救急病院に行ったときの話を書いておきます。結果として左腕の手首と肘を骨折していたのですが、異常なしと診断されました。診断した医者は明らかに研修医で、ベテランの看護婦(おそらく婦長さんクラス)に相談しながらレントゲン写真を見てました。 

肘から先が冷たくなり、指先は紫色になっていて、どう見ても、骨か筋に異常があるのは明白だったにも関わらずです。とりわけ運が悪かったのですけど、夜間救急はそんなレベルです。まともな診断書なんて作成出来ません。まぁ、診断が誤ってても応急処置自体は正しかったので、特に不利益は被ってはいないのですけどね。 

このブラジル人の父親は、2時間医者に食い下がったそうですね。その間にどれだけ急患が発生してたんでしょうか。処置が遅れて、亡くなった方がいたかもしれませんし、障害を負うことになった方もいたかもしれません。 

親にしてみれば、言葉は分からないし、娘かわいさに精一杯だったんでしょうけど、結果から言って、救急医の判断は間違ってなかったわけです、全体的な状況を鑑みれば、まさに「クソ、死ね」ですよ。医者が口にすべき言葉ではないですけど。