よく、組織票って言葉を耳にしますよね。日本は思想・良心・信仰の自由が認められてますし、投票の自由が保証され、基本的に不正選挙もありません(選挙違反は山ほどありますけどね)。

にも関わらず、どうやって票を組織化するんでしょうか?

今は知らないですけど、昔は組織化する方法がありました。政党、組合、宗教団体、業界団体... それぞれの寄り合いで、投票用紙に特定の印を入れることを指示し、開票所に入り込んだ各組織の一員が、印が入っているかどうか確認することで、達成率を評価していたのです。

中選挙区で自民党同士で闘っていたときは、よくこの方法が使われました。都市部においては、組合系の票を固めるのに同じことが行われていたはずです。

達成率が低いと、ペナルティーが与えられますね。自治体への補助金が減らされたり、業界団体が陳情に行っても、まともに扱われなかったり、まぁ、いろいろですよ。なので、各地域・組織の元締めは、票固めを必死でやります。

投票率が下がっているのは、おそらくですけど、こういう露骨な票固めがやり難くなり、都市部においては、生活と政治がかけ離れている(と思っている)人が多いからでしょう。

昔は、選挙は戦で、政治は闘争でしたから、選挙民も本気でした。投票率が下がっているのは、平和の証ではありますが、緩やかな滅びの道でもあるのです。自国や社会の問題解決に取り組まない愚民の群れなんて、簡単に滅びますよ。

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