2008年12月06日

タカデン株式会社 
代表取締役 高雄 雅彦様インタビュー


ホームページ:http://e-takaden.com/



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 インタビュー日時 2008/10/2


企業情報
社名:タカデン株式会社 
表彰歴 約五年
業種:電気・電気通信工事業
主業務:電気・電気通信工事
創業・設立:1992年
資本金:300万円
総従業員数:12名(全員正社員)
代表取締役社長:高雄 雅彦
ホームページ:「http://e-takaden.com/」



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左:高雄社長 右:弊社田村

二時間渡りお話しを聞かせて頂きました!





■御社にはどのような表彰がありますか?
 社長賞、サンクスカード賞、理念実践賞、わぉ!ストーリー賞、環境整備賞、最優秀社員賞の六つがあります。


■社長賞について教えていただけますか?
 社長賞は、ここ一番で自分の役職を超えた仕事をしてくれた人に注目を当てる賞ですね。
例えば、一昨年は事務の女性社員が表彰されました。彼女が表彰された理由は、人手が足りないときによく現場に入って頑張ってくれていたからです。今のところ社長賞は自分の通常業務以上のことをしてくれた社員に贈っています。


■サンクスカード賞について教えていただけますか?
 サンクスカード賞は「ありがとう」のメッセージをカードにして贈った数ともらった数によって選考、表彰されます。社員同士で褒め合う文化を推進するという目的で行っている賞なので、サンクスカードをもらう数よりも渡す数を重視して表彰をしています。選考はサンクスカード委員会のメンバーが行います。


■理念実践賞について教えていただけますか?
 これは当社の理念を実践するという目的で作った賞です。この賞の選考方法は、理念実践委員会が自分以外の人を、毎月自分で定めているチェック項目でチェックして、その評価ポイントの合計が一番高い人を表彰する、というものです。


■わぉ!ストーリー賞について教えていただけますか?
 この賞はお客様からの感謝の声に関して社員を表彰する賞です。当社はお客様からいただいた、ありがとうの話を朝礼の中で発表しています。それを、わぉ!ストーリー委員会リーダーの人間が一番印象に残ったものに点数を付けて、その累計で表彰しています。点数の付け方は、感謝されている話の数が多いということや、感謝の質でも評価されます。


■環境整備賞について教えていただけますか?
 当社は5Sに基づいて清掃活動を行っています。この賞は、朝もしくは夕方の空いている時間に社員が、週ごとに決められたエリアの清掃をして、チェック項目に関して出来たか出来ていないかを自己申告することで、清掃活動を点数化し、一番出来ている人を表彰する賞です。この賞は環境整備委員会が選考しています。


■最優秀社員賞について教えていただけますか?
 この賞は今まで挙げた社長賞を除く四つの賞で得られた評価の点数を足し合わせて、その合計が最も高い社員を表彰する賞です。いずれかの賞で表彰されている人は、評価の点数も多いので、表彰される可能性も高くなります。


■委員会制度について教えていただけますか?
委員会は現在のところサンクスカード委員会、理念実践委員会、わぉ!ストーリー委員会、環境整備委員会の四つがあり、それらを全てあわせて人づくり委員会と呼んでいます。当社の理念を実践する目的で導入しました。
それぞれの委員長は、部門のリーダーなどではなく、新しい社員や、サブの立場にいる社員に任せています。


■表彰はどのような場でどのくらいの頻度で行っていますか?
 年に一度の経営計画発表会で表彰しています。表彰は全社員の前で行います。この経営計画発表会には二年に一度外部の人も招いています。


■どのくらいの人数を表彰されていますか?
それぞれの賞の受賞対象者は一名です。社員十二名で六つの賞があるので、半数近くの社員を表彰しています。ただし、賞を同じ社員に重複して与える可能性はあります。


■表彰にはどのようなものを受賞者に贈られていますか?
 年によって多少変わりますが、表彰状と副賞を贈っています。


■副賞の内容について教えて頂けますか?
 副賞は商品券もしくは商品を贈っています。表彰制度導入時に金一封を贈る、ということも検討しましたが、税務上の処理が煩雑だということもあり商品券を贈ることにしています。商品を贈る場合は、受賞者が好みそうな実用品を選んで贈っています。
金額に関しては最優秀社員賞が二万円相当、社長賞が一万円相当、残り四つの賞は五千円相当となっています。また、最優秀社員賞のみ特別に予算を付けて、私と受賞者の二人で受賞者が望むところに出かけます。


■最優秀社員賞のみに付く副賞について詳しく教えていただけますか?
例えば、ある社員を最優秀社員表彰したときには、ガチンコプロレスを見に行って、高級レストランで食事をして、楽しい時間を過ごしました。そうして気分が高揚している状態で普段はあまり話をする機会がない、お互いの将来の会社に対するビジョンや夢の話が出来ました。
また、二回目はサルティンバンコ(サーカスやオペラ、演劇が合わさったようなもの)を見に行って、眺めのいい高層レストランで食事をしました。このときも前回と同様に優雅な気持ちで話が出来ました。そして気分が高揚している状態でゆっくり話すことで、プラスの気持ちでの話が出来ましたね。その後に実際に受賞者からコメントをもらいましたが、普段話すことが出来ないようなことも話が出来たといっていました。緊張しました、という声も多いですけどね(笑)
私自身個人的に社員とあまりゆっくりと話をする機会も少なくなってきましたが、このような場では一対多では伝わらないことも伝わりますし、良いコミュニケーションの場になっているのではないでしょうか。


■受賞者の方々は、表彰されるときにどのようなコメントをされますか?
 受賞者はスピーチのときにその賞を取るまでの振り返りと、これからの抱負を述べますね。


■表彰で何か工夫していることはありますか?
表彰の時に渡している表彰状は通常のサイズよりも小さいものを、額に入れて贈るようにしています。これは家に持って帰って、飾ってもらいたいからです。また、表彰に使う賞状に記載される表彰のタイトルですが、社長賞のみは受賞者が表彰されるに至った内容へと毎回変えています。
あと、表彰の選考を仕組み化しています。選考は人づくり委員会が行います。評価基準は明確になっており、全て定量化されますので非常にわかりやすくなっています。そして、プラスαの部分のみを評価していることも工夫していることでしょうか。


■表彰制度を導入したきっかけについて教えて頂けますか?
 表彰制度を導入したきっかけはベル株式会社さんの表彰式を見に行ったことですね。ベル株式会社さんの表彰式は本当に感動するもので、表彰する人も感動し、表彰される人も感動し、見学に来ている人も感動するというすばらしいものでした。そのときに当社も表彰制度を導入しようと思ったのがきっかけです。


■では表彰制度を導入して良い効果はありましたか?
 まず、社員の笑顔が増えたことが何よりの良い効果ですね。
次に、この表彰制度は実際の業績を評価するというよりも、出来るときに出来ることをやるといった、あくまでもプラスαの部分を評価していますから、ちょっとしたことにチャレンジできるようになったり、モチベーションがあがったりしているように感じます。また、部門内でのコミュニケーションが進んだようにも感じますね。
ただ、実際に表彰の取り組みの目に見えた成果が出だしたのは、表彰を始めてから五年ほど経ってからですね。最近になってようやくお客様の声という形で表彰による変化を実感しています。


■逆に、表彰制度によって悪い影響はありましたか?
 表彰をおこなうことでの悪い効果は感じられません。当社での表彰は、理念の浸透ということを目的におこなっていることと、表彰はあくまでもプラスαの扱いとなっていることが悪い影響を抑制しているのかもしれません。


■表彰の結果は査定へ反映されていますか?
表彰制度で得られた結果を査定へは反映していません。


■表彰以外で、社員のために工夫していることがありますか?
 そうですね、当社では誕生日サプライズというものを企画しています。今年は全社員の誕生日を祝っています。また、誕生日プレゼントとして他の社員メッセージを収録したDVDを作り贈っています。


■表彰についての考えをお聞かせください。
私は感動経営というものを目指しています。その人を感動させるという方針を実現するための、一つのツールが表彰だと考えています。そして私は、表彰とは「心の報酬」だと思います。お客様からお褒めいただいた言葉と同様に、表彰されるということは社員の心の栄養になると思いますからね。
私は自分が自分を認めることが出来るということが一番すばらしいと思います。しかし今の時代はなかなか自分を認めにくくなっています。しかし互いに認め合い、他人に認められることで自分に自信が付き、その結果として自分を認めることが出来ます。そして自分自身を認める人が集まれば、愛が生まれ、感動が生まれる、というのが私の持論です。


■最後に御社のこれからの表彰についての考えを教えていただけますか?
 表彰制度だけでなく、誕生日サプライズ、朝礼、すべてつながるのですが、私は従業員スタッフが家族のようにお客様に対して親友のように接することが出来るような会社にしたいと考えています。
大人は壁にぶち当たっているうちに、元々の能力や可能性に関らず、自分の限界を勝手に決めてしまっていると思うんですね。その元々の可能性を十分に活かしてもらい、社員にピカピカに輝いてもらうために、そのきっかけとして表彰をさらに活用していこうと思います。


■以上でインタビューは終了です。ありがとうございました。





インタビューア:日本表彰研究所代表 田村信夫
         日本表彰研究所インターンシップ生 菅原秀樹


記事作成:菅原秀樹


hyosyohyosyo at 09:00│コメント(0)トラックバック(0)表彰事例 │

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