時々の野鳥たち

季節ごとに移ろう“漂鳥”のごとくあちこちを歩いて、野鳥を撮らせてもらっています。 その「時々の野鳥」を記したいと思います。                       

セッカ通信2016(4)

地元の農地のセッカは、まずまず写真は撮れるようにはなったものの、いつも同じような写真になってしまうので、さて今後の通信をどうしようかと考えあぐねていました。
先週末、少し時間があったので隣町の比較的大きな沼に、なにかシギチでも来ていないかと行ってみました。干潟などには、ぼちぼちシギチが戻り始めているそうなので、気の早いのがいるかなと思った次第。
結果としては、セイタカシギが4羽見られました。成長2羽に幼鳥が2羽。セイタカシギは他のシギチのようにシベリアなどで繁殖するのではなく、旅鳥または留鳥です。この親子も、きっとこの近くで繁殖したのでしょう。2年ほど前には、この沼のすぐ近くの農地で繁殖を行ったので、そうだろうと言えるのです。
この沼は、水位の増減はもちろんありますが、セイタカシギがさ採餌したり休息するのにちょうどよい条件がそろっているようなのです。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av6.7 ISO250

(2)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv400 Av6.7 ISO250

この沼にはコアジサシもいつも飛んでいます。時期的に幼鳥も多く、留まり場で親の給餌を待っています。ときどきクロハラアジサシも飛んでくるのですが、この子どもたちはコアジサシですね。クロハラの幼鳥だろうと説明している方がいましたが、違うようです。
(3)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.7 ISO250

(4)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.7 ISO250

(5)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.7 ISO250

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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.7 ISO250

カイツブリが一羽、静かに佇んでいました。
(7)
kaituburi60125
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv2000 Av6.7 ISO250

蓮の花が、まだきれいに咲いています。
(8)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv2000 Av5.6 ISO250

周辺を歩いてみます。
ラベンダーにクマバチ。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av5.8 ISO250

オカトラノオにハラナガツチバチの仲間。小さなハチだかアブだかも飛んでいます。
(10)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.5 ISO250

ハクチョウソウ(白蝶草)のピンクバージョン。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.0 ISO250

エノコログサも盛んに背を伸ばしています。
(12)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av5.5 ISO250

ふと思い出して、少し手前の農地に行ってみました。ここには水を張った休耕田がいくつもあるのです。ただまださすがに時期尚早で、シギチの姿は見られません。
でもセッカの声が数方向から聞こえてきます。ガマの穂が伸び始めた休耕田へ足を運びます。
するとヒッヒッヒッと鳴く雄以外の複数のセッカが、頻繁に原っぱを出入りしている姿を確認できました。そうです、雌が、子育て真っ最中のようなのです。
さっそくデジスコをセットして、休耕田の端っこで静かに待ちます。暫くすると、やはり餌を咥えた雌が茂みに見え隠れするようになりました。やっぱり雌の表情は柔らかくていいですねえ。
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/250 Av4.9 ISO200 

この原っぱもイイ感じです。
(14)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/320 Av4.9 ISO200 

懸命に餌を運ぶ雌。ご承知のように、セッカは雌が単独で子育てしますから、大変なんですね。2番子などには、バンみたいに若鳥のヘルパーがついたりするんでしょうか? 今度よく観察しましょう。

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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/250 Av4.9 ISO200 

いわゆる“セッカどまり”もたくさん見せてくれました。餌はほとんどイナゴ系のバッタでした。
(16)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/160 Av5.4 ISO200 

たくさん被ってますが、なんとなく気に入ったカットです。
(17)
sekka80811
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/125 Av4.9 ISO200

(18)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/125 Av4.9 ISO200

さて雄はといえば、一度だけ遠くのガマの穂に留まったきりでした。暢気なもんです。
(19)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/80 Av4.9 ISO200

これから8月いっぱいは、土日とお盆以外はフィールドに出られそうもないので、あまり多くの写真を撮ることは叶わないようです。
ま、鳥も虫も逃げたりはしませんから、ゆっくりやっていきましょう。

虫撮りの記2016(8)

梅雨の間の暑さがこたえます。
今季はまだ猛暑日は数えるほどですが、湿度の高さには辟易させられますね。相当気温が高くても、湿度がさほど高くなければ傘などで直射を避けてなんとか持ちこたえられるのですが、70〜80%も湿度があると、もうダメです。途切れることなく汗は流れ続け、被っていた帽子などグッショリと濡れ、首に巻いたタオルは絞ればザーと流れてくる始末。
東南アジアならいざ知らず、ここはそこから30〜35度も緯度が高いのに、そのじめっとした暑さに差がないのはどうしたわけでしょう?

ま、愚痴はこのへんで。

またまた虫ですが、懲りずにご覧ください。
こちらはアオモンイトトンボ、未成熟♀になります。このオレンジ色が好きで、見つけると必ずレンズを向けちゃいます。
(1)
aomonitotonbo30461
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

さて、昨年来この池にはリュウキュウベニイトトンボがいるとの話題を提供してきましたが、今季になって、さてこれは本当にリュウキュウなのか、ちょっと自信がなくなってきています。というのも、先日当地でお会いした、相当に虫に詳しい(主にチョウがご専門であるらしい)方にこの話をしましたが、後日、この日に撮ったベニはすべてベニイトトンボで、リュウキュウは混じっていなかったと仰るのです。
撮影が6月の前半で、まだベニが多くは出現していなかったので、後日再調査の意味も含めてこの池に行きました。蒸し暑い曇り日だったので、画像がいまいちシャキッとしていないこと、ご了解いただいた上で…。
まずこの子は、目玉まで赤いのでベニイトトンボでしょう。
(2)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv160 Av3.5 ISO400

このペアもどうやらベニのようでうす。
(3)
beniitotonbo30472
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv400 Av3.5 ISO400

この子もベニですね。
(4)
beniitotonbo30702
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

さてこの子はどうでしょうか。複眼がややグリーンです。
ここで改めてリュウキュウベニイトトンボの色合いを確認しておきましょうか。
文一総合出版の「日本のトンボ」によれば、腹部は鮮やかな橙色となっていますが、実際にはオレンジっぽいものからベニイトと変わらぬきれいな赤色のものまで、少なくともネットで見る様々な写真を見る限りいるようです。もっとも写真ですから、露出や陽が当たっているいないで随分見え方も変わりますが。
さて胸部ですが、別の紹介では若草色となっています。確かに写真でもほとんどがそんな色合いですので、下の個体はオレンジ色っぽいから違うのかも知れません。
複眼ですが、きれいな緑色となっています。下の個体をリュウキュウか?と疑うのは、やはり目の色がグリーンぽいからですが、実際のリュウキュウはもっと鮮やかな緑色のようです。
よってこの個体もベニイトトンボでは、と思っている次第ですが、いかがでしょうか?
(5)
ryukyubeniitotonbo30654
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv125 Av3.5 ISO400

そういう視点で見るならば、この個体もベニイトトンボでしょうか。
(6)
ryukyubeniitotonbo30554
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv160 Av3.5 ISO400

この段階ではまだまだ確信のようなものは得られなかったので、再調査と思ってつい先日行ってみたら、相変わらず多くのベニに会えたのですが、10〜15頭ほど見つけた個体は、なんとすべて目玉まで赤いベニイトトンボで、リュウキュウかな?と疑われる個体は一頭も見つけられなかったのです。
おかしいなあ。昨年などは、目玉のグリーンが目立つ子の方が断然多かったのに。

そんなわけで極めて個人的なリュウキュウ・ベニ論争は決着を見ないまま、次回以降に持ち越しと相成りました。

さて、ここの池ではあまり見ないアオイトトンボを見つけました。特に珍しくもないイトトンボですが、翅を開いて留まる様や、成熟した♂のブルーの目玉の色合いなどが好みのトンボです。
(7)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv200 Av3.5 ISO400

小さめに撮ると、イトトンボらしく見えますね。
(8)
aoitotonbo30448
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

こちらではハグロトンボはたくさんいます。どこででも見られます。
(9)
hagurotonbo30597
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv40 Av6.3 ISO400

こちらはウチワヤンマ。
(10)
utiwayanma30566
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO400

そしてチョウトンボ。♂が美しいことはつとに知られるところですが、どうして♀の渋い輝きもなかなかです。
(11)
tyoutonbo30514
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv400 Av3.5 ISO400

こちらが♂。
(12)
tyoutonbo30402
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv250 Av7.1 ISO400

真っ赤なショウジョウトンボ。暑いんだねえ、このポーズ。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv400 Av7.1 ISO400

こちらは別個体。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av4.5  ISO400

今日はトンボオンリーでした。
次回はいろんな虫が登場です。

セッカ通信2016(3)

九州中南部では連日のように大雨に見舞われ、土砂災害がそちこちで出ているようで、まったくお気の毒なことです。
一方梅雨のわりに関東地方はあまり多くの雨が降らず、特に水がめとなるダムが散在する北関東でもまとまった雨が降らず、水不足が解消する見通しは立たないようです。
まったく政治と天気は、思い通りにはいかないものです。

セッカ通信をお届けします。
その後、二度ほどフィールドに赴くも、これといった撮影もできていません。まあでも、セッカに会えるだけでもシアワセだと思いましょう。
(1)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/160 Av4.9 ISO400 

(2)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/160 Av4.9 ISO400 

付近の田圃に目をやると、サギたちが三々五々食事をしています。なかでアオサギのお食事を。
彼(彼女)が捕まえたでっかい魚は何?
(3)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

よく見ると、それは長〜い髭のある鯰のようです。
(4)
aosagi70267
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

捕ったはいいけど、これ飲み込めるのかな?
暫〜くもてあそんでいましたが、ついに意を決して… 飲み込み始めました。大丈夫? 途中でつっかえない?
(5)
aosagi70334
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

まったく空恐ろしいことに、飲み込んじまいました。
「悪魔のようなあなた」っていう古い映画のタイトルを思い出しました。
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aosagi70339
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

こちらはチュウサギ。まだ飾り羽は健在のようでした。
(7)
tyusagi00118
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO250

セッカに戻りましょうか。
比較的近くに来たセッカ。
(8)
sekka70748
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

(9)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

広い農地に、少なくとも5個体の雄が縄張りを構えていることは前にも記しました。それで別の雄の様子を見に行ってみたのです。↑からおよそ400胆茲陵困こちら。
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/200 Av4.9 ISO200 

(11)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/320 Av4.9 ISO200 

なんだか留まりどころがワイルドで、あまり美しい画にはなりませんが、ま、これはこれで。
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/320 Av4.9 ISO200 

(13)
sekka80168
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

思いがけず近くに留まった! 液晶に入りきらず、ズームをぐんと下げて撮りました。
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/250 Av4.9 ISO200 

これ、変な画ですね。遠くの人工物が光っているんです。
(15)
sekka70814
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

遠くて遠くてしょうもない画ですが、上の雄のさらに隣に縄張りを構える別の雄がこちら。
(16)
sekka80284
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

水路のフェンスの上に子ツバメ。可愛いね。
(17)
tubame80462
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

(18)
tubame80469
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

親が飛んでいるのをデジイチで追ってみましたが、あまりうまくいきません。
(19)
tubame00231
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv2500 Av6.3 ISO250

(20)
tubame00252
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1000 Av6.4 ISO250

そういえば、久々にゴイサギが田圃に降りていました。
(21)
goisagi00099
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO250

ダイサギとチュウサギ。
(22)
sagi00410
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.3 ISO250

農地を飛ぶダイサギ。
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daisagi00373
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1000 Av5.9 ISO250

さて、いつものセッカの所へ戻ってきました。
ところで、暑い盛りにセッカを撮るときは、傘が欠かせません。
(24)
dejisuko00141
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av4.8 ISO250

巣材をくわえていますから、まだ新しい巣を作っているんですね。
(25)
sekka80510
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

この草の下に巣を作っているらしい。
(26)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

陽が傾いてきました。西日を浴びるセッカ。
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sekka80586
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

次回のセッカは、少し間をおいて、別のシチュエイションで撮ってみたいものです。

虫撮りの記2016(7)

すっかり虫ブログになってしまっているこの頃です。
鳥を撮りたくないわけではもちろんないのですが、仕事やらなにやらの時間的な制約が以前より大きくて、なかなか外に出られない、せいぜい2時間ほど近所の虫を撮るのが精一杯というのが実情です。
ま、こんな時期もあります。

といいつつ、休日に今年もまた1時間ほど車を走らせてオオセスジイトトンボの様子を見に行ってみました。
結論から申せば、ここのオオセスジイトトンボは、もはや壊滅的な状況でした。このことは、現地で会った地元のトンボ屋さんも言っていたことです。彼の言をそのまま紹介すれば、こうなります。

「いやあ、いかんですねえ。限りなくゼロに近い状況です」

実際私も何時間も探索しましたが、かろうじて下のペアと、雄が飛ぶのを二度ちらっと見ただけ。つまり確認できたのはわずかに4個体のみという寂しさ。
「絶滅危惧種B」ですから、元々多くいるはずもないのですが、それでも一昨年までは近くの草地などで雌や未成熟の雄をそこそこ見られたのですが、昨年からは蓮沼に目を凝らしていると、ほんのたまにフワリと飛ぶ姿が見えるだけとなってしまいました。この日はわざわざ栃木県から来たという男性もいらっしゃいましたが、とても残念がっていました。まあでも、下のペアを一緒に写すことはできたので「ボウズ」なくてよかったと、お互いに慰め合ったのでした。
(1)
osesujiitotonbo30177
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av6.7 ISO400

(2)
osesujiitotonbo30202
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv320 Av6.7 ISO400

(3)
osesujiitotonbo30178
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av6.7 ISO400

近くには飛んで来ないので、ズーム望遠レンズ(75-300 マイクロフォーサーズ機につき150-600弌砲濃りますが、かつトリミングもせざるをえず、画質が低下してしまうのが残念です。

こんな風に、蓮の葉裏に産卵していました。
(4)
osesujiitotonbo30307
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av7.1 ISO400

真上から。オオセスジという名の由来が分かりますね。
(5)
osesujiitotonbo30347
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av7.1 ISO400

ちなみに同場所で見られるオオモノサシトンボですが、今季も姿だけちらりと見えました。しかしこちらもいついなくなっても仕方のない状況です。

淋しいですね。

他にはこんな虫たちが。
コフキトンボ。
(6)
kohukitonbo30260
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1000 Av6.2 ISO400

コオニヤンマ。
ヤンマと名が付されていても、分類はサナエトンボ科になります。他にウチワヤンマなどもそうですね。サナエ系はこうして横どまりですが、ヤンマは縦にとまるのが特徴です。
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kooniyanma30238
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv250 Av6.7 ISO400

こちらはクロバネツリアブ。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1600 Av6.7 ISO400

ユウグモノメイガという名の蛾。漢字は“夕雲野螟蛾”となります。ノメイガの種類はたくさんいますが、野螟蛾という字になるんですね。さらに夕雲がつくという、なんとも素敵な名前だと思いませんか? 粋な命名をする方がいらしたんですね、この世界にも。こんなことなら、もう少し大きく写しとくんだった!
(9)
yugumonomeiga30149
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.7 ISO400

アオメアブ。近づくとすぐに飛んじゃうので、うまくいきませんでした。
(10)
aomeabu30133
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1000 Av6.7 ISO400

もうトノサマバッタ!
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tonosamabatta30154
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv2000 Av6.7 ISO400

よりによってヘクソカズラという命名は、最悪ですね。
(12)
hekusokazura30122
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1000 Av3.5 ISO400

今日は短めで。

虫撮りの記2016(6)

虫や花の写真が続きます。
地元のM田圃には、農業用水路が長く延びていますが、その斜面にはヤブカンゾウをはじめとした様々な野草が花をつけます。これは野草を愛する有志でNPO法人でもある「カンゾウを育てる会」の方々が、かつては自生していながら環境の変化などでほとんど見られなくなってしまった野草を斜面に植え付け、かつてのような景観を回復させようとする試みです。
特に珍しい花が咲くわけではないのですが、今の時期ならヤブカンゾウ・ミズヒキ・ノアザミ・ヤブランなどが散見されます。私なぞは、散歩途中にそれらの花を、ただ一方的に愛でさせていただくだけで、なんの手伝いもしていないのですが、心中ひそかに感謝申し上げています。

その、斜面を彩るヤブカンゾウです。
(1)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv125 Av6.3 ISO400

(2)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av3.5 ISO400

(3)
yabukanzou90324
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv2500 Av3.5 ISO400

こちらはヤブラン。
(4)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv320 Av3.5 ISO400

ハンゲショウはあちこちで見られますね。
(5)
hangesyou90302
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv3200 Av3.5 ISO400

虫にいきます。
これは多分アオバネサルハムシかと思われます。アオバネといっても、その色合いは黒青色・緑青色・赤褐色など変化に富むハムシなのです。難しいですねえ。
わずか3〜4mmほどです。この光沢、たまりません。
(6)
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv125 Av3.5 ISO400

(7)
aobanesaruhamusi90395
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv250 Av3.5 ISO400

こちらはニジュウヤホシテントウ。
(8)
nijyuuyahositentou90362
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

とても数が多いウリハムシ。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av3.5 ISO400

これも数の多いブチヒゲカメムシ。
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butihigekamemusi90249
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

名前の判らない小さな蛾?
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

オンブバッタの茶色型。
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OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av3.5 ISO400

こちらはダイミョウセセリ。
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daimyouseseri90480
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv200 Av3.5 ISO400

ノシメトンボも出現開始です。
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nosimetonbo90458
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv320 Av3.5 ISO400

さてこちらはルリチュウレンジ(瑠璃鐫花娘子蜂という名の蜂です。青黒い光沢のある蜂ですね。
ハバチの仲間で、幼虫がツツジの仲間を集団で食べてしまうので、食害虫に指定されちゃっています。きれいな蜂なんですが、残念ながら駆除の対象になります。これも仕方ないのかな。
(15)
rurityurenji30022
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv250 Av3.5 ISO400

コシアキトンボの♀。ありふれたトンボですが、淡い黄色がきれいのなので、♀は好んで撮ります。
(16)
kosiakitonbo30026
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

こちらはアサマイチモンジ。正面顔。
(17)
asamaitimonji30039
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO400

翅裏もなかなかきれいです。
(18)
asamaitimonji30048
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO400

そして表側。
(19)
asamaitimonji30051
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO400

このチョウは何?
(20)
tumagurohyoumon30082
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1000 Av3.5 ISO400

翅裏だけですと、私も一瞬?と思いましたが、ツマグロヒョウモンの♀でした。
(21)
tumagurohyoumon30091
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1000 Av3.5 ISO400

今日はこのへんで。

虫撮りの記2016(5)

いやあ、さすがに7月ですね。梅雨の晴れ間の暑いこと暑いこと。
この間の日曜はトンボ撮りに精を出したのですが、折りしも今季初の猛暑日にブチ当たり、よしゃあいいのに午前9時から午後4時まで長きにわたって二ヶ所のトンボポイントを回ったのですが、決して大げさではなくて、一日中、まったく絶え間なく汗をかき続けました。持っていったタオル二本はすぐにグショグショになり、汚い話ですが何度も絞りながら使用しました。そのままだと確実に熱中症にかかってしまうので、水分を2.5箸曚廟櫃蠅泙靴拭

まあこんな話は誰も聞きたくもないでしょうからやめますが、皆さんも熱中症対策をとりつつ鳥撮りや虫撮りや花撮りに励んでくださいね。
さてそれでは、相変わらずそこらへんの虫ばかりですがご覧ください。まったく順不同です。
まずはここいらではあまり見られないヒメキマダラセセリ(多分)です。
(1)
himekimadaraseseri90348
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv1250 Av6.5 ISO640

虫ではないんですが、セッカを待ちながら田圃で見つけたカブトエビです。なんでも2億年の間、その姿を変えていない「生きている化石」なんだそうです。田圃の水質だとか餌だとか、いろいろ条件が揃わないと生息できないので、なかなか貴重なものを見られたのです。
(2)
kabutoebi70175
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.7 ISO250

(3)
kabutoebi70160
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.7 ISO250

ところが…
ああ、なんてことでしょう! いくらも観察しないうちに、この個体はなすすべもなくザリガニに食われちゃったのです。
これじゃあ絶滅も近いのでは?
(4)
kabutoebi70191
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO250

(5)
kabutoebi70184
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO250

虫に戻りましょうか。
こちらはラミーカミキリ。
(6)
ramikamikiri90331
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv800 Av6.7 ISO640

そしてヤマトフキバッタ。
(7)
yamatohukibatta90324
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv200 Av4.8 ISO640

この地味な花はユキノシタかな?
(8)
yukinosita90310
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv200 Av4.8 ISO640

平地に戻ってヒメアカタテハ。
(9)
himaakatateha60029
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO250

トキワツユクサ。
(10)
tokiwatuyukusa90004
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv160 Av3.5 ISO400

ヒメヒオウギズイセン。
(11)
himehiougizuisen90007
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

(12)
himehiougizuisen90109
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

コムラサキの花。
(13)
komurasaki90081
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

トラマルハナバチが吸蜜に来ました。
(14)
toramaruhanabati90063
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

ザクロ。
(15)
zakuro90389
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO400

実はまだ赤くなかったです。
(16)
zakuroP6290019
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv100 Av3.5 ISO400

こちらはタケニグサ。平地でも見られるんですね。
(17)
takenigusa90015
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1000 Av3.5 ISO400

ハラヒシバッタの仲間。
(19)
harahisibatta90228
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

これはクサキリかな。
(20)
kusakiri90194
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

ルリマルノミハムシ。
(21)
rurimarunomihamusi90186
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO400

アカヒメハリカメムシかな。
(22)
akahimeharikamemusi90174
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO400

こちらはナガメのペア。
(23)
nagame90164
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av3.5 ISO400

この頃はアキアカネをたくさん見ますね。まだ“赤トンボ”にはなっていませんけれど。
(24)
akiakane90147
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

ツユクサも咲き始めました。
(25)
tuyukusa90132
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv800 Av3.5 ISO400

マメコガネとのコラボ。
(26)
mamekogane90124
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv500 Av3.5 ISO400

まだまだたくさんありますが、また次にしましょうか。

デジスコ通信 第106号 (2016年7月1日号)配信されました

akiakane90475

里にアキアカネが舞い始め、ヤブカンゾウが咲き乱れるこの頃です。
アキアカネはこの後平地の暑さから逃げて高原などで夏を過ごし、夏の終わる頃には再び、けれども今度はアカトンボになって帰ってきます。

「デジスコ通信」7/1号が発行されました。
私のフォトエッセイは、下記からご覧になれます。宜しかったら、是非。

梅雨どきのオムニバス

セッカ通信2016(2)

さあ、では今季のセッカを中心に田圃の鳥なども載せてゆきたいと思います。
この雄は、地元からは少し離れた農地で巣作りに励んでいた子です。ご存知の方も多いでしょうが、咥えている白いものは巣材で、チガヤのほわほわとした種子を丸めたものです。ですからチガヤがある程度の規模で繁茂しているところには、大抵セッカの雄がいるはずです。セッカを観察し始めた頃は、この白いものの正体が判らず、クモの巣をまるめたものかと思っていました。
(1)
sekka50406
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

(2)
sekka50429
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

同地にて、遠めのオオヨシキリ。
(3)
oyosikiri50436
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/320 Av4.9 ISO200 

同じくキジの雄たけび!
(4)
kiji50237
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

近くの休耕田にはコチドリ。
(5)
kotidori50202
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/800 Av4.9 ISO200 

広い農地で遠めの鳥を撮るって、けっこう好きです。遠いともちろん解像感は失われがちになりますし、陽炎の影響も大なので、そうした点では難しいのですが、空気の比較的澄んだ日を選んで撮れば、ガッカリすることは少なくなります。

ドジョウ?を捕らえたダイサギ。
(6)
daisagi40990
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/640 Av4.2 ISO200 

まだ婚姻色の残るダイサギ。
(7)
daisagi40929
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/1000 Av4.0 ISO200 

さてでは地元のセッカくんです。
地元のここの農地に関しては、大きく環境が変わることはなく、セッカの生息数も大きくは変わってはいないようです。ただし、7〜8年前あたりと比べれば半減といっても大げさではないと思います。
この農地には休耕田が点々とあるのですが、その当時なら一つの休耕田(平均して田圃2枚分ほど)に一羽の雄が縄張りをかかえていました。最も一羽の雄は巣をいくつもつくりますので、その境界線付近では縄張りが曖昧になることもあり、早期では小競り合いがそちこちで見られるのです。
ちなみにここの農地の広さは、南北1800叩東西1000辰曚匹旅さになります。かつてはここにがんがん鳴いて縄張りを主張する目立つ雄だけで10羽ほどを確認できました。この他に縄張りを持ちきれないであろう若い雄や、もちろん雌もいますから、けっこうな数が見られたのです。

今季は端から端までは観察していないのですが、確認できた限りでは縄張りを確保できている雄は5羽程度ですから、やはりかつての半分ということになります。さらに今季、チガヤの生育が極端に悪く、チガヤがらみの写真も撮れませんでしたし、気の利いた留まり場所もなく、早期は早々に撮影を諦めた次第です。
休耕田に関しては、害虫の発生を抑える意味で毎年野焼きされています。春、葦が芽を出し、やがてセイタカアワダチソウやらノササゲなどの草が繁茂してきます。ところで森の樹木は、30年〜50年といった長いスパンで見たとき、その様相がどんどん変わってゆくのだそうです。同じように、草原の植物もいつまでも同じ状態は続かず、ススキなどが繁茂するのは比較的健全な状態だと言われますが、地域によっては次第にネザサに占拠されたり、外来種が繁茂してしまう場合もあります。
チガヤが今季あまり見られなかったのも、他の植物に侵食されたのかもしれません。詳しいことはもう少し勉強してから報告させていただきます。
(8)
sekka60223
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/640 Av4.9 ISO200 

(9)
sekka60037
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/125 Av4.9 ISO400 

セッカが留まる枝にコフキトンボ。
(10)
kohukitonbo60166
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/1000 Av4.9 ISO400 

(11)
kohukitonbo60194
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/1000 Av4.9 ISO400 

(12)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/125 Av4.9 ISO400 

(13)
sekka50949
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/80 Av4.9 ISO400 

(14)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/80 Av4.9 ISO400 

(15)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/160 Av4.9 ISO200 

(16)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/100 Av4.9 ISO200 

鳥の少ないこの時期、カルちゃんは貴重なモデルですね。
(17)
karugamo50580
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/50 Av4.9 ISO200 

羽づくろい。
(18)
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KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/500 Av4.9 ISO200 

(19)
sekka60798
KOWA TSN774 TE-17W LUMIX DMC-GM1S LUMIX G VARIO 12-32 Tv/400 Av4.9 ISO200 

なんとか「セッカ通信」発行のめどが立ってよかったです。
今後は草どまりや雌も撮りたいなと思います。

「セッカ通信」2016(1)

sekka60731

日本全国のセッカファンの皆様、大変長らくお待たせいたしました。
「セッカ通信」はまだ出ぬか、もう出ないのか、今季はもう発行はないのかと皆様をやきもきさせてしまったこと、衷心よりお詫び申し上げます。
MFのセッカも漸く落ち着きを取り戻したか、なんとか写真に収まってくれるようになりました。そうはいっても留まり場所が多くなく、変化にとんだ撮影は望むべくもないのですが、とにもかくにも「セッカ通信」をお届けできる程度には回復したこと、我が事ながらココロより喜んでいる次第です。

↑のセッカ雄、つい先日撮影したものですが、チビのくせに存在感あるでしょ?
特にきれいなわけでもない。MFでは相当に減少傾向ではあるけれど、さりとて珍しいわけでもない。鳴き声といえば、縄張りの上空の高みを羽ばたきながら、ヒステリックとでも形容できそうなヒッヒッヒッヒッと甲高い声を出すし、さらに地上に降りてくるときはジャジャ、ジャジャ…とまあ色気も何もない声を出すしで、まあ普通に考えて夢中になるような鳥では決してないですよね。
ところが「あばたもえくぼ」というやつ。私が鳥撮りを始めて間もない頃から、既にしてセッカにとり憑かれました。本「セッカ通信」は、遡ること2008年5月18日に発行が始まったのですが、それ以前から、暖かくなるとせっせとセッカ撮りにいそしんだものでした。

で、今季はどうもフィールドの状況が思わしくなく、6月末にして漸く第一回目の発行が可能となりました。早速先日撮影の今年のセッカをご披露しようと思っていたのですが、ナニゲに過去の本通信を見ていたら、我ながらあの手この手、いろんな角度からセッカを撮り、かつ論じているのには少々呆れるほどであります。呆れるほどではあるのですが、その偏執的なまでの情熱には自分で自分に打たれるものがあるのです。
まあこれこそ究極の「自己満足」であり、ナルシーくんでもあるのですが、是非セッカファンの皆様に、アーカイブスとして先述の第一回の「セッカ通信」を再読いただけたらと思いついたのです。
写真の質は今一歩のような気がしますが、その背景のバリエイションたるや実に多岐に渡り、もう羨ましくて仕方がないようです。つまりそれほどセッカはあちこちにいて、違う背景で撮影ができたということなのです。

それでは下記をクリックしてみてください。


セッカ通信 No.1(2008.5/18)

虫撮りの記2016(4)

そろそろ梅雨も本格化し、どんよりとした日が続きます。ただし今のところ雨量が多くはなく、首都圏の水がめである北関東のダムの貯水率が極端に低く、取水制限なども始まっているようです。まったく世の中は思うに任せませんね。

雨で困るのは、例えば昆虫は好んで濡れることはないので、見えるところにはなかなか姿を現さないことです。昆虫は、例外もけっこうあるようですが基本的には変温動物ですから、哺乳類のように外気温にかかわらず一定の体温を保つことができません。ミドリシジミが早朝、夜を過ごした樹上から次々と地表へ降りてきて翅を広げるのは、お日様の熱で体温を上げようとしているのでしょう。だから気温も上がり、動きも活発になる午前8時以降は、なかなか翅表を見せてくれなくなるのでしょう。
その前日、朝6時過ぎに森に着いてミドリシジミを探すも、ぽつんぽつんと葉に留まっている個体を見つけられはするものの、翅を開いているものを見つけることができません。森の中央部に立つエノキの木を見上げると、そこには何十というミドリシジミが活発に飛び回っていて、下に下りてくる気配はありません。同じように虫を探している人たちに聞いたら、朝5時ごろにはいっぱいいたよ、みんな開いていたよ、ということらしい。
ここ数日とても暖かい(暑い)日が続いたので、ミドリシジミの活動も相当早まっているのであるらしい。

よし、それではと、翌日の日曜日朝5時に森に到着。虫探しの人はせいぜい3人程度。暫くうろうろ歩き回っていると、あれは5時半くらいだったでしょうか、まるで何かのスイッチが入ったかのようにエノキの木あたりからミドリシジミがつぎつぎと舞い降りて来るではありませんか。昨日の閑散とした状態が嘘のように、見る見る間に目の前の叢はミドリシジミだらけになります。なにしろ見えているだけでも10頭くらいのミドリシジミが、その鮮やかな色彩をを見せ付けるように、♂も♀もお日様に向けてその翅表をいっぱいに開いているのです。

こちらは♀のB型と呼ばれるタイプ(青紫の筋がきれい)。
(1)
midorisijimi20059
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv80 Av3.5 ISO250

(2)
midorisijimi10044
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv1250 Av3.5 ISO250

こちらは茶色一色で、地味で目立たないO型。
(3)
midorisijimi10012
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv640 Av3.5 ISO250

こちらは青紫の筋の他に、薄茶色の斑点があるAB型。♀の翅表になぜこうした個体差があるのかは、私には分かりません。
(4)
midorisijimi20157
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv100 Av3.5 ISO250

これに対して♂は一色ですね。ただしこの翅の輝き方は、見る角度によって変化します。色合いも名前のとおり緑色に見えたり、青っぽく輝いて見えることもしばしばです。これは鱗粉の表面が格子状に刻まれていて、そこに光が当たるときに、その角度によって反射の仕方が異なるためだということだそうです。これを構造色と呼びますが、少し仕組みが違いますが、タマムシやマメコガネのように金属光沢のあるものも同じ原理です。あ、そうそう、CDなんかも見る角度できれいな色彩が見られますが、これも同じです。
(5)
midorisijimi20171
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv200 Av3.5 ISO250

(6)
midorisijimi20120
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv60 Av3.5 ISO250

(7)
midorisijimi20088
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv250 Av3.5 ISO250

そうそう、この日は朝一番でウラナミアカシジミも見つけることができました。
最初に見たときはかなり遠くだったのですが、葉の上にポツンと佇んでいたのですぐにそれと分かりました。
(8)
uranamiakasijimi20003
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv250 Av3.5 ISO250

近づいてみましたが、幸い逃げずにじっとしていました。朝いちで、まだ活発に動けなかったのでしょう。
色合いから、この子は♀のようです。
(9)
uranamiakasijimi20041
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv250 Av3.5 ISO250

カタツムリはけっこう種類が多いようですが、これはヒダリマキマイマイかな?
(10)
hidarimakimaimai20043
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv30 Av3.5 ISO250

こちらはカノコガ。この時季ありふれた蛾ですが、鹿の子模様が東京オリンピックのエンブレムみたいです。もっともあちらは黒ではなく藍色ですが。
(11)
kanokoga20189
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv80 Av3.5 ISO250

蛾なんて嫌いという人は、こちらはどうでしょう。
今、森では、普段虫などに目もくれないカメラマンが、この虫に夢中になっています。
虫の名は、ハチの仲間のオオセイボウ。ハチは、ミツバチやスズメバチのように巣を作って子どもを育てるタイプ。幼虫(自分の子)の食草に卵を産み付けるタイプ。さらに他の虫の幼虫(ハチやガなど)、または巣に卵を産みつける「寄生蜂」も多くいます。親は毒針を寄生する幼虫に刺しますが、動けなくなる程度の毒であって決して殺さないのです。中には蛹になるのを待って食べつくすというものもあり、その繁殖形態は実に巧妙です。
この美しいオオセイボウは、スズバチの巣に産卵し、そのスズバチの幼虫が十分成長してから食べ始めるのだといいます。

あな、恐ろしや!

こんなきれいな姿とは裏腹の繁殖形態に、ちょっとのけ反りぎみになりますな。
写真を撮るのがとても難しいハチで、12〜20mm程度しかありませんし、多くの場合花に飛んできてもタッチアンドゴーで飛び去ってしまうのです。この日は3時間ほどこのヒメジョオンの前に立ち尽くし、シャッターチャンスは二度しかありませんでした。もっとも運のいいカメラマンは、なに、昨日なんか5分も留まってたよなどとのたまわり、再び私をのけ反らしたのでした。
(12)
oseibou20355
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv400 Av6.7 ISO250

(13)
oseibouo20337
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv400 Av6.7 ISO250

こちらはヤマトフタスジスズバチでいいのかな。派手ではないですが、なかなかキュートでしょ?
ハチもまた種類が多くて、一説によれば4000種を越えるのだとか。まあ、びっくりですね。
(14)
yamatohutasujisuzubati20216
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv100 Av3.5 ISO250

こちらは春からいるベニシジミ。
(15)
benisijimi20577
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.7 ISO250

今が旬のクサフジにも留まります。
(16)
benisijimi20369
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv640 Av6.7 ISO250

同じくクサフジに留まるのはキマダラセセリ。
(17)
kimadaraseseri20453
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv250 Av6.4 ISO250

(18)
kimadaraseseri20430
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv500 Av6.7 ISO250

ヒメジョオンによくやって来るハエの仲間でマルボシヒラタヤドリバエ。ハエとバカにするなかれ、
とってもキュートな虫です。(これのみ昨年撮影)
(19)
marubosihiratayadoribae1ff91b4d
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv400 Av3.5 ISO250

森の奥でひっそりとノカンゾウが咲き出しました。
(20)
nokanzou20286
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv100 Av3.5 ISO250

この花のそばでミズイロオナガシジミ。少々くたびれておりますが。
(21)
mizuiroonagasijimi20270
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv100 Av3.5 ISO250

ヒカゲチョウ。
(22)
hikagetyou20302
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv60 Av3.5 ISO250

クモの巣にかかって絶命したミドリシジミ。クモに罪はありません。生きてゆくことは大変です。
(23)
kumo20291
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED60 MACRO Tv200 Av3.5 ISO250

人の手に留まるウラギンシジミ。この後私の腕にも留まり、汗?をチューチュー吸っていました。こそばゆくて、でも快感でした。(変態?)
(24)
kumabati20569
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv250 Av6.7 ISO250

(25)
uraginsijimi20599
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv250 Av6.7 ISO250

とてもきれいな♂でした。
(26)
uraginsijimi20672
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL 75-300亅 Tv50 Av6.5 ISO250

次回は、なんだかんだとボヤいていた今季初の「セッカ通信」を漸く発行できそうです。
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