時々の野鳥たち

季節ごとに移ろう“漂鳥”のごとくあちこちを歩いて、野鳥を撮らせてもらっています。 その「時々の野鳥」を記したいと思います。                       

2007年07月

セッカ再び

8月は仕事の関係であまり鳥見に出かけられそうもないので、暫くは在庫でつないでいきたいと思います。

実はツバメやツミを撮影する傍ら、せっせと好きなセッカも撮りだめていました。今日はどこで何を撮ろうかなあ、と考えるとき、いつも最初に頭に浮かぶ鳥がセッカなのです。なぜそれほどまで、と聞かれてもよく分からないのですが、妙に惹かれてしまうんですね、これが。

もちろん遠征して高原や、あるいは海辺での撮影もしてみたいのですが、諸事情を考慮した上でもやはり足はセッカに向いてしまうんです。多分セッカに恋しちゃってるんでしょう。私の知り合いにもそういう人がいて、その思いが写真にしっかりと表れていて、それはもう見事なセッカを撮り続けていらっしゃいます。いつか必ず紹介しますね。その方の足元にも及びませんが、7月に撮ったセッカたちをどうぞ見てあげてください。

KOWA TSN774/KOWA TSE14WD/CANONS80(写真はクリックで大きくなります)

セッカセッカ

 

 

 

 

セッカセッカ

 

 

 

 

セッカセッカ

 

 

 

 

セッカセッカ

 

 

 

 

写真を貼り付けながら思ったのですが、ほとんど背景が田圃やアワダチソウの葉などのグリーンなんですね。それがセッカという小さな鳥に絶妙にマッチしているように私には思えるのです。昔からという訳ではない、何時の頃からかこのグリーンという色が大好きになり、その延長線にセッカがいた、とこれを書いていて今更のように気づきました。

セッカセッカ

 

 

 

 

セッカセッカ

 

 

 

 

最後のカットは、とあるフォトコンテストに応募したものですが、あえなく落選しました。まあ、笑って見てやってください。

(観察種)

セッカ・ツバメ・ダイサギ・コサギ・アマサギ・アオサギ・ゴイサギ・バン・カルガモ・マガモ・カワセミ・ハクセキレイ・ホオジロ・スズメ・ハシボソガラス・コチドリ・ヒバリ・カッコウ・オオヨシキリ

ツミ たった一羽の巣立ち

以前、紹介しましたツミの子がようやく巣立つことができました。ただし二羽いた雛のうち、巣立ったのはたった一羽だけでした。もう一羽はカラスにやられたようです。

昨年は三羽巣立ったことを思うと少し残念ですが、でも一羽でも逞しく育ってくれたことを喜びたいと思います。日本で一番小さな猛禽のこのツミは、神社の杜のような環境を好むようです。ここの神社は訪れるカメラマンも多くはなく、比較的静かに子育てできるようなので、今年で4年連続になるそうです。

この子はもう随分成長していて、猛禽らしい風格さえももう漂わせてますね。ただ嘴の基部に黄色い突起があり、これが幼鳥の特徴になります。もう体の大きさも親と変わりませんが、まだ自分で狩りはできないらしく、お腹がすくとキィーキィーと鳴いては親に餌をせがみます。すると程なく親が餌を運んできます。

もう1〜2週間もすると親子で旅立って行くことでしょう。また来年も来ておくれ。

KOWA TSN774/TSE14WD/CANON S80(写真はクリックで大きくなります)

ツミ7.25

ツミ

 

 

 

 

 

 

ツミ7.25

ツミ

 

 

 

 

ツミツミ

 

 

 

 

ツミツミ

 

 

 

 

ツミツミ

 

 

 

 

 

 

(今日の観察種)

ツミ、ツバメ、ハシボソガラス、シジュウカラ、スズメ、ハクセキレイ

ツバメ その健気な姿を……

鳥見にはけっこう出かけてるのですが、パソコンに向かう時間がなかなか取れなくて、更新が滞ってしまいました。

最近は相変わらずセッカとツバメばかり撮っています。それで今日は「ツバメ特集」にしたいと思っています。

どなたもがご存知のように、ツバメは最も身近な鳥の一つですね。春に渡ってくると人家に巣を作り、夏いっぱい子育てをし、秋には帰ってゆく典型的な夏鳥として日本の初夏の風物詩にもなっています。俳句では、「燕」は春、「燕の子」は夏、「燕帰る」は秋の、それぞれ季語になっています。燕だけで季語が三つもある、それほどこの鳥は身近で親しまれているんですね。

燕(ツバクロ)の 飛びとどまりし 白さかな (たかし)

ツバメは黒い鳥と思われがちですが、どうしてなかなか美しい鳥で、ノドアカの異名を持つように、成鳥の喉はきれいなオレンジ色で、また背中は光の加減で青い光沢があります。そして飛びながらくるりと、いわゆる燕がえしをした時の白いお腹が目立ちもします。

巣立った後も、まだ自分で餌を捕れない幼鳥のために、親は夫婦ともに1日中飛び続けては子供たちに給餌を続けます。じっとその様を観察していると、その一所懸命さにはなにか打たれるものさえあるのです。

さあ、それでは最近たくさん撮ったツバメたちの様子をご覧ください。写真へのコメントはしません。その姿だけで十分だと思うのです。

KOWA TSN774/KOWA TE14WD/CANON S80(写真はクリックで大きくなります)

ツバメ幼鳥催促7.19ツバメ幼鳥給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ路上給餌7.19ツバメ路上給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ路上催促7.19ツバメ路上給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ幼鳥催促7.19ツバメ給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ幼鳥催促7.19ツバメ給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ給餌7.19ツバメ幼鳥アップ7.19

 

 

 

 

ツバメ7.19ツバメ給餌7.19

 

 

 

 

ツバメ給餌7.19ツバメ田圃飛翔7.18

 

 

 

 

ツバメ田圃飛翔7.18ツバメ自然公園飛翔

 

 

 

 

ツバメ自然公園飛翔ツバメ自然公園飛翔

 

 

 

 

(最近の観察種)

ツバメ・セッカ・スズメ・ハシボソガラス・ホオジロ・ハクセキレイ・コサギ・ダイサギ・アオサギ・ゴイサギ・カワセミ・バン・カルガモ・オオヨシキリ・コチドリ・イソシギ・ヒヨドリ・ムクドリ・シジュウカラ

デジスコの可能性 その3 「動きのある鳥の撮影」

鳥をもっとも鳥たらしめているもの、それはもちろん“飛ぶ”ことでしょう。棲息環境により飛ぶことをやめた幾種類かはありますが、飛ぶことにより鳥はその種を繁栄・維持し続けてきたのです。鳥の選択=飛ぶこと=爬虫類から別の生物(鳥類)へと枝分かれしていったものと考えられています。

その飛翔能力は私たち人間の想像をはるかに超えるもので、例えばキョクアジサシというアジサシは、その名のとおり北極付近から南極付近まで、ほぼ地球の半周もの距離(往復約32,000辧砲魑╂瓩砲茲辰動榮阿垢襪里世修Δ任后

まあこれほどではないにしても、私たちの身の回りにいるそこらへんの小鳥でも、冬鳥なら東南アジア方面、夏鳥ならシベリア方面に渡る種はいくらでもいるのです。今たんぼや街中をスイスイ飛んでいるツバメは、冬はシンガポールあたり(片道約6,000辧砲泙播呂蠅泙后

そんなことで、鳥は飛んでいる姿こそ自然なんですね。ツバメやアジサシ類など「飛行の名手」たちは、いつ休むんだろうと思えるくらいいつまでもいつまでも飛び続けていて、休む姿を見る方が難しいくらいです。

ですから鳥の撮影も、飛んでいる姿を撮れたら、より生き生きとしていていいんですね。いいんですが、これが簡単ではないんですねえ。動いている被写体の一瞬を切り取ることの難しさ…。一眼レフであれば連写スピードが速いですし、AFで鳥の動きを追いかけられますからなんとかなるかなと想像はつきますが、デジスコはそうもいきません。コンパクトデジカメは基本的に速い連写機能を設計のコンセプトには置いていません(それを必要とするユーザーがいない)。またスコープのピントが合っていなければ合焦もしませんので、動いている被写体にピントを合わせながらカメラを合焦させることは、ほとんど不可能といってもいいのです。

にもかかわらず、世の中にはすごい人もいるもので、デジスコでカワセミやヤマセミの美しい飛び物をきっちりピントを合わせて撮ってしまう方がいるんです。それはまったくもって、おそれ入谷の鬼子母神(古いなあ!)、釈迦もキリストもマホメッドも偉いけど、それに並んでも可笑しくない、不可能を可能にしてしまった、Mr.マリックもびっくりの正に比類なき偉さなのです!!

さてくだらないことを言ってないで、そんな偉人に一歩でも近づけないかと、実は最近天気の良い日を選んで「飛び出し」や「飛び物」にもトライしているのです。無論簡単ではないのですが、ボケ・ブレを連発しつつもやっている内に少しづつその要領というのか、コツみたいなものがおぼろげながら分かってきた(ような気がする)のです。なにはともあれ以下をご覧下さい。

まずはヨシゴイというサギの飛び出しです。機材と撮影条件は次のとおり。

KOWA TSN774/KOWA TSE14WD/CANON PoweShot S80/

1〜3枚目=Tv値1/640・Av値3.5・ISO50 4枚目=Tv値1/800以外は同じ

3890ヨシゴイ飛び4065ヨシゴイ飛び

 

 

 

 

4133ヨシゴイ飛び4047ヨシゴイ飛び

 

 

 

 

次は地元の自然公園でのコアジサシとカルガモです。ここにコアジサシが来るのは年に2回あるかどうかなので、とてもラッキーでした。ただし今にも雨が降りそうな曇り日で条件が難しい上に、コアジサシの速さにもついていけず、この程度のものしか撮れませんでした。本来貼るようなカットではないのですが、まあ今回の企画に便乗した形です。カルちゃんも手前に飛び出されたので、ピントきてません。

コアジサシ=Tv値1/800・Av値3.2・ISO100 カルガモ=Tv値1/400・Av値3.5・ISO50

コアジサシカルガモ飛び出し

 

 

 

 

次はオオヨシキリ。背景がごちゃごちゃで、かつやはり曇り日で大変でしたが、幼鳥への給餌シーンという比較的珍しいものなのでご覧下さい。

ALL=Tv値1/400・Av値3.2・ISO50

3616オオヨシキリ飛び3792オオヨシキリ給餌

 

 

 

 

3799オオヨシキリ給餌

 

最後は、最難関の一つであろうツバメです。先に言っておきますが、かなりひどい写真です。ちょっとお見せするのが恥ずかしいのですが、デジスコでも撮れるんだ、という証拠写真としてご覧下さい。

ツバメ=Tv値1/800・Av値3.2・ISO50

4566ツバメ飛び4497ツバメ飛び

 

 

 

 

ここでお断りですが、写真はすべて禁断のトリミングをしてあります。というのも私の腕では、一定の距離をおかないと鳥を追えず、よってかなり鳥が小さくなってしまうのです。

そんなことで今日の写真はほとんど評価レベルに達していませんが、デジスコの可能性なんて大題を振りかざしちゃったものですから、飛び物を避けて通るわけにもいかず、恥を忍んで貼りました。今後もっと練習しますね。

ただデジスコはこんなこともできるんだ、という点は是非ともご理解いただきたいと思います。

(今日の観察種)

ハシボソガラス・スズメ・セッカ・ヒバリ・コサギ・ダイサギ・アマサギ・ヨシゴイ・ゴイサギ・オオヨシキリ・キジバト・ドバト・ハクセキレイ・カワラヒワ・カワセミ・ホオジロ・カッコウ・ヒヨドリ・ムクドリ・シジュウカラ・メジロ・カルガモ・バン・カイツブリ

デジスコの可能性 その2「遠い被写体・近い被写体」PART

今日も「遠い被写体・近い被写体」についてです。

普通のカメラ、ないしは一眼レフで300个曚匹離譽鵐困納命燭鮖る場合、例えば200m以上離れた鳥を撮れるものでしょうか。いえ、撮ろうと思うでしょうか。例え600个任眸鐚迷里賄世鵬瓩なくなるでしょうね。

ところがデジスコは、驚くなかれ3,000伉兇寮こΔ覆里任后L蚤燭忙りませんが、200m以上離れた鳥を撮ることも可能なのです。倍率でいえば、私が常用している接眼レンズは30倍、そしてS80というカメラは光学ズームが3.6倍なので、最大108倍の撮影が可能なのです。ズーム接眼というのを使えば90倍まであるので、掛け算すると324倍までいけるという途方もない数字になります。(さらにデジタルズームもありますが、メーカーはこれを使えば○○倍などと謳ってますが、極端に画質が落ちるので現実的ではありません。メーカーもそんなこと謳わなきゃいいのに)

この数字はあくまで可能性のある数字ということで、実際はズームをかければかける程画質は劣化しますし、ブレに対しても敏感に反応しますから使うことはありません。ズームはワイド端からせいぜい中域までというのがデジスコ使用の常識になっています。が、カメラによってはズーム端でも結構解像してくれるものもあり、時と場合により使わないでもありません。

さて、遠い被写体でも写せる例となる写真を貼ってみましょう。

以下の写真は、広大な田圃を見下ろせる土手から写したものです。この日は曇り、さらに梅雨特有の高い湿度により画面全体がボンヤリしていますが、それを承知であえて遠くのものを写してみました。写真は明るく鮮明な方がいいに決まっていますが、その時々の条件に抗わずに撮ることも大切なのではと最近は考えています。

キジまではだいたい150m、サギは250mくらいはあったでしょうか。4枚目と5枚目は禁断のトリミングをしています。その良し悪しは私には分かりませんが、トリミングが可能かどうかは、元画像がシャープかどうかで決まりますから、まあ遠くてもシャープに写すことはできるという例だと思ってください。あ、それと4〜5枚目は別の晴れた日のものです。キジ遠望サギ飛翔遠望

 

 

 

KOWA TSN774/KOWA TE14WD/CANON S80(写真はクリックで大きくなります)

サギ遠望

7.5サギ飛翔遠望

 

 

 

 

7.5サギ飛翔遠望

 

さて、近い被写体も少しだけ貼りましょう。

同じ日にすぐ近くにとまったスズメです。ハルジョオンにとまってくれたので、ちょっと画になってるかな、なんて思っています。

7.3ハルジョオンスズメ

6.30コサギ縦

 

 

 

 

 

 

6.30コサギ狩り6.30コサギ狩り

 

 

 

 

下3枚はコサギです。別の日の別のフィールドで写したものです。(この日は面白いのがいくつも撮れたので、近い内にアップしますね)

ドアップは個人的にあまりやらないのですが、このときは近すぎてこれ以上退けない状況でした。なので、コサギがコサギらしい表情になるように画角を決めた積もりです。1024×768のサイズになってますので、どうぞ大きくしてご覧ください。

このように遠くても近くてもまったく違った味わいの撮影ができるというのは、デジスコの持つ大きな魅力の一つではないでしょうか。

Profile

漂鳥

Archives
記事検索
blogram投票ボタン
  • ライブドアブログ