2005年05月

2005年05月31日

アイラ紀行(おひさしぶりの)その6

0f9444c3.JPGお仲間ブログのBar:Colon(バー:コロン)日記さんが、スコットランドへ行ってらした様だ。僕も、当時の写真を振り返りながら、『アイラ紀行』の続き(すっかり忘れていた)、思い出した様に、書くことにしよう。

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hypnotiq at 07:21|PermalinkComments(4)TrackBack(1) 旅行記 

2005年05月29日

レシピ解説

昨日の続き。
一昨年前のアイラ島土産、Bowmore の黒板に書いてある、本日のフルーツ。
突っ込みどころは最下段。

「マスター、今日のお奨め、何〜」

そこの黒板にフルーツ、色々書いてますが、これらを使ってなんか作りましょうか?
フローズンとか、ここんとこ流行のフルーツマティーニとか・・。
色々取り合わせてフルーツポンチみたいにして、ざっくりシャンパーニュかけても美味しいっすよ。ここではマチェドニアって言ってますけど。。

「ふーん。
・・?。 パイナポーって何ね?」

ん?何ねて何ね?パイナポーはパイナポーですよ。
今あるのはゴールデンなんで、甘くて香りも良くて、今ちょうど良く熟れてますよ。

「なんか変〜っ」

そうか・・。
だが僕の耳にはそう聞こえるんだから、それでいい。
マクドナルドも、僕には“マッーナゥ”に聞こえる。
大阪人だから普段は“まど”とか言ってるが。
マイケル・ジャクソンも“マイコー”だ。
今は“マグイア”と言っているが、昔は、“マクガイヤ”と言っていた。
(前者は、ちょっと前メジャーリーグでシーズン70本というとんでもないホームランを打った、“マーク・〜”。後者は、とんでもないデブのレスラー。しかも双子だ。二人合わせて650kg!だった。肥満がたたって急逝したという噂。)

ッカランも、よく聞くと、実は“マッーラン”だ。

パイナップルも近い将来、パイナポーになる。

そんなわけ・・、無い。か。

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どうね。

追記
その昔、ムッシュかまやつの髪型は
パイナップルへヤー、と言われていた。


hypnotiq at 05:20|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 超カクテル論 

2005年05月28日

目に青葉

5cab6401.jpg山ホトトギス、初鰹。

とかいいながら、なんだかんだともう梅雨前線が忍び寄る。
日本は縦に細長い。

うっとうしい季節は目前だが、Barにおいては、今はミントの盛り。
この、生のミント葉の清涼感は何にも代え難い。
茶の葉と同じく、若葉はこの頃、最も清々しく青々しい。

(以前、ず〜っと自家栽培のミントを使っていたが、小さな鉢植えでは、イナゴのごとく殺到するオーダーに対応できず(御免。笑)、見事根絶やしにされてしまった。今は購入している。)

本日の画像は「ここのところのおすすめ」
(拙筆にて失礼。というか、“やや営業”のニュアンス。自爆)
〜さりげなく『Bowmore』の黒板と『ラルース酒事典』をひけらかす。
いやいや、他にも何とも突っ込みどころの多い画像だ。さらに笑。
この件に関してはまた改めて〜

ともあれ
レシピを解説しよう。

まず『ミント・ジュレップ』
いわずもがな。
〜ケンタッキー・ダービーがどうだの、ありきたりで陳腐なことは、『ミキソロジー』的カクテル論では書くはずも無い。〜
が、Bartendarなら皆、この“Mint Julep”の作り方には皆、一家言持つ。
肝は、濃度と清涼感、甘みのバランスと、手際。何よりヴィジュアル。

瑞々しく、かつ、ふわっとしていて、色身の強い、スペアミントの若芽が何より。
惜しげも無くたっぷりと(葉っぱの数なら20枚以上)使うべし。
上質のシロップ、バーボンと、レモンを軽くヒト絞り。
クラッシュドアイスと共にマドル(潰す)。
細身のカイピリーニャ用のペストルか、メダルのついたバースプーンで。
しかしエグミの出ない様、潰し過ぎぬ様。
その間、薄まるので、ベースのバーボンは、やはり50度以上のものがベター。
だから“しゃばい”のは、一回戦敗退。
グラスの中は、ミントの葉が一様にちりばめられているのが美しい、が、
クラッシュドアイスがグラスの外側に、たっぷり造形的にへばりついているのは、オーバーデコラティヴとしていかがなものか、とも思う。

こじんまりと、タイトで、クールに出来上がれば良し。

久しぶりに、ちゃんとカクテルのこと、書いたつもりなので
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hypnotiq at 07:53|PermalinkComments(1)TrackBack(1) 超カクテル論 

2005年05月26日

Inputと Output、そして Log

武士道人間生きてりゃ飯を食う。腹が減っては戦はできん。
当然入ってきたものは、健康ならば尚のこと、翌日ちゃんとお出ましあそばされる。
それは何より、色・カタチ・ニオイ、何より“キレ”に表れる、いわば健康のバロメーターだ。
お下劣な出だしでまこと申し訳ないが、僕にとってブログとは、ひねり出される“それ”そのものだ。
ため込むと出が悪い。
つまらんものや、消化に悪いもの、拾い食いなどすれば、すぐさま食あたりをおこす。
とはいえ暴飲暴食などとはこの時代既に死語だが、好き嫌いこそは言語の道断。
偏った嗜好は血の巡りに悪い。据え膳食わぬは武士の名折れ。
差し出されたものなら先ずもって遠慮なく食らうべし。毒喰らわば皿まで。
怪しいと思うのならば、ともあれ食らう前に食せるものかどうか、よく“嗅ぐ”ことだ。嗅いで良し、いざ口にしたのならば、よく噛み良く味わうこと。固いものならば尚。なかんずく歯ごたえがあって、噛めば噛む程味が出るものは、腹の足しにこそならんが、えてしてあごの力を養うのには良い。
母乳から離乳食へ、柔いものから固いものへ、甘いものから苦いものへ、そうしてヒトは耐性を身につけていく。
食ろうたのならば、働く。動く。汗をかく。
さすればいっそうに、身となり血となり骨となる。
ばりばり食い、もりもり出す。
あー。すがすがしい。

汗と共に、今日もブログを“かく”。
今日も訳のわからないこと、“かいてます”。

が、思い立ったのは他でもない。
ダンディズムの伝説にして粋人の神話
石津謙介大兄を偲んでのことである。

男どもよ。かくあらん。

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画像は『武士道』を著わした新渡戸稲造博士


hypnotiq at 05:47|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 時事放談。些末な出来事。 

2005年05月25日

公式ホームページ

随分と以前から、いずれはイッチョ前な、カッチョイイHPを作ろうと、思いあぐねていた矢先、何とも簡便な、いわゆるひとつの“ブログ”なるものを知り、こりゃええわ、と、時にたわいのない、時に強弁な、日々の雑感を書き連ね、そうこうしているうちに、一向に店の宣伝どころか、所在も名前も明らかにする機を失い、ますますストイックで、碩学を目指しつつも時にペダンチック(衒学的)な方向に向かい、今に至るのだが、それはそれで、ご愛読者が増えていくのを良いことに悦に入りつつも、しかしいくつかのリンク先ではちらほらと、僕の正体をばらしてくれている様なので(笑)、ここはひとつ、自らの所在を明らかにする意味でも、ま、今更宣伝ってのもちょっと照れくさいが、お客様には何とも不親切なのだろう、とも思っていたので、やはりちゃんとしたHPを作ろうと、改めて思い立ってはみたが、このブログなるフォームの、幾分ヴィジュアル的なオリジナリティというかインパクトの弱さは否めないものの、何より読みやすさに加え、フレキシブルさというかアップトゥデートさというか簡便さに勝るものは無いな、という結論に至り、この3日ほど、当店公式ブログの作成にいそしんでいたことを言い訳に、ブログ更新を怠っていたのだが、実のところは、書けば書く程テーマが多岐に渡り、「え〜っと・・、今、何をどこまで書いてたっけな?」状態なので、ちょっと整理してました、というのが本音。

というか、今、何書いてましたっけ。


まともに書き出して、早10ヶ月。
サイドメニューにある『僕のテーマ』のエントリー数をざっくり足し算すれば
およよ、200を超えた。コンスタントに月20本の勘定。
ほー。
我ながら良く続いたもんだ。
(何よりlivedoorさんが容量アップしてくれたのがありがたい)

ともあれ、この数週間以内に、当店公式ブログ、お披露目いたします。
お楽しみに。
主にこちらでは淡々と、レシピを書き綴るだけの、いわば「レシピ・ブック」にする予定。
ですが、ミキソロジー理論に基づく、オリジナル・レシピ、満載です。

勿論『ミキソロジー』も平行して、かわらずエントリーしていきます。


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hypnotiq at 13:36|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 営業のご案内 

2005年05月20日

SION

bf04fc9e.jpgといえば思い浮かべるのは孤高の吟遊詩人のそれだが、今日のご紹介は、同名の新発売のリキュール
で、丁合の酒屋さんから、「新製品ですよろしく〜」とあわせて頂いた資料が、本日の画像。
ふむふむ。
やはり。次はリキュールやな。
数年前から僕が提唱している『安・健・特・悦』のトレンドのキーワードに、やはり照準を合わせてきている。
まだ商品が届いていないので何とも言えないが
訴求力はあるな。

と、僕は傍観する立場ではいけない。続きを読む

hypnotiq at 14:31|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 本日の一本 

2005年05月18日

リンク集充実!

でも、控えめに(笑)右サイドメニューの下〜の方に。
お暇な方は、ここでお勉強してください。

hypnotiq at 17:56|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 営業のご案内 

2005年05月17日

インターネットって

やっぱりすごいわ。

たまたま
思い出した様に
僕の提唱した『ミキソロジー』なる語彙をググってみたらば(勿論、ヒットするのは僕のブログだけなのだけれど。まだ十数件。うーん)、海外の(英語圏だ)とあるウイスキー関連紹介サイトがピックアップされた。

およよ
と、開いてみれば続きを読む

hypnotiq at 04:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Whisky 

2005年05月16日

『テロワールの死』

現代ワイン研究の第一人者、堀賢一氏が提唱し、そして危惧する『テロワールの死』。

〜テロワールとは、土壌や地勢、気候などがもたらす自然環境要因〜
平たく謂えば『土地の固有性』。
ひとくちにテロワールと言っても続きを読む

hypnotiq at 15:47|PermalinkComments(4)TrackBack(0) Wineとは何ぞや? 

2005年05月13日

今日は

13日の金曜日でした。

hypnotiq at 23:57|PermalinkComments(1)TrackBack(1) 時事放談。些末な出来事。 

2005年05月12日

数字を読む。

リアル本店に於いても、昨ブログのデータに対し、幾つかの感想や問いかけを頂いた。
ということで、ブログ支店では折角なので(?笑)、今日は更にそのデータから読み解かれる、いくつかの考察と、投げかけられた質問に対しての解答、そして最も重要であろうその数字の延長線上にあるトレンドの“行方”なるものを、ミキソロジー的観点からまとめて述べてみたいと思う。
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hypnotiq at 08:17|PermalinkComments(1)TrackBack(0) Whisky 

2005年05月10日

ここにひとつの資料がある。

52b8ebaa.jpg内容は
僕が定期購読しているニュースレターのひとつに掲載されているものだ。
勿論有料である。
本来有料であることに加え、愕然とするデータであるので心してご覧頂きたい。

その前に続きを読む

hypnotiq at 11:05|PermalinkComments(5)TrackBack(0) Whisky 

2005年05月08日

『食博』行ってきました

c0f43879.JPG例年この時期に開催していたが、今回はおそらく過去最大規模のはずだ。
開催期間も長いし、会場もスケールアップ。
が、と同時に、入場料も割高になっている。
毎年、我々の様な業種には、優待券が回ってくるのだが、今年は無し。
うーん。
おそらく、逼迫した“大阪経済立て直し”のためだろう、などと下衆な勘ぐり。
実際、“大阪21世紀協会”のイニシアチブによるイベントは、ことごとく顰蹙を買っているのだが、ま、“同業界のよしみ”ということで(?笑)、ここは甘んじて活性化に協力してしんぜよう。
ま、お金は回さなきゃ、ね。

なにげに訪れた
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hypnotiq at 20:09|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 食べ歩き 

2005年05月04日

物産展レポート

3ddba722.jpg近所の、“ちゃりんこ・せった履き”で行ける百貨店(笑)で
『九州四国瀬戸内うまいもの物産展』なるものが催されていたので
デパ地下&催事グルメに弱い僕としては一応チェック。

明石名物(らしい?)
『ひっぱりだこ』980円なり。

器     80円
包装資材  15円
食材原価 180円
人件費  150円
搬出入コスト80円
ミカジメ料 98円
消費税   47円
雑費    30円

純利   300円

という風に視ながら
でもついつい買ってしまう僕。


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P.s.
明石には
『明石海峡大橋・開通記念ハーフマラソン』のエントリーで
行ったことがある。平成10年のことだ。
あの頃は
元気だった。。

hypnotiq at 07:34|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 食べ歩き 

2005年05月02日

今日の黄昏

a96fad20.jpg18時半頃。
店から数分。淀川の眺め。

明日もきっと晴れるだろう。



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hypnotiq at 20:33|PermalinkComments(2)TrackBack(2) 環境問題 

フランス紀行Part2 その5

3bd33337.JPGはしご車『Les Editeurs』を出たら、何やらサイレンが喧しい。
おっと。
店の前の交差点に、数台の消防車。
ぱらぱらと、ひとだかりもできてきた。
見上げても、煙や火の手はうかがえない。
なんだろうと、少しの野次馬気分(というか、僕のオテルはこの並び。おいおい!)で様子を見ていた。
はしご車が、するすると延びてその先に、窓から数人が顔を出して、助けを求めていた。
騒ぎからすると、たいしたことはないようだったが。

「何事でしょう」
「何でしょうね?」
「火事?」
「さあ」
「ま、戻りましょうか」
「そうですね」
「明日は午後から移動ですし」
「僕も連れのものと待ち合わせがあるので」

などと
消防車を横目にオテルに戻る。
でも、少し気になったので、一応振り返り様に
写真を撮っておいた。〜本日の画像〜

でも日本に帰ってきて、ニュースを見てびっくりした。

僕が見たのとはまた別件ではあったが、それにしても。

しかし、なんだなあ。
運命というのは
すれ違うか、はち合わせするかの
ほんのちょっとの違いなんだなぁ。


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hypnotiq at 06:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 旅行記