2006年04月

2006年04月30日

♪夏も近づく

3789ca9e.jpg八十八夜♪

立春から数えて88日とは、およそ5月2日頃のこと。
茶摘みの始まるこの頃、日本全国、南の方から田植えが始まる。


僕の回想する、この頃の春のヴィジュアルは
レンゲ畑だ。


僕が小さい頃住んでいた家の裏は、見渡す限り一面、田んぼだった。

そこは1年中、僕らの遊び場だった。


水が張ってある夏は、カエルやザリガニ釣り。
用水路にはダムを造って、爆竹で欠壊させたりしていた。笑
稲刈りの後は、野球をしたり秘密基地を作ったり。
晩秋は、藁でたき火したり芋焼いたり。
冬の寒さの厳しい頃など、稲を刈った後の切り口が凍っていて、踏みつけるとバリバリ、というかポクポクという音を立てて割れる(その音で気温が解ったものだ、というのは大ボラだとしても(笑)、今、大阪の郊外とはいえ、そんな気温、ましてや霜柱が立つ様な気温になどなり得ない。嗚呼、温暖化。。)

当時の、薄いゴム底の運動靴から伝わってくる、ポッキーを束で踏みつける様なその感触が何とも好きで、道を歩かず、わざわざ田んぼの中に入って、その稲の間隔ごとに歩を進める。
学校に着く頃には、もう靴はドロドロ。霜で冷たくっても、ガキには全然平気なもんなんだ。
(これまたイマドキで悪いけど、最近の子供の靴って何ともメカメカしいね、テクノロジー的に。固いアスファルトとコンクリートしかないから、それもやむないなのはわかるけど。。なんとも嗚呼)


春休みの頃になると、そこに耕耘機が入ってくる。
しばらく田んぼに入れない。

そして
ささやかな我が家の軒先に、これまたささやかな鯉のぼりが立てられる頃(ご近所の立派な家の、ご立派なそれと較べたそのささやかさに、子供特有の、子供ながらの微妙な感触がまた、思い出されて何とも甘酸っぱい。照笑)気がつけば

家の裏の田んぼには
レンゲの淡い、薄いピンク色の
一斉に
花が咲いていた。

おだやかな、この四月の終わり頃。

休日の昼下がり
近所の女の子達の一群が、きゃあきゃあいいながら、レンゲや
あぜ道に咲いたシロツメ草を摘んでいる。

編んで首飾りや花冠にしたりして。。

あー酸っぱいな。笑

あれから30数年。。


今も
その情景は
ありますか。。



当時の、ささやかな我が家は
長屋であったがささやかな庭があって
その庭先にはこの頃、
母が梅干しと共に漬ける為の、赤紫蘇が植えられてあって
その香りがこれらの記憶を呼び起こす。

他にも
ネギは勿論、パセリやらっきょ等、いろんなものが植えてあったのを思いだす。
(イマドキ的に、オシャレに言うならガーデニングなんだろうね。笑)


また、なんやかんや言うてる間に
あとひと月もすれば、湿った空気の寝苦しい夜になる頃
らっきょと梅干しを仕込む季節になる。
早いなぁ。いろいろと。
何かと。



今年は、梅雨の来る頃
息子には
ホタルを見せたいと思っている。


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hypnotiq at 08:20|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 環境問題 

2006年04月28日

一応宣伝

b3868f61.jpg顔も名前も出てますよ。
割とアップで。笑

否、この表紙じゃなくってね。爆

お題は『映画とモルトウィスキー』ってか。


関西版にて
全国の当ブログ読者様には何卒ご了承の程。

ご感想を頂ければ幸甚也。


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hypnotiq at 01:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 営業のご案内 

2006年04月25日

遅まきながら

01d191c9.jpg僕のHNの由来の酒をご紹介。
というか、ブログ始めてもうかれこれ2年近くにもなるのに、遅いよ。笑
いつもの様に他のいろんなことの様に、ま、すっかりしっかり忘れていたわけだ。

改めて、自己紹介でも宣伝でもないが、これ。
『ヒプノティック』
ヒプノティック正規 17度750ML(フランス)HPNOTIQ

こいつは当店でもおすすめの1本だ。

コンセプチュアルで斬新なネーミングといい、
ソリッドで洗練されたロゴデザインといい(しかもエッチング)、
極上シャンパーニュの“クリュッグ”を偲ばせる、エグゼクティヴなボトルデザインといい、
パステリーで品の良いカラーといい、
トロピカルでフルーティ、かつあか抜けた、何より完結性の高いテイストといい、
その裏付けとなっている出自の良い原料といい、
あらゆる面で、まことに良くマーケティング的にも練り上げられた、この数年で最も優れた佳酒のひとつといっていい。

と、持ち上げ過ぎ。笑

でもま、なんせ、僕のHNの由来でもありますから。。
イー・エス・ジャパンさん(輸入元)、これ見てる?(と、大人読みさせて、おねだりしてる訳ではありませんよ。笑)

とか何とかいいながら本当は、僕のお気に入りSax プレイヤー、Paul Taylorのアルバム名からそもそもインスパイアされたもの。

これを使ったおすすめカクテルは幾つかあるが
元からにテイストが完結しているせいもあって、あまりいじらない方がいいのは確か。

少々飲める口の方に、イケてる感があってお勧めするのは
『Hulk(ハルク)』。
あのアメコミヒーローからのネーミング(本日の画像です)。

映画は日本公開の前、飛行機の中で観た(とちょっと自慢)。
といいつつ、こういうのが実は結構好きなので、劇場の大画面で観たかったのが本心。
特撮も良くできてた。


レシピは
大振りのロックグラスに、大振りのランプアイス1個。
まん丸い氷ならベストだ(画像は明日にでもアップしよう)。

そこへ
ヒプノティックを40ml
コニャックを20ml
ノーステア。
だからマドラーを添えて。

混ぜると妖しく、力強い緑の巨人が、見事に浮かび上がる。
(本来は1:1だが、上記の割合の方が美味いし、色が綺麗だ)


他にもこのヒプノティックは
そのパステリーな色合いとフルーティな味わいが、これからの時期にぴったり。
こいつはミキサビリティ(Mixability)が極めて高い。
(↑さしもの英辞郎にもない語だ。造語ではないはずなんだけど。“可混性”とでも訳そうか?)


Hpnotiq とは仏語で催眠術のこと。ヒプノティックと読むが、これは英語読み。
仏語でHはサイレントなので、多分イプノティークと発音するはず。
英語だと、Hypnoticと綴る。yが入って語尾がc。

ところが
僕のHNは“Hypnotiq”。

最初、どちらかでID登録しようと思ったんだけど、どちらも使用済みだった。
なんでや!どこのどいつや!と、その時は憤懣やるかたなくも、
妥協して折衷案のHypnotiqとなった訳。

自分で書いていて、自分の為の催眠術にでもなりゃいいわ、ってこともあって
ここは譲れず採用した。
今では、図らずも多くの読者の催眠術になってしまっている。



春眠暁を覚えず、てな感じでよく眠れます、今日この頃。
僕らの様な仕事だと、これが夕方になる。

こういうところ、つくづくやくざな仕事だと
我ながら
しばしば振り返るときがある。


p.s.

自慢する訳ではないが、
最近書き出すと、知らず知らずと内容がとても濃くなってしまうので、自分をとても圧迫してしまう。
結構それがM的に好きだったりするのだが(爆)、疲れている時などは、エントリーそのものに躊躇してしまう。
結果、投稿間隔が空く。

そうすると溜まる。
溜まると出る時は一気だ。
出る時は固い。
固いと切れる。
切れると痛い。
痛いから我慢する。
我慢すると溜まる。
溜まると・・
もうええってか。笑


次回はエントリーは映画『Hulk』を観る前のこと
久しぶりに旅行記でも書こうかっと。。

ご期待の方は人気blogランキングよろしくどうぞ。


しかし
書いてないのに上がったり、書いてるのに下がったり
こいつは何とも不思議だ。


hypnotiq at 08:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 何しろ映画好きなもので 

2006年04月21日

春の嵐

塩ラーメンこのところ、忙しいのにかまけて更新ままならざれば、実に人気blogランキングもあられない。

一昨日は協会のちょっとした寄り合いがあって、久々にスーツを着たのだけど、夏ものの軽い生地・色だったがそれでも暑いのなんの。帰りに、お気に入りのラーメンを喰ったらまた汗の吹き出ること。上着にも染み込むくらいだ。何だ、たった一日でまたクリーニング行きか。
ま、いっか。。あんまり着ることないし。

本日のトップ画像はそのラーメン屋。
骨がぶら下がっているのに、ここのラーメンのダシは何故か豚骨ではなく、“エビ”で、しかも澄んでいる。
“マイ・フェイヴァリット・ラーメン・ランキング”(←これで一成句)の、堂々5指にいれよう。
がんこラーメン



今日は今日で、ちょっとした別件の打ち合わせがあってお出かけしたら、昨日とはうってかわって“春の嵐”。
ビルの谷間、風の通り道あたりだと瞬間最大風速は20メートル/秒を超えているはず。日陰に入ると“余裕で寒い“(イマドキな言い回し)。
折角の薄衣の女性達にも、ちょっとしたいたずらだ。
丈の短くなったスカートの、裾を押さえる姿もまばゆい。

うむ、風よ、もう少し吹け。笑

カフェに入りガラス越しに見る木々は、踊る様にさんざめく様に、揺れまくっている。
すっかり葉桜の、わずかにとどまっていた花弁達も、これが最後の散り納めか。

というより
その、まあ、なんだ、カクテルのこともたまには(?)書かないといかんなということで、今日は“ストーム(暴風)”ってことで『ガルフ・ストリーム』。

え?ストームじゃない?

ストームで調べたが、あまりぱっとしなかったので(笑)、ちょっと無理矢理にストリームでご勘弁。ま、似た様なもんだ。それは後述する。


『Gulf Stream』
ガルフ・ストリーム

この10年程で、おそらく最も普及したトロピカル・カクテルの、ビッグヒットのひとつといっていいだろう。

レシピは
比率が違う幾つかのパターンがあるが、だいたい

ウオッカ  20ml
ピーチリキュール  20ml
ブルーキュラソー  10ml
パイナップルジュース  10ml
グレープフレーツジュース 40ml

という感じ。

シェイクしてゴブレットへ

僕的には
もう少しパイナップルジュースを多いめに入れて(30〜40ml)、パイナップルジュースならではの、シェイクした時の泡立ち、ふっくら感を強調する。

見た目にも穏やかなパステルグリーンと、クリーミーな泡立ちの白のコントラストも鮮やかな、真夏というよりはまさにこれから新緑の季節にかけてぴったりの、トロピカル・ドリンクになる。


ストリームとは流れ。潮流のこと。
だから“メイン・ストリーム”とカタカナで言うと、『主流』を指す。
しかしこれは音楽業界人あたりが好んで使う、少し“いけ好かない”言い回しだな。笑

ガルフとは湾。

Gulf streamと、“G”を大文字で表せば、それは『メキシコ湾流』のことを特定する。
ヨーロッパ全域を温める、大いなる暖流だ。
ヨーロッパの大西洋沿岸各国は、特に冬期、この暖流のおかげで極めて温暖である。
例えば大西洋西岸、ニューヨークなどは冬、五大湖から吹き込んでくる強大寒波の影響もあるが、ヨーロッパの同緯度でいえば、ポルトガル北部だ。
ちなみに日本でいえば青森あたり。
冬の平均気温は、なんと15度以上は違う。(!)

参考資料は↓
画像クリックで拡大。赤い線が暖流だ。
当店のシンボル“地球儀”より。
メキシコ湾流



で、ちなみに
Gulf War(ガルフ・ウォー)といえば、そのガルフはペルシャ湾のことを指し、それは『湾岸戦争』のことを特定する。
しかし、あれからもう16年か。
うーむ、ラガヴーリンやな(バーテンダーうけ?笑)。

その『湾岸戦争』で展開された、多国籍軍によるイラクへの爆撃は
『砂漠の嵐』作戦( Operation “Desert Storm” )と呼ばれた。

ほら、“ストーム“と繋がったでしょ。
というか
あまりたとえがよろしくないな。。


しかし、今また日本海の一部で雲行きが怪しい
滅多なことにならなければいいが。。

(といいつつ、自他ともに認めるかなりの保守・タカ派のhypnotiqとしては(笑)、ここらでイッチョ、きちんとケリをつけるべき。だから、「おい、撃ってこいよ」と強硬意見)

今日は3日分書いたぞ。

とてもポリティカルなミキソロジーに、人気blogランキングよろしくね。

hypnotiq at 05:34|PermalinkComments(3)TrackBack(1) 時事放談。些末な出来事。 

2006年04月16日

恥ずかしながら

9a48d0ae.jpgセルフ画像







て、ホンマカイナ
どこがやねん!んなわけあるかいな!
などというお叱りの声もなく(と、人生幸朗風)、

何いうてんねん!せやから二回も言わすな!
と、二段落ち。笑


ご同業のブログ仲間bossさんのところで取り上げられていた、なるほどね〜、の『印象分析』。。
面白そうだったので、僕もやってみたら。。
お互い、年甲斐もなく妙にイケメン風です(死語?)。爆


僕の結果は

『あなたの第一印象は ミステリアス!』

独特の静けさと深さを持っている。
無限の広がりを感じさせるひと
プラスの印象
◎深みのある
○格調のある
○落ち着きのある
○静かな
マイナスの印象
・無表情な
・近寄りにくい

『あなたが、まわりの人に与えている印象』
◎いくつものイメージが重なって、神秘的に感じられるあなた。▲時に不可解な人とも思われ、特徴を見いだしにくいタイプです。○この点を長所と考えれば、独特の静けさや深さをもった人として印象づけられます。優しさや暖かさ、あるいは親しみやすさを高めると魅力がアップ。◇ヘアスタイルを変えたり染めたり、時にはファッションスタイルを変えて新たなイメージを作ってみませんか。


ま、我ながらまんざらでもない。
やはり、顔つきで、ある程度のパーソナリティなんてのは決まっちゃうものなのかしら。
うーむ。。

と、リアル“hypnotiqの人”ご存知の方で
「似てますよ」とか
「結構いい線突いてるんじゃないですか」と思われる方は
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ありえね〜。
これ、ランキング落ちそう。。自爆


しかし、更に恐ろしかったのは
性格分析

なんだか、見事なくらいズバリと見透かされて、イタいくらい。笑
以下。


型番 : 外向- 直感- 思考 -自然
気質 : 戦略性
タイプ: 革新者
主文 : 熱心で、口がうまく、カリスマ性があります。

解説: あなたは、人に強烈な印象を与えるタイプ。自分の考えに周囲の人々を巻き込み、興奮させることができます。魅力的で社交性に富み、愛想が良く、直観が鋭い。どんな人ともうまくつき合えます。将来を見通す能力があるので、予測をすることが得意です。トラブルが起こった場合、その行動が理にかなってさえいれば、喜んで危険に飛び込んでいきます。また、常に自信にあふれており、その熱意は強い影響力を持ちます。交渉上手で、収益が見込めるベンチャー企業などに投資家を誘うのがうまいです。
 人を喜ばせるのが好きで、自分も好かれたいという欲求が強い。目立ちたがり屋で、自分の頭のよさや精錬された言葉遣いを周囲に見せつけようと、人に感銘を与えるような言葉や、だじゃれを連発することもあります。
 順応性があり融通がきくので、状況次第で柔軟に方向を変えることができます。ルールをよく認識した上で、目的のためなら、そのルールを変更する柔軟性もあります。好奇心が強く、偏見は持ちません。

留意点: 細かい点に注意を払わず、はじめの創造的な部分が終わってしまうとすぐに飽きてしまうため、せっかくのアイデアが実を結ばない場合があります。
 人好きですが、同僚が仕事をやり遂げないと失望し、彼らと疎遠になります。同僚と個人的に交友関係を深め、心情的な絆を深めるよりは、仕事や遊びを楽しむことを優先します。


とても、ナルシスト的に悦(誉め殺されている気もするが。笑)。
僕を知る上での、あくまでご参考にということで。

hypnotiq at 07:13|PermalinkComments(5)TrackBack(1)

2006年04月15日

ジャックとローズ

といっても、これはカルヴァドスのカクテル『ジャックローズ』のことではなくて。


94年前の今日(1912年)、タイタニック号が沈没した。
ジャックとローズってのは、ご存知映画『タイタニック』で描かれた、二人の主人公の名。

ここで
よく知られた国際ジョークひとつ。
(ちょっと不謹慎な気もするが、ま、ご勘弁)

〜さて、いよいよこのタイタニック号の沈没間際。
当時、世界最大にして最高級を誇った豪華客船。
乗客は2200名以上。
しかし全員救出しようにも、不沈・最新鋭をうたっていたこの船は、救命ボートが全員に行き渡るべく用意はされていなかった。

乗客に貴賤の別はない。
しかし何時の世も、真っ先に救うべきは女と子供。

艦長は、乗客の男性有志に、やむなくも、この船と命運を共にすることを呼びかける。
「か弱き女性達と未来ある子供達にボートを優先したい!君達は私と共にここで救援を待ってくれ!」

とはいえさしもの状況に、男達も皆、尻込み。
しかし船は、いよいよ目に見えて水没していく。
このままでは皆助からない。
艦長は、各国の男性諸氏に個別に呼びかける。

イギリス人へ「紳士のたしなみを見せてはくれまいか」

アメリカ人へ「君の名は、合衆国の歴史に刻まれる。君こそ英雄だ」

ドイツ人へ「これは規則です」

イタリア人へ「ここで名乗れば女性にモテますから」

日本人へ「もう皆さん決められてますよ」  〜


今回、少し僕的に脚色したけど本筋は変わらない。似た様なものは皆さんどこかでお目に、もしくはお耳にされたこともあるだろうか。
実際、このジョークは国際的なものでもあるらしくて、各国語のヴァージョンがあるらしい。
しかし、言い得て妙とはいえ、日本人としてはなんか、悔しいねこりゃ。笑
このご時勢、イマドキの日本人なら言われても仕方ないが、100年近く前の、この時代の日本人なら決してそんなことはないはずだ。
こちとらとて侍の血を継ぐもの。これに続く補足をさせていただくなら


艦長:「おや、日本人はどこへ行った?」

乗務員:「すでに客室で、腹を切っていました」

となるはずだ。

え?僕?
そうなったら勿論、自刃しますとも。
(で結局、船、沈まなかったりして。泣笑)



しかし、このジョークは実話に基づいている。
ご参考までにウィキペディア参照
(びっくりエピソードあります)


このてのジョークには、追加ヴァージョンもある。
こういった場合、大抵追加されるのは
中国人と韓国人とユダヤ人とポーランド人。
ちょっとどぎつくなるのでここでは割愛。笑
(リクエストがあればコメント欄にて続編紹介いたします。てか。笑)

お断りいたしますが、僕は決してレイシスト(差別主義者)ではありません。絶対。
これはあくまでジョーク。
これほどのこと、かんらかんらと笑い飛ばせなくてどーするよ。

言っとくが、民族性とか人種とかいうものは“相対性”であって、“絶対性”ではない。
“多様性”というものの前に、人というものは、“厳然たる差異“を必ず生ずる。
何人(なんぴと)も、これにあらがうことはできない。
女の前に対峙する男。子供に対峙する大人、の様なものだ。
(だから何かね?あの“ジェンダー・フリーなんやら”いうのは。。“子供の目線”っちゅうのも僕的には気に入らんね)
例えば、子にとっては父。親にとっては子。そういうもの。
だから弟子の前では師匠。師匠の前では弟子。永遠に、だ。
例えば店に於いて、お客様の前では、バーテンダーであり、ソムリエであり、マスターであり、経営者だ。その舞台に於いて、それは絶対だ(舞台を降りれば少しは緩むが、ね)。
他にも地域的なことに於いても
大阪の中での守口。日本の中での大阪。アジアおよび世界の中での日本。
さらには人類であることの中での黄色。。等々。
我々は、何がしかの役割を与えられ、必ずどこかに、何かに帰属し、何らかの関係性の中で生きている。

皆同じ人間とはいえ、等しく地球人であることを標榜するのには、たとえばそれは
“宇宙人が現れるまで”
確立できようはずがない。

人間とはそういうものだ。
アイデンティティとはそういうものだ。

なんか、話がそれたけど、
そういうものだ。


久々に熱いわね。
ま、なんせ春ですから。


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hypnotiq at 10:39|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 時事放談。些末な出来事。 

2006年04月14日

すみれ

fd9ee70c.jpg昨日の続きで、今日のすみれは、ラーメンのこと。

近所の“ちゃりんこセッタ履き百貨店”(爆)の、先週の催事は
毎度毎度の『北海道物産展』。

デパ地下&催事グルメに余念のない僕は、こういうのって必ず来てしまう。
春と秋、決まって年2回、こちとらの“行事的に”来てしまう。
顔ぶれに、品揃えに、さほどの代わり映えがなくっても、なんとも懲りずに来てしまう。
もう、ホントに“来てしまう”感じ。
実際、期間中、2度も来てしまった。笑

“自称・プチ・ナチュラリスト”な僕が(笑)、終(つい)の住処(すみか)にできればなどと、私(ひそ)かに憧れている北海道。その物産展。尚のこと来ずにおれようか。

〜数十年後、全国各地の百貨店の『北海道物産展』で、僕が何かのブースを出していたりして。
可能性15%ぐらい、あるね。笑〜


ともかく、ま、いろいろ試食しーの、ほだされーので、ナンダカンダいつものごとく買い込んでしまった訳だが、実は今回のお目当ては、ラーメン『すみれ』のイート・イン。

本日の画像にて。

ま、イマドキ有名店なんかはあちこちにチェーン店出しているし、全国区的なところだとインスタントの企画ものとして商品化される時代、ありがたみもにわかに薄れてはいるが、『すみれ』と聞けば、ここは麺フェチとして押さえずにはいられない衝動だ

実際、“すみれ”とひらがなでググれば、必ず筆頭でヒットするのが、なんとここなくらいの超元祖なラーメン・グルメのオーソリティだ。


今回は塩。

食して

いいね〜。僕の好きなタイプですな。

多言無用やね。

気に入ったのでお土産に、と思ったのだがしかし
イート・インでは800円だったが、お持ち帰り用なのに1食分500円強もする。しかもチャーシューやメンマなどの具は別売りオプション。
イート・インと、さして変わらんじゃないか!うーん、微怒
ま、マーケットの構造的に、仕方ない部分もあるかな、と大人的に溜飲を下げる。微笑

でも、ちょっと馬鹿馬鹿しく感じてしまって、よってお土産は無し。
すまんの〜、ひな鳥達よ。。


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hypnotiq at 08:05|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 食べ歩き 

2006年04月13日

朧月

bc9d5407.jpgおぼろづき

カクテルなら
『Blue Moon(ブルー・ムーン)』のこと。
しかしイマドキ、もはやちょっと古い印象がある。

レシピは

ジン   1/2
パルフェ・タムール  1/4
レモン・ジュース  1/4

パルフェ・タムール(Parfait Amour)ってのはスミレの花(の一種)のリキュール。
これは仏語で、英語だと、Perfect Love。
しかし、“完全なる愛”とは、オヤジには少々照れくさい。

このカクテルの割合は、基本的には2:1:1だが、そんなにうるさくなくていい。
ただ銘柄によっては、赤みがかったものから青っぽいものまで、それぞれに色が違うので、仕上がりは随分と異なる。
シャルル・バノー パルフェタムール 30度 700mlボルス パルフェ タムール(バイオレット) 700ml 24度マリブリザール パルフェタムール 700Mパルフェタムール / 700ml / アルコール分25%
お店的にも迷わされる。香りも甘みも度数も、それぞれ微妙に異なる。
ま、それぞれ、かな。

この『Blue Moon(ブルー・ムーン)』ってのは、日本でのイメージは『朧月』のようなんだけど、本来は『同じ月に二度現れる満月』のこと。
これは滅多にお目にかかれないってことで
転じて、意味するところは、“できない相談”。

“完全なる愛”のリキュールを使って、“できない相談”とは
これ如何に。

大人やね、というか、とても
バーっぽいね。。笑

今夜は
晴れてくれるなら、まん丸〜いおぼろ月が拝めるはずだ。

この時期
淀川沿いを歩いていると、タンポポにまぎれ時折、可憐で小さな淡い紫色の花を見つける。
桜もいいけどスミレもいいね。


今日の一言

『見上げては月を、うつむけば花を』

お、我ながらなかなか。。

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hypnotiq at 08:42|PermalinkComments(4)TrackBack(1) 本日の一本 

2006年04月10日

1a7e4a4f.jpgサクラ。Sakura。さくら。
嗚呼、さくら。。

なんと艶やかで、なんと狂おしく、なんと激しく、なんと切ない咲きっぷりよ。。

僕は、あまりに見事な満開の桜を見ると
うわぁ・・なんか、もう、どないしょ・・・
な気分になってしまう。笑

本日の画像は、知る人ぞ知るものの知らない人には全く知られていない、ご近所の桜の名所。
近くには江戸川乱歩の旧家などがあったりする
ここは普段だと、実にささやかな、たった百数十メートルそこらしかない、さして見るもののない、木々のうっそうとしたただの遊歩道・緑道なんだが、この季節、その両脇に見事な桜の大輪を咲かせる小径になる。
通りは、新旧の住宅にひしめくように挟み込まれ、おかげで日当りもあまり良いとは言えず、さくらの木の一部はその為にか“いびつ”に剪定されていたりもして、少し痛々しい。うーん何とも。。
そのほとんどが歴史を感じさせる悠々たる古木・大木で、大きなものなどは手を伸ばせばすぐ、その枝先の可憐な花に触れることもできる程に枝垂れていて、それは、まるで桜の花のトンネルの様。
見上げれば幾重にも折り重なった、ほのかな淡い色の花びらのパステルが、文字通り空を覆い尽くしている。中には十数メートルを越す巨木もある。隣接するマンションは4階のベランダ、洗濯物のすぐその先にまでかかるばかりだから、その高さに間違いはない。枝の先を目で追いかけていくと、それらは空にどこまでも届かんとして遠近感を失い、まさに桜の雲に包まれている心地。

昨日の出勤前、今日はふむ、桜でも愛でようかと
ぶらり、散歩してここの桜を撮ってみた。
花曇りに加えて黄昏時。
写真だと少し青みがかってしまって、桜の色も何もあったもんではないが、むしろ桜の可憐さがとてもシンクロする絶好のシチュエーションだった。

風雅よのぉ。。

ここの桜には
ブルーシートも手拍子も、裸踊りもバーベキューの匂いもない。
行き交うもの皆、静かに、ただいつもより歩調を緩め、空を仰ぎ
時折深く息を吸い

通り過ぎるだけだ。

これぞ桜。


空には、青く霞んだ、半分程の月。




さて
本日のカクテルは勿論、お題通りに『サクラ』。

ざざっと紹介しようか。

『さくらさくら』Ver.1
ゴードンドライジン7/12、クレームドぺシェ2/12、サクラリキュール2/12、レモンジュース1/12

『さくらさくら』Ver.2
サクラリキュール1/3、トロピカルヨーグルトリキュール1/3、グレープフルーツジュース1/3

『さくらさくら』Ver.3
日本酒2/3、スイートベルモット1/3

『サクラ』Ver.1
ドライジン3/10、オルジェーシロップ2/10、レモンジュース5/10、卵白1dash

『サクラ』Ver.2
泡盛4/6、アプリコットブランデー1/6、レモンジュース1/6、クレームドカシス1/2tsp.

『サクラ』Ver.3
ウオッカ4/12、マラスキーノ3/12、サクラリキュール3/12

番外で『春うらら』笑
サクラリキュール30ml、レモンジュース15ml、パイナップルジュース60ml、グレナデンシロップ1tsp.


それぞれにそれぞれ。
皆、それぞれにデコレーションがあるのだが、あえて記さない。
レシピの優劣を問うつもりなどさらさらない(そんなもの、実に不毛だ)。
ただ、『ミキソロジー(混酒理論)』の展開以降、口酸っぱく言ってるけど(笑)、こうして様々なレシピを列記した場合こそ、デコレーションは不要だとは思いませんか?


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hypnotiq at 07:24|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 超カクテル論 

2006年04月07日

Spumoni

スプモーニ。

何を今更の、今やBarでは最もポピュラーなカクテルのひとつ。

それはもはや、
カンパリを知らなくても、スプモーニは知られている、くらいにだ。
NBA発表の『カクテルランキング』でも、常に上位を占めるくらいに、人気のカクテルだ。

寒いんだかあったかいんだか、晴れてんだか曇ってるんだかなんとも微妙に、上に下に前に後ろに行ったり来たりのこの季節感に、何ともぴたりとはまるカクテルだ。

カンパリの持つ、ややもすると前に出る独特の苦味が、グレープフルーツの自然な苦味と交わることで不思議とやわらぎ、また果汁の粘性がトニックウォーターのガスをきめ細やかに包み込み、それこそがネーミングの由来『spumare(スプマーレ=泡立つ)』どおり爽やかなのどごしを与えて、結果、甘・酸・苦の三味が一体となった極めて優れたアペリティフ。
というより、こいつはTPOを全く選ばない、その名の通り“オールデイカクテル”だ。と、珍しくベタ褒め。微笑

しかし
美味しく作るには、やはり幾つかのツボ・コツが必要だ。
当然ながらグレープフルーツは生絞りのこと。もう、これだけは絶対。否、もうお願いに近い。さらに勿論かなうなら“タテ”のこと。
既製品だと、ペクチン由来の粘性にも、香りのインパクトにも、甚だしく欠ける。
食味のダイナミズムをもたらす、果肉のプチプチ感こそは“生の絞りタテならでは”のものだ。

ネーミング由来の“泡持ち”を良くするのなら、当然、全ての材料がしっかり冷えていること。
イコール、カンパリも含む。冷蔵よろしくだ。

手順も一家言。
グラスをあらかじめ冷やしておくのには、物理スペース的困難を伴うのでそこまでは求められない。が、氷を入れて軽く数回ステアすれば、それも何のことはないはずだ。このプロセスは夏場、否逆に、暖房の効いた冬場こそ、欠かせない手順。面倒でも、仕上がりが全く異なる。

で、“氷を一旦グラスから開けて”、
カンパリ、グレープフルーツジュース。
そしてトニックウォーターを“ぬうぅっ”と注ぎ入れる。ここ肝心


氷は後から落とし込む。
しかも冷水にくぐらせて、“表面をクリアにしてから”、だ(これもミソ)。

ノーステア。

グラスの中で踊る気泡を、“慈しむ様に”
飲み干すまでガスを保つには
この順しかない。

ここまでしたら、逆にステアの為にバースプーンを差し込むことは、とても野暮。
無駄な仕事だ。
というより、論理的一貫性を失う。

目指すべき完成品の、テイストのポテンシャルを最大限に求める注力のベクトル、
これこそが本来の『ミキソロジー』。

比率はご自由に。こういうところは、むしろアバウトでいい。
各人各様の“好み”ってものがある。

ちなみに、僕の好みは、この手順なら1:1:2でいい。
でもこれは、ま、あくまで好み、ですから。

しかしこのスプモーニ、あまりにポピュラー故に、その他の多くのグレートカクテル同様、派生ネーミングのカクテルが多々産み出されることにもなった。
『チョメチョメモーニ』ってやつは、読者皆さんもどこかで何かしらお目にかかったことだろうし、同業諸氏も、なにげにオンメニューされていることだろう。

グレープフルーツジュースとトニックウォーターで割れば
全て『チョメチョメモーニ』なわけだ。
それも微妙になんだかな。とは思うんだがね。。
(しかしその前に何だ、そのチョメチョメってのは。まるで掘り返した不発弾の処理の失敗的に自爆!)

とはいいつつ、派生ネーミングってのは、昨ブログにもあったように他にも
『チョメチョメ・バンガー』とか
『チョメチョメ・ドライバー』とか
『チョメチョメ・コラーダ』とか
『チョメチョメ・サンダー』とか
『ブラッディ・チョメチョメ』とか
『チョメチョメピリーニャ』とか
『チョメチョメ・・・・

もうええって? 笑
(どうにもチョメチョメが好きなもんで。?)

と言う感じで色々あるんで、まあそれはそれ、それぞれ、かな。

こういうのは歴史が解決するもんだ。
よーするに生き残ったもん勝ち!
(微妙に投げやり)

人気blogランキングは投げてないよ。笑

hypnotiq at 07:44|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 超カクテル論 

2006年04月05日

昨日は春休み

ということで、僕個人的に息子を連れて、久しぶりの『スパプー』
前に来たのは夏休み。その時息子はまだ、軽くつま先立ちで、少しあごを上に向け加減でようやく水面から口を出していたはずだったのが、もう顔も正面に、さらにかかとをつけてもなんともない。本人的も、少しびっくりしつつも自慢げに微笑む。
彼もこの春から2年生。
ふむ。ちゃんと大きくなっているようだ。
やがて、何もかもオヤジを超える、そう遠くない日が来るのだろうと思うと、
ふと、遠い目。。
よし、とばかり、明らかに絶対優位なこの時期に(笑)、しっかりカッコ良い強い父なるものをまぶたに焼き付けさせておこうと、ここぞばかりとお手本を見せようと、バタフライだの潜水だの逆立ちだの、張り切って泳いだはいいものの、ほどなく早々と電池切れ。
(しかし、こんなレジャープールでそんなことをしているオヤジも、我ながら少しキモいと思った。苦笑。といいつつ、ここは深いところがないので“胸が見えるような立ち泳ぎ”が見せられない、などと、更に違う意味で後悔をしている僕。今度は深いところ行こうな。爆)
また、疲れを取るのに、その後欲張り気味に温泉に浸かったものだから、さらに湯あたり気味でぐったり。おかげでその夜は死んだように爆睡。
15時間ぐらい、ぶっとーしで寝た。春眠どころではない。
おかげでブログ更新もままならなかった(と、またも違うポイントの後悔)。
で、明けて今日。
うーん、と。。
まだ少し、寝すぎてボケ気味ながら、今日のテーマは『本日の一本』ということで
『ズブロッカ』。

昨日行ってきた『スパワールド』のヨーロッパゾーンの一角に置いてあった牛の置物(?)に、因んで。
(クリックで判ります?奥の方の黒いの↑って、バイソンとは全然種類違うし。笑。まあまあ。ラベルに描かれているポーズが似てたのね。)
まあ春だし。
このズブロッカってのが、また桜餅みたいな香りがするし。

なんですか、この強引な展開。

ま、ともあれ
ズブロッカってのは、今や僕らの世界では、“少し過去気味”な扱いだ。
一般に知られているのはポーランド製だが、他にも“旧ソ連製“や“旧チェコ・スロバキア製”、“旧東ドイツ製”等が輸入されていたこともあった。
この、“少し過去気味”ってのが微妙なところだ。今でも良い酒には違いないのだが。
だから意外と、結構若いコ達は知らなかったりする。
嗚呼、ジェネレーション・ギャップ。。
こいつは80年代前半、バブル前夜とも言うべき一時期に、猛烈な勢いで消費された酒だ。
ラベルに描かれたバイソンが、好んで食すということで、“強精”の意味合いもあったろう(真偽は定かでない)。
冷凍庫でキンキンに冷やしたズブロッカを、ストレートでカンカン飲る。
汚い話でご免あそばせだが、これを痛飲した翌日は、トイレにかぐわしい桜の葉の香りが漂っていたものだ。
そんな時代だった。

今はもう、そんな飲み方流行らないようだがね。
とは言っても、もちろん今でも根強い支持はある。
日本国内でも常に、ウォッカの販売量ベースで常に上位にランクされている。

(ところで、750ml入りで50度、草が2本てなモノも一瞬あったが、どこ行った?)

豆知識だが、このズブロッカ、アメリカ向けではこの草が入っていないとか。
この“ズブラ草”に含まれる“クマリン(桜そのものにも含まれる芳香の元)”という成分がどうもよくないらしい。(そんなことより、“牛そのもの”をなんとかしろよ。おい、アメ公。ホント、ズレてやがる)

当店ではこんなに入っていますが。
ズブロッカ
これもちょっとしたバーの小ネタ。開店以来、“何本のズブロッカが開けられたか”を示すものだ。当店?うーん、何本だろね。数えてみて。ちなみにこれは二代目だけど。

バーで桜の気分なら、迷いなく『ズブロッカ』です。

ちょっとネタ盛り込みすぎ?
人気blogランキングに暖かいご支援、ども。

hypnotiq at 10:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 本日の一本 

2006年04月02日

Harvey Wallbanger

昨日は、何を言っても信じてもらえない日だったので、あえてカクテルのことは書かずにいた。
「否、別に昨日だけじゃないから」とか
「ネタ切れの言い訳ですか〜」とかいう、きつい自分ツッコミに、ボケが浮かばない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。笑

ともあれ『万愚の日』に因んだカクテル、ということで浮かんだのは
『Harvey Wallbanger(ハーヴェイ・ウォールバンガー)』

万愚=バング=Bang、ね。

苦しいな。。笑

ともあれレシピは

ウォッカ  45ml
オレンジジュース 適量
大振りのロックグラスもしくはゴブレットにビルド。
ガリアーノ 10ml をフロート

レシピは簡単。早い話『スクリュー・ドライバー』に『ガリアーノ』をしのばせたものだ。
シェイクもいらない。ご家庭でも簡単に作れる。
といっても、『ガリアーノ』なんて、普通家にはないよね。
ホームバーを気取って迂闊に購入しようもんなら、間違いなく数年は“水屋の肥やし”になる。
(え?“水屋”って古い?いえいえ、こういう美しい日本語は大事にしてくださいな)
どころか、“なんちゃってバー”ぐらいなら、普通に置いてなかったりする。
それはあまりに、ちょっといかがなものかしら、とは思うけど、売り物がカクテルでないバーならそれも致し方なし。使い切るのに数年もかかっては、そっちの方がよろしくない。

しかし、レシピにはフロートってあるんだけど、ガリアーノは浮かばないんよね、普通、どないしても。
昔のガリアーノは度数が若干高かったのだが(35度)、現行品は30度。
尚更浮かばない。糖度がかなり高い為だ。
むしろ沈む。
ウォッカを気持ち控えめにして、生オレンジジュースを使い、エキス濃度の高いスクリュードライバーを作って、ようやく浮かぶ。否、それでも“たゆたう”というイメージ。
しかし同系色、それも少量なので、浮いていることは、まずひと目ではわからない。
グラスに口を近づけて、鼻にほのかに、おや、とアニスとバニラの甘い香りが漂ってきて初めて、あ、これは『ハーヴェイ・ウォールバンガー』なのね、となる。

アレンジは
ウォッカをテキーラに代えると『カクタス・バンガー』。
もしくは『フレディ・ファッドパッカー』
(しかしこいつはかなり侮蔑語だ。大阪弁だと“飲ん兵衛でへたれなフレディ”。笑)
ガリアーノをサザン・カムフォートに代えると『サザン・バンガー』
(しかしこれも、現行のサザン・カムフォートなら浮かばない。度数が約半分になった。昔38度→今21度。ああ嘆)
というより、どれもこれも実に安易な派生ネーミングだ。
実際、最近のカクテル名っつうのは、ほとんどがこういった感じもの。
それもこれも、『ハーヴェイ〜』が偉大すぎるからこうなってしまう訳だ。

ミキソロジー的には
『フレディ〜』より『テキーラ・サンシャイン』とかどうよ。
『テキーラ・サンライズ』からの派生にした方が良くないかい?
気に入ったら流行らせてみて。

他にも
『ハーヴェイ〜』に、バニラアイスクリームを浮かべると『ハーヴェイ・スライ・バンガー』なんていうイマドキのヒップ系のカクテルにもなる。

ま、それぞれだ。

ぼちぼち、市場にヴァレンシアオレンジが出回ってきて、やっと良い『ハーヴェイ・ウォールバンガー』ができる季節になってきた。
冬はネーブル系しかないんでね、いまいちなんです。どーしても。オレンジ系のカクテルは。


人気blogランキングも最近、新旧の入れ替わり。それにしては結構ロングランで微妙な位置ながら、ふん張っているのね、我ながら。笑

hypnotiq at 05:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 超カクテル論 

2006年04月01日

『万愚の日』

来年から祝日になるんだってね。
今日、4月1日。

ホントだよ。
でも、学生さんにはあんまり関係ない訳ね、普通。みんな春休みだから。

読みは“まんぐ”やろか“ばんぐ”やろか。。うーむ。
というか、知らなんだ。


ホンマやって。。

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何より、
今日はお人柄が量られる日です。

hypnotiq at 09:34|PermalinkComments(5)TrackBack(1) 時事放談。些末な出来事。