イタリアの市民団体「シルビオ・ベルルスコーニ・ノーベル」は11日までに、今年のノーベル賞平和候補に、シルビオ・ベルルスコーニ首相(73)をノルウェーのノーベル賞委員会に推薦したと発表した。メンバーは首相が党首を務める与党「自由国民」の政治家らが中心。同賞の選考過程は50年間秘匿されるが、推薦は誰でも可能。数々の暴言で国際的批判を浴びた同首相は、昨年のオバマ米大統領の受賞に続くことができるのか…。 メディア王として君臨し、サッカークラブ「ACミラン」のオーナーでもあるベルルスコーニ首相。市民団体は〈1〉アフガニスタンでのイタリア部隊の平和維持活動〈2〉米ロの核軍縮対話進展への努力〈3〉08年8月のグルジア紛争調停での功績―を推薦理由に挙げているが、同首相といえば数々の女性スキャンダルや差別発言が有名だ。

 ▼西欧はイスラムに勝る? 01年9月、ドイツ訪問中に「私たちの文明は繁栄をもたらし、人権尊重も保証している。優越性を意識しなくてはならない。こうした価値観はイスラム諸国にはない。1400年前の段階にとどまっている」。人種差別としてイスラム諸国が猛反発した。

 ▼セクハラ 05年6月、欧州食品安全機関はフィンランドに本部を置くことが有力視されていたが、パルマに決定。うれしかったのか、首相は女性のハロネン大統領(フィンランド)に「プレーボーイとしての技に磨きを掛けたから(パルマに譲ってくれた)」。

 ▼選挙になると… 06年1月、パーティーで神父に家族の価値観を重んじていると褒められ、「期待を裏切らない努力をするよ。(投票日の)4月9日まで2か月半、セックスをやめる」。同2月には、テレビ番組で「私より実績を残したのはナポレオンしかいない。でも、私の方が絶対に彼より背が高い」。同3月には、選挙演説で共産主義を批判する中で「毛沢東時代の中国で赤ん坊は食べなかったが、煮て畑の肥やしにしていた」。

 ▼米大統領に… 08年11月、オバマ大統領の当選が決まり「日焼けしている人」、さらに09年9月には「ミシェル夫人も日焼けしている」。

 ▼三下り半 09年1月、自国で多発する強姦(ごうかん)事件について「イタリアには美女がいっぱいだから、レイプはなくならない」と発言。同5月にはベロニカ夫人と離婚が決定したが、18歳女性、売春婦との関係などスキャンダルが続出しており、同12月には、演説後に男性からミラノ大聖堂のミニチュア模型を投げつけられ、顔面直撃で全治20日のけが…。

 今年のノーベル平和賞候補は、過去最多の237の個人・団体。受賞者は10月に発表される。


 【関連記事】
イタリア ノーベル賞 シルビオ・ベルルスコーニ を調べる

拉致パンフから「被害者帰国」項目消える(産経新聞)
<小沢環境相>14日に佐渡トキ保護センター訪問(毎日新聞)
渋谷の路上で首にはさみ刺す クラブでトラブルか(産経新聞)
「政治家より偉い」橋下知事、自衛隊入隊予定者激励(産経新聞)
女性殺害の「別れさせ屋」に懲役15年(読売新聞)