日本がSFジャイアンツに快勝
木曜、過去3年で2度世界一のジャイアンツは日本のナショナルチームもまたチャンピオンである所以を思い知った。
日本チームの実力はWBC準決勝が行われるサンフランシスコへの道中に鮮明化された――3回から6回まで毎回得点を記録しジャイアンツを下したのだ。
「完敗だったよ」ボウチー監督も白旗だ。
3回にSF先発ユズメロ・ペティットから3点を奪い勝ち越しに成功するなどスコッツデールスタジアムに乗り込んだWBC2連覇チームは6回までに10安打を積み重ねた。
「彼らはパワーで知られてはいないが、何本かは上手く運ばれたね」とボウチー。
守っても活発な打線に毅然たる投球で応えた。
ナンバー1投手の田中将大が2イニングで3三振を奪うと、7人のリリーフは各1イニングを投げ計2安打自責点1に抑える活躍だ。
ジャイアンツは5本のヒットを打つ間に10個もの三振を喫した。
ボウチーは自軍打線を振り返る。「初対戦ではあれど、積極性を持つべきだった」
日本についても言及した。「にしても彼らはよく投げ、守ったよ」
招待選手として開幕一軍を目指す田中賢介は同胞をこう評価した。
「彼らは献身野球の経験が豊富で、それを続ければうまくいくだろう」
1-0の3回、日本は中田と長野の連続単打で反撃を開始すると鳥谷が両者を迎え入れるツーベースを右中間に運ぶ。その鳥谷も2死からの内川の内野安打で生還した。
4~6回にも中田のスリーベース、阿部のシングル、元メジャーの松井の犠牲フライがそれぞれ点をもたらした。
一方この日のSF打線の中心は外野の一角を争うフランシスコ・ペゲーロだ。
2回に先頭ペンスの内野安打、モネルの四球、田中賢介の内野ゴロで迎えたチャンスでセンターへ弾き返し、これが田中将大のグラブを掠める先制打。
6回にも糸井のエラーで出塁したキーシュニックを三塁に置いて犠牲フライを放った。
またゲーリー・ブラウンも9回にソロホームランをかっ飛ばした。
WBC2連覇チームは準決勝に向けて金曜にもカブスとの練習試合を行う。
立ち向かうのは左腕のトラビス・ウッドである。
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週刊ベースボール増刊 2013プロ野球全選手カラー写真名鑑 2013年 2/20号 [雑誌]
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130314&content_id=42746852&vkey=news_mlb&c_id=mlb

(以下コメント)
思い起こした歴史話を少し。
フランク・オドール(1897-1969)なるサンフランシスコ生まれの元メジャーリーガー、マイナー監督で日本プロ野球の創設に重要な役割を果たした人がいる。
オドールは左投手としてヤンキース、レッドソックスで数年活躍した後肩を壊してマイナーに落ち、外野手に転向したんだ。
ジャイアンツでメジャーに復帰した彼は3割を打つとフィリーズ、ドジャース、再びジャイアンツと渡り歩いて引退したが、この間首位打者を2度獲得している。
さらに球団で最も成功したマイナー監督となり、ジョー・ディマジオも育てたけれどそれに関して「放っておいただけ」と手柄を主張しなかったのさ。
オドールはスポーツ親善大使を務めて日本で野球の普及を助けた。
何しろ東京ジャイアンツのニックネームは彼の思い入れのあるニューヨークジャイアンツから取ったんだ。
彼は1981年にベイエリアスポーツ殿堂、2002年に日本野球殿堂入りしたよ。

↑素晴らしい話!よい投稿をありがとう!

↑彼は日本のスポーツ人気を高めたかもしれないけど、プロスポーツは1920年には存在していたよ。

他国が我々にスポーツで追い付いているのは間違いない!アメフトのアメリカチームは他の国にどう対抗すべきなのだろう、サッカーやホッケーも。
アメリカチームはお金の掛かるスポーツではうまくやっているようではある。
水泳、体操、ゴルフ(これは2016年夏季五輪で分かるはず)みたいに。

我々アメリカ人は国外でも行われている得意分野についていささか傲慢になりやすい。
MLBのロースターを調べると方々からタレントが集まっている。
一攫千金を夢見る世界中の若い才能をMLBは惹き付けるが、WBCみたいな大会は我々を現実に引き戻すね。
そして、日本が2回とも優勝したのは偶然ではない。

      ↑ 結局のところ多くの場所に多くのスターを配置するだけ。問題はアメリカ人選手が怠慢になりやすいこと。   ラソーダはこれを知っていたからチームを団結させることでメジャーリーガーなしでオリンピックで金メダルを獲った。もう一つの意見を。近い将来レベルからしたら絶対に召集すべき選手―トラウトやバーランダーのような―で、負けそうもないアメリカ代表を組めることを望むよ。
国際大会は彼らの技術を向上させるし、そうして偉大な野球をするアメリカのデモンストレーションもできる・・・。
日本が我々の世界一球団を倒し、ドミニカがアメリカを破った今夜は我々が国際大会で勝ち求める必要性がはっきりした。
彼らは勝ちたかったからベストを尽くせた。
我々のベストを他国にも見せてもいいはず・・・それで彼らも喜ぶだろうに・・・。

↑同意。アメリカは目を覚まし現実に直面すべき。
ベストメンバーでないと言うかもしれないが、日本もイチローやダルビッシュのようなベストメンバーに入るべきメジャーリーガーは出ていない。
日本国内にも故障辞退した選手がいる。
ただもちろんアメリカ代表は素晴らしいし世界もそれを知っている。結果を見守ろうではないか。


       ↑全面的に同意。本国開催でどの国より練習時間は取れる。
   しかしそれでアメリカを非難できるわけではなく、WBCを重く見ていることの表れだろう。


日本のチームと9試合のインターナショナルシリーズが始まるかね。

現役メジャーリーガーがいなくても彼らには3連覇のチャンスはあるよ。
優勝するだろうとは言えないけどね。だろうとチャンスがあるではだいぶ違う。


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ジ軍監督、侍Jに賛辞「我々を上回るプレー」/WBC


(練習試合、SFジャイアンツ3-6日本、14日、スコッツデール)WBC公式サイトも「“タイトル防衛”に挑む2チームの対戦」と注目した一戦は、同大 会で3連覇を狙う日本に軍配。昨季のワールドシリーズを制覇したジャイアンツのブルース・ボウチー監督は「日本は我々を上回るプレーを披露した」と称え た。

 ジャイアンツは日本投手陣から3点を奪うのがやっと。二回に先制したものの、三回以降は着実に加点する日本に引き離された。WBC公式サイトは試合後に ボウチー監督のコメントを紹介。「日本チームはバットが良く振れていたし、投手陣も良かった。間違いなく我々を上回るプレーを披露した」と侍ジャパンの印 象を語った。

 5安打に終わった自軍の打線について「ちょっと消極的だった。日本と対戦経験がないのはわかるが、もっとアグレッシブに向かわないと」と注文をつけたが、「日本の投手陣はストライクが取れていた。制球が良く、鋭く見えた」と勝者に賛辞を送った。

 同サイトは、ジャイアンツがベストメンバーを組めなかったとしながらも、高いクオリティを示した日本への評価は変わらないと断言。「国際試合での日本チームは、いつでもレベルが高くて当然」としている。

 日本は17日の準決勝を前に、15日にカブスと練習試合を行う。
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/news/detail/20130315-00000543-sanspo/



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