奈良市の平城宮跡で16日、復元された第一次大極殿の内部が報道陣に初めて公開された。花鳥画の第一人者で日本画家の上村淳之さん(77)=奈良市=が四神や十二支の壁画を描いたほか、儀式で天皇が着座した高御座(たかみくら)(高さ約7.5メートル)の実物大模型も設置されている。

 大極殿は奈良時代、天皇の即位など国家的儀式が行われた平城宮の中核的建物。文化庁が01年から復元整備を進め、当時の河合隼雄長官が上村さんに壁画制作を依頼した。

 上村さんは昨年10月ごろから、東西南北の天井と柱の間の白壁に、朱雀・玄武・青竜・白虎の四神や十二支を描いてきた。23日に大極殿完成記念式典があり、24日から平城遷都1300年祭の各種イベントが同宮跡で始まるのに合わせ、内部が一般公開される。

 この日はほかに、遣唐使船を復元展示し24日にオープンする平城京歴史館、疑似発掘や天平衣装を体験できる平城京なりきり体験館なども公開された。【阿部亮介】

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