100キロ歩行を終えて ゼッケンNO.188 久古美穂子 100キロ歩行というイベントが存在すると教わったのは、つい1ヶ月ほど前のこと です。内定者研修の時に居酒屋で社長よりお話があり、あれよあれよという間に 参加することになっていました。悪い夢かと思っていましたが、数日後社長から 準備をするようにとのメールがあり、本当だったんだ…と愕然としました。しか し参加することになったからには、挑戦することによってどこまで到達できるの か試してみたいと思う気持ちもありました。 そして当日、参加者は予想外にたくさん集まっておられて、しかも皆さん「今年 も来ちゃいました」等とおっしゃって、リピーターのようです。同じく内定者の 谷内さんと2人でこれから何が始まるのか困惑しつつ、大雨の中スタートとなり ました。 そして途中、一緒に歩いてきた谷内さんが過呼吸になり、リタイアとなりまし た。自分ももう足の指がヒリヒリしていたので、「家に帰れるのか・・うらやま しい」と少し思ってしまいました。が、谷内さんに声をかけたところ「一緒に行 けなくて悔しい」という答えが返ってきました。正直彼女のその時の体調でこの ような感想が出てくると思っていなかったので、とても驚き、また恥ずかしく思 いました。足は痛いですが、それ以外は元気です。「行けるところまで行ってみ よう」と思い、再開しました。 真夜中になり夜が明けて、一歩一歩足を出すことが本当に辛くなっていきまし た。歩みが遅いため、周りには参加者の方がちらほらいらっしゃるだけです。そ して86キロの地点で、もうしんどくて歩きたくない!!という気持ちに負けそうに なりました。「あと14キロ」が「まだまだまだ14キロ」に感じられます。ともか く説得され、次のポイントを目指すことに。小松近くの海がすごくきれいに見 え、そこで「こんなところまで来たのか…」と思ったのを覚えています。その辺 りから体の辛さもあり涙もろくなり、優しい言葉をかけていただくたびにぐっと きました。そしてゴールした時皆さんから拍手をいただいて、とても嬉しく、ま たホッとしました。 大変な挑戦でしたが、サポートや参加者の方々の励ましによって歩ききることが できました。そうでなければどこかでリタイアしていたと思います。多くの方々 に助けていただくことが、何かをやり遂げるためにとても大切なことだと学ぶこ とができました。とても貴重な体験をさせていただき、感謝しております。
第2回大会(2009) 今、歩いてます!
100km歩行に参加して 谷内悠希
今回初めて100km歩行に参加させていただいて、私の結果は45kmでリタイ
アというものでしたが、短い距離ながらも、学ぶことが多くあるものとなりました。
参加する前は100kmという距離がどれくらいのものなのか想像がつかず、自
分はどのくらい歩けるのかな?と軽く考えていたところがありました。スタート
地点に到着して、他の参加者の方々の気合に圧倒されてしまい、少し不安を感じ
ながらのスタートでした。
以前練習で35kmを歩いたときは、足の痛みはあったものの、そこまで苦しい
と感じることはなく歩くことができたので、今回もまず35kmくらいまでは普通
に歩けるだろうと考えていました。しかし甘かったです。延々と続くコンクリー
トの道、じりじりと照らす日差しは予想以上にきつく、練習の35kmとは比べも
のにならないくらい苦しいものでした。
歩いているうちに自分自身に余裕がなくなっていくのがわかりました。自分の
ことで精一杯な状態でした。なんでこんな苦しい思いをしなくてはいけないんだ
ろうとか、100kmも歩くのなんて無理だという気持ちに何度もなりました。し
かし、サポーターの皆さんや他の参加者の皆さん、そして沿道の地域の皆さんか
ら「お疲れ様です」「頑張ってね」という言葉をかけていただくことで、よし、
頑張ろうと気持ちを持ち直し、歩いていました。「頑張れ」という言葉がこれほ
ど心に響く経験はめったにないと思います。普段なにげなく使っている言葉で
も、このときはとても大きな励ましとなりました。自分も辛いのに他の人を励ま
してくれる他の参加者の方の優しさや、私が過呼吸になってしまったときに背中
をさすってくださったり、また、家まで送ってくださったサポーターの方の優し
さ。たくさんの優しさに触れることができました。本当に感謝しています。
社長と久古さんがゴールしたという連絡をうけたときは、私も感動してしまっ
て涙がでそうなくらい嬉しかったです。私には想像もつかないくらい辛く苦しい
ものだったと思います。しかし同時に、とても大きな感動もあったのだなと思う
と、私はそれを味わえなかったことが少し悔しくも感じました。
リタイアしてしまったことは悔しかったけれど、人の優しさ、それに感謝するこ
との大切さを学ぶことができました。100km歩行はただ歩き続けるという単純
なことのように思えるけれど、そこには普段の生活では経験できない多くの感動
があるのだと思いました。こういったことに気付けた良い機会を与えていただき
ありがとうございました。
今回初めて100km歩行に参加させていただいて、私の結果は45kmでリタイ
アというものでしたが、短い距離ながらも、学ぶことが多くあるものとなりました。
参加する前は100kmという距離がどれくらいのものなのか想像がつかず、自
分はどのくらい歩けるのかな?と軽く考えていたところがありました。スタート
地点に到着して、他の参加者の方々の気合に圧倒されてしまい、少し不安を感じ
ながらのスタートでした。
以前練習で35kmを歩いたときは、足の痛みはあったものの、そこまで苦しい
と感じることはなく歩くことができたので、今回もまず35kmくらいまでは普通
に歩けるだろうと考えていました。しかし甘かったです。延々と続くコンクリー
トの道、じりじりと照らす日差しは予想以上にきつく、練習の35kmとは比べも
のにならないくらい苦しいものでした。
歩いているうちに自分自身に余裕がなくなっていくのがわかりました。自分の
ことで精一杯な状態でした。なんでこんな苦しい思いをしなくてはいけないんだ
ろうとか、100kmも歩くのなんて無理だという気持ちに何度もなりました。し
かし、サポーターの皆さんや他の参加者の皆さん、そして沿道の地域の皆さんか
ら「お疲れ様です」「頑張ってね」という言葉をかけていただくことで、よし、
頑張ろうと気持ちを持ち直し、歩いていました。「頑張れ」という言葉がこれほ
ど心に響く経験はめったにないと思います。普段なにげなく使っている言葉で
も、このときはとても大きな励ましとなりました。自分も辛いのに他の人を励ま
してくれる他の参加者の方の優しさや、私が過呼吸になってしまったときに背中
をさすってくださったり、また、家まで送ってくださったサポーターの方の優し
さ。たくさんの優しさに触れることができました。本当に感謝しています。
社長と久古さんがゴールしたという連絡をうけたときは、私も感動してしまっ
て涙がでそうなくらい嬉しかったです。私には想像もつかないくらい辛く苦しい
ものだったと思います。しかし同時に、とても大きな感動もあったのだなと思う
と、私はそれを味わえなかったことが少し悔しくも感じました。
リタイアしてしまったことは悔しかったけれど、人の優しさ、それに感謝するこ
との大切さを学ぶことができました。100km歩行はただ歩き続けるという単純
なことのように思えるけれど、そこには普段の生活では経験できない多くの感動
があるのだと思いました。こういったことに気付けた良い機会を与えていただき
ありがとうございました。
ゴールまであとすこし。天気がよくて気持ちいいです
パンとソフトクリームで元気回復!
No108 香り箱
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