2018年10月15日

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』サノスの娘って設定はここからちゃんと描かれてたんだねぇ



二作目がすごい泣ける話だったので、その勢いで一作目も観てみることに。二作目ほどではないんだけれども、こっちもなかなか楽しめました。クリス・プラットは「ジュラシック・ワールド」よりもこっちの方がいいっていうか、印象に残るねぇ。一作目はガーディアンズたちが集まる話。グルートは最初は大きな木だったんだな。あ、ガモーラ役のゾーイ・サルダナは『アバター』の青い部族の娘をやってた人なんだね。この人、そんな役が多いんだな(^_^;) そうそう、この一作目のときからガモーラがサノスの娘って設定はしっかり持ってきてある。映画としてすべて賛成というわけではないものの、マーベルのアベンジャーズシリーズはよく作ってあるっていうのは間違いないなぁ。




i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月14日

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 』ホントだ、この映画泣けるじゃん



すげぇ感動で泣けるという話を聞いて。ホントか? と思ったわけです。どう考えても、泣けそうな映画じゃないじゃんと。ただ、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を観たとき、やっぱりガーディアンズもかなり重要なポジションだったから、観ようかなと思って、大した気持ちもなく観てたら、まぁ、途中まではこんなもんだろと思いながら、木が可愛いなと思いながら見てたんだけれど、もう最後の方は感動で泣かざるをえない!! 何だろう、すごいバカバカしいんだけれど、ラストのこの感動は。一つには音楽の使い方の上手さもあるのかなぁ。キラキラしたオールドロックをすごくうまく使ってるんですよねぇ。こりゃ一作目もみたくなるぞと。あ、スタローンが脇役で出てきたのは驚いたな。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月13日

『ブラック・パンサー』これアメリカですごいヒットしたらしい



『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』を見て、誰だお前らはと思ったアフリカの国の王様が主演のやつを観てみました。ただ、もともとは『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』にはすでに登場人物としては出てた感じですね。

アフリカのある小国ワカンダは実は高度な科学技術とヴィブラニウムによって独自の進歩をしてきたのだけれど、それは国内の秘密として表向きは小さな農業国の顔をしてます。そして、その国王は特殊なハーブの力でブラックパンサーとなって超人的な力を発揮します。で、父親を殺されて国王になった主人公が、実は過去にその父親によって殺された親族の息子によって国を乗っ取られそうになって戦うという展開。

この映画、実はアメリカではとんでもなくヒットしたんですよね。マーベル作品の中で『アベンジャーズ』を超えて最もヒットした作品になった。ってことは、もちろん『アイアンマン』よりも『キャプテン・アメリカ』よりも『マイティ・ソー』よりも『スパイダーマン ホーム・カミング』よりも人気だったわけで。なぜか? って話です。しかし、実際のところ、ごく単純に日本にいる僕の目から見て、この映画はけっしてつまらなくはないのだけれど、ごく平均的なアクションヒーロー映画という印象だったりします。話の展開はありがちな感じだし、主人公たちの心理の掘り下げも、もう一歩だという気がする。そんな高度に発展した文明なのに、どうして殴り合って王様を決めてんの?っていうつっ込みも入れたくなるし、ラストで反目していた部族が助けに来るところもご都合主義的な印象もある。映画として傑作とも言い難いような。

ただ、この映画は黒人監督が黒人俳優を使い、ヒロインもライバルも黒人で、アフリカ系の人々が力を結集して、エンターテイメント大作を作ったというところが、とても社会的に大きなインパクトがあったようです。そう、ハリウッドでは、アカデミー賞が白人ばかりであったり、黒人役を白人が演じたりすることへの批判が強まってきており、これまではスターは基本的に白人、たまに黒人スターがいても、白人とセットで主演させたり、あるいは白人のヒロインを出したりしないと売れない、というような風潮があったけれど、それを黒人ばかりが出てくる映画で『アベンジャーズ』を越えるヒットをしたわけです。ちなみに1作目のアベンジャーズのヒーローは全員白人でした(あ、一人は緑人か?)。その事実自体が、作品の内容以上に社会的な意味があるということなのでしょう。

このあたりのことは、アジアに住んでいて、アジア人ばかりの映画を見慣れている僕らからは想像が着きづらいのかもしれませんが、この映画がそこまでの大ヒットしたということに、潜在的にもっとアフリカ系が活躍する映画を!という気運が高まっていることを示しているのかもしれませんね。そうした問題を本当に正面から取り上げたような社会派の作品よりも、むしろ単純なエンターテイメントの中で登場する方が、実は社会に根付いてきていることが表れているとも思えますねぇ。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月12日

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 』いつの間に19作も作ってたか



「アベンジャーズ」シリーズの3作目で、マーベルのヒーロー物の中ではなんと19作目らしい。もうそんなに作られていたのか。DCの『ジャスティス・リーグ』が「アベンジャーズ」シリーズと比べてこけたって話が出るけれど、まぁ、マーベルはすでに派生作品が19作もあると考えると、『ジャスティス・リーグ』は全体を集めるのを焦り過ぎたって気もするねぇ。しかし、この3作目をみると、あぁ、そう言えば、こいつらもいたなぁ、こいつらもマーベルだったのか、あれ、こいつ誰だっけ? など、本当に次から次へと色々なキャラクターが登場しますねぇ。「ガーディアンズ」って、世界観的に「アベンジャーズ」と一緒に出来るのか?と思ったら、実は一番馴染まなそうなソーと仲良くやってるし。実際のところ、最初「アベンジャーズ」が始まったときにはバカバカしい全員集合映画だと思っていたのだけれど、今回は割と楽しめた印象がある。やっぱり転機は『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』かなぁ。あれがクオリティ高かったので、ぐっと根っこのところで、主要キャラクター(特にトニーとキャプテンね)のそれぞれに深みが出てきたような。そう、キャプテンだけど、これ、これまでずっと思ってたんだけど、キャプテン・アメリカってデザインがださくねぇ? いや〜、今回、ようやくキャプテン・アメリカが現代的な渋いビジュアルになった。今回のキャプテンは見た目がカッコいい!! それはさておき、多くのキャラクターを使って話を進めていくということについて、ちょっと手慣れてきたって感じもあるんですかねぇ。いわば「グランドホテル」形式で上手く物語をすすめているような感じです。ネタバレをしちゃいますけれど、ラストは結局、やたらにマッチョで肉の塊みたいな敵役サノスにヒーローたちが負けちゃって、重要な力を持ったインフィニティ・ストーンをすべてとられてしまって、そのために宇宙の生物の半分が死んでしまうっていうことが起きてきます。当然、アベンジャーズの戦士たちの中でも何人も消えていってしまって。ただ、たとえばスパイダーマンも消えちゃったけど、単体映画の2作目が作られることになったみたいだから、きっと生きかえるに違いないのだけれど。それでも圧倒的な敗北っぽいところで終えるところも、むしろ作っている側の自信を感じさせますよね。ロバート・ダウニー・Jrやクリス・エヴァンスはおそらく4作目で最後になるっぽいので、このとんでもない敗北をどうやって彼らが巻き返すのか、先が楽しみです。はっ、楽しみとか言っちゃってるし! いつの間にかマーベルに乗せられてる!




i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月11日

『羊の木』キャストが豪華だねぇ



もともとマンガの原作があるようなのですが、それを『美しい星』の吉田大八監督が実写化。ある地方都市がひそかに殺人事件を犯して服役を終えた人たちの受け入れをするという話。この出所してきた人たちのキャスティングが豪華なんですよね。北村一輝、市川実日子、松田龍平、田中泯。おぉ。癖のある役者たちと手堅い演出で、これは期待できるぞと思ったのですが、実際に面白かったものの、最後の方がもう一歩だったような印象も。原作もあるからしょうがないのか。何かもっと捻りのある展開をきたいしちゃってたなぁ。にしても、上の四人、あと優香もか、この元服役者たちはいい味出してたな。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他の邦画 

2018年10月10日

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』前半がすごかったなぁ



「ジュラシックパーク」の5作目の「ジュラシック・ワールド」の続編。しかっかしなぁ、やっぱ、恐竜凄いんだわ。物語そのものはそれなりなんだけど、やっぱり恐竜が凄い。っていうか、もうそれだけでいいっていう気がしてくる。特に前半の島でのシーンが凄いね。後半の方がむしろおとなしい印象。前半後半のバランスが悪いっちゃ悪いかな。前半が火山の爆発でとんでもない場面になったので、こりゃ後半はどれだけすごいことになるのかと思いきや、そこまでにはならなかったので。




i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月09日

『恋人たち』ホントに橋口さんは日本の映画界の宝だよ



これ絶対いいに決まってるよと思っているからこそ、手が出ないっていう作品ありません? 橋口亮輔さんの新作は劇場に行こうと思っていたらそのとき忙しくて逃してしまって、DVDが出て、よし観よう!と思ったものの、ものすごく心を動かされるっていうことが分かってるだけに、今のタイミングじゃないような気がして、自分の心の準備が出来てからみようと思ったりなんかして、それからさらに延び延びになって、ようやく見ました。で、やっぱりよかった! 橋口亮輔さんは本当に日本映画の宝ですよ。殆んど素人を使っていて、唯一登場するスターは光石研というところもまたいいですねぇ。その光石研と主役の一人の女性が鶏を追い掛け回すシーンの、本当にだからどうだというところではないはずなのだけれど、あの一瞬光り輝く感じ。これが、人生は多くがさえない、上手くいかないものなのかもしれないのだけれど、こうした瞬間的に光り輝くようなときが、きっとあるのかもしれないし、自分はそれに十分に気づけていないのかもしれないとか、そんなことを思ったりしました。同じ時期に出てきた是枝さんとのポジションどりの違いもちょっと興味深いですよね。



i_cinema at 08:39|PermalinkComments(0) mixiチェック その他の邦画 

2018年10月08日

『海街ダイアリー』さよなら樹木希林



樹木希林が亡くなっちゃいましたねぇ。ってことでってわけではないけれど、『海街ダイアリー』。是枝さんのよいところがいかんなく発揮された感じですねぇ。『三度目の殺人』や『万引き家族』にあったような理屈っぽさがなくって、もっと純粋に細部から人の心を描いていく感じ。長澤まさみが上手いんだよなぁ、演技が。彼女いつの間にか上手くなってたよなぁ。たまにブスな顔を出来るところが上手い気がする。あと、夏帆が少しも可愛くないところがすごい。でも、あの四人の中だったら性格も含めたら夏帆の役が一番いいかも。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック 是枝裕和 

タウリン入りドリンク2000! 驚くほど潔いネーミング!

いや、毎朝職場に着いたら栄養ドリンクを飲んじゃうわけですよ。もう習慣的な感じ。飲んだからといってそんなに元気になっているような気もしないのだけれど、逆に飲まないと調子悪い気がしてくる。

で、最初はリポビタンDだったんだけど、あれって、毎日って考えるとわりと高いなとか思って。1本150円とかしますから。最初はそのリポビタンDをドラッグストアやスーパーで10本入りとかを買ってたんですよね。それでも相当安くなるんだけど。そのうち、結局タウリンが入ってたらいいんじゃねぇの? って気がしてきて、聞いたことのないメーカーの聞いたことない名前の栄養ドリンクをまとめ買いするようになったのですよ。知ってるかな? アストカル2000とかビタローク2000とか。何かねぇ、390円くらいで10本入ってたりする。驚異的な安さだ。で、職場の人には胡散臭いものを飲んでるなという目でみられながらも、まぁ、日々飲んでたわけですよ。そしたら、最近見つけたこいつの名前がすごい!!

タウリン



タウリン入りドリンク2000!! えぇ? それ商品名? 説明じゃなくて? なんだろ、この個性を放棄した感じは。アストカル2000だってビタローク2000だってチオビタドリンク2000だって、本家大正製薬のリポビタンDスーパーだって、「タウリン入りドリンク2000」って言ったらそうなんじゃないのか?

あぁ、勝手な妄想が沸いてくる。これ、企画した人が、うちからもリポビタンDみたいのを安く出そうって思いついたのはいいけれども、何かそれっぽい名前が思いつかない。

ほら、ちょっとこれを読んでる人も想像してみてくださいよ。それっぽい栄養ドリンクの名前。う〜ん、僕も考えよう。ビタミノールV、タウリノシンZ、ビタタウリナーゼハイパー。ね、自分で考えてみると、なんだかダサくて胡散臭い名前しか思いつかないでしょ。

それでその人は時間がなくて、とりあえず「タウリン入りドリンク2000(仮)」ってことで企画書を書いて会議に提出して、たまたま次の週とかに夏休み取っちゃって。休み明けに職場に帰ってきたら、そのまま商品化される話が進んでて、「え!? まぢ!? あのまんま通しちゃったの! だって、(仮)って書いたじゃん!!」と驚いてみたものの後の祭りで、結局、このそのまんま過ぎる名前で世に出回ってしまったという。

あの、ぜんぜん違ったらすいません。っていうか、ぜんぜん違うだろうけど。。。


i_cinema at 10:23|PermalinkComments(0) mixiチェック 近況 

2018年10月07日

『ランペイジ 巨獣大乱闘』主演も巨獣だったりする



猿と狼とワニがデカくなって暴れる映画の主演に猿のようにゴツい主演男優が必要だろうか? という疑問はあるものの、まぁ、そこは言ってもしょうがないか。にしたって、ロック様が学者には見えないんだけども。僕が監督なら逆に華奢な人をキャスティングしたいけどなぁ。ところで、マッチョな人って、傷ついた過去があって自分の殻に閉じこもっていて、それをヒロインに叱責されたりして、でもいざというときには大活躍みたいな役が好きな気がするんだよなぁ。スタローンを筆頭に。だからどうしたというわけではないんだけど。設定そのものはつっこみたければきりがないほどにつっこっみどころが満載だけれども、そういうのをあえて気にしないでみてたら楽しめる映画。そう、「ウォーキング・デッド」のニーガンも出てくるし。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年10月06日

『人生はローリングストーン』デヴィッド・フォスター・ウォレスって知ってます?



デヴィッド・フォスター・ウォレスって知ってます? 情けないことに僕はまったく知らなかったのですが。どうも、アメリカではかなり大物の作家だったみたいです。トマス・ピンチョンと比べられるくらい。どうも、現代の作家の情報って入ってこないですよねぇ。このウォレスも「Infinite Jest」という作品がものすごく評価されて大作家になったみたいなんですが、その「Infinite Jest」が翻訳されてないんですね。もっとも1000ページもあって、さらに前衛っぽい作品みたいだから、そう簡単には訳せないし売れもしないのかもしれないけれど。

この映画はそのウォレスにローリングストーン誌の記者で自分も小説を書く青年が密着取材をするという話で、実際のノンフィクションをもとに撮った作品のようです。タイトルやパッケージは何だか能天気な感じでコメディ? とかって誤解して借りてしまう人もいるかもしれないけれど、実際のところはとても繊細で、ある意味とても地味な作品です。ただ、僕はこれすごく気に入りました。ウォレスに関心を持ったのだけれど、しかし、英語で1000ページを読む気はしないなぁ。表現もあまり凝っているのだとそもそも読めもしないかもしれないし。大学の卒業式で行ったスピーチが訳されていたので、それから読んでみようかな。






i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック その他のアメリカ映画 

2018年09月23日

楳図かずお先生とすれ違ってしまった!

そうそう、先週、吉祥寺に行ったとき、なんと楳図かずおとすれ違ったんですよ!
目出度いから忘れないように書いておかなくっちゃ。

いや〜、ホント、僕にとってはですね、水木しげると楳図かずおは神様みたいなものなんですよ。水木しげるは本当に神様になっちゃったからもう会えないけれど、これまで吉祥寺は何度か行ったことあったけれど、今回初めてすれ違えました。

いやいや、もちろん話しかけたりなんてとてもビックリしすぎて出来ません。ただ、お姿を拝見で来ただけで大満足ですし、遠くからもちろん写真撮ったりなんかも失礼だからしません。

しかも、驚きなのが、吉祥寺の比較的近くに住んでたことのある友達と一緒に歩いているときだったんですよね。久しぶりに会ったから、お互いの近況を話したりなんかしながら、移動してたんですよ。そしたら、その友達がさも普通な調子でまったく口調を変えずに、「ほら楳図かずおだよ」って言うんです。それはもう、「ほら、あそこの角がコンビニだよ」みたいな感じなんですよ。少しもびっくりしてない。そのことにもビックリ! えぇ!! 吉祥寺エリアの人にとっては、楳図先生と遭遇することはそんなに日常的なことなのか!! いや〜、みんなが吉祥寺に住みたがる理由がわかった気がしますねぇ。

ところで、楳図先生が監督した映画『マザー』を観たときに知りましたけど、あの赤白のボーダーの太さって、先生の心境によって変わるんですよね。映画では愛之助演じる楳図先生が心細いときには細いボーダー、ラスト近くで強い心を持ったときには太いボーダーになっている。僕がすれ違ったときには太いボーダーだったから、きっとあの日の楳図先生は強い心を持った楳図先生だったんだなぁ。

楳図先生にはいつまでも長生きをして、吉祥寺の人気を上げ続けてほしいものです。先生にあったら、確かいいことあるんですよね。別にこの一週間で何もないんだけれど、これからかなぁ。

i_cinema at 09:00|PermalinkComments(0) mixiチェック 近況 | マンガ

2018年09月08日

テオ・アンゲロプロス特集その13:『シテール島への船出』



なんだかんだ言いつつ、僕個人としては、この『シテール島への船出』、そして『蜂の旅人』、『霧の中の風景』の三作がアンゲロプロスの作品の中では好きだったりします。この作品は時間の交錯があるために、他の二つと比べると分かりづらいですが、それでも、そこまでギリシャの近代史を知らなくてもついていける内容になっている気がします。また、アンゲロプロスが父親(実際の父親かもしれないし、父親的なものかもしれないが)を正面から取り上げた作品だといえるのでしょう(晩年のエレニの作品たちは母親について語った作品ですね)。それにしても、圧倒的な映像がいくつも登場します。見応えのある作品です。

テオ・アンゲロプロス特集は一応今日までかな。ホント単なる自分が観たっていう備忘録以上のことを言ってないのだけれど、とりあえずは完結です。



i_cinema at 23:39|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月07日

テオ・アンゲロプロス特集その12:『1936年の日々』



アンゲロプロスが傑作『旅芸人の記録』の前に撮った映画で、より政治的な色が濃い作品です。また、晴れた空が出てくるところも、後のアンゲロプロスの作品を知っているものからすると、おぉ、晴れてる!と驚きな感じ。ただ、説明が最小限であったり、肝心な場面はオフショットであったり、長回しであったり、いかにもアンゲロプロスな要素がここにも出ています。ただ、ここから『旅芸人の記録』の間には芸術映画としての大きな跳躍があるような気が、僕はしたりしました。この作品も当時のギリシャのことやアンゲロプロスがこれを作った背景なんかを勉強してからみた方がよい感じです。

i_cinema at 23:35|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月06日

テオ・アンゲロプロス特集その11:「再現」「放送」



アンゲロプロスの短編の「放送」と、これは初の長編なのかな、「再現」も観てみました。「再現」はそのストーリー展開からヴィスコンティの『郵便配達は二度ベルをならす』と比較されたりしますよね。ただ、もちろん若い頃でもアンゲロプロスはアンゲロプロスなので、『郵便配〜』よりもずっと渋い話になってます。印象としては、「放送」の方はそこまでアンゲロプロスっぽくはないんですよね。しかし、「再現」はかなりアンゲロプロスらしい演出になっているので、この時期あたりで彼のやり方が確立していったんだなぁ。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月05日

テオ・アンゲロプロス特集その10:『エレニの帰郷』



現代ギリシャの新三部作の二作目。ウィレム・デフォー、イレーヌ・ジャコブ、ミシェル・ピコリ、ブルーノ・ガンツと、スター揃いなのがこの映画の特徴と言えば特徴になってます。前作と比べて、話に色んな展開があったり、分かりやすく感傷的な場面があったりする印象も。ただ、全体的には、何がどうなっているのか、よく分からなくなったりもします。『エレニの旅』の方がバランスはいいような気がするけれど、こちらの方がちょっと色んなことやろうとしているなって気がするっていう感じか。ちなみに、エレニは前作と同じエレニの物語なわけではありません。完成しなかった三作目はどんな話だったんでだろうか。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月04日

テオ・アンゲロプロス特集その9:『エレニの旅』



アンゲロプロスが20世紀を題材にした新たな現代ギリシャ三部作を企画して、これがその一作目。ただし、二作目までは完成し、三作目を取っているところで、彼は交通事故で死んでしまうというとても残念なことになってしまったのだけれど。国際的に評価されることになり、いったんギリシャの問題から少し離れていた彼が、再びギリシャの現代史に取り組み始めた作品と言ってもいいかもしれません。本当は一本の映画にしようと思っていたのだけれども、おさまらなかったから、三部作になったという話も。アンゲロプロスらしい美しい映像で見応えのある作品ですが、これも観る前に多少のギリシャ史の予習をしておいた方がよさそうな作品と言えるかもしれません。



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月03日

テオ・アンゲロプロス特集その8:『ユリシーズの瞳』



ハーヴェイ・カイテルが主演してます。「永遠と一日」と同様にだけれど、この映画もまた音楽が綺麗なんだよねぇ。印象としてはアンゲロプロスがギリシャを離れてより広くヨーロッパと関わろうとしている印象の作品です。ただ、まったく個人的なことなんだけれど、昔からもう一歩、ハーヴェイ・カイテルに感情移入をすることが難しいんだよなぁ。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月02日

テオ・アンゲロプロス特集その7:『アレクサンダー大王』



これもまた難解な映画なんですよねぇ。大島渚は絶賛していたけれど。この映画をストーリーの解説なしに普通に見て、意味が分かるという人が信じられないよ。アンゲロプロス作品の中では特に寓意的な要素が強くて、政治色も強い作品です。ただ、アンゲロプロスの作品は意味は分からなくても風景が綺麗だから観られるというところがあったりするのですが、この映画に関しては場所の移動があまりないから、それだけに、よけいに最後まで観るのは苦労してしまった。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス 

2018年09月01日

テオ・アンゲロプロス特集その6:『こうのとり、たちずさんで』



大学時代、これを観た友達が、多分、最後のシーンのためだけに、その前のよく分からないところをずっと撮ってたって作品じゃないのと言っていたのを思い出す。そのくらいに最後のシーンはよく分からないのだけれども、圧倒的なインパクトがあります。ただ、色々とアンゲロプロスの人生を調べたり、バルカン半島の政治を調べたりして観てみると、その前が意味がないわけでは少しもなく、国境というアンゲロプロスの中心的なテーマを取り上げた作品だと思います。マストロヤンニとジャンヌ・モローを使ってます。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0) mixiチェック テオ・アンゲロプロス