2016年05月29日

親父ギャグが生まれるところ

親父ギャグってあるじゃないですか。僕は若い頃は、親父ギャグとは何か、という問題について、まったく何の関心もなかったんですよね。ただ、おっさんたちはギャグセンスが古いからつまんないこと言う、くらいにしか思ってなくて。親父ギャグの定義にしても、ただのダジャレくらいにしか考えてなくて。ただ、いつの間にか自分も親父と呼ばれてもおかしくない年齢になってきて、この親父ギャグという言葉は、そんな単純なものではなく、もっと奥深い意味を持った言葉なんじゃないかという気がしてきて。

どういうことかと言うと、自分の体験から説明していくことになります。大体、僕は若い頃から、職場でもプライベートでも、全体の2/3くらいはくだらないを言っているわけです。思いつくままにね。思いつくままに言ってるわけだから、面白いことの場合もあるけれど、すんごいどうでもいいことの場合もあるんだと思うんです。そりゃ、もちろんすべての発言がそんなに面白いとは思ってない。そして、そんなときこちらが期待しているリアクションとしては、もうそのまま「なにくだらないこと言ってるんだか」ってくらいのものなわけです。実際くだらないことをくだらないって分かって言ってますからね。周囲からも、この人はよく分かんないことばっかり言っている人と認知されて何か言っても相手にされなかったりするし、その代わり思いつくままにどうでもいいことを言っていても、この人はそういうものだと許容してもらえたりするわけですね。

しかし、いつの間にかに僕もイージュー☆ライダーが近づいてきて、別に社会的な地位としては全然偉くはないんだけれど、同職種の新人や学生たちから見えると、経験が豊富でそれなりに偉い人として対応しないといけない人になってきているのを感じることが多くなって。でも、そんなことを気にしないで今まで通りに気にせず振舞っていると、相手に戸惑いの表情をされることが出てきて。呆れ顔じゃないんです、戸惑いなんです。たとえば、こないだも仕事しながらチョコボール食べてて、指導してた学生に、それじゃ一個あげるから手を出してとかって言ったりしたとき、当然これまでなら考えられるつっこみは、なんで職場でいい大人がチョコボール食ってるんですか! とか、お前は小学生か! とか、そういうものだったのだけれど、どう返したらいいか分からないというような人生最大の危機を迎えたような表情をされてしまって。

まぁ、今のたとえは親父ギャグというわけではないけれど、親父ギャグについてもおそらく構造は同じなんじゃないかと。言う側としては、若い頃と同じように思いつくままにくだらないことを言うわけです。当然相手にもなにをくだらないこと言ってってあきれてもらってもかまわないと思いながら。しかし、相手のリアクションは、むしろどう答えたらいいか分からないという戸惑いであり、素直にくだらないと言ってもらえない。こちらを目上だと思って気にするがゆえに逆にそのまま答えてもらえない悲哀がそこにあるわけです。一方、聞く側は当然目上の人だから立てなければいけない、失礼があってはいけないと緊張しているときに、あまりにくだらないことを言われて、ただそれをくだらないとかつまんないとか馬鹿なこと言ってないでちゃんと仕事してくださいとか、そういう当然心に生じてくるだろうリアクションをしてしまったら、相手に対して失礼になってしまうんじゃないかと危惧し、かといって、爆笑するような面白いことでは全然ないし、どんなリアクションをするのが果たして正解なのだろうかと戸惑いの渦の中に置かれてしまう。

つまり、ここが親父ギャグの生まれるところなのだと思います。言う側は素直に馬鹿にしてほしいのに馬鹿にしてもらえない。聞く側は馬鹿々々しいと思うけれどそういうことはできないのでどうしたらいいか分からない。この世代間の間に生じたボタンの掛け違いこそが、親父ギャグという現象を生み出していたのではないでしょうか。

そうだねぇ、あんまり、若者を戸惑わせないようにしないといけないねぇ。つまんないの。まぁ、これも年取り税みたいなもんかなぁ。

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2016年05月22日

『凶悪』リリー・フランキー、こえぇ…



実際にあった死刑を求刑されたヤクザが檻の中から殺人の共犯者を告発するために出版社と連絡を取った事件を映画化した作品。ヤクザ役をピエール瀧、そのヤクザに「先生」と慕われて殺人を指示していた不動産ブローカーにリリー・フランキー、事件にのめり込んでいく雑誌記者役に山田孝之。いや〜、これだけ曲者がそろったらどう考えても面白いでしょう! と観る前から期待が高まります。そして、期待通りの作品でした。全体的にとても硬質な演出で、その中で行われるリリー・フランキーとピエール瀧のあまりにも「凶悪」な犯罪。この二人の演技が本当に素晴らしい。リリー・フランキーのじいさんに無理やり酒を飲ませて急性アルコール中毒で殺すところのはしゃぎっぷり、ピエール瀧のうっかり「先生」が関係していない犯罪を山田孝之に告白してしまったときの妙にあどけない笑顔など忘れがたいインパクトのシーンにあふれています。もちろん、山田孝之やその妻を演じた池脇千鶴も手堅い演技で作品を支えていて、実に見ごたえのある映画でした。しっかし、ホントにこういうやつがいたって考えると恐ろしいですねぇ。ピエール瀧って、ずっと冗談で役者やってるのかと思ったら、いつの間にか、本気も本気、すごいいい俳優になってるよなぁ。



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2016年05月18日

コンビニのレシート入れの話。

週末に仕事帰りにコンビニに寄ったときにですよ、まぁ、普通に買い物をしたわけですよ。たしか、団子とコーヒーか何かを。で、いつものようにお金を払ってお釣りとレシートを受け取って。でも、レシートが財布に溜まるとどんどん財布が分厚くなっちゃうから、それをレジの手前にあるレシート入れに入れようとしたんですよ。その瞬間、レシート入れの中に、バナナの皮を発見!! Σ(T□T)!!ガーン

な、なぜ!?

いやいやいや、ちょっと考えてみてくださいよ、あそこにバナナの皮って、どういう状況で入ったんですか? まさかお会計をしながら、何でもないようにバナナをむしゃむしゃと頬張って、食べ終わったから、レシートと一緒にあそこにいれた? そ、そんな傍若無人で治外法権なことがうちの近所のコンビニで許されていいのか!!

それに、店員さんは、ここにバナナの皮があることに気が付いてるのかなぁってことも気になってしまって。気が付いてないなら、

「あの、すいません、ここ、多分何かの間違いだと思いますけれど、バナナの皮が混じっちゃってますよ」

とかって、注意をしてあげた方がいいんだろうか? あるいは、そんなこととっくに知ってて、そこはむしろレシートとバナナの皮を入れる箱だって認識してるんだったら、そんなこと余計なお世話なわけだし。

あぁ〜、悩ましい! と思いつつ、何も言わずに、コンビニを出て、団子を食いましたって、それだけの話でした。ちゃんちゃん。

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2016年05月17日

『劇場版 MOZU』東、そこで写メ撮るのか!?



「MOZU」の劇場版を見ました。「MOZU」はやっぱり最初のドラマが面白かったですねぇ。シーズン2は全体が短かったというところもあって、最初ほどのインパクトはなかった。さて、そこで劇場版なんですが、一応、シーズン1もシーズン2も原作があるのだけれど、今回は原作にはないオリジナル。今回の話の中心となるダルマが原作にはない設定だったみたいで、その謎が解明されるのが話の筋になります。ただ、映画なので2時間にまとめなければいけないので、シーズン2よりもさらに短くなりますし、しかも、シリーズが人気になることで、踏まなければいけないお約束が沢山出来てしまって、それらを踏まえながら、サスペンスフルな展開を作らなければいけないということで、これはかなり難しい作品作りだなぁと。

そう、お約束っていったら、新谷は突然現れてあたりを血まみれにしなければいけないとか、東は訳の分からないことを言って倉木をけむに巻いてチャオと言って去らなければいけないとか、大杉は娘と喧嘩して仲直りしなきゃいけないとか、明星は倉木に冷たくされなければいけないとか、そういうのがね。

あと、ダルマに関しては、あの絵はどう考えても、小日向文世にそっくりだけれど、正体はビートたけしってことになったけど、もちろん最初にドラマを作った時点でそれを想定してたわけじゃないから、やっぱり、もとは小日向がダルマっていう可能性も製作者側は考えてたのかなぁ? でも、たけしが出てくれそうだってなったんで、じゃ、たけしがダルマにしようってしちゃったんじゃないかと。

そんな状況なので映画全体としては、まぁ、予想通りに、こんなものかなという感じなのです。しかるに、しかるにですよ、そうした物語自体に閉塞感があったとしても、それを補って余りあるのが、個性が豊かすぎる登場人物たちですね。その筆頭が長谷川博己扮する東でしょう。もう、こいつ、頭おかしすぎるんですよ。倉木を助けるために、倉木の載っているトラックごと、

「くらき〜ぃ、しっかりつかまっとけぇ〜」

といってふっ飛ばすし、大破したトラックで血塗れの倉木を見つけると、今更驚いたように、

「血だらけじゃないか、倉木」

と言ったりする。おいおい、お前がトラックを砲撃したんだろ。さらに、そこから倉木と深刻な話をしていたと思ったら、突然、

「それにしても傷ついたお前は最高だな!」

と言って、スマホで血塗れで倒れている倉木の写メを取り始める始末!! うわっ、こんな展開、まったく予想できない。何だこいつは!? がれきを足でよけながら、「倉木サイコー!」「おぉ、いいぞ、その表情」とかって言いながら、何枚もパシャパシャと。これって、撮影現場で西島秀俊も笑わないでいるのが大変だったんじゃないか? 

そんな、東を筆頭に、もちろん新谷もそうだし、伊勢谷友介の悪役も不気味だし、香川照之の顔芸があるかと思ったら、真木よう子は相変わらず人形のように無表情で、その他諸々、癖のあるやつらが暴れてくれるので、それを観ているだけで楽しめるから、結果として、個人的には満足だったのです。でわでわ、チャオ!

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『ギャラクシー街道』まぁ、三谷幸喜さんも何かを吐き出したかったんでしょ〜



今のところ、映画としては三谷幸喜の最新作。今回はSFの世界ということで、宇宙の中にあるハンバーガーレストランを舞台に繰り広げられる、様々な人々(地球人も宇宙人も)の主に男女関係にまつわる悲喜こもごもが描かれたコメディっていう感じでしょうか。これ、ネット上とかで見ると、何気に評判は悪いよねぇ。確かに観てみると評判が悪い理由は分からなくはない。ネット上では色々な声が上がっているけれど、僕が思うに、やっぱりお金がかかってない感じが大きいかなぁ。ほぼ舞台のセットでやれちゃうような内容なんですね。そして、セットが敢えてなのだろうけれど、ものすごく安っぽい。個人的にはどうせなるなら、ホントにメチャクチャカッコいいSFの美術とCGを使って、それで馬鹿馬鹿しいことをやってほしかったなぁ。あと、これはぐずぐずした男たちが沢山出てき過ぎるっていうところも、評判の悪さには関わっているのかなぁ。後者に関しては個人的には全然かまわないんだけどさ。ただ、三谷幸喜のファンはお茶の間的な笑いが好きな人も多いだろうから、あんまり好まないのかもしれないねぇ。ただ、男の女性問題でのぐずぐずや、ちりばめられた下ネタが、それほど面白いかと言われたら、まぁ、そこまで面白くもないんですね。要するに、ネット上の酷評通り、僕自身もこれまでの三谷作品と比べたら、ちょっと微妙だなと。

ただ、それじゃ、何で三谷幸喜はこんな妙な男女関係のぐずぐずが執拗に繰り返される映画を撮らなきゃいけなかったのかって考えたら、やっぱり、小林聡美との離婚なんだろうなぁと思わざるをえないです。やっぱり、離婚で傷ついた三谷さんが、ある種、いっぱい毒を発散して、それで新しい一歩を踏み出していくために、この『ギャラクシー街道』が必要だったのかなぁ。でも、今やってる大河ドラマの「真田丸」は回を重ねるごとにどんどん面白くなって来てるもんねぇ。


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『アイアムアヒーロー』日本のゾンビの夜明けだ!

休日に二つの用事があったんですが、ちょっと時間が開いてましてね。家に帰るのはもったいないくらいの時間が。それじゃ、せっかくだから、『アイアムアヒーロー』を観ようと。で、どこで観ようかなぁと思って調べたんですが、何か最近、一人で映画を観るときには、あんまり大きな街に行きたくないみたいなところがあって。だって、疲れるじゃないですか。すごい混んでるし。辺鄙なところで思いっきり手足を伸ばしてみたいなって。で、新宿とか渋谷とかを却下して、何気に目的地と近いところで、豊洲っていうのがあったんですよね。豊洲って、そんなところで誰も映画なんて観ないだろうって勝手に思って、豊洲に行ったんですが、すいません、僕の知ってる豊洲じゃなかった。今はおっきなショッピングモールが出来たんですね。映画館もその中にあって、おまけにやたら混んでる!!

ま、ただゾンビ映画を観る場所がショッピングモールなんて、それはそれで縁起がいい感じなんじゃないかとポジティブに捉えなおしたりして。



さてさて、言わずと知れた、ゾンビマンガの金字塔「アイアムアヒーロー」の映画化なんですが、正直なところ期待はしてなかったんです。日本のゾンビ映画って、結局のところ何かロクなのがない。本国のアメリカはもちろんだけれど、イタリア(『サンゲリア』などのフルチ作品など)だってフランス(『ザ・フォード』など)だってスペイン(『REC』など)だってちゃんとしたゾンビ映画を作っているし、イギリス(『ショーン・オブ・ザ・デッド』など)だって若干コメディ色が強いものの面白いゾンビ映画を作ったっていうのに、どうしてG7には入っている日本がまともなゾンビ映画を作れないのかと。つねづね憤りを感じていたのは、僕だけではなく、すべての日本映画ファンと言っても過言ではないでしょう、多分。

しかし、今回もどうせがっかりするのかもしれないけれどという気持ちで劇場に座っていたのですが、すいません、日本。これ、普通に面白いです。普通に面白いゾンビ映画です。もちろん、ゾンビ映画の中で一番面白いとか、そういうのを期待したらダメかもしれないし、ゾンビ映画の新境地を生み出したかとか、そういうことを聞かれたら、そうでもないかもしれないけれど、とりあえず、普通に観てて楽しめるゾンビ映画でした。何だよ、やれば出来るじゃないか!! これ、ゾンビファンにも、そうじゃない方にも、大泉洋ファンにも、そうじゃない方にもお薦めできます。

そう、大泉洋が主演って聞いたとき、全然、マンガの主人公の「英雄」に似てないじゃんって思ったんですよね。ところが、映画を観ると、すごい似てる! やっぱり役者さんってすごいですよねぇ。もともとの顔立ちは全然違うはずなのに、大泉洋が英雄に見えてきます。話の展開は、マンガの方が長く続いているから複雑に色々なテーマが出てきているところを上手くカットして、恐らく最初に作者がこのマンガを描き始めたときに考えていたに違いない(さらに言えば同じ作者の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」なんかとも共通する)、男になりきれない駄目な男が、男になる物語を描いています。売れないマンガ家の鈴木英雄はうだつの上がらない日々を過ごしていて、そんな中でゾンビが大量発生して逃げ回るんだけれど、それでもうじうじとしている。せっかく猟銃を持っているのに発砲できない。しかし、やがて親しくなった人たち(ま、女の子たちなんだけどね)がピンチになったときに、遂に英雄は銃の引き金を引いて発射して男になる、みたいな、ごく単純な話の筋。基本の話の筋はとてもシンプルで、それに非常に個性的な登場人物やら、ゾンビたちが非常に丁寧に生き生きとえがかれていて、それらが物語を豊かにしている。もちろん、ロメロの作品や「ウォーキング・デッド」のような、けっきょく人間って最低だなって思わせるような絶望的な戦慄を味わうことは出来なくて、根本的には健全なゾンビ映画なのかもしれないけれど、それでも日本のゾンビ映画の夜明けを感じさせる映画でした。

強いて不満を言えば、有村架純が可愛すぎることかなぁ。原作の比呂美って、あえて微妙にデッサンを崩して、可愛くなり過ぎないようにしているところってある感じじゃないですか。有村架純は、もう半端なく可愛いんで、ゾンビ映画は基本的にはパニック映画、自分がこういう状況に陥ったらっていうリアリティが大事だと思うのですが、いやいやいや、こんな緊急事態にこんな飛び切り可愛すぎる女子高生が制服で登場するなんて、ありえねぇ〜だろ〜と思ってしまった。

それはさておき、その有村架純扮する比呂美の超能力もあまり出てきてないし、原作通りに三人とも生き延びて車で脱出したから、これひょっとしたらヒットしたら続編が作られたりする可能性もあるかな? 

i_cinema at 00:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ゾンビ | その他の邦画

2016年05月16日

『野火』あまりにも残酷で凄惨な



塚本晋也の新作で、言わずとしれた大岡昇平の小説の映画化。「野火」は以前に市川崑によって映画化されていて、塚本は市川崑の作品を非常にリスペクトしていたということのようです。この映画をどう評価するかは、この映画をどういう視点で見るかによるなぁという印象を受けました。どういうことかというと、相当に過剰に残酷な映像なんですよね。露悪的といってもいいくらいに。たとえ人肉を食うにしても、あんなゾンビみたいに殺してそのまま食いついたりしなくてもいいだろうって気もするし、何もかも過剰に凶暴で残酷なんです。出てくる人物は塚本以外はみんなまともではなくなってるし。これを反戦映画として捉えるなら、ここまでやる必要はないのではないか、あるいはここまでやったら、むしろ、戦争の残酷さを利用しているのではないかという気もしてしまう。ただ、一方で、反戦とかそんなのはとりあえずカッコに入れておいて、これは『鉄男』と同じように塚本晋也の主観的な悪夢のイメージを描いた映画なのだと捉えるなら、かなりのインパクトのあるすごい作品なのではないかなと。あと、不満を言えば、ちょっと塚本扮する主人公がカッコつけすぎてるよな。実は僕は市川崑の方は未見なので、そちらもチェックしてみようかな。それにしても、この作品にもリリー・フランキーが不気味な役で出てきて強烈な印象を残してます。『凶悪』といいこの作品といい、リリー・フランキー、ホントに得体がしれないですねぇ。

i_cinema at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)塚本晋也 

2016年05月12日

チップスターとピノってタメだって知ってました?

最近、チップスターを見かけて、40thって書いてあって、おぉ〜、チップスターももう40歳なのかぁと思ったんですが、ん、ん? 何だかこれはデジャヴ感があるぞと。ひょっとしたら前世で僕はチップスターの40歳を祝った記憶があるのかと。そしたら、気が付いたのが、そういえば最近、ピノにも40thって書いてあって、同じような感想を持ったんじゃん!! そっかぁ、チップスターとピノって同期だったんだぁ。

ということで、さっそく、僕の職場の机の上で、同期会を開催↓↓

チップスター

うむ、久しぶりに同期に会えて二人とも嬉しそうだ。

ちなみにその他の同い年の有名人はと調べてみると、たとえばインリン・オブ・ジョイトイとか、乙武さんとか、くるりの岸田繁とか、そんな人たちがいるみたいですねぇ。

にしてもさぁ、ピノと比べると、チップスターのが老け顔じゃありません? チップスターって、もっとずっと昔からあるもんだと思ってたら、思ったよりも若いなぁと。どうしてだろう、二人とも同じ丸顔なのにねぇ。

それにしても、僕としてはお二人がいくつになっても、元気でコンビニで売っていることを願うばかりですv

i_cinema at 19:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)近況 

2016年05月10日

『食人族』え、この映画流行ったの!?



『グリーンインフェルノ』を観てさぁ、その元ネタの80年のイタリアのモンド映画を観てみようって気になってしまったんだよね、よせばいいのに。しかし、そんな胡散臭い映画、ツタヤにあるのかな? って思ったら、あるんだなこれが。

見始めてみると、最初やったら古い傷の入ったフィルムの画像で映画が始まるのだけれど、いきなり画面が切り替わって、おっさんが出てきて、今のは冗談さ、私は監督だけど、最近のDVDはちゃんと綺麗に修復されて発売されているから、君たちも綺麗な画像で見られるから安心してくれ、みたいなこと言うんだよね。で、映画がやり直しになって、同じ映像だけれど、鮮明な画像になってる。この場面、必要だったのか?(笑)

まぁ、そんな変な小ネタに不安を覚えつつも観ていくと、この『食人族』はいわゆるフェイクドキュメンタリーで、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の先駆けみたいに言われたりするんだけれど、あるカメラマンたちがジャングルの食人族を取材に行って帰って来なくなって、それを学者が探しに行って、彼らの死体とフィルムを発見し、そのフィルムを観てみると…みたいな展開になってます。

で、ねぇ、う〜ん、これはうっかり人に薦められない映画だなぁ。100%品位を疑われるねぇ。これを観たら『グリーン・インフェルノ』がすごく行儀のいい映画に観えてしまう。ひと言で言って、エログロナンセンス。もうそれだけくらいの。無駄に裸で、意味なくレイプで、無駄にグロテスクで、どう考えてもこんな原住民いないだろっていうナンセンスさ。うん、よい子は見ない方がいいよねぇ。よい子じゃなくても見ない方がいいかもしれないねぇ。動物とか殺すシーンが多いんだけれど、どうもそれはホントに殺してるみたいだね。ウィキペディア情報によれば、監督曰く、殺した動物は全部食べたからいいのだ、そうです。

あ、あとウィキペディア情報で驚いたのが、パッケージにもなっている串刺しの女性、これ、丸太の上に座って、上を向いて口に棒を咥えているらしいんだけれど、恐ろしいのが、この人撮影スタッフらしい。うわ、こんなのやらされて可哀相。女優がいなくて、やる人がいなくて、断れなかったのか… ちゃんとそれ分の給料は貰ったのだろうかと心配になってしまう。

映画としての全体的なクオリティは『グリーン・インフェルノ』の方が全然高いんだけれど、こちらは、何て言うか、人間、こんな映画まで作っちゃうんだ…って気持ちにさせてくれること間違いないって意味で、すごい作品。あ、あと、ビックリしたのが、これってよっぽどマニアックな映画なのかと思ったら、公開当時は日本で洋画興行収入ランキングのベスト10に入ってたんだね。おいおい、こんな気持ちの悪い映画が流行ったのかい!! いいのか80年代初頭の日本人!

予告もグロいから気を付けてみよう↓



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2016年05月08日

『クリード チャンプを継ぐ男』ロッキーの曲がかかると痺れてしまう



「ロッキー」の新作が『クリード』ってタイトルってなんだ? と思ったら、アポロ・クリードの「クリード」か!! そう『ロッキー』『ロッキー2』でロッキーと対戦したチャンピョンで、『ロッキー3』ではやさぐれたロッキーを鍛えなおし、『ロッキー4』でイワン・ドラコにぶっ殺されちゃった、あのアポロ・クリードです。そのアポロに隠し子がいて、その隠し子をロッキーが鍛えてチャンピョンと戦わせるっていう物語。話としてはすごくシンプルで、もう誰もが想像するだろう通りに話は進んでいって、お約束通りな感じで、真新しいところはない作品なんですね。決してよく出来てないってわけじゃないけれど、格別にすごいところもないような。ただ、もうこれは子どもの頃に観ていた作品って、仕方ないですよね。ごく普通な気持ちで観てたんだけれど、途中でずっとかかっていなかった、ロッキーで使われていたサウンドトラックの一部が流用される(これまたいいところで使うんだな)と、一瞬でやたらにテンションが上がってしまう。来た来た!!って。でも、小学生の頃って、実際のボクシングの試合をほとんど観たことなくてロッキーを観てたから、何の疑問も持たなかったけど、今こうして「ロッキー」シリーズを観てみると、こいつらヘビー級のくせにいくら何でも、パンチが当たりすぎだよな。一回でノックアウトされかねないようないいパンチを何度も何度もあてられても、お互いに平気に試合を続けちゃってるじゃん。ところで、スタローンは、もともと「ロッキー」で一躍大スターになったっていうところがあるからなのか、自分の人生と「ロッキー」シリーズを重ねて作ってくるところがありますよね。つまり、自分が貧乏な俳優やらスターになったら、ロッキーもスターになって腑抜けになるみたいな作品作るし、自分がアクションスターとして年を取って来たら、ロッキーも年を取ってきてそれでも頑張るって作品を作るし。この映画はロッキーが若者にチャンスを与える作品なんだけれど、ウィキペディアで調べたら、監督したのはまだ20代の人なんですね。ここでも、スタローンは自分とロッキーを重ねて、監督のライアン・クーグラーや主演のマイケル・B・ジョーダンにチャンスを与えようと思っていたのかもしれないなぁ。

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『神は死んだのか』僕が観る映画じゃなかったってことですねぇ



この映画、久しぶりにTSUTAYAでジャケ借りをしたんですよ。パッケージ見て面白そうで思わずそのまま借りてしまった。しかし、これまた久しぶりに借りなきゃよかった〜って後悔をしてしまった。無神論者の大学教授が、神を信じる学生に、自分の授業の時間を与えて、神の存在を証明するようにいうという話。面白そうじゃないですか、さすがアメリカだ、やっぱりしっかりと自分の頭で考えて自分の意見を人に主張することを大切にして、たとえ大学教授といえども対等に議論をする場を与えてくれると。僕はそう思ってこの大学教授はすごい人なんだろうなぁと思って借りたのです。そうしたら、もう完全な布教映画でした。神様が存在していることが前提にあって、それを信じることが出来ない可愛そうな人々たちの意地悪な言動に神を信じる人がそれでも耐えながらやがて一致団結するっていう話で。だから、僕は全然予想と違って楽しめなかったのですが、キリスト教を信じて毎日を過ごしている人が、その自分の信仰心を強く持つために観るのだとしたら、ひょっとしたらよく出来ているのかもしれないのですけれど、それは僕にはわかりません。まぁ、ちょっとガッカリでした。

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『インヒアレント・ヴァイス』トマス・ピンチョンって名前が可愛いよな



何気に骨太な作品を作り続けているポール・トーマス・アンダーソンの監督作品で、原作はトマス・ピンチョンの「LAヴァイス」。トマス・ピンチョンって、恥ずかしながら僕は一作も読んだことないんだけれど、どうやらコーマック・マッカーシーとかと並ぶ現代アメリカの代表的な作家らしいですねぇ。でも、映画化はこれが初めてなんで、それでよけいに耳に入ってこなくて読む機会がなかったのかなぁ。さて、その有名な作家だけれども、これまで誰も映像化に手を付けてこなかったピンチョン作品を監督したのはポール・トーマス・アンダーソン。癖のある監督が癖のある小説を映画化したってことですね。話としては、カウンターカルチャーが華やかなりし頃のLAを舞台にしたレイモンド・チャンドラー風の探偵小説で、登場人物は狂ったやつらばかりって感じで。そして、探偵役はホキアン・フェニックスなんだけど、このホキアン・フェニックスがいい味出してるんだな、また。彼はもうすっかり自分の味が出せる役者になりましたねぇ。デビュー当時はリバーの息子なのにリバーほどカッコよくないなぁっていう印象しかなかったけど。たとえるなら窪塚の弟みたいな。しかし、次第に得体のしれないやさぐれた雰囲気を出すようになってきて、欠かせない役者になったよなぁ。この作品もホキアンが何が本当で何が嘘なのか分からないような世界をさ迷い歩き、観ているこちらまでも朦朧としてくるような映画でした。

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『清須会議』大泉洋がルパン三世をやればよかったのにな〜



三谷幸喜脚本のNHKの「真田丸」が回を重ねるごとにどんどん面白くなるなぁ〜と思っててさ。で、そう言えば、三谷幸喜が同じ時代を扱ったこの『清州会議』をまだ観てないのを思い出して観てみることに。そうしたら、「真田丸」と同じ人が違う役をやっていて、それもまた面白かったな。一番の見どころは大泉洋が「真田丸」では真田幸村の兄貴だけど、『清須会議』では秀吉なんですね。で、「真田丸」の秀吉をやってる小日向文世はといったら、その秀吉とやりあう丹羽長秀を演じていて。その他、「真田丸」で秀吉の妻のねねを演じている鈴木京香は「清須会議」ではその秀吉と対立するお市の方なんですね。あと、信長の血族が沢山出てくるんだけれど、みんな鼻の形が似てる役者さんなんですよね。やっぱり、あの信長の絵に似た役者さんを集めたんだろうか。で、これまで清須会議のことを考えたことはなかったけれど、信長が死んでから、そのとき信長の部下の筆頭ではなかった秀吉が次の覇権を握るのに、そんなに大きな戦がないじゃないですか。日本史の教科書でも信長が光秀に殺されて、その後で秀吉が実権を握りましたってくらいの説明で。でも、なんで秀吉が大きな戦もせずに実権を握れちゃったの?って言ったら、『清須会議』はもちろん三谷幸喜流にバカバカしく勝手な解釈をされているものの、やっぱりこれに近いようなもの凄い政治的な駆け引きをもの凄く行ったんですよねぇ。そういうことを、きっと一人でくくくって笑いながら、あれこれと想像している三谷幸喜もやっぱり、すごい人だよなぁ。あと、この映画を見て、陽気に狡猾に人を騙すんだけれど、妙に憎めないところがあって、みっともないところはとことんみっともない秀吉を演じている大泉洋こそが、やっぱり、小栗旬じゃなくてルパン三世をやるべきだったろ〜と思ったりしたのでした。

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『グリーン・インフェルノ』やっぱり人肉って普通、生では食べないよねぇ。



これは『ホステル』のイーライ・ロスが監督した作品で、ずっと昔の『食人族』という映画からインスパイアされた作品らしい。まぁ、若者たちがジャングルに迷い込んだら、得体のしれない原住民たちに捕まって次から次へと食われてしまいましたっていう話なんだけども。ただ、さすがはイーライ・ロスで食人族たちが出てくるまでを、随分丁寧にちゃんと描いてるんですよね。そういうとこが大事で、そういう現実味がないと、凶暴なことだけされても、入り込めないから。大学で人権運動をやっているような連中が国連職員の娘を自分たちのグループに取り込んで、Youtubeとかを使いながら、自分たちの活動を全世界に発信したりするんです。で、いかにも実際にありそうな感じなのだけれど、実はそういう政治的な運動をしているカリスマに限って最低な奴だったりして。そのあたりの人間模様をしっかり描いてるだけに、後半でそいつらがとんでもないひどい目に会うという展開が生きてくる。やっぱり、最初の犠牲者がいきなり目玉をくりぬかれてつるって食べられちゃうところは、なかなか見ごたえがありますね。で、その後なんですが、人肉を食べるっていっても、最初の目玉とか以外は、みんなで生で貪り食うんじゃなくて、ちゃんと調味料をつけて料理して食べてるんですよね。うん、考えてみりゃ、そりゃ、そうだよなぁ。別に人じゃなくても、哺乳類の生肉をそうそう食べないよな、普通。そういう妙なリアリティも何だかぞくぞくさせるんだなこりゃ。『ホステル』はかなりすごい映画だったので、それと比べるとちょっと劣るものの、なかなか楽しませてくれる映画でした。あと、つかまったやつの一人が檻の中で、他のみんなは恐怖で混乱してるのに、いきなりマスターベーションをする場面があるんだけど、あそこ頭おかしいよなぁ。うん、もとの『食人族』の方も観てみようかなぁ。



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『龍三と七人の子分たち』ちょっと淋しい気持ちになるなぁ



 北野武の今のところ最新作。藤達也扮する元ヤクザの老人が近藤正臣やら中尾彬やら昔の仲間たちを集めて再び組を作って、オレオレ詐欺を働くグループを成敗しようとするという話。う〜ん、僕の邦画贔屓は、90年代に観た北野武と瀬々敬久と橋口亮輔から来ていて、その当時に観た北野武の映画は本当にこれこそが自分が観たかった完璧な映画だと思ったものなんだけれど、それを思い出すにつけても、この映画は淋しいなぁ。あんまり笑えないし、盛り上がりもしないし、エンターテイメントとしては、もっとずっと優れた作品が他にあるだろうし、それじゃ北野武ならではの斬新な発想があるかと言われると、そういう気もしない。老いてもしぶとく元気ってことをテーマに扱っているけれど、これを観ると監督としての北野武は老いてしまったのではないかと、悲しい気持ちになってくる。なんだかなぁ。でも、武本人も、それは分ってるんじゃないのかなぁ、という気もしてならないなぁ。

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『ゼロの未来』懐かしい感じだったねぇ



テリー・ギリアムの新作で『未来世紀ブラジル』や『12モンキース』を思い出させるような荒廃した未来を扱ったSF作品。ってか、テリー・ギリアム、まだ元気だったのか! というのが最初の素朴な感想だったりして。そして、主演をしているクリストフ・ヴァルツ、こいつ最近どっかで観たぞと思ったら、おぉ、何と『007 スペクター』のスペクターのボスのブロフェルドじゃないか! 彼はこの『ゼロの未来』では支配される側で苦しむ人間を演じて、007では支配する側の人間を演じているわけだな。で、映画の感想なのだけれど、何て言うんだろう、つまらないわけではないし、むしろ楽しめたと言えば楽しめたんですよ。ただ、何か懐かしいと思ってしまう。思ってしまって、何か不都合があるかと言われたら、ないのかもしれないけれど、これは未来の話であり、現代のテクノロジーの行く末に対する危惧として描かれているとしたら、昔懐かしいSF映画っていう印象だと、本当にアクチュアルなものを描けているのか? という気もしてしまう。もちろん、20年前も30年前も、40年前も、管理社会で消えていく人間性なんてテーマは同じだから、同じように描けばいいと主張するなら、そんなような気もするんだけどねぇ。何となく、古いような気がしてしまったのでした。

i_cinema at 11:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他のヨーロッパ映画 

『007 スペクター』007らしい映画ですね。



最初は、全然似合わないじゃ〜ん、と思っていたダニエル・クレイグの007だけど、4作目ともなると大分板についてきて、しっかりとジェームス・ボンドに見えてくる。前作の『スカイフォール』はかなりの傑作だったので、それ受けての本作はどう出てくるのかと。そして、タイトルは「スペクター」って、旧007のライバルの悪の組織の名前じゃん、と。あ、今、パソコンで「すぺくたー」と変換したら、「冥闘士」って出たぞ、まさかの、聖闘士星矢・・・ しかもハーデス編とかって、もうあんま読んでる人いなくなった頃のじゃん! ま、それは置いておき、007です。観てみたら、『スカイフォール』のダークな路線を突き進むというわけではなく、むしろ、これまでのダニエル・クレイグのボンドにないくらいに、昔の007らしい遊びに満ちた作品に仕上げてきました。何ていうか、往年の007映画へのオマージュというか、007映画の現代風解釈というか。そういうことって、あえてクレイグのボンドはやってこなかっただけに、ほぉ、そう来るのかと。まぁ、クレイグがボンドにな来ているったときには、むしろ新たなボンド像を作り出そうとしゃにむになっていたけれど、『スカイフォール』という傑作を作って余裕ができて、これが今のボンドだという自信もついて、それで逆にこれまで出来なかった007的なベタな展開に手を出せるようになったということなのかもしれない。最初にスペクターの基地に忍び込んだときの、ブロフェルドが登場するシーンの不気味な迫力は見ごたえがあるし、楽しめる映画です。ただ、まぁ、『スカイフォール』の重厚なテンションを期待していると、肩透かしをくうかもしれないかなぁ。

i_cinema at 11:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他のアメリカ映画 

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』



まぁ、前編を観たから、後編も観ないわけにはいかないなぁと、それほど期待はしてなかったけれども観てみることに。う〜む、前編は話の内容的には微妙だったものの、特撮がなかなかよかったから、それでまだ観れたってところがあったのですよね。しかし、今回は、その特撮にすでに、慣れてしまった… そうなると、内容の方の希薄さがぐっとクローズアップされてしまって、前作以上にガッカリ感が残ったなぁ。うん、ネタバレをしてしまうけれど、みんな巨人になりすぎなんだって。長谷川博己が巨人はまぁ百歩ゆずっていいとして、國村隼が巨人とかって、もうすでにそれはギャグだろう… この話は構図的にはファーストガンダムと同じになってるんだと思うんですよね。言っていることの筋は通っているけれども、選民思想的であったり、目的のためには多少の犠牲は厭わないと思っていたりする長谷川博己はシャア的なポジションで、かなりイノセントにヒューマンなことを言うエレンがアムロ、そして単に悪いやつである國村隼がジオン軍なわけです。この構図は、単純に敵味方の二極にするよりも複雑で、さらにいうと正解がない図式なんです。しかるに、この映画のラストは、自分たちで持ち込んだこの複雑な図式をまったく深めようとしようとしないまま、何だか変に前向きな終わり方にしている。こういうのが、何だか消化不良で納得できないんだよなぁ。能天気で前向きなハッピーエンドにしたいなら、もともと複雑なキャラを入れなきゃいいのに。

i_cinema at 10:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の邦画 

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』石原さとみがいいねぇ



これ実写はどう考えたって難しいだろ〜と思ってたのですが、一応、観てみました。軍艦島で撮影したっていうし。ただ、特撮の方は思ったよりもよく出来てましたねぇ。そして、ちゃんとグロいとこはグロ買ったので好感です。ただ、一つ不満なのは、巨人の口の中の色がイマイチだったなぁ。もっと人間の口に近くていいような気がするんだけれど。ただ、まぁ、方々で言われていることではあるものの、人間ドラマの方は、確かに微妙っちゃ微妙なところはある。一方で、それは原作やアニメのイメージを持っているからで、頑張ったんだから、このくらいで許してあげようよっていう気もする。ただ、人間ドラマの方で一つだけとても感心したのが、石原さとみでした。石原さとみのなり切りっぷりには拍手だなぁ。演技力的に、ヒロインは水原希子じゃなくて、石原さとみの方がよかったんじゃないのかなぁと思ったりも。いや、逆にミカサみたいなクールなキャラクターは誰でもできるけれど、ハンジみたいなのは役者を選ぶだろうから、こっちの方がやりがいがあるのかな。

i_cinema at 09:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の邦画 

2016年03月21日

やっぱりペヨングはヨン様を意識してるのか!?

何気なくよったコンビニで、ふとこんなものを見つけたんですよ。

ペヨング


ペ、ペヨング!?

そのコンビニには話題の新商品とかってポップまでついてて。え、いいのか、こんなあからさまなパクリ商品を堂々と・・・と思って、さっそく買ってしまいました。まぁ、パクリ商品と思ったら、さっそく買うなよって話だけど。

しかし、どうも調べてみると、これってペヤングと同じまるか食品が作ってるんですね。えっ、それじゃ、パクリ商品というより、いわば姉妹商品!? しかし、なぜ、自社でわざわざ偽物みたいな商品を作ってるんだ、まるか食品!!

これは、味が全然違うってことなのかもしれないぞと、ペヤングも買ってきて、ちょっと胃にもたれたけれど、両方いっぺんに食べてみました。

ペヨング2


で、結論はというと、う〜ん、あんま変わんない。ますます、謎は深まる。

もうちょっと、本質的なところから考えてみましょう。ペヤングについて前にこのブログで書いたときにそのネーミングの破壊力について話したと思うんですよ。だって、ペで始まるんですよ。ペで始まるものが、カッコよくなりようがないような気がしちゃうじゃないですか。そして、ペで始まっておきながら、その次の言葉を「ヤング」という、おそらくペヤングが出来た当時は最高にカッコよかったものを持ってくる。しかも、「ヤング」の最後「グ」という非常に力強い文字で終わってますからね。最後がグで終わっているものは大抵強そうと考えても間違いないでしょう。キングとかキングコングとかトングとか。つまり、「ペ」という非常にすかした力の抜ける文字で始まっておきながら、最後は「グ」とかっていう強そうな文字で終わっている。もう、何がしたいんだと。どれだけ剛柔使い分ければ気が済むんだと。

こんな破壊力のあるネーミングは、もうペヤング以外だったら、ペ・ヨンジュンくらいしか思いつかないですよ。ん、まて、ペ・ヨンジュン!? ま、まさかペヨングはペ・ヨンジュンを意識しているのか!? まてまて、心当たりがないわけではない。だって、普通に考えたら、ヤユヨの順だから、ペヨングじゃなくてペユングの方が先に来なきゃいけない道理ですよねぇ。しかし、ペユングにしたら、臨床心理士とかは喜ぶかもしれないけど、もともと心理士は貧乏人多いしペヤングとか毎日食べてそうだから、これ以上のユーザー獲得にはつながらなそうである。しかし、ペヨングにすると、これまでペヤングを食べていなかった韓流スター好きのマダムたちがこぞって買っていくかもしれない! それを狙っているのかまるか食品!? パチンコ冬のソナタ的な戦略なのか!? 

そうなると、ヨン様にペヨングのCMしてほしいよねぇ。それが無理なら、志の輔がヨン様の真似してCMしてほしいなぁ〜。

i_cinema at 23:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)近況