2018年01月18日

『美しい星』リリー・フランキーのポーズがいいねぇ



三島由紀夫の中でも異色のSF作品である「美しい星」が突然の映画化。これ、三島自身はかなり気に入っていて、ドナルド・キーンに英訳してくれと頼んだら嫌だと断られたとか。まぁ、どちらの気持ちも分かりますよね。三島にしたら、自分がつねに日本文化と結び付けられて異国趣味のものとして西洋の中で受け入れられるよりも、もっと新しい分野で評価されたいという気持ちもあったでしょうし、ドナルド・キーンとしても、わざわざ英訳をするのにSF小説を選びたくはないでしょうし。

さてさて、なぜ今映画化されたのかは分からないですが、舞台を現代にして、かなり大きくアレンジして、リリー・フランキーを主演に起用したこの映画、予想以上に当たりです。よく調べたら、監督は『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八さんなんですね。もともと力のある監督なんですねぇ。

映画全体の地球へのメッセージそのものは、正直なところよく分からないのだけれども(監督もそこに主眼を置いてはいないかもしれない)、登場人物たちが実によく描けているんです。リリー・フランキー扮するお天気キャスターもそうだし、ネットワークビジネスにはまる奥さんや、ストリートミュージシャンに騙される娘などもそうですし、リリー・フランキーの座を狙っている若いお天気キャスターもいい味出しているし、佐々木蔵ノ介の不気味さも得難いものがありますし、この人たちのもう絶妙なアンバランスさが映画に独特の吸引力を与えている感じがするんですよねぇ。

実は僕は三島は学生時代にかなり読んだのですが、この「美しい星」は、薦められたこともあったけれど、えぇ〜、SFなの? って思って読まなかったのだけれど、原作がどんな感じなのか読みたくなってきましたねぇ。

あと、自分でショックだったのが、映画の内容とは関係ないけれど、僕は佐藤健と亀梨和也くんの区別がつかないみたいです。ずっと佐藤健がでてるんだぁと思ってたら、エンドロールを見たら亀梨くんだった...





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2018年01月17日

弟の家に泊まりに行くんです

仕事関係の研修の帰り道にですね、たまたま、僕よりもずっと年下の女の子と一緒になったわけですよ。まぁ、だからどうというわけでもなく、世間話をしながら駅まで言って、途中で住んでいるところの話も出たので、「〜なら何線だからあっちの方ですね」みたいな感じになったら、彼女が「いや、今日は弟の家に泊まることになってるんで、こっちなんです」と言ったわけです。

で、ですね。何かこれ、考えてみると、デジャヴ感があるなぁと。若い女性と一緒に帰るときに、「今日は弟のところに行くのでいつもと違う電車なんです」ということを向こうが言う、というのが、人生の中でこれで3,4回目なんじゃなかろうかと思ったんですよね。

これまでは、わりとそのまま、すんなり信じていたのですが、あれれ、ちょっと待てよと。よく考えると、僕にも姉ちゃんはいるし、僕が一時期一人暮らしをしていたときには、姉はまだ独身だったけれど、僕のアパートに泊まりに来たことはなかったぞ? と。一回くらい休日に遊びに来たことがあったような気がしないでもないけれども、別に泊まっていったりはしてないぞと。だいたい、なぜわざわざ平日の夜の遅い時間に弟の家に泊まるんだ?

そうなると、ホントは弟じゃなくて男の家なんじゃないのかぁ? という疑問がわき起こってくるわけです。むしろ、その方がすごくすんなりと理解出来る。とすると、さらなる疑問として、どうして、彼氏の家に行くとは言わずに弟の家に行くと言ったのかということですねぇ。なぜ彼氏の家に泊まるとは言いづらいのか。たとえば欧米人だったら、何の躊躇もなく、今日はダーリンの家に行くとかいいそうですよね。どうしてそう言えないのだろう? 

いや、まぁねぇ、めっちゃくちゃ明け透けに、

「今夜は男の家に泊まってしっぽりでんがな」

とか言われたらちょっとひきますけど、基本的には大人が恋人の家に泊まりに行くのに誰にはばかることでもないわけですからねぇ。やっぱり、日本の文化の中では、ある種の性的なものを感じさせることを極力言わないようにした方がいいというようなものがあるのでしょうか?

となると、さらなる疑問。そう言われたときに、

「え? 弟? ホントなの? ひょっとして男なんじゃん?」

とかって言っていいものなのだろうか? う〜む、悩ましい。それはセクハラなのだろうか。しっかし、頭の中では夜中に弟の家に泊まりに行く方が不自然ですっきりしないのだけれども。むむむ〜。


i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)近況 

2018年01月16日

「黒蜥蜴」中谷美紀が黒柳徹子みたいな喋り方を完璧にマスターしている!



中谷美紀主演の「黒蜥蜴」を観に行ってきました。言わずと知れた、江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が脚色した作品で、美輪明宏のはまり役だったものです。

実は僕は美輪さんのやつは一度観たことがあるんですよ。深作欣二の映画も観ましたけれど、舞台にも行ったことがあって。僕が舞台にいったときには、明智小五郎役は高島政宏だったなぁ。美輪さんが背が高いから、その相手役だからかなり体格のいい人じゃないつり合いが悪いですが、高島のお兄さんはすごくビシッとして見えましたよ。

で、その舞台は生で美輪さんを観られたということ自体は何かもうそれだけで神々しいような経験だったのですが、美輪さんのセリフ回し自体も、当時でもかなり高齢なはずなのに驚嘆すべきなのですが、作品全体としてみると、やっぱり無理があるなぁというところがあって。たとえば、女盗賊である黒蜥蜴がカツラをかぶって二十歳ぐらいの娘さんに化けてアリバイ工作をするところがあるんですが、美輪さんがカツラを被ったとしても、遠目で見ても、明らかに別人にすり替わったのがバレバレじゃないかと...舞台に役者の年齢は関係ないという人もいますし、映画と比べてある程度はその通りなのだと思いますが、それにしても限度があるのかもしれません。

そして、今回の中谷美紀、さすがにスタイルは保たれていて、身体のラインがとても綺麗で、カツラを被って遠くから見ると、二十歳の娘でもかまわない!(笑) もうちょっと、全体的なところで言うと、美輪さんは後半の黒蜥蜴の孤独がどんどん見えてくるところで、それでもすでに美輪さんとして確立されてしまっていて、弱々しく見えないというところがありましたが、そのあたりもまだ四十くらいなのかな、その中谷美紀がやると、黒蜥蜴の弱さも伝わってくる。

中谷美紀のお芝居はというと、すごいですねぇ、あのやたらに長い三島のセリフを、美輪さんとか黒柳徹子みたいな、いかにも昔っぽい喋り方で、かなりの迫力を込めて語っていて、どうにいったものでした。なおかつ、ビジュアル的に美しい。中谷美紀の豪華絢爛な衣装とセリフ回しを堪能するための舞台だったという感じです。まぁ、僕が気が付いただけで三回は噛んでましたけど。美輪さんは噛んでなかったけど、ただ、それを言ったら、美輪さんは数え切れないくらいに何度もやってるし、なおかつ普段からあんな喋り方をしているから、比べたら中谷美紀が可哀想ですよね。

一方で、それ以外の明智役の井上芳雄さんとか、あるいは「わたしは真吾」で素晴らしい演技をしてくれた成河とかは、あんまり目立たなかったかなぁ。

ともあれ、美輪さん版には当然のリスペクトをしつつ、中谷美紀の黒蜥蜴もなかなかはまっていたのではないかという感じで楽しめました。

演出はデヴィッド・ルヴォーさんっていうイギリスの方なんですねぇ。

僕も中谷美紀に爬虫類の名前を付けてもらいたいなぁ〜

i_cinema at 23:03|PermalinkComments(0)演劇・オペラ 

2018年01月08日

劇場版『東京喰種 トウキョウグール』トーカちゃんそんなに酷い役じゃないのにねぇ



清水富美加あらため千眼美子が人を喰う映画に出させられたと文句を言ってたこの映画。しかし、清水富美加の役はトーカちゃんで、つっぱってるけれど、根は傷つきやすく優しい女の子っていう感じなので、普通に考えると全然悪い役ではないんですよねぇ。蒼井優が演じているリゼの方ならもっと化け物キャラだからまだしもなぁ。事務所はむしろ頑張っていい役を取ってあげたのだろう。まぁ、しかし、信仰のことはよく分からないので、それ以上は何とも言えないですが。

さてさて、映画はというと、こういう表現はあれですけど、思ったより酷くないですよ。人気コミックの映画化なので、実際のところ全然期待してなかったんですが、これはこれでよく出来てるんじゃないのかなと。『テラフォーマーズ』とか『ルパン三世』みたいに酷いのもありますけど、『亜人』もわりと楽しめたし、この映画も頑張って作ってるなぁと。もちろん、時間の制限があるんで、原作ほどに細かくは描けないですし、あそこが、ここが、と言い始めるとキリがないところはあるんですが。

金木くんを演じた窪田正孝くんも手堅くこなしてくれましたし、蒼井優のリゼも楽しそうに演じてましたし。清水富美加はちょっとヒロインにしては印象が薄い感じもしてしまったのですが、その代わり「明日、ママがいない」の子どもの中で一番美人だった桜田ひよりちゃんが頑張ってくれてました。ただ、個人的にどうも違うだろと思ってしまうのが、『探偵はBARにいる3』を見たばかりのせいもあってか、大泉洋の真戸で、どうしてもこいつこんな真面目で怖い顔をしているけど、最後に何か面白いこと言いだすんじゃないかとかって気がしてしまって。そう真戸のイメージは若い頃の天本英世とかだよなぁ。

しかしながら、この実写版では、「東京喰種」が本当に面白くなっていくところまでは話が進んでいないんですよね。ほんの最初の方が描かれているだけで。ただ、話が進めば進むほど、登場人物の強さもドラゴンボール的にインフレを起こすし、それぞれの敵対関係も複雑になっていくし、変態っぽいキャラは増えていくし、得体のしれない専門用語も増えていくんで(この得体のしれない専門用語が「東京喰種」の魅力なのだけれど)、実写化は難しくなっていきますよねぇ。どうなんだろう、この作品は続編が作られるのだろうか?



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2018年01月07日

ドラマ「都庁爆破!」キャストはよかったけどねぇ



お正月にやってたスペシャルドラマ。設定がクリスマスなんですよね。う〜ん、なぜクリスマス前後にやらない。ひょっとして間に合わなかったとか、枠が取れなかったとか? 

それはさておき、長谷川博己、吉川晃司、渡部篤郎と、おぉ、いかしたオヤジたちが勢ぞろいじゃないか、こいつは見ようと。

まぁねぇ、実際に観てみると、全体の内容はかなり馬鹿馬鹿しい感じで、リアリティが全然ないのだけれど、それはともかくとしてこういう何だか勢いだけががありそうな作品をテレビドラマで作るっていうのはいいんじゃないかなぁと。

大枠は『ダイ・ハード』みたいな感じなんですね。テロリストがビルを占拠して、そこに紛れ込んだ家族と上手くいっていない主人公が頑張って戦って事件を解決するっていうような。そこに、都庁とか、女性知事と首相の攻防とか、今の日本社会のネタを盛り込んできた感じで。都庁が半分崩壊する描写とかは、テレビドラマなのによくやったなぁという感じで。

そして仕事に追われる父親が子どもが狙われてそれを助けることで家族の大切さに気付くみたいな展開って言うのは、ハリウッド映画の中でもう飽きるほど繰り返されてきたパターンを踏んでいる感じ。

ただ、細かいところの詰めが甘いというか、つっ込みどころが満載で、そういうところをもうちょっとしっかりしてくれたら、もっと面白かっただろうになぁ。随分簡単にテロリストは長谷川博己と吉川晃司に侵入されちゃってるんだもん。いまどきはパスワードは数字とアルファベットの混ざった推測されずらいものにして下さいって、普通にフリーメールを作るときだって言われるのに、テロリストが爆弾のパスワードを何でそんなにすぐに悟られるものにするかなぁ。これ以外にも色々あるんだけど、今ちょっと調べたら、ネット上ではこのドラマのありえない変なところをみんなでつっ込みまくってるもんな。

あと、吉川晃司のアクションはすごかったものの、ラストは単にパスワードを入れるだけという、すんごい地味な終わり方でしたよね。おまけに主人公が考えるわけじゃないし。ラストよりも吉川晃司のアクションや都庁の半分が崩壊するところの方が絵的に明らかにすごいので。なので、最後のところをもうひとひねりしてほしかったなぁ。

キャストを観て期待してみただけに、そして、日本でもこういうアクションドラマを作るのはいいんじゃないかなぁと思ったりするだけに、もう一歩で残念な感じがしてしまいました。

あと関係ないけれど、録画をしていた「いぬやしき」のアニメを観終ったのですが、ここでも娘が都庁に閉じ込められていて、妙なシンクロに驚きました。娘は基本的に都庁に閉じ込められるものなのか?

i_cinema at 10:00|PermalinkComments(0)テレビドラマ 

2018年01月03日

劇場版『昼顔』色々と予想外だったなぁ



前にドラマの感想を書きましたが、その「昼顔」の劇場版です。

ドラマの「昼顔」はなかなか完成度が高かったと思うんですよ。そして、終わり方も一応のケリをつけて終わらせている。だから、これをもう一度劇場版として続きを描くのは難しいだろうなぁというような想像はしていて。つまり、不倫をそれぞれが清算して終わらせているので、もう一回くっついてしまったら、何かもうグズグズな感じだし、一方は夫と別れているわけだから、そのあたりでのサスペンス要素をどう作るかというところも難しい。その難題に挑んだこの作品が成功しているかどうかというところは、う〜む、微妙っちゃ微妙だなぁ。そして、やっぱり、ドラマは北村一輝と吉瀬美智子が大きな役割を担っていたので、そこが使えないというところもパワー不足な感じもしてしまう。

ここからはネタバレなのですが、まず驚いたのがかなりすぐに同棲をはじめてしまうところ。あれれ、こんな簡単に一緒に暮らせるなら、最初からもっと頑張ってそうすればよかったじゃんという気がしてくる。もちろん、そうなってしまうのには、伊藤歩が許したからということなのだろうけれど、ラストでは実は伊藤歩は許すことが出来なかったという展開になって、要するに今回の2人の愛を遮る要素は、もちろん小さなところは諸々あるけれども、結局、伊藤歩の恐ろしいパーソナリティに集約されてしまうわけなのですよね。ここがねぇ、どうもしっくりこないというか、ドラマでは伊藤歩の性格もとても丹念に描かれていたけれど、今回はそこがあんまり説明されていない感じがしてしまって。

ラストの男が死んで子どもが出来て終わり、というところも、まぁ何かありがちな感じで、いっそのことあのまま電車にひかれた方が作品としてのインパクトは強かったなぁと。

こうちょっとネガティブな評価になってしまうのも、ドラマ版がかなり好きだったので、期待が高すぎたってところがあるかもしれませんので、ご容赦ください。

ドラマ版の感想は以下↓↓
ドラマ「昼顔」不倫の話で一青窈が主題歌なのか!!



i_cinema at 18:27|PermalinkComments(0)その他の邦画 

2018年01月01日

『探偵はBARにいる3』前田敦子はなぜか風俗嬢役が似合うんだよなぁ



みなさまあけましておめでとうございます。
さてさて、お正月の最初にお話しするのは『探偵はBARにいる3』。

回を重ねてもテンションが下がるどころか、ますます面白くなっていっている気がするなぁ。今回はむしろ2作目よりも面白かったかもしれない。やっぱり、この作品は全体の筋がどうこうというよりも、周辺的な部分が面白いんですよね。北川景子の物語そのものは、まぁ、ちょっとわざとらしい感じがするのだけれど、むしろ前田敦子扮する風俗でバイトをする大学生の図々しさとか、相変わらずの松田龍平のやる気のない喋り方とか、車がこれまで以上にボロくなっているところとか、栗山監督本人が出てきてるところとか、鈴木砂羽がやっぱり元SM嬢役なところとか、松重豊が今回も派手に大泉洋をいじめるところとか、そうした諸々が楽しませてくれるんですよね。監督は交代したみたいだけれど、作品の雰囲気はかわらずか、あるいはギャグが増えたかもしれないかなぁ。

しかし、ひょっとしたら、松田龍平がいなくなるんだったら、今回で最後になってしまうのかなぁと思いきや、エンドロール後にオチがついたので、これはまだまだ続編を作ってほしいところです。冬休みに観るのにちょうどいいねぇ。


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2017年12月31日

『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』誰かアクバー提督も本当はフォースが使えたと言ってくれ!



いや〜、気が付いたらもう年末ですねぇ。‌何かもう早いもんだ。皆さん、今年一年どうでした?

それはさておき、ここ数年の年末の恒例行事であるスターウォーズに行ってきました。YOUTUBEのCMでマーク・ハミルもIMAXで観てくれと言ってたし、IMAX3Dで観てきたのです。

エピソード次何やらかなり賛否両論らしい。観てみると確かに、これは色々と賛否両論になるに違いない作品だったですね。とにかく悩んで作っているっていう感じがするんですよね。作る側も悩んで作ってて登場人物側も悩んでる。その中で、なかなか予想外の展開になるんですよね。ただ、個人的には嫌いではない作品というか、裏切られた感が逆に印象に残ったと言うか。だから、ダメな作品とは思ってないのです。

ここからはネタバレを含むのでこれから観ようと言う方はお気をつけて。

今回のスターウォーズ、ごくごく単純に定石通りに考えると、レイがルークに会い、だけどルークはヨーダがそうであったように、そう簡単にジェダイのトレーニングをしてくれなかったりして、その中でレイは色々な訓練を積んでいくんだけれど、ファーストオーダーの力は強くなって、助けが必要になって、まだ訓練が十分でないレイはこのままではレンに取り込まれてしまうぞとルークに忠告を受けるにもかかわらず、訓練途中で戦地へと赴いていき、そんなレイの姿にルークはかつての自分を見たりして、そして実はレイの出生がソロとレイヤの本当はもう一人いた子どもだったとか、あるいはルークの子どもだったとか、そんな話までついてきたりして。と、まぁ、大同小異はあれそんな感じに展開していったら、あぁ、やっぱりスターウォーズだよって感じですよね。

しかし、今回はそんな予測は見事に裏切られる。

裏切られた予測その1、ルークは思ってたよりも全然悟ってなくって、まだまだ悩める人のまんま。ヨーダとは言わずとも、クワイガンやオビワン(アレック・ギネス)のようになってると思ったら、相変わらず何だか頼りない。まぁ、最後に驚きの特殊能力を発揮するけどさ。

裏切られた予測その2、レイは大して修業しないけれど強くなる。お決まりの筋として師匠に鍛えられて地道な努力を積んで強くなるっていう感じなのかと思いきや、全然何にも教わってなくて、ただルークから少しだけマインドフルネス的な話を聞いただけなのに、何だか普通にレイは強くなってるぞ。

裏切られた予測その3、レイの両親は普通の人らしい。これ、スターウォーズは結局は高貴な血族の話に集約していった感じがするのだけれど、今回はレイは訓練してないし、普通の人の子だし、若造だしで、何だかもうごく普通にジェダイの世界の下克上。単に若くて生きのいいやつが、血統も訓練も越えて強くなっていっている。

裏切られた予測その4、アクバー提督があっけなく死んでしまう。なんてこった、アクバー提督、みんな大好きだったのに、死んじゃったことがたった一言で片づけられてしまう。これに関しては断固抗議したい! 

裏切られた予想その5、レイヤ姫がスーパーマンみたいに宇宙空間を飛べる。これ、ちょっと笑っちゃうけど、そうだったのです。ただ、この後、俳優さんのキャリー・フィッシャーが亡くなっちゃうから、エピソード修砲禄个譴覆なるわけで、いや〜、超能力を使ってまで生き延びさせたのに、次の回で出れないなら、あのまま宇宙空間に消え去っていった方が次の回の脚本が書きやすかったはずだ… 代わりにアクバー提督がフォースに目覚めて生き残ればよかったのに。

で、ここまで書いてやっぱり思うに、今回のテーマは既存の権威というものをどう捉えるかについての葛藤なわけですね。既存の権威や血統主義といったもの、それはもちろん、こうした偉大な作品で前作のキャラが出てくるようなのにはつきものの葛藤かも知れず、作っている側もどうやってスターウォーズという化け物と化した作品を新しくするかという悩みがあり、登場人物の中でもジェダイという権威やスカイウォーカーという血統に対して新しい世代がどう乗り越えていくかということがのしかかっている。この作る側と登場人物の悩みがパラレルになったとき、ジェダイの木や教典をヨーダが焼いてしまったように、そして生き残った権威だと思っていたルークが近づいてみたら案外だらしなかったように、伝統芸を引き継ぐ、という形ではなく、既存の権威を暴いて壊すという形で乗り越えようとしているのが本作品なのだと、僕としては思ったわけです。

こう書いてみると、最初、ルークが何だか情けなくてショックだったけれど、むしろそちらの方がリアルであり、ものすごい悟った人を想像してしまっていたのがもう、僕が最初からスターウォーズという伝説に眼がくらんでしまっていた証拠であったんじゃないか、となると、今回のエピソード爾蓮△泙 脚本自体にちょっとバランスが悪いところがあるのは事実だとしても、頑張ったんじゃないかと認めてあげたい感じがしてきましたねぇ。

あとは、ヨーダが出てきたのが、そして、あいかわらずやんちゃなジジイで、未だにルークのことを「若きスカイウォーカー」とか読んでるところとかが、やっぱり嬉しかったんだけどさ!


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2017年12月11日

海外ドラマ「アウトキャスト」こちらも悪魔憑きの話



「エクソシスト」のドラマを観た勢いで、そう言えば、「ウォーキング・デット」のロバート・カークマンが悪魔憑きのドラマを作ってたなぁと思い出して、そちらも観てみることに。二つ続けてみてみると、それぞれのアプローチの違いが面白いですね。「エクソシスト」の方は都市が舞台ですが、こちらの「アウトキャスト」は田舎町での人間模様が中心になります。さらに、もちろん悪魔憑きが物語の中心にはあるのですが、それぞれの登場人物たちの触れられたくない心の闇の部分に焦点があてられていきます。それらはもともとは悪魔憑きが原因なのかもしれませんが、悪魔を退治したら問題がなくなると言う単純なものではなく、深くその個人の中に根を張っている感じです。「エクソシスト」がエンターテイメント性が高い作品だとしたら、こちらの「アウトキャスト」の方が人間ドラマとしてのウェイトが大きく、それだけに観てみて、何だか分からないもやもやとした気分にさせられる感じになっていると言えるでしょう。こちらもすでにシーズン2が放送しているようです。こちらの方は、すでにシーズン1で山を越えてしまった感のある「エクソシスト」とは違って、シーズン2も引き続き期待が出来るというか、むしろ本当に面白くなっていくかどうかっていうのはこれからなんじゃないかなって感じでしょうか。



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2017年12月10日

海外ドラマ「エクソシスト」ジーナ・デイビスの正体は!!



あの『エクソシスト』がドラマ化したというので、それは観てみなければと。ダニエル・クレイグがさらに老け顔になったような感じのやさぐれたアウトローの神父さん(日本語吹き替えの声は「24」のジャック・バウアー)と、スペイン系でちょっと優男っぽい感じの神父さんの二人が、ある一家に憑りついた悪魔と戦っていきます。最初、恐いかな? と思っていたら、結局はあんまり恐いという感じでもなく、原作のようなちょっと芸術的な雰囲気や映像があるわけではなく、わりとエンターテイメントな作品でした。一番驚いて盛り上がったのが、ジーナ・デイビス扮する憑りつかれた少女のお母さんの正体が明らかになったところでしたねぇ。ただ、最後の終わり方は何て言うか、もうひとひねり欲しかったところではあるけれど。アメリカではシーズン2が公開されたみたいですね。しかし、ネットでの評判はあまりよくないようで、シーズン2を観るかどうか、迷うところだなぁ。




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2017年12月07日

『おじいちゃんはデブゴン』が『アジョシ』にあんまり似ててビックリ。ウォンビンとサモハンのどっちに助けられたい?



これ、タイトルがすでに勝ってる感じがしますよね。こんなタイトルの作品、僕らの世代の人間だったら、手に取らざるをえない。その名の通り、サモ・ハン・キンポー主演の作品です。ただ、デブゴンってついているのは、そういう邦題なだけで、当時のデブゴンがおじいちゃんになったっていう話ではありません。ただ、DVDは声優が水島裕だってことがありがたいですね。あと、ちょっとだけでてくる普通のおっさんになってたユンピョウの声優は古谷徹だったし。

ただ、タイトルから予想される話とは裏腹にコメディ映画じゃなくて、カッコいいサモハンを撮ろうとした作品なんですねぇ。昔ながらのドタバタコメディで復活するサモハンも見たかった気がするのだけれど。たまたま、この日はウォンビンの『アジョシ』とこの『おじいちゃんはデブゴン』の2本を部屋の片づけをしながら観てたのですが、もう本当に単なる偶然なのですが、すげぇ、似たような映画でした(笑) 

過去に特殊訓練を受けた経験があり、愛する者を失って傷ついて引きこもる主人公のもとを訪れる近所の可愛い女の子。主人公はその女の子とつかの間の幸せな時間を過ごすのだけれど、彼女の親は闇の組織の犯罪に巻き込まれて殺され、彼女まで狙われることになる。そこで、主人公はこれまで封印してきた超人的な能力を発揮して、闇組織の人間たちを成敗していく。

これ、どっちの映画の解説にもなってると言う感じ。ま、王道パターンなわけですね。王道だけに安心して観ていられるし、また、主人公たちの魅力を存分に発揮させることが出来るわけです。

久しぶりにサモハンのクンフーが観れてよかったよかった。ちょっと、カッコよすぎな気がするから、今度はもっと昔ながらの三枚目役で頼むよ。



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2017年12月06日

『アジョシ』おじさんって意味らしいよ



友だちと話していてウォンビンの話題になって、「韓国のキムタク」と言われていると言うのを聞いて、僕は『母なる証明』の彼のイメージが強くって、全然キムタクと違うじゃんって思ったわけなんです。しかしどうも、向こうでは顔が似てるって言われているらしい。う〜ん、そうなのかと、疑問に思いつつ、髪を長くしてる写真を見て見ると確かに似てる気もしてきて、それでウォンビンの映画を観てみました。

うん、確かにキムタクに顔立ちは似てますねぇ。『母なる証明』のときには気が付かなかった。キムタクからオレサマ感を抜いた感じがするなぁ。あ、そう、キムタクっていうよりも、賀来賢人に近いような気もする。ちなみに言えば、あんまり知らないけれども、キムタクよりも僕はウォンビンの方が好きだなぁ。

さてさて、話は『レオン』なんかに代表されるような、孤独な殺し屋と少女の心の交流を描いていく王道の展開ですね。正確に言ったら殺し屋ではないのかな。質屋として孤独にひっそり生きていた男が、少女の危機になって、これまで封印してきた無敵の戦闘能力で悪者たちをどんどん倒していきます。いや〜、こういうのが本当にヒーローですね。高倉健的な世界でもある。

で、韓国なので(?)、多分に残酷で凶暴なところがあるものの、基本的には王道のエンターテイメントだと思うのですが、特徴的なところがその少女が虐待児であるところですね。非常に悲惨な虐待的な環境に育って、それでもなおかつ他者を求めて生きていこうとする子なんです。子役の子の名演とも相まって、最後の子どもが何度も自分を助けに来てくれたんかと聞くところとか、とても感動的で救いのある話になってます。考えてみると、高倉健、そして松田優作以降、こういうシンプルなアクション映画というか、大人のヒーロー映画みたいなものって、日本では作られなくなって来たのかなぁ。もちろんそれは、いわゆる「スター」がいなくなったってことと連動しているのだろうけれど。

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2017年12月05日

『猿の惑星 聖戦記』悪い映画じゃないんだけれどなぁ。



「猿の惑星」シリーズの最新作。これって、まだ続くのかなぁ。もう終わりなのかなぁ。今回はウディ・ハレルソン扮する大佐と呼ばれる軍人とシーザーたちの戦いが描かれます。非常に緊張感があって、そして特殊撮影も素晴らしくて、見応えのある作品になってるとは思いつつ、ただ、もう一歩、スケール感が小さかったような気がしてしまうのですよねぇ。何だろう、人類全滅という感じがしない。まぁ、人類が崩壊していけばいくほどに、全体を見渡すことが難しくなってくるのだろうから、人類の最後なんて局所的に起こるものなのかもしれないのだけれどねぇ。何となく、人類が全滅すると言う大カタストロフィを期待してみただけに、少し肩すかしだったということでした。ただ、作品としては悪くないですよ。

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2017年12月04日

「ツインピークス The Return」やばい、嬉しすぎる…



まさかの「ツインピークス」の復活! 25年目に会いましょうと言っていて、その通りになったという律義さ。嬉しすぎる。昔、深夜に放送していたときにはギルガメッシュナイトの裏だったなぁ。でも僕は「ツインピークス」を選んでいた!!(強調!)

いや〜、この新しい「ツインピークス」、前作以上に訳が分からない! どうも以前のシリーズはすべてがデヴィッド・リンチが監督したわけではなかったんですね。でも、今回は最初から最後まで、そしてまるで1本の長い映画を撮るかのように、デヴィッド・リンチが撮影したらしい。にしても分かんねぇな〜と思いながら観ていたのだけれど、しかしながら、最後の3回でやたらと感動させられたのは僕だけでしょうか!!

まぁ、カイル・マクラクランとデヴィッド・リンチとローラ・ダーンが並んで歩いていたら、それだけでもうやたらに感動してしまうから、反則といえば反則なところもあるのだけれど、しかし、特に17話とか、まさかの展開。あと、デヴィッド・ボウイを出すのも、反則に近い。そんなことされたら、心が揺さぶられないわけがない。

ノーマが老けな過ぎ!とか、裕木奈江の扱いはあれでいいのか!とか、細かいことを書いたら切りがないのだけれど、ただ今回思ったのが、実は「ツインピークス」って村上春樹の小説に似てないかな? ってことだった。何だか分からない別世界があり、そこには何だか分からないけれど非常に暴力的なものがあり、主人公はそこにいざなわれていってしまう。村上春樹とデヴィッド・リンチ。実は似てるのかもしれないなぁと思った次第でした。

おすすめだけれど、この続編から見始めたら、まるで分らないんだろうから、観るなら最初のシリーズから観ることをお勧めします。あと、劇場版とね。

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2017年12月03日

『スパイダーマン ホームカミング』実はスパイダーマンVSバットマン?



また前回のアップから時間が空いてしまった。せっかく書くならじっくり時間があるときにと思っていると、いつの間にか時間が過ぎちゃうんですよねぇ。ちょっとでいいから、ささっとまとめてしまえばいいのに。

さて、今日から連続でアップしていきます。まずはスパイダーマンの新作。これまでのスパイダーマンと異なって、「アベンジャーズ」シリーズの一環としての本作なのでアイアンマン=ロバート・ダウニー・Jrが出てきます。ただ、もっと沢山出て来るかと思ったら、わりと出番は少なかったかな。

感想としては、『アメイジングスパイダーマン』が割と正統派なイケ面だったのにたいして、今回は再びサム・ライミ監督のときのようないじけた思春期の子という雰囲気を復活させてきた感じ。安心して楽しめる映画ですかね。

まぁ、それ以上にどうという感じでもないのだけれど、あれ、このキャスティング? と思ったのが、敵役がマイケル・キートンだってこと。しかも翼を広げて跳ぶ人間役で。マイケル・キートンと言えば、『バットマン』じゃないか。そしてバットマンは「アベンジャーズ」に退行して作られたDCコミックスの「ジャスティスリーグ」側のヒーローじゃないか。何かこうねぇ、DCコミックスのヒーローだった人が、マーベル作品でやっつけられてるみたいな。考え過ぎか。いや、やっぱりかなり対抗意識を持ってるのかな?


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2017年11月02日

『亜人』綾野剛楽しそうだなぁ・・・



言うまでもなく、マンガが原作でアニメにもなった「亜人」の実写化。まぁ、アニメの実写化なんて、つまらないの多いしなぁと思いきや、これは監督が「サイコパス」の人なんですね。そう、「踊る大捜査線」の本広克行監督。それならわりと期待出来るんじゃないかと。

僕はマンガは途中でやめてしまったんだけれど、アニメの方は最後まで観たんですが、やっぱりアニメと比べると話を短くしなきゃいけないので駆け足感があるものの、それでもさすがは本広監督でなかなか楽しめる映画になってました。何て言うか、色々と楽しむポイントが多い映画と言うか。

マンガやアニメでは、男ばっかりの登場人物の中で、一人、下村泉だけが萌え系の顔をしてて、妙に浮いた存在だなぁと思ってたんだけれど、しかし、回を重ねるとその一人だけ浮いているところが応援したくなってくるのだけれど、この映画も川栄が一人で浮いてて、おいおい政府の人間にそんな変な髪型の女の子がいるわけないだろって感じで、そこも再現されているところが面白かった。

そして、綾野剛ね。アニメでも佐藤はとても特徴的な喋り方をしていたので、それを引き継いでか、綾野剛はやったら変な喋り方をしてて、その胡散臭さがすごい。こういう胡散臭い役を彼は実に楽しそうに演じるよなぁ。

佐藤健くんは元仮面ライダーだけあって、ところどころのポーズや表情が、あ、この人やっぱり元ヒーローだって思わせる感じだったねぇ。

そういうわけで、ひどい実写化が多い中では、この映画は頑張ってるかなぁ。

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2017年11月01日

『ブレードランナー2019』すごいよかった映画は何て感想かいていいか分かんないよなぁ



つまらなかった映画は文句が言えるし、わりと面白かった映画はこれがいいとかすぐに二言三言かけるのだけれど、すんごいよかった映画は、なかなか何を語ったらいいか分からなくなるってことがあったりします。おいそれとは語れないような。だから、しかたないので、すんごいよかったってことだけでも書いておこうかなと。

そう、この『ブレードランナー2049』はすんごいよかった。映像も物語も、ライアン・ゴズリングの演技もどれも素晴らしかった。そして、『ブレードランナー』への愛も感じましたよ。何だか本当にどっぷりとその世界に浸って楽しむことが出来ました。

それにしても、ライアン・ゴズリング、いい役者になったなぁ。フォログラムの巨大な裸の女の前に立つところも、ラストのハリソン・フォードとのやりとりのときも、実にいい顔をしてる。

これ、実は終わるまでにもう一回くらい観に行こうかなと思ってたりします。劇場で何回も観るなんて、随分久しぶりなのだけれど、それくらいに気に入った映画でした。

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2017年10月28日

『アシュラ』おぃ、市長、悪すぎだろ!



これはかなりゴッツい見応えのある韓国ノアール映画。あるめちゃくちゃ悪い市長がいて、その市長が金に困った刑事の一人を雇って、まぁ黒い仕事をさせてるわけなんだけれど、その刑事がどことなく西島秀俊っぽくていい感じにやさぐれていて、彼が証拠隠滅のために犯した殺人を検事につかまれて、検事は市長を逮捕しようとしてその刑事を利用しようとし、その刑事の代わりに市長の下で働くことになった後輩刑事は妙に主張の強い男でこれまた問題で、と色々な思惑が蠢く中を、皆が破滅に向かって突き進んでいく作品です。まぁ、ラスト近くになっていくと、ちょっとお前らやりすぎだろと、だんだんリアリティがなくなってきてしまうところはあるものの、それでもなかなか楽しめる映画になっています。市長のキャラがまたすごいんだなぁ。

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2017年10月27日

『コインロッカーの女』主人公が安藤サクラにそっくりなんだってば!



僕の世代の人には、タイトルを見ると、村上龍の「コインロッカーベイビーズ」を思い出させますねぇ。ただ、主人公がコインロッカーベイビーだったということ以外は特に関係がない。

そのコインロッカーに捨てられていた女性主人公が闇社会で暗躍する「母さん」と呼ばれる女性に拾われて、その組織の中で生きていくが、やがてある男性との間に淡い感情が芽生えたとき、その歯車が狂っていく、といった話です。

何より、この女性主人公(キム・ゴウン)が、安藤サクラにビックリするほど似てる!
もう、これは本当にビックリしますねぇ、本人が韓国映画に出たと言われたら、そう信じてしまいそうなくらい。その、どことなく斜に構えてふてぶてしいような表情がいい味出してます。

映画全体としてはコアでディープな韓国映画と、スウィートな韓国映画の中間くらいのテイストかなぁ。「母さん」の女優さんがちょっと若くて綺麗すぎるっていう印象も。もっと、太っててふてぶてしいおばさんだった方がそれっぽかったような。

スウィートなテイストがほんの少し入ってはいるものの、しかし、やっぱりかなり残酷でどよーんとさせる作品ではあるので観る方はご注意を。

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2017年10月26日

『ダンケルク』iMAXすげぇ。。。



実は、僕はiMAXを観るのって初めてだったんですよ。3Dとか4Dとかと比べて、スクリーンがデカいとか言われてもイマイチどのくらいすごいのかピンと来ないってところがあったりして。ただ、この『ダンケルク』はどうも普通の劇場で観たらかなり画面がカットされているという話を聞いて、これはもうしかたないから、初iMAXしようかなと思いまして。

いや〜、すごかった。もちろん、クリストファー・ノーランの映像と音に対するこだわりのなせる業なんだろうと思うんだけれど、飛行機が飛んでいるシーンや、銃撃を受けるシーンなど、あんなに臨場感がある映像は初めてだと思うくらいに迫力があった。また、迫力があるだけじゃなくて、構図もやたらに決まっていて美しいんですよねぇ。その映像に圧倒されているうちに、映画はどんどん進んでいって、気が付いたら、何だかものすごい感動をしていて。そう、映像に目を奪われていたのだけれど、話自体もかなりいい話なんですよね。まぁ、ヨーロッパ、というかイギリスでは語り継がれるいい話、なのかもしれませんが、僕は初めて聞いた話だったですし、ノーランが感傷的に美談にするのではなく、あくまでリアリスティックな視点は失わないままに描いていて、そこはさすがです。

是非、iMAXで観ることをお勧めしたい作品。

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