2017年05月16日

おわぁ、急に人生の危機が!! 資格が失効しちゃった!!

いや〜、ホントに肝を冷やしました。一時は僕の人生どうなっちゃうのかと...

何があったかって言うと、えぇと、一応、僕は専門職が資格があってやってるんですよね。まぁ、大した資格でもないんだけど。その資格っていうのが更新制なんですよ。何年かに一回、更新しなきゃいけない。でも、運転免許とかパスポートと一緒で、そういう数年おきの更新なんて、普段自分ではそんなにいつも意識してるわけじゃないですよね。

その資格の更新が、そろそろだなぁ、ひょっとしたら、今年の3月で更新かなぁとかって思っていたのですが、通常は資格が更新になるときは数ヶ月前に更新手続き書類が送られてくるんですよ。でも、それが来てなかったので、あれ、それじゃ来年かなとそのままほったらかしていたのです。しかし、資格証明書にはちゃんといつまでって期限が書いてあるから、よく確認をしておけばよかったのですが。

そうしたら、先週末に、全然別のところ、というか職能団体みたいなところから、あなたは更新しなかったから資格がなくなったみたいなので、うちの団体にも所属できませんってお知らせが来て。

な、なにぃ!!

やっぱり、今年だったのか!? ってか、書類来てないんだけど!? ってことは、僕は4月中は未資格で仕事してたわけか!? 
(あ、一応言っておくと、未資格でも違法ではない職種です)

いや〜、焦りました。まさか、仕事がクビになるってことはないよねぇとか、資格試験の受け直しとか言われたら筆記試験とか受かる自信全然ないんだけどとか、周りの同業者の人に噂広まったらみっともねぇ〜とか、色々と考えちゃいましたね(^_^;)

もちろん、書類が来てないから更新できなかったと主張はしようと思ったのですが、実際にそうだとは思ったんですが、でもたとえば本当は書類はとっくに届いてたんだけど、なんかの間違いでこっちが捨てちゃったりしたっていう可能性が100%ないかと問い詰められると、何ていうか、日頃不注意だらけの人間なもので、自信がなくなってしまう感じも。期限過ぎたら、たとえどんな理由でも失効は失効とか、しっかり時期を確認していなかったあなたの責任もあるとかって言われちゃったら、どうしましょ〜と。

しかし、その資格を発行しているところは、土日休みなので、月曜日まで待って、ドキドキしながら連絡して、状況を調べてもらうと、何でも僕の住所が広島に引越したことになってて。いやいやいや、そりゃ、僕はずっとカープファンですけど、衣笠幸雄のTシャツ着てますけど、ずっと東京暮らしで広島になって引越してないし!! 多分、他の住所変更をした人と間違えて変更されてしまったんですねぇ。

そして、もうホント、ほっとしたことに、向こうが間違えて更新書類が届いていなかったということで、今から書類を出したら失効期間なく更新扱いにしてくれるってことになって。

ふぅ〜、あぶなかった〜。どうなっちゃうのかと思ったよ、まったく!

そういうことで、ちょっと生きた心地がしなかった週末だったので、思わずここで投稿してしまいました。

そう、皆さんも、資格使って仕事してる人は更新の際はお忘れなく(^_^;)


i_cinema at 22:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)近況 

2017年05月14日

タラちゃん、大変身!? ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展 に行ってきました!

「バベルの塔」を見てきました。ブリューゲルって、実はそんなによく知らなくって、ただ一部の人たちにはしばしば言及されているので、本とかに載っている写真だけみて思うに、どうしてそんなにすごいのか分かんないなぁと感じていて。しかし、やっぱり、実物を見ないと駄目ですね、予想以上にすごかったですし、ブリューゲル自身もかなり興味深い人なんですねぇ。

と、その前にすでにJRの上野駅の構内に、レゴバベルの塔が立ってる!!

レゴバベル

なんか、真っ白で作ると、ウェディングケーキみたいですね。

で、実物の「バベルの塔」は迫力があるのはもちろんなのですが、その細部の細かさが正気の沙汰とは思えないというか。ウォーリーを探せどころではない緻密さで描かれているんですよね。実際のところ、拡大複写図があったんですけれど、それを見ないと、細かいところは分からないくらいなんです。

そして、「バベルの塔」だけではなくて、ブリューゲルは色々な絵を描いているんですが、けっこうシュールな怪物みたいなのを描いてるんですよねぇ。これは買ってきた絵葉書なんですが、

絵葉書1

ほら、こういうの、日本人としては、どことなく「鳥獣戯画」を思い起こさせますよねぇ。やっぱりどこの国でもこういうことを考える人がいるんだな。そして、この絵の左上にいる、足の生えた魚いるじゃないですか。なんと、そいつが着ぐるみ化されて展示されていたのです!!

タラ夫1

そして、名前がなんと、

image4

タラ夫!? タラオと言われたら、どうしてもフグタさんちのタラオを連想せざるをえない・・・

フグタラ  

タラちゃん、いつの間にか、ショッカーに捕まって、魚と合成されて改造人間になってしまって・・・

そんな怪人に変わり果てたタラオの姿に涙をぬぐいながら、カツオはタラオの胸に怒りのライダーキックをお見舞いするのであった。トリャーッ!

そうそう、このタラ夫の画像を友達にみせて自慢したら、なぜすね毛が生えたんだ? と指摘されて、確かにブリューゲルの絵の方ではよく分からないのに、キャラクター化したときにはやたら毛深くされている。う〜む、なぜだ?

そして、こういうブリューゲルの奇想天外な絵にはルーツがあって、同じネーデルランドの彼よりも前の世代の画家にヒエロニムス・ボスっていう人がいるんですね。このボスの絵はほとんど残ってないみたいなんですが、そのうちの何枚かが今回の展覧会に来ていて。その中で、これ、また絵葉書だけど、

絵葉書2

この絵は「聖クリストフォロス」っていう絵なんだけど、この絵にまつわる寓話が面白くて。この男の人は巨人なんですよね。池にすんでる。この巨人が子どもを頭に乗せて池を渡ろうとしたら、なんだかやったら子どもが重たくなってきて、どういうわけかと思って名前を聞いたら、「キリスト」って答えたという。

えっ、子泣き爺じゃないの?

と思ったあなたはだいぶ水木しげる病におかされてますねぇ。まぁ、なんでキリストはそんなことしてんのかは分からないけど、どうもいろんな人の罪を変わりに背負ってるから、重いらしいねぇ。

ここからが僕が感心したところなんですが、その「聖クリストフォロス」の絵を見ると、

その日は死なない!

らしいんです。えぇ! その日は!? なんて微妙な! でも、明日は死ぬかもしれないのか! いや、むしろ死にたくなければ毎日見に行けばいいのか? あるいは買えばいいのか? うーむ、なんて悩ましい設定なんだろう。

そのほか大友克洋が「バベルの塔」の中身を想像して描いちゃった「inside babel」なんかも出てきて、色々とつっこみどころが満載の奇想天外な絵がたくさんそろっていて、楽しめる展覧会でした。

i_cinema at 20:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)美術展 

2017年05月13日

『24 レガシー』『プリズンブレイク シーズン5』伝説のドラマたちが復活してましたねぇ





アメリカのドラマが現在のように日本で、おそらくは世界中で流行ったきっかけを作ったドラマは「24」と「プリズンブレイク」だと言っても多分大袈裟じゃないでしょう。もちろん、それまでも色んな海外ドラマが来てましたけれど、今のように確実にビデオレンタル店の一角を占めるようになったのは、この2作の大ヒットの影響が大きいですよね。当然、どちらもシリーズ化して、そしてだんだん人気が落ちてきて、終わっていたんですが、いつの間にかどちらも復活しましたねぇ。それも全然違う展開で。なので、この復活した2つの作品の感想を書かせていただきます。

そう、もともとこの2作の辿った道筋が違っていたんですよね。「24」の方は、基本的に1作目で確立したやり方を踏襲しながら、スケールを大きくしたり、登場人物を入れ替えたりしながら、マンネリになる危険を冒しつつ、進めていきました。そして、基本的には出来るだけリアリスティックにしようと心がけていたのだと思います。もちろん、さすがにだんだんマンネリになっていったんですけれどね。一方で、「プリズンブレイク」は1作目が普通の刑務所から脱獄、2作目は脱獄物というよりも逃亡者物、3作目はまるっきり非現実的なパナマの怪しい刑務所からの脱獄、さらに4作目ではまるで「スパイ大作戦」のように登場人物たちが極秘のデータカードを盗む任務をするという話。そう、「プリズンブレイク」は、チャレンジングと言えばチャレンジングなんですが、どんどん全然関係ないところに手を出していったんですよね、同じ登場人物たちを使いながら。

まぁ、たしかに、「24」のようにテロ対策っていうのならば、何度も同じ人たちが事件に立ち向かってもそこまで不自然ではないけれど、「プリズンブレイク」は脱獄だから、そんなに何度も脱獄してたら、おいおい、天才ならむしろそんなに何度も捕まるなよって話になってしまうところがあるんだとは思いますが。ただ、新しいシリーズになっていくにしたがって、「プリズンブレイク」がどんどん内容が破綻していったのは確かだと思うので、何とも難しいところです。

さて、そして新シリーズ。「24」の方の新作、「24レガシー」は何と主人公はジャック・バウアーではなく、全然別の元レンジャーの若い黒人の青年になります。この人は、「ウォーキングデッド」に出てた人ですね。大分、そのときとは印象が違いますけれど。その彼がやはりこれまでのジャックと同様にテロに巻き込まれて、それと戦うという展開。ジャックやニーナ、クロエなどのキャラの濃い人たちが懐かしい気もしますが、それでも物語の展開はなかなか、これまで同様にスリリングて楽しませてくれます。また旧シリーズのファンのためにはトニー・アルメイダが出てきてくれるのが嬉しい。にしても、前はトニーはどっちかっていうと線の細い、ジャックに振り回されてるやつだった気がするけれど、いつの間にか何だか暗黒街の殺し屋みたいになってて、おいおい、こいつの人生変わり過ぎだろうというところもまた、楽しめます。

一方、「プリズンブレイク」の方ですが、いやいや、むしろ「24」はキャストを変えなくてもよかったかも知れないけれど、こっちはキャスト変えないとまずいだろう、だって、主人公のマイケルは死んじゃったじゃん!! そういうわけで、死んだはずだったマイケルが生きているってところから始まります。おまけに、また捕まって刑務所に入ってる!! おいおい、よりによって、せっかく生きてたのに、何でまた刑務所に入ってんだか。しかも、なぜかイエメンの刑務所でテロリストたちと一緒にいるらしい。おいおい、お前の人生はどうなっちゃってるんだか。しかし、ここまでになってくると、もうリアリティなんていうのは、どうでもよくって、1作目にあった綿密な計画とかっていうのも関係なくって、だたこいつらどこまでやるんだかっていうのを楽しむためのドラマって思ってしまうと、これはこれで楽しめるかも知れませんねぇ。

ということで、二つの海外ドラマの続編たちの話題でした。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)海外ドラマ 

2017年05月12日

『デスノート Light up the NEW world』後継者たちはあまり賢くなかった



「デスノート」は去年、突然テレビ化されましたが、今度は新作の映画化です。テレビとは関連してなくって、藤原達也、松山ケンイチが出ていた映画版の10年後を描いた作品ということのようです。

どうも新しい登場人物として、池松壮亮くんと菅田将暉くんという、今一番美味しいところを持ってきていて、なおかつ10年振りに戸田恵梨香が弥海砂役をやるっていうんで、えぇ、こ、これはと、ちょっと食指を伸ばしてしまった自分が馬鹿でした...

いや〜、なんていうんでしょう、「デスノート」の面白さの中心である、巧妙に仕組まれた頭脳戦というところが、全然駄目なんです。出てくるトリックといったら、これまでに使われたものの使いまわしか、あるいは推理とも言えないような単純なものしかなくって、そして、デスノート問題が世界的なものだというスケール感もイマイチ出てなくて、なんだかちょっとガッカリな作品でした。そして肝心の戸田恵梨香も、ほとんど弥海砂っぽい演技をしていなくて、いつもの最近の戸田恵梨香だったからなぁ。

そう、マンガの「DEATH NOTE」って、結局Lの死後を描かなかったから、話としては二部のニアとかが出てくるところ残ってるじゃないですか。だから、もっとその残ってる部分を使って作ってほしかったなぁ。もちろんライトが死んじゃってるから、設定は変えないといけないけれど。

監督の佐藤信介さん、『GANTZ』は微妙だったけど、『アイ・アム・ア・ヒーロー』はよかったのになぁ。そして、彼はこの後『いぬやしき』が待っているですね。原作ものが続きますけれど、『いぬやしき』は頑張って下さい!



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の邦画 

2017年05月11日

『攻殻機動隊 新劇場版』ARISEの劇場版って感じだね



けっこう前に見たのだけれど、感想書くのを忘れていて、ハリウッドの実写版をみて思い出しました。これは「攻殻機動隊 新劇場版」と名を打っていますけれど、実際は「攻殻機動隊ARISE 劇場版」と言った方が正確な感じかなぁ。押井守の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」のクオリティを求めると、ちょっとガッカリしてしまうかもしれない。ただ、これを単体として見たり、あるいは「ARISE」の謎を解いてくれる作品として見たりすれば、それなりに楽しめる作品になっている気がします。そう、この新劇場版を見てから、SACを観直してみたんですけれど、SACの方も相当に作画っていうよりも物語の内容がクオリティが高いんですねぇ。四つの攻殻機動隊(士郎正宗の原作、押井守の映画、SAC、ARISE)を比較すると、やっぱり「ARISE」はちょっと弱い気もするかなぁ。あと、少佐が田中敦子じゃないところも残念(^_^;)



i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)アニメーション 

2017年05月10日

『FAKE』これまたやらせのお話で。

昨日、ナンパ物のAVのやらせの現場を見たっていう話をしましたが、今日は引き続きやらせ問題の本家の佐村河内さんの映画の話。



「A」「A2」の森達也監督が撮影した佐村河内守を追ったドキュメンタリーです。事件発覚の後から、ずっと自宅を何度も訪問して追い続けています。さすが、森達也さんはきわどいところきわどいところに目をつけますねぇ。

全体として、森さん自身は言わば佐村河内さんの味方のような顔をして撮り続けていくわけです。そして、日常生活での彼は、わりと気のいいおじさんという一面もあるんです。そこで、こちらがうっすらと信じかけてしまう。あるいは、むしろ佐村河内さんを信じると言うよりは、マスコミのえげつなさにうんざりして、佐村河内さんが可哀想になると言った方がよいか。しかし、森さんは、このあたりは手腕なのかもしれないけれど、自分がばっさりと切り込むんじゃなくて、外国人記者が、日本人じゃなかなか聞けないような鋭さでつっ込むところを、しっかり撮っているわけですね。それを見ると、またこっちは、やっぱり怪しいじゃん!と思う。そもそも、森さん自身が怪しいと思ってなかったら、タイトルはFAKEじゃなくてTRUTHとかでもいいじゃないか!と。

そんな感じで、行ったり来たりをさせられる、なかなかに興味深い作品でした。

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2017年05月09日

やらせの現場を目撃してしまった!!

GW中に、住んでるところの最寄り駅に行ったんですよ。すんごい小さな住宅街にある駅なんですが。

ちょうど駅の建物の前のあたりで、4,5人の人たちが立ち話をしていて。何でそれが目についたかというと、女性が一人だけいて、男性たちはどちらかというと野暮ったいというか、気を使わない格好をしている、まぁ、理系っぽい感じの雰囲気の人たちだったんだけれど、その一人の女性だけが、何だか普段うちの周りにいないようなスタイルのいい美人で、なおかつ格好もミニスカートで派手な感じだったんですよ。背がすらっと高くて髪の毛が長くって。何だか不釣り合いな集団だなと。

ま、だから、どうだって感じなので、それ以上気にせず、とりあえず、僕はコンビニで缶コーヒーを買ったわけです。そして、出てきたら、駅からさっきの女性がつかつかと歩いてきて、それを追いかけるように、さっきの男性のうちの一人が「お姉さん、お姉さん、ちょっといいですか」って声かけてるんです。

ん、ん、その後ろから小型のデジカメを持った人がついてってるぞ、これはまさか、ナンパ物のAVの撮影か!!

ってか、「ちょっといいですか」も何も、お前らさっき、みんなで集まって楽しそうに笑いながら相談してたじゃん!! や、やらせだ!! ちっともナンパじゃない!! こ、これだから大人は信じられない!!

まぁ、ねぇ。ってか、そういうもんだと分かってますけどね。にしても、その女優さんはよく見ると、ばっかりと胸元のあいた服を着ていて、それもまた、普段うちの周りにはいないような不釣り合いな感じでさ。そして足とか腰とかすごい細いのにまん丸いお椀型の爆乳で、あぁいう体形を見ると、どうしても、タイのニューハーフたちを思い出してしまう。お、お前は入れ乳だな!! こ、これだから大人は信じられない!!

まぁ、ねぇ。ってか、そういうもんだと分かってますけどね。ちゃんちゃん。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)近況 

2017年05月08日

ジェネレーション・アックス in Zepp 東京 超絶ギタリストたちの競演!!



スティーヴ・ヴァイ、ザック・ワイルド、イングウェイ・マルムスティーン、ヌーノ・ベッテンコートら超絶技巧派のギタリストたちが一堂に介してライヴをやる! というお知らせをぴあから貰って、80年代のへヴィメタル系の超絶技巧ってそれほどよく聴いている音楽のジャンルではないものの、自分もギターを弾く身として、すごい超絶技巧のやつらってどれだけすごいんだろうと先月に見に行ってみました。

上に書いた4人と、あともう一人、トーシン・アバシっていう人も入ってたんですけれど、他の人は有名だから知ってるけれど、トーシン・アバシって誰だ?と思って調べてみると、この人だけ他と比べて若くて、しかもメタルではなくて、ジャンル的にはプログレなんですね。結論から言うと、僕はこの人の音が一番好きだったかなぁ。ただ、プログレだけに(?)あんまり派手なパフォーマンスをしないので、ギターを担いで弾いたり、放り投げたり、客席に乱入したりといったような他のおじさんたちと比べて、ちょっと大人しく弾いてる感じにみえちゃいましたけれど。

にしても、なかなか同じ超絶ギタリストとはいっても、個性があって、それぞれ続けざまにみると圧巻ですね。ステージとしては最初いっぺんに出てきて、それからあとはインストを中心に一人ずつ登場して弾きまくって、最後にまたみんなで揃って出てきて弾きまくるっていう感じ。誰が一番うまいっていうのは、もうこのくらいになってしまうと、甲乙つけがたいですが。スティーヴ・ヴァイは何だか、立ちふるまいがお嬢さまって感じだったなぁ。見た目は一番恐そうだけれど、実はサービス満点なのがザック・ワイルドでしたね。ヌーノ・ベッテンコートはアコギの使い方がすごかった。イングウェイはつねに赤い照明じゃないと嫌なんだろうか。

個人的は好みでは、やっぱりメタルよりもブルースのがいいなぁと思ってしまうところはあるのだけれど、しかし、間近で次々に超絶なテクニックを見せられると、それはそれでかなりやられてしまうのでした。

トーシン・アバシの動画も貼っておこう↓



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2017年05月07日

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 クシシュトフ・メイシンゲル!!

Various: Soledad
Krzysztof Meisinger
Dux
2012-10-29



毎年行っているラ・フォル・ジュルネ。今年も1日だけだけれど行ってきました。ショスタコーヴィッチのピアノ五重奏曲などを聴いた後に、何といってもインパクトがあったのが、クシシュトフ・メイシンゲルという覚えにくい名前のギタリストの人が管弦楽団とともに演奏するピアソラでした。ピアソラは昔から好きで今でもよく聴いているのですが、このメイシンゲルさんのことは全然知らなくて、なんとなくギターのソリストってナルシストっぽい見た目なんかなぁと想像していたら、何だかどこにでもいそうな小さなおじさんが登場して、あれれ、この人かよと思ったら、演奏し始めたら、もうビックリです。もの凄く情熱的でかつ繊細な響きを奏でて、鳥肌でした。おまけに息をハーハー言わせながらギターに抱きつくみたいに弾いてるんですよね、すごいのなんのって。もともとバンドネオンの曲をギターにアレンジして、しかもいくつかの曲を合わせて一曲にして演奏しているんですが、日本人へのサービスなのか、なぜか途中で「さくらさくら」のメロディが出てきたりするところはご愛嬌で。クラシック・ギターって、普段ほとんど聴かないんですが、間近でこんなにすごい演奏を見せつけられてしまうと、ちょっとこれからチェックしてみようかなぁという気にさせられます。とりあえず、自分が彼の名前を覚えておくという意味も込めて、感想をあげておきました!



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2017年05月05日

『その男狂棒に突き』山下監督のブラックな才能がさく裂!



これは「山田孝之のカンヌ映画祭」の山下敦弘監督がずっと以前に撮っていたフェイクドキュメンタリー。実は「刑事まつり」っていう刑事映画の短編を集めた企画のために作られた作品なんですね(正確にはその第三弾の「最も危険な刑事まつり」)。それの尺が長いバージョン。

いや〜、これすごいですよ。やっぱり山下敦弘監督はとんがってるなぁ。「刑事まつり」のときのタイトルは『汁刑事』なんですけど、何で『汁刑事』かって、刑事なんだけれど、副業で汁男優をやってるって設定なんですよね。もうそこからして意味がわからないですよね。え、汁男優の意味がわからない? またまた、そんなカマトトっぽいことを。念のために説明すると、AVに出てくる脇役の男優で、女優との「絡み」は殆んどなくて、ただ精子を女優にかけたりとかする役割の人たちです。今、ウィキペディアで調べたら、「出演料は『撮影1日につき何発発射しても、一律で千円前後』が相場となっている」って書いてあったなぁ、マジか!? とんでもない低価格な… 

で、なぜか知らないけれど、その汁男優をやっている刑事がいるらしいと。そこで山下監督(本人だけれど、本作の設定では映画監督じゃなくてAV監督)は刑事が好きだという女優とその汁刑事とを絡ませて作品を作ろうとするのだけれど、この刑事尾崎はとんでもなく人格の破綻した人で・・・

実はこの尾崎(山本剛史扮する)は山下監督の『ばかのハコ船』の登場人物で、いわばそのスピンオフ的な作品なんですよね。で、このクセの強さがとんでもなくて、さらには終わり方も、えぇ〜!! と声を上げたいような、ひどい終わり方で、何かもう、強烈な作品でした。

これ、クセの強い映画が好きな人にはかなりおすすめ。


i_cinema at 20:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)山下敦弘 

2017年05月04日

『インフェルノ』基本的にはイタリア観光映画。



おっ、『ダヴィンチ・コード』のシリーズは続いていたのかと。個人的には二作目の『天使と悪魔』はわりと好きな映画だったんですよね。特にユアン・マクレガーが空からパラシュートで降りてくるところが。

さてさて、この『インフェルノ』も以前の作品同様に、めっちゃくちゃお金がかかっているんだけれども、実は火サス的なご当地紹介推理物みたいな感じの作品になってます。今回もイタリアですね。フィレンツェやヴェネツィアが登場します。何かホント、イタリアの古い建物っていうのは、素晴らしく綺麗ですねぇ、といった気になって、あるいは不思議発見とかを見るようなつもりで観ると楽しめる作品。

ただ、映画の全体を見たときには、過去の作品と比べて、ちょっと物語が破綻してるかなぁ。原作は知らないのだけれど、敵のグループのやることが、よく考えてみるとわけがわからないっていうか、トム・ハンクス扮するラングドン教授をそんなに手の込んだ騙し方する必要あるのか?って。さらには、テロを起こすのに、わざわざ危険をおかして、過去の歴史とつなげた犯行にするなんて、で、結局、それでバレちゃうなんて、バカじゃん?という気もするしなぁ。ま、それをいったら横溝正史なんかも全部否定されちゃうけどね。

ちなみに、この映画は、ダリオ・アルジェントの魔女三部作の『インフェルノ』とも、ましてやイーライ・ロスの食人族映画『グリーン・インフェルノ』ともまったく関係ありません。魔女も食人族も出てこないので、そういう地獄は期待しないように。


i_cinema at 20:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他のアメリカ映画 

2017年05月03日

『キングコング 髑髏島の巨神』GACKT版で観てしまった…



これはそんなに観るつもりでもなかったのだけれど、たまたま空いた時間ができて、映画でも観ようかなと思って、近くでやっている中で一番観たかったので。ただ、困ったことに、ちょうどいい時間のやつが吹き替えだけだったんですよね。まぁ、吹き替えでもいいやと思って、観始めたら、うわっ、主役の男の人の声がGACKTなんだけど、下手くそだ… 何か妙に高い声になってる。いや、別に僕はGACKT自体のキャラは嫌いなわけじゃないんですよ、昔はよくカラオケで「た〜いせつな〜」と歌ってましたからね。ただ、やっぱり、声優っていうのは、確固とした専門技術のいる職種であって、俳優でさえないミュージシャンのGACKTがぽっとやるのは難しいんだなぁと思いました。何かねぇ、吹き替えが下手だと映画自体も安っぽく観えてしまう。

と、しかし、この映画自体についても、やっぱり微妙でしたねぇ。ピーター・ジャクソン版のやつの方が面白かった。アイディアとしてはベトナム戦争とキングコングをあわせた感じで、なおかつ『地獄の黙示録』の影響も受けてるんですよね。GACKTが声をやってる主役の用心棒の名前がコンラッドだっていうところからも、それは明らかなんですが。

ただ、結局のところ、いわゆる怪獣プロレス映画になってしまっている感じですかね。ギャレス・エドワーズの『GODZILLA』が描こうとした神々たちの戦いのような怪獣バトルにはなっておらず、エンターテイメントに徹しているといったらそうかもしれないけれど、とても単純な映画になってしまってるよなぁ。

i_cinema at 20:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他のアメリカ映画 

2017年05月02日

『オー・マイ・ゼット!』日本の日常系ゾンビ映画だけれどなかなか面白い。



日本発のゾンビコメディ。いわゆる日常系ゾンビ映画です。ただ、これまでの日本の日常系ゾンビ作品、たとえば「玉川区役所 OF THE DEAD」などと比べると、個人的にはなかなか好きだったりしますね。何が面白いって、これはコメディであるなしにかかわらず、ゾンビ映画っていうのは、ろくなやつが出てこない方が面白いんですよね。なんだか善人っぽいのとか賢すぎるのとかが出てきちゃうと、違うだろって気がしてしまう。仮に善人が出てきたとしたら、殺される運命になきゃいけない。この『オーマイゼット』は、ホント、ろくなやつが出てこないんですよねぇ。ゾンビがいようがいまいが、人間っていうのは、わがままで自分のことしか考えてないもんだよなぁ〜と実感させられる出来になっております。そういう人間の業を見せてくれるところが、いわば正しいゾンビ映画? 

i_cinema at 20:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ゾンビ 

2017年05月01日

『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)田中敦子が再び少佐に!!



そうそう、この間行ってきましたよ、『ゴースト・イン・ザ・シェル』の実写版。最初はスカーレット・ヨハンソンと聞いて、別に観なくてもいいやって思ってたんです。だって、全然少佐っぽくないじゃん。しかし、吹き替え版の声がなんと「田中敦子」だというニュースを見て、何てことだ!これはいかざるを得ないだろう!と。いや〜、しかし、言ってよかった。何かもう、僕はただ、田中敦子が少佐をやっている声が聞けたらそれでだけでいいんじゃないかというほどに、久しぶりに彼女のクールな少佐の声を聞いてしびれまくりましたねえ。

さて、映画全体としては、想像していた以上に押井守のアニメを忠実に再現しているシーンが多かったですね。もちろん全体のストーリーは全然違うのだけれど、ここがすごいというシーンを、もう殆んど盛り込んで忠実に再現している感じ。それが予想以上によかった。そう、実際のところスカーレット・ヨハンソンだろうが誰だろうが、もう滅茶苦茶クオリティの高いCGを使って、田中敦子が声をやっていたら、普段の彼女の演技とか別に関係ないなって。

ただ、話の内容としては満足には程遠いかなぁ。『攻殻機動隊』が公開されたとき、情報という概念を盛り込むことで、アイデンティティについての考察が、従来あったようなフランケンシュタインの怪物の悩みという次元から、もうひとつ深くなったような気がしたんですよね。たとえば『攻殻機動隊』の少し前に公開された『ロボコップ』とかは明らかにフランケンシュタイン的な悩みの中にいるわけです。しかし、少佐の意識は全くそこにはなく、映画のラストが反映しているように、自己というものに我々が感じているとらわれを、飛び越えようとしている。しかし、今回の実写版では、やっぱり、フランシュタインやロボコップの悩みと同じレベルに後退をしているのですよね。まぁでも、結局はハリウッド映画なので、あまり難しいテーマにもできないだろうから、しょうがないのかなぁ。あと、少佐はあんまり悩まない方がいいっていうところもあるなぁ。


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2017年04月23日

COLDPLAY/A HEAD FULL OF DREAMS TOUR in 東京ドーム 2017.4.19

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そう言えば、こないだ東京ドームにCOLDPLAYのライヴに行ってきましたよ。前座がRADWIMPSでしたねぇ。COLDPLAYは前にフジロックで一度見たのですが、単独公演は初めてでした。ドームの一階席だったんですが、ちょうど正面の位置でかなりよく見えて、音のバランスもよかったです。にしても、色々とすごかったですねぇ。演奏や音響がいいのはもちろんなんですが、入口で腕に巻く変な時計みたいのを渡されたんですが、それが音楽に合わせて一斉に光るんですね、色んな色に。そして、レーザービームも滅茶苦茶派手に出てましたし、ボールが飛んでくるし、紙吹雪が舞い散るし、それはもう、非日常的な極彩色の空間で、たっぷり楽しめました。前座のラッドがいわゆるバンドって感じ(ベースが上手かった)だったのに対して、COLDPLAYはもう普通のバンドというようなサウンドじゃなくて、独自の道を歩んでいるよなぁ〜。

そう、COLDPLAYの新しいアルバム、A HEAD FULL OF DREAMSなんですが、最初に聴いたときには、まぁこんなものかなと思ったんだけれども、だんだん聴いているとどんどん気に入ってくる感じですね。最近では毎日のように聴いてます。


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2017年03月13日

『そして父になる』映画の記憶は小津へとつながる



これは劇場に行って、素晴らしく感動して、感想を書きはじめたのだけれど、しっかり書こうと思った分、筆が止まってほったらかしにされてしまった記事です。後半はさっき書き足したから、けっこうグダグダにまとめちゃってますけど。

是枝裕和監督の新作で、主演は福山雅治。最初、是枝監督がそんなにメジャーな人を起用することが意外な感じがしたんですよね。それに福山雅治はそんなに演技が上手いわけでもないので。しかし、心配はご無用、福山雅治の使い方も非常に巧みで、これはかなり質の高い映画に仕上がってました。僕がこの年に劇場で観た中では一番面白かったかも。

この作品は実際にかつて起こった病院での新生児の取り違え事件を参考に作られた作品のようです。映画の最初の方で福山雅治と尾野真千子の夫婦が病院に呼ばれて、6年間育ててきた息子が本当は自分たちの子どもではなかったということを告げられます。この非常に衝撃的な事実を知らされるときの彼らがとても淡々と話を聞いているんですね。このあたりが上手い。観ている我々も、6年間育てた自分の子どもが別の人の子どもだったと聞かされたということが、どのような体験なのかについて、そんなに簡単に実感を持って想像することなど出来ないわけです。そして、この映画が進行していくにつれて、それがいかに重大なことであるかが、徐々に登場人物たちにも、観る側にも実感されていく。

子どもを取り違えられた二組の夫婦は非常に対照的に描かれています。福山雅治はエリート社員で社会的に成功して自分の能力を示すことに重きを置いた生活を送っています。高級な「ホテルのような」マンションに住み、一人息子にはピアノを習わせて、私立の小学校に通わせようとしている。しかし、自分は仕事に追われていてあまり家には帰れずに、子どもと一緒に遊びに行くことなど殆どない。そして、息子には自分の息子としてふさわしいような選ばれた人間としての才能を発揮してほしいと感じているが、実際の息子が優しく競争心がないために、物足りなく感じている。尾野真千子はそんな福山雅治の言うことに従って、セレブな奥さんをやりながらも、どこかで彼のことを冷たい、人を見下すようなところがある人だとも感じている。

もう一方のリリー・フランキーと真木よう子の夫婦はまったく違っていて、リリー・フランキーは貧乏な田舎の電気屋で近所の住民たちに親切に対応はするものの、働く意欲が低く、客が来ないと家でずっと子どもと遊んでいるような人であり、生計を立てるために真木よう子はパートにいかなければならない。そして、貧乏なんだけれど子だくさんで、三人の子どもがいて、家の中はいつも大騒ぎで、リリー・フランキーはいつも子どもたちと一緒に騒いでいて、まるで四人目の子どものようである。また、社会的な地位は低く収入も少ないけれど、電気屋だけあって、子どもがおもちゃを壊してしまったら、すぐにそれを直してくれたり、休日には色々なところに連れて行ってくれる。また、真木よう子が気風がよくって江戸っ子っぽい感じなんだけど、頼りない夫を尻に敷いて、うるさい子どもたちを叱り飛ばしながらも、強い愛情で彼らを見守っているし、実は散々文句を言いながらも、そんな子どもみたいだけれど誠実な夫を愛しているんです。

初めに福山雅治はリリー・フランキーの家族と自分の家族の生活水準の差に驚き、彼らを見下すんですね。一方で、リリー・フランキーの方は福山が子どもに対して冷たいと感じるんです。子どもと接する時間をもっと増やしてあげた方がいいとリリー・フランキーに言われた帰りの車の中で福山は「何で電気屋にそんなこと言われなきゃいけないんだ」といら立ちを隠せない。そんな福山に奥さんは違和感を覚えたりするんです。一方で福山雅治は向こうは貧乏で子どもが沢山いるのだから、子どもを二人とも引き取ってしまおう、それなりの金を積めば、向こうも納得するのではないかと考えます。

このように福山は自分が何かを得るということしか考えられない。だから、当然、子どもに対してもそのように扱うわけです。しかし、それだけでは上手くいかない部分がどんどん出てくる。こんなはずではないと思っても、むしろ、しょぼい田舎の電気屋のおじさんのリリー・フランキーの方が子どもや奥さんから愛されていたりするんです。ここで生じる葛藤、このあたりの、ナルシスティックな人の孤独の表現がさすがなんですねぇ。子どものとり違いの話なんですが、実のところはそうした社会問題というよりも、他者と本当の意味で関わりを持ってこなかった、何でも出来てしまってきた男の孤独がこの映画のテーマになっているのだと思います。最後の息子とのやり取りは泣けますねぇ。

そして、映画の記憶のつながりとして指摘したいのが、ここで福山とその息子のやりとりの中で、小津安二郎の『父ありき』が引用されているところでしょう。川のシーンですねぇ。ここで是枝さんは日常生活の中の些細な場面を非常に繊細に描き出す、日本映画の一つの伝統を引き受けていることを明らかにしているんだと思ったりなんかしましたねぇ。


i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)是枝裕和 

2017年03月12日

『マザー』楳図かずおのボーダーシャツは気分で太さが変わるのだ



この映画も感想を書いてなかったですね。どうも劇場に行った映画の方が感想を書き忘れていることが多いな。楳図かずおが監督して自らを主人公にしてホラー仕立てで作り上げた作品です。楳図かずお役は、なんと片岡愛之助。なんかこれはビックリ。ビジュアル的にはぜんぜん似てないから。ただ、楳図先生の中の自己イメージは愛之助らしい(笑)

映画自体としては、やっぱりちょっと、作りはしっかりとした映画監督が撮ったものと比べると、ところどころで荒が目立ったりしないことはないです。なので、映画としてすごいお勧めかというと、そうも言えない。ただ、仮にあなたが楳図かずお好きであるのなら、そりゃ、面白くてしょうがない映画に違いないので見た方がいいでしょうよ〜と。

だって、愛之助が赤白ボーダーのTシャツを着て楳図かずおの役をやってて、それを演出しているのが本人だというだけで、これはもうとんでもなく面白い話なわけで。さらに、その赤白ボーダーが、その場面場面での楳図先生の気持ちの揺らぎによって太さが変わるんだから、もうどうなっちゃってんだか!!

この作品自体は普通にB級ホラーとして楽しんだらいい映画なのだけれど、ただこれを観ると、楳図先生について理解する上では、その母親との関係が非常に重要になってくるということを再確認させられましたね。はい、楳図先生の母親が実際にどのような人であったのかについて、とても関心がくすぐられてきますねぇ。

i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の邦画 

2017年03月11日

リッツvsルヴァン食べ比べ、そして、沢口靖子vs長谷川博己のゴジラ対決!

職場のビルに入ってる売店で、なんかお菓子買おうかなぁってウロウロとしてたら、なんか妙にリッツみたいな感じのビスケットを見つけたわけです。その名も「ルヴァン」。ん、でも、妙にリッツっぽいぞ。会社を見ると、ヤマザキビスケットと書いてある。えっ、山崎じゃんと。

そう、少し前に、ヤマザキナビスコが、ナビスコの商品であるリッツやオレオを販売できなくなるっていうニュースが流れましたよねぇ。ヤマザキナビスコっていうのが、アメリカのナビスコと山崎が共同で作った子会社で、どういう事情なのかはよく分からないけれど、ナビスコ側がヤマザキナビスコとの契約を切ってしまった。えぇっ、リッツやオレオが食べられなくなるのか! と、日本中がショックを受けたと思うんだけども。

ただ、今度はリッツやオレオはモンデリーズ・ジャパンっていうところが引き継いで生産をしてます。さらに言うと、ずっとリッツパーティーと言えば沢口靖子だったんだけれど、会社が変わったから当たり前だけれど下ろされちゃって、長谷川博己がCMでリッツパーティーをしてるし!! ボーノとか言ってるし!!



しかし、どうやらリッツを取り上げられたヤマザキナビスコはヤマザキビスケットと名前を変えて、ビスケットの形を四角形にしてリッツとは少しだけ違くして、リッツのようなビスケット「ルヴァン」を発売し始めたというわけのようです。そ、そしてなんと、ヤマザキビスケットは新しいCMキャラクターに沢口靖子を使っている!!おぉ、義理堅い!! リッツと言えば沢口靖子、チップスターと言えば木村佳乃!!



さてさて、それじゃ、モンデリーズ社が作ってる新しい、正当にナビスコと契約をしている新リッツと、これまでリッツを作って来たヤマザキが作ったルヴァン、どっちが美味しいの? あるいはどっちが本当にリッツなの? という疑問がわいてくるので、実際に両方勝手試してみました。

リッツ1


うむ、見た目はこんな感じ。職場のデスクで何やってんだって話だけど。ちなみに、僕は昔からリッツのチーズサンドをこよなく愛する人間だったので、今回もどちらもチーズサンドで試しています。新リッツは今はインドネシアで作ってるみたいですねぇ。ヤマザキの方は国産です。中を開けると、

リッツ2


ま、こんな感じで入ってます。さらに開けると、

リッツ3


おぉ、形が違う。丸いのがリッツ、四角いのがルヴァン。ただ、色がルヴァンの方が濃くって、昔ながらのリッツに近いのはルヴァンなのかなぁって気がするかな。

さて、肝心の味の方だけれど、いや〜、これはもう、全然、ルヴァンの方が昔ながらのリッツの味に近いです。新リッツは、ちょっとパサパサとしていて、塩見も薄いんですね。なので、全体に味がしまってない。ルヴァンの方がガツンとしっかりと整った味がする。

ま、そんなこと言いましたけど、両方並べて食べ比べたから気が付きましたが、僕は相当に味覚には自信がないので新リッツだけ出されたら、前と全然変わんないじゃんとかっていって、美味しい美味しいってモグモグ食っちゃうかもしれないですけどねぇ(^_^;)

で、そうそう、これだけは言っておきたいと思ったんだった。旧リッツの沢口靖子に対して、なぜ新リッツは長谷川博己で対抗したのかって話ですよ。よく考えてみてくださいよ、沢口靖子と言えば? 

沢口靖子と言えば、リッツ、科捜研の女、かぐや姫、痛快!ロックンロール通り… あと、ゴジラ?

でででで〜んっ



そう、1984年のゴジラのヒロインを演じてましたよね。そして、長谷川博己と言えば? ん、ん、シンゴジラ?



ま、まさか、沢口靖子のゴジラに対抗しているから、新リッツはシンゴジラの長谷川博己なのか!?

ってことはですよ、ってことは、皆さん、これからは、新リッツのことは、「シンリッツ」と表記しましょう。

シンリッツ!!


i_cinema at 21:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)近況 

2017年03月10日

『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』オーソン・ウェルズ特集その13



こちらは、オーソン・ウェルズのマーキュリー劇団に所属したことがある高校生が後に書いた原作を映画化した作品。俳優を夢見る少し傲慢だけれど希望を胸に抱いた青年が、ある圧倒的な才能のある人物と出会い、感化されて、やがて失望し、そして少しだけ人生を知って大人になって、また別の人生を進もうと決めるという、青春の一時の夢のような体験を描いた映画です。監督はリチャード・リンクレイター。彼は調べてみたら『スクール・オブ・ロック』を撮った人なんだね。あと、『ビフォア・サンライズ』とかも。

ただ、この映画を今の僕が正当に評価するのはすごく難しいと思うんですよねぇ。なぜかというと、もう完全に、オーソン・ウェルズへの関心から入ってるから。オーソン・ウェルズに扮しているのは、クリスチャン・マッケイ。彼のこの映画での演技を評価されたようなのだけれど、確かに劇団の独裁的なカリスマ演出家を好演しているのだけれど、この時期のオーソンのことが知りたいという関心から入った僕としては全然違う。何がって、この時期のオーソン・ウェルズはまだ21,2歳だったんですよ。これって、相当に驚異的なことですよね。まだ21,2歳の、そしていかにも生意気そうなふてぶてしいけれど童顔の若者が、誰よりも自分が偉大だという顔をして劇団の主宰をしていたんです。この驚くべき事実を抜きにしたら、何か別のものになってしまう。クリスチャン・マッケイはおそらく三十代なのかなぁ。劇団の主催者としては若いかもしれないけれど、圧倒的な若さではないし、十分経験も積んで貫禄がある感じがしてしまう。

そこで、何だかなぁと思いながら観てたから、十分楽しめたとはいいがたいかなぁ。最初からさわやかな青春物を見るつもりで見てたら違ったかもしれないけどねぇ。

i_cinema at 22:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)オーソン・ウェルズ 

2017年03月07日

『NIGHT HEAD 劇場版』小島聖と奥菜恵の姉妹!



この原稿、大分前に書きかけていたのをずっとほったらかしてしまっていたので、完成させてアップします。

さて、TV版の感想を書いてから、大分時間が空いてしまいましたけれど、和製スキャナーズとも言える「NIGHT HEAD」の劇場版の感想を書きたいと思います。これ、なかなかよく出来てるんですよね。面白いです。ただ、TV版とは雰囲気が微妙に違うんだな。どんなふうに違うかっていうと、映画版の方が全然洗練されてる。それは演出面にも言えるし、役者たちにも言えます。TV版のトヨエツと武田真治の方が、これまでのTV俳優さんたちとは明らかに異質な雰囲気が漂ってたんですよ。素人くさいっていったらそれまでかもしれないけれど、何かこの人たちは今のTV界の中で明らかに異物だ! というような感じが。けれど、TVが話題となり、ビデオやノベライズが売れて、2年後に映画化となるまでに、トヨエツも武田真治もそこら中で引っ張りダコの人気俳優になって、髪型も顔つきや表情なんかもカッコよく美しくなったんだけれど、芸能人的なお洒落な感じになってしまったような感じはする。演出も素人っぽい生々しさがTV版の売りだったけれど、映画版の方ではそれがかなり洗練されたって感じだなぁ。でも、それはそれでカッコいいからいいんだけどさ。

さて、物語はTV版の謎のラストのその後になります。ただ、TV版を見ていない人たちでも、霧原直人と直也っていう兄弟がいて、超能力があったために、子どもの頃から森の中の超能力研究所に閉じ込められていて、それが最近世間に出てきたってこと、超能力を使って世の中を支配しようと考えるアークという秘密組織があること、人間の持っている潜在的な超能力が今後どんどん覚醒していき社会のあり方そのものが変わっていくという「変革」と呼ばれることが、この先起きるかもしれないし、もし起きたときに霧原兄弟は重要な役割を担うことになるかもしれないという予言があること、と、そのくらいを把握しておけば大体大丈夫です。うん、かりにTV版を観てたところで、わけが分からないところはわけが分からないから同じです。

で、この作品は今観ると、話自体が面白いのだけれど、もう一つ、キャストが豪華ですねぇ。まず、冒頭で超能力で殺されるさえないサラリーマンを演じているのは松尾スズキ!! そして、超能力に苦しむ女子高生に小島聖!その妹に奥菜恵! うわ〜、奥菜恵と小島聖の姉妹なんて、今から考えると、何て言うか、あの、その、雰囲気エロ過ぎる姉妹だ...その姉妹を巡って秘密結社と霧原兄弟が攻防をするわけです。見せ場としては幻想的な破壊シーンでしょうかねぇ。辺り一面が血塗れになってしまうところとか。ただ、結局、ラストはそんなにすっきりするわけでもなく、もう一歩もやもやっとした感じではあります。でも、あんまり、一番悪いやつが登場して、そいつをぶっ飛ばして終わりとかにしちゃうと、あまりにもヒーローもの過ぎるから、このくらいがいいのかな。

i_cinema at 23:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他の邦画