December 01, 2006

中学受験は『親の受験』?!(2)

 今回からは、中学受験は親の受験だけではないということについて触れていきましょう。中学受験が親の受験だけではないといえる理由を少し考えていきましょう。

1 受験生に学習内容を習得し、定着させようという気持ちがあるかどうか。

 前回もお話ししたように、『中学受験は親御さんの力がなくては始まらない』ことは確かなことですね。しかし、受験生自身にも『身につけよう』という心構えがなくては、ほとんど何にも身につきませんよね?

 では、『身につけよう』と受験生が思うためには、何が必要でしょうか?それは『現状で満足しない意識の高さ』です。実際、過去に指導してきた生徒の学力の『伸び』の差は、ほとんど意識の高さの差に比例しているように見受けられます。『見栄』ではなく、『プライド』を持っているかどうかという点では中学受験は『子どもの受験』でもあるわけです。『この性格を作るのは親の仕事じゃないか?』とお考えになる方もいらっしゃるかとは存じますが、生まれついての気質の部分もありますし、高学年にもなれば性格という後天的な部分は受験生本人にも改善していく余地があります。何もかもを大人の責任にしてしまうようなお子さんでは将来が危ういですよね。やはり、自分で変えることができる部分については『子どもの受験』と考えることも必要でしょう。

 話が反れてしまいましたね。元に戻して、『意識の差が学力の差に繋がる』というお話をしましょう。私は偏差値論者ではないのですが、ここでは分かりやすくするために偏差値を例に用いてお話しします。たとえば、偏差値60を『悪い』と考える子と、『良い』と考える子がいたとします。偏差値60を悪いと考える子は受験勉強をしていく段階では辛い思いや遊びたい気持ちを我慢しなくてはならないこともあるかもしれません。一方、60を良いと考える子は比較的気楽に受験生活を送ることができるでしょう。しかし、当然のことながら、最終的にその到達点は全く違ってしまうのですね。もちろん、辛い思いをしたからといってその全てが報われるとは限りませんが、後者よりはずっといい思いをできるはずです。やはり、高めに設定した目標と現在の学力の差を真摯に埋めていくことは必要なのですね。

 この意識付けを実際にしていただくのはご家庭でのことになりますが、そのための方策などのお手伝いをするのは、私たち講師の仕事でもあるわけです。その意味で、『講師の受験』でもあるわけですね。

 次回は、中学受験が親の受験だけではないというその他の項目についてお話ししましょう。塾選びの参考になさってください。

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