市民活動サポートセンターいなぎ主催で「市民活動(交流)フェスタ2018」が
12月8日(土)に、稲城市地域振興プラザ4階で開催されました。
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 従来行ってきた「市民活動フォーラム」を今回は「市民活動(交流)フェスタ」に改称。内容も大幅に変え、参加者同士が飲み食いしながら、気楽に話し合い、楽しく交流できるようなイベントとして、標題のようなテーマを掲げて開催しました。

【こんな形で行いました】

 具体的には次のような形式で行いました。
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開催時間は11:00~15:00までで、開始から終了まで出入り自由、席の移動も自由、飲み食いやおしゃべりもできるだけフリーな形で行えるように配慮して進めました。

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 但し通常の祭りと違って、参加者同士の繋がりを作ることが大事な狙いでしたから、次のような時間帯も設けました。

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①インタビュータイム

サポートセンターに登録している団体の中から7団体を抽出し、その活動を冊子まとめし配布するとともに、インタビュータイムの中で会の代表の方に登壇していただき、会発足の動機や活動してみての感想、今後に向けた思いなどをインタビュー形式で語っていただきました。

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登壇の7団体
*いなぎ認知症家族の会「オレンジⅰ」 *NPO法人東京稲城里山義塾 
*いなぎコニュニティビジネスクラブ *YOSAKOIソーランいなぎ藍の風 
*心育稲城(ココイクイナギ) *乙奴連(オドレン) *NPO法人市民活動サポートセンターいなぎ

②自己紹介タイム

参加者にはそれぞれ名前と愛称、自己PRなどを書いた名札を首から下げてもらい、紹介タイムでは、それも参考にしつつお互いをアピールし意見交換をし合いました。

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【フェスタが狙いとしたこと】

 市民活動はよく団体同士がパッチワークのように繋がった時に、さらに大きな力になると言われています。普段は個々の団体として活動し、その活動を何とかしようと頑張っています。しかし時には、団体同士が繋がって一緒に行動してみると、思わぬ化学反応が起き、パッチワークのような生き生きとした模様を描き出すことができるからです。
 例えば、自分の活動は、行政的に言う福祉活動だと考えていたけれども、教育や子育てを目的にしている団体、あるいは環境を良くしようとしている団体、農業や商業の活性化を目指す団体などと交わって、一緒に行動してみると、実はその隙間のところに面白しシーズが転がっていて、活動の幅が一気に広がります。一緒に行動することで、思いもよらない面白い展開が生まれるのです。
 そんな風に協働することで、活動のマンネリ化を防ぎ、個々の団体に新しいエネルギーを吹き込み、お互いが活性化されると思っています。
 地域活動は、本来行政的な縦割りとは無関係なはずなのですが、それを当てはめてしまい、得てして自分たちの活動をそのカテゴリーに収めてしまいがちです。
 それを打ち破るにはどうすればいいか? 普段から、団体に所属する個々のメンバーが、その枠を超え自分が所属する団体以外の様々な方々と交流し、顔見知りになっていることがとても大事なことだと思うのです。
 今回の交流フェスタは、そんな考え方から団体の枠を超えて、市民同士の繋がりを作ることを、最大の狙いとして開催しました。

【フォーラムからフェスタに移行した経過は・・・】

 私たち実行委員会は、半年前から今年のフォーラムをどうしようかと話し合ってきました。

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「昨年までの3年間のテーマは「食べてつながる」その前3年間は「まちの縁側」だったね・・・今年のテーマは何にする?」

「フォーラム形式(講師を呼んで、そのテーマについて考え、話し合う)は、それはそれで一定の成果を挙げてきたけれど、そろそろフォーラムとは違う形で開催できないだろうか?」

「考えてみたら、このサポートセンターには90を超える団体が登録しているのに、それぞれが勝手に活動していて、お互いに知り合う機会がない。」

「そうそう、お互いに刺激し合ったり、助け合ったりすることが無い。それってもったいない話だよね」

「SNSでは結構繋がっているのにね!」

「フォーラムのグループワークで一番盛り上がるのは、最初の自己紹介の時だよね。なのに自己紹介に与えられる時間が限ら有れていて、いつも盛り上がってるところで時間切れになる。」

「そういえば、昨年講師で呼んだ津屋崎ブランチの山口覚さんは、地域の人たちが知り合うための自己紹介だけの、グループワークを開催していて、とても盛り上がり成功していると言っていた。」

「そうそう、それって面白そう。やってみたい。」

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 実行委員会の中では、こんな風に様々な議論があって、暗中模索の末にたどり着いたのが今回のフェスタでした。ただし、開催方法は、前2回のフォーラム「まちの縁側」と「食べてつながる」の考え方を引き継ぎ、踏襲させる形で開催することとしました。

【今後にどう繋げるか(反省も踏まえて)】

 終わったばかりの今の段階で、このフェスが成功だったかどうかの判断をするのは早急なような気がします。
 実施方法などの点では、反省することも多かったので、それらを改善しつつ、新しい内容も加えながら進化させ、数年続けてみるのが良いのではないかと思っています。
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 ただし、方向性としては間違っていなかったような気がしています。
 前にも述べたように、サポートセンターに登録している市内の社会貢献活動団体の数は、すでに90を超えています。しかも、それぞれの団体は立派に活動を行っていて、そこで実践活動する活動家もたくさんおられます。
 なので、これまでのように他所から講師を招いて学ぶだけでなく、そろそろ市内で活動しているそうした市民同士がお互いに刺激し合い、切磋琢磨する段階に来ているのではないかと思えるからです。
 そうした意味で、今回のフェスタの試みは、何か新しいムーブメントを起こす切っ掛けになっていくような気がしています。
 イベントのためのイベントではなく、それぞれのグループの活動に具体的に還元できる新しい何かを生み出すためのイベントとして進化させていけたら、素晴らしいのではないかと思ったりもしています。
 またそのためには、年1回というのではなく、定期的に交流し合える仕組みとして進化させていくことも、必要なような気がしています。
 「パッチワーク的市民活動」を定着させる、そんな「稲城方式」が生まれたらいいなぁ~などと妄想しています。
                              (文責:小林攻洋)